親子の時間研究所

《連載コラム》雨が上がって

この記事は約3分で読めます。

こんにちは。絵本創作家、イラストレーターのはっとりまりです。

梅雨が明けたら、梅雨なんてあったっけ?というように青い空に太陽がさんさんと輝いています。
夏の始まりは突然やってくるので、毎年のことながら、昨日までのどんより空は何だったのだろう・・・と首をひねってしまいます。
それにしても、私は夏好きなので夏到来が嬉しいです。毎日暑いけれど、元気が出ます。

さて。今年の夏休みは、皆さんどのように過ごされているのでしょうか。
我が家は、公園でみずでっぽうあそび、花火(手持ちです。)、家の前でプール、日帰りで自然豊かな公園に行って虫探し・・・。

本来なら、旅行や食事に行ったり、祖父母の家に泊まりに行ったり、美術館や博物館などの子ども向けイベントに参加したり・・・が、今年はできません。

夏は子どもたちにいろいろな経験・体験をしてほしい、という親の思いはなかなかかなわず、じりじりと歯がゆい気持ちです。

そんな中でも子どもたちは元気に過ごしています。
特にティン(息子1歳10か月)は、だーちゃん(長女7歳)やだーちゃんの友だちにたくさん遊んでもらい、世話をしてもらい、ますますすくすく成長し、いつも楽しそうにしています。
ティンの最近の口癖は、「もうちょっと・・・」です。例えば食事時、お肉をもっと食べたいときは、「もうちょっとお肉~。」、お昼寝明け、もっと寝ていたいときは、「もうちょっとねんね。」、もっとお散歩をしたいときは、「もうちょっととことこ~。」など、「もうちょっと」の使い方はいろいろです。

だーちゃんはティンとよく遊んでくれます。また、シャワーを浴びさせてくれたり、靴を履かせてくれたり、ティンの世話もよくしてくれるので、私はとても助かっています。

星空とにじ

ここのところ、夜9時ころ子どもたちと一緒に寝てしまい、夜中に目が覚めるということが続きました。
暑いので窓を開けると、なかなかたくさんの星が見えます。よく目を凝らしてじっと見ていると、薄くぼんやりとしていた星たちが浮かび上がってくるように見えてきました。何年も前に長野県で見上げた夏の夜空には比較になりませんが、東京の夜空のまばらな星たちもきれいだな、と思って、静かな時間を過ごしていました。

新型コロナウイルスの影響で人々の移動が減り、排気ガスの排出量が少なくなって空気がきれいになっているのかもしれません。

空の話をもうひとつ。

雨が激しく降って、雷も鳴り響いていた午後。夜になったかと間違うほど空は暗くなり、ぴかっと光ったかと思うとものすごい音がして、すぐそこに雷が落ちたようです。とても怖かったです。

しばらくして雨が上がったので、夫がティンを連れて散歩に出かけました。するとすぐに夫から電話がかかってきて、「にじが出ているよ!」と教えてくれました。わたしとだーちゃんは急いでにじの出ている場所まで走っていきました。

そんなことがここ最近2度もありました。特に、2度目に見たにじは絵に描いたような大きななないろの橋でした。近所の人々が雨あがりの通りに出てきて、思い思いににじを眺めたり、写真を撮ったり、子どもたちが嬉しそうに歓声をあげてはしゃいでいたり、大きなにじのふもとの世界はとても幸せな空気に包まれていました。

だーちゃんが、「にじを見たら、今までけんかしていた人とも仲直りできそうだよね。」と言っていて、本当にそういう人が多ければいいなと思いました。

ストームグラス

8月に私は誕生日を迎えました。
だーちゃんと夫とティンで選んでくれたプレゼントは、ストームグラスです。ストームグラスというのは、液体の入った透明なガラスで、気圧の変化によって中の液体が結晶化したり濁ったり透明になったり、いろいろに変化するインテリアです。その昔は、船乗りが気象を予測するために使っていたものだそうです。
プレゼントを渡してくれる前に、だーちゃんは「お母さんが前から欲しがっていたものだよ。」とにやにやしていました。内緒にできない気持ちが前面に出ていて面白かったです。でも、私は箱を開けるまで何が入っているかわかりませんでした。

少し前に通販カタログに載っていたストームグラスを見て、私が「これ、おもしろそう。欲しいなあ。」と言っていたのを、だーちゃんはよく覚えてくれていたそうです。

たまたまプレゼントを買いに出かけた近所の雑貨屋さんにストームグラスが置いてあり、これに決めたとのことでした。

実はこのストームグラス、私はだーちゃんが興味を持ちそうだな、と思っていたのです。巡り巡って私のプレゼントとして我が家にやってきました。とても嬉しかったです。

ここのところ快晴続きでストームグラスはずっと透明のままです。
「早く雨降りにならないかな~。」
とストームグラスを覗いてはぼやいているだーちゃんです。

 

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

スポンサーリンク