おたふく風邪の治療法と予防法を知って、万が一に備えよう!
流行性耳下腺炎(じかせんえん)とも言われる「おたふく風邪」は4歳の幼児ぐらいから、小学校低学年ぐらいまでが感染することが多い病気です。
顔がその名の通り「おたふく」のように腫れてしまう、このおたふく風邪は、風邪のような症状を引き起こしますが、その治療法をご存知ですか?
おたふく風邪の具体的な治療法とは?
画像出典:NHK:危険な合併症も!おたふく風邪(おたふくかぜ)の原因や症状、治療法より
ムンプウィルスによって引き起こされるおたふく風邪。実はムンプスウイルスそのものに対する効果的な治療法が無いので、対処療法しかありません。
おたふく風邪に感染し、症状が出たら症状に合わせて解熱薬や痛み止め(鎮痛薬)などを使い、症状を和らげていきます。
この時、口をあけたり、ものを噛んだりすると頬やアゴが痛むので食事は、刺激が少なくのどごしが良いもの(うどんやお粥など)を食べさせるようにいましょう。
また唾液の分泌を促す、梅干しやレモンなどの酸っぱい食べ物などは避け、普通の風邪と同じように水分補給をこまめにして脱水も予防してください。
おたふくかぜの予防法はワクチン!
画像出典:NHK:危険な合併症も!おたふく風邪(おたふくかぜ)の原因や症状、治療法より
おたふくかぜの予防には「おたふくかぜワクチン」を接種することが有効です。
ただし「おたふくかぜワクチン」は定期接種ではありません。学校や保育園などでは、おたふく風邪ワクチンの接種はありません。
もし、お子さんのおたふく風邪を予防したい場合は直接医療機関に行き、おたふく風邪ワクチンの接種をお願いしてください。
おたふく風邪になる前に、ワクチン接種も1つの手です!
「おたふく風邪なんて、大したことないでしょ?」と思われがちですが、おたふく風邪は実はさまざまな合併症を引き起こす原因になることがあります。
「無菌性髄膜炎」「脳炎」「感音性難聴」など、おたふく風邪によって引き起こされる合併症には重症化すると、後遺症が残るものもあります。
「うちの子は大丈夫かしら……」と心配な場合は、なるべく早めにおたふく風邪ワクチンの接種をオススメします!