親子の幸せライフWebメディア 親子の時間研究所

2018年6月18日

《連載コラム》家族を仲間に。

はじめまして。
イラストレーターのはっとりまりと申します。現在、子育て中の母でもあります。

私は駆け出しのイラストレーターですが、親子の時間研究所さんとご縁がありまして、『ねんどせっけん あわまる』のイラストを担当させていただきました。
私と同じような子育て中のお母さま、お父さま方に、少しでもお役に立てたら、と思い、こちらにコラムを書かせていただくことになりました。

「家族」・「子ども」・「お母さん」・「絵本」・「イラスト」」などをキーワードに、読んでいておもしろいと共感したり、読んでよかったなと思っていただける内容を目指して、書いていきたいと思います。

ゆっくりとしたペースでの連載ですが、お付き合いのほど、よろしくお願いいたします。

 

家族のご紹介

©2018 Mari Hattori

我が家は、家族思いの夫(「形容詞何がいいかな?」と相談したら、こう返ってきました。実際、異論はないので僭越ながら・・・)、好奇心旺盛な5歳の娘、私の3人暮らしです。
玄関には、近所の縁日で貰ってきて以来、夫が大切に育てている赤色と黒色の金魚が1匹ずついます。
アカキン、クロキン、時々、キンチャン(総称)などと呼んでいます。
そんな、3人と2匹の家族です。

家で仕事をしている私は、毎日イラストを描いたり、絵本のおはなしを考えたり、洗濯や掃除をしたり、ごはんを作ったり、買い物をしたり、娘の幼稚園の送り迎えをしたり、娘と一緒に遊んだりして、過ごしています。

仕事がない日も家で過ごしていることが多く、絵を描いたり、縫いものをしたり、豆をゆでたり、お菓子を作ったり、本を読んだり、ピアノを弾いたりしている、インドア派です。

休日は、お弁当を持って、家族で近所の公園へピクニックに行くこともしばしばです。
春、秋は、ピクニックにぴったりの季節ですね!
夫は、テナーサックスが趣味なので、練習がてらセッションをすることもあります。
そんな時は、ピアノを習っている娘も輪に入ってきます。

 

絵本づくりのきっかけ

©2018 Mari Hattori

「ずっとイラストレーターをしていたの?」と聞かれることがありますが、
前職は保育士をしていました。保育士としては、10年ほどの現場経験があります。

子どもたちと関わる中で、絵本が子どもたちに与えるものの大切さ、絵本のもつ大きな力に魅了され、私も描いてみたい、作ってみたい、と思ったことが、今の仕事に繋がっています。

最初は、保育士をしながら制作活動をしていたのですが、その間に病気をしたり、震災が起きたり、妊娠、出産を経験したりして、働き方を考え直すようになり、2016年4月からは、現場を離れて、自宅でイラストや絵本の仕事を本格的に始めました。
そんな訳なので、「駆け出し」イラストレーターなのです。

 

「あわまる」との出会い

©2018 Mari Hattori

『ねんどせっけん あわまる』の仕事は、私のHPをご覧になった企画担当者さんが声を掛けてくださったことから始まりました。
それまで、個人のお客様との仕事が多く、企業さまとの仕事は初めてだったので、緊張しながら先方に赴いたことを覚えています。
特に、絵本は、自己流で何作か描いていましたが、仕事として描くことは初めてでしたので、描いている最中もずっと緊張状態にありました。

ドキドキの連続の中での仕事でしたが、今思うとよいことがたくさんありました。

いままでの仕事では、黙々と一人で机に向かっていることが多かったのですが、担当者さんと一緒になって「絵はどんな雰囲気がよいだろう」、「おはなしの表現はどちらがよいだろう」などと意見を交わしながら作っていくことがとても面白く、新鮮で楽しかったです。
また、イラストにデザインの力が加わることによって、絵がもつ力が引き立てられることを実感し、嬉しい経験となりました。

 

ファン第1号の人

©2018 Mari Hattori

私が絵を描いていると、娘は興味深気に覗いてきます。
その日も、
「なにしてるの?こんどは、なにをかいているの?」
と寄ってきたので、描いていたあわまるのラフを見せると、
「あわまる、かわいいね~。へ~。おもしろいじゃん。」
とやはり興味津々です。
娘は、わたしのファン第1号なのかもしれません。
いつも笑顔でそばにいて、何かにつけていっぱい褒めてくれるのです。

その日以来、誰よりもあわまるの完成を楽しみにしてくれる娘のためにも、手に取ってくださる方々が笑顔になれる作品にしたいと強く思うようになりました。

 

『ねんどせっけん あわまる』のあたたかい効果

©2018 Mari Hattori

制作途中に、担当者さんからサンプルのせっけんねんどをいただいて、娘と2人で「あわまる」せっけんを作った時のことです。
「あわまるつくろう。」と私が声を掛けると、待ってました!という満面の笑みです。
ものづくりが大好きな娘は、丁寧に作り進め、完成したあわまるを満足そうに眺めながら、乾かしていました。
夕方帰宅した夫には、作り方を詳しく説明しながらあわまるを見せて、嬉しそうに自慢していました。
夫も「すごいね~。上手にできたね~。」と言うので、益々嬉しくなって、にっこにこの笑顔になっていました。

次の日、せっけんが乾くと、早速手洗いをして、色が混ざったり、シャボン玉が出てくるのを喜んで見せてくれました。

そして、
「おかあさん、きてきて!シャボンズ、でてきたよ~。」
と、教えてくれました。
シャボンズのことを覚えてくれていたことに、感動した母でした。

あわまるせっけんを作ったことで、家族が笑顔になれること、すてきだあと思いました。

家族に支えられ、そして担当者さんの熱意に導かれ、いよいよ商品ができ上がりました!
「完成しましたよ!」と担当者さんに絵本を見せていただいた時、とても嬉しかったのですが、まだ緊張が抜けていなかった私には、完成した!という実感がなかなか沸いてきませんでした。

家に帰って、娘に完成した絵本を読むと、
「わあ。いいね。いいね。おもしろいね。」
と、やはりいつもと変わらない笑顔で心から喜んでくれました。
私は、娘の笑顔を見て初めて、
「わあ。完成したんだな・・・。」
という実感と、支えてくれた家族への感謝の気持ちが沸いてきて、この仕事をできてよかったなぁ・・・と
肩の力がふうっと抜けたのでした。
『あわまる』は、親子が温かいほっとした時間を過ごすエッセンスを与えてくれる商品だと思います。

 

仲間意識

©2018 Mari Hattori

『あわまる』の仕事をしてみて、私はつくづく、家族に支えられているなあと思いました。

保育士時代の最後の1年間は、ベテランの先生と2人担任でした。
その先生と話し合い、クラスのみんなに、
『私たちは先生という立場だけれど、クラスのみんなの仲間でもあるんだよ。』
と伝えていました。
だから、困っている時は子どもたちに助けてもらったり、協力してほしい時にはそのことを素直に伝えるようにしていました。

また、担任間でも協力し合い、助け合ってクラス運営をするようにしていました。
そんな私たちの姿を見ているからか、子どもたちは、友だちや保育士が困っているとき、助けてほしい時、クラスのために、かなりの確率で力になってくれたことを覚えています。

私たち担任もまた、子どもたちからのHELPやSOSには、持てる力を総動員して応えます。
そうすることで、お互いの信頼関係が生まれることを学びました。

このことは、家庭での親子関係にも引き継がれ、夫、私、娘とは、親と子の関係であると同時に、お互い、家族の一員、仲間であるという意識をもっています。

今回の仕事は、夫の協力なしでは成し得ませんでした。娘もそんな夫の姿を見て、
「いま、お母さんはちょっと頑張っているところだな…。」
と感じて、率先してファン第1号になってくれ、助けてくれたり、励ましてくれていたのだと思います。

そう思うと改めて、
「子どもは親を(大人を)よく見ているんだなあ。」
と、実感しました。
もしかしたら、忙しいを理由に甘えたい気持ちなどを我慢させてしまったところもあるかもしれない、と反省し、次は反対に私が娘の気持ちを考える番だぞ、と思いました。

そして、我が子が益々愛おしくなって、ぎゅうっと抱きしめたのでした。

私と同じように子育てをされているお母さん、お父さんたちは、時には悩みを誰にも相談できず、一人で抱え込んでしまうことがあるかもしれません。

そんな時は、いちばん身近な存在の家族に力になってもらいたいものです。
子どもや夫(妻)に弱さを見せるのはよくないことだと思わずに、同じ家族の一員として、協力し、助け合える関係を築いていけたら、肩の力が抜けて、前を向けるきっかけになるかもしれませんね。

 

手洗い・うがいがしたくなる「ねんどせっけん付き絵本」

 

*イラストの無断転載を禁止致します。

 

 

プロフィール

はっとりまり
イラストレーター、絵本創作家。

前職は保育士。
保育、子育て、子ども関係の知識や経験を生かして、
イラストや絵本の仕事、
おはなしかいの講師などをしている。
趣味は、ピアノ、鍵盤ハーモニカ演奏。
一児の母です。
法政大学社会学部社会学科卒
HP:www.hattorimari.com

 

はっとりまり

イラストレーター、絵本創作家。

前職は保育士。
保育、子育て、子ども関係の知識や経験を生かして、
イラストや絵本の仕事、
おはなしかいの講師などをしている。
趣味は、ピアノ、鍵盤ハーモニカ演奏。
一児の母です。

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