初めての生理の悩みと『月経困難症』とは

我が家の長女は、小学校6年の夏から『初めての生理』が来ました。
生理になる前はに頭痛と胸の息苦しさですごく苦しんでいました。
彼女が『月経困難症』と診断されるまでの経緯と、診断後の治療についてお話させていただきます。
女の子を育てているママやパパはいつか『生理』の事で悩まれるかもしれません。

我が家の体験談で、初めての生理への対応と『月経困難症』について解説いたします。
お役に立てれば幸いです。

 

その日は突然やってきた!

長女は6月の後半のとある日、急に頭が痛くなり保健室にて休んでいると学校から電話がありました。
その日は、早退し様子を見る事に。熱は出ておらず、視力が悪かったので視力が低下による頭痛かなと思っていました。
翌朝も、すこし頭が痛いものの鎮痛剤で何とか学校に行きました。

頭痛が数日間続き心配になり、脳神経外科に行ってみる事にしました。
検査をするものの、特に異常なし。体の発達なども考え先生の診察結果は、「もうすぐ『生理』がくるのかもしれませんね。このぐらいの子どもにはよくあることなので、痛み止めで様子をみましょう。」との事。

鎮痛剤のおかげで毎日学校には行けました。

7月初めの頃に朝起きると突然、『生理』がやってきたのでした。
長女は、頭は痛いし、お腹は痛いし初めてのことで不安がり泣いていました。
その様子を見て私は、「この子は痛みに弱いのだろうか?『生理』くらいで学校休ませていいのだろうか?」と悩みました。

その日は長女とお話しをし、何とか鎮痛剤も使い痛みが治まったところで学校へ行くことにしました。
しかし登校後、保健室に行ったりきたりし落ち着かない一日を過ごしていたようでした。

 

産婦人科へ受診

長女は夜中もひどく痛みようで、眠れないと私に訴えてきますがどうすることも出来ないので、ひとまずお腹を暖めさすってあげるくらいしか出来ませんでした。
私自身も、生理痛が酷いほうなので気持ちが十二分にわかり可愛そうでたまりませんでした。

朝までぐずる長女を見て、翌朝は学校を休んで産婦人科に初めて受診しに行きました。

病院では、「初めての『生理』なので、まずは痛みの度合いと量のチェックを書き込むみましょう」と言われました。
次の生理まで、経過を書き込むようにとの事で帰りました。

 

長女と一緒に経過のチェックをすることにしましたが、痛みの度合いと量のチェックが大変でした!

小学校6年生だったので、痛みの度合いと言われてもなかなかわからず、「どんな痛み?車が追突する?転んだ痛み?つねる痛み?」など私が痛い時に感じる感覚での質問をし一緒に記入していきました。
正直、量もどれぐらいがいっぱいなのかわかりませんでした。

長女は当然初めての身体の変化に戸惑いし痛みにも耐えている中、量を見にいくなんて彼女の心の事もあるし、そこは彼女の感覚で記入してもらう事にしました。

 

『生理』が終わっても頭痛から開放されない。

初めての『生理』は、量は少なめですが8日間続きました。
終わってからも、3日間は頭痛は続いていました。
痛みは徐々にやわらいできましたが、本人は辛かったようです。
その後、普通の生活に戻りました。

 

次の生理の時、予定日の10日前から頭痛と胸の息苦しさが始まりました。

鎮痛剤もなくなってしまったので、産婦人科に受診に行きました。
その際、前回のチェックシートを持っていきました。
治療は今回も、観察し続けてチェックシートをつけることと鎮、痛みは痛剤でしのいで行くことになりました。

長女はその間、学校も3回休んで寝込んでしまいまいした。
親の私からすれば、「甘いんじゃないのか?!この子は将来大丈夫なのか?」心の葛藤がありました。

ですが、自分も痛みがすごいので無理に引きずってまでお尻を叩けませんでした。

その後何度か通院し、11月まで慎重に経過を見て判断することになりました。

11月診断で、先生から「『月経困難症』で間違いないね!」と言われました。

 

『月経困難症』とは?

月経困難症とは、いわゆる生理痛のことです。 月経時に下腹部痛、腰痛などの疼痛を訴え、仕事や学業などの社会生活が困難になることもあります。 器質的な異常を伴わない機能性月経困難症(原発性月経困難症)と、器質的疾患を伴う器質性月経困難症(続発性月経困難症)とに分類されます。

月経困難症 : yomiDr. / ヨミドクター(読売新聞)

 

今回、先生が提案してくれたのが「低量ピル」を服用させていく治療薬にすることでした。
しかし、この治療薬は半年に一回血液検査をしなくてはならないのと、毎日ピルを服用しなければならない為、彼女の意思が必要になってきます。
でも、彼女は血液を抜かなければならない事を何より嫌がってしまいました。

ピルは一度見送り。彼女の意思が付くまで待つことに。

しばらくは鎮痛剤でしのいでいましたが、やっぱり学校は2日~3日は休むことがありました。
今は小学校なので何とか授業は取り戻せますが、中学校になったら1日の休みが大変になってしまうのではと。
少しずつ彼女の気持ちに寄り添ってどうするか、休むことがないように付き合っていかなければならない事は伝えていきました。

翌年の1月にはピルを飲むと、本人から言って来ました。

どうやら、1月の『生理』がきつかったようで、今回薬を貰いに行く時に先生に自分から「本当に軽くなるならやりたい」と言いました。

先生から注意事項など聞き、少し怖がってはいましたがやってみる事にしました。
次回の『生理』から『低量ピル』を使う事になりました。

 

体験後記

我が子が小学生から『低量ピル』の服用などしていいのか、副作用など大丈夫なのか、親として本当にいいのか悩みましました。
しかし、先生の話や本人の大変さを考え、時間をかけて話し合い、治療を始めることにしました。

治療中が始まったばかりの今は、まだどのように改善され、どのような副作用が彼女に起こるのかはわかりません。
でも、薬が怖いからといって、毎月来る『生理』の事で彼女を不安や痛みで潰してしまう時間なども考えたら、『低量ピル』も選択肢の一つなのではないかと思いました。

私たちも初めての体験でしたが、お子さんで悩んでいるのであれば産婦人科に行ってあげてください。
親が出来るのは、選択肢を広げてあげることだと思います。

また、『低量ピル』を使ってみてどうだったかお伝えし、参考にして頂けたらと思います。

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