産後の心の変化

妊娠中も大変だったけれど、出産後にさまざまな心の変化で自分が自分でなくなったような錯覚に陥ってしまうママも少なくありません。

出産後に変わる心の変化。その理由は女性ホルモンの減少にあるのですが、女性ホルモンの減少で何がママの心を変えるのでしょうか?

産後にママの心が不安定になる原因は女性ホルモンにあり!


画像出典:PhotoACより
女性の身体は妊娠すると、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が妊娠前の10~100倍に増加します。

この女性ホルモンの増加によって、女性の身体は妊娠、出産しやすい身体になるのですが、出産後はこの女性ホルモンの分泌量が10分の1~100分の1になり、身体だけでなく、心にもさまざまな影響を与えます。

・不安感が強くなる
・感情の起伏が激しくなる
・ちょっとしたことでイライラする など

これらの心の変化は、ママのせいではありません。
女性ホルモンの減少が原因です。「自分が悪いんだ」と思うと、余計に心が辛くなってしまうから、気に病みすぎず「そうだ、全部ホルモンが悪いんだ!」と開き直ることで、少しは気持ちが楽になるかもしれませんよ。

はじめての育児で不安が強くなるのは、ある意味当然なこと

はじめてのバイトやはじめの仕事で、いきなりうまく出来なかったように、はじめての子育てをそつなくパーフェクトにこなすことが出来る人はいません。

まずは「出来なくって当たり前」という気持ちを持って「出来たこと」を褒めるようにしてあげてください。

例えば

・今日は上手に寝かしつけが出来たから100点!
・授乳が少しうまくなった、自分ってすごい!
・子どもが泣いていた原因がわかるようになったぞ、自分も成長したなぁ

と「出来ないこと」ではなく「出来ること」に目を向けることで、アナタの心は少しずつ軽くなっていきますよ。

産後うつを予防するためにも、早めの検診を!

厚生労働省では2017年4月から、産後検診費用2回分の助成をはじめており、ママの心のケアに寄り添う制度がスタートしています。

産後の心がもっとも不安定な「産後2週間」の検診費用、さらに「産後1か月」の検診費用も助成されるため、多くのママが気軽に産後検診に通いやすくなっています。

せっかくの制度ですから、これを活用しないのはもったいない!

各自治体によって制度の内容や異なりますので、気になる方はお住まい地域の自治体に問い合わせをしてみてくださいね。

[参考1]『産後の体と心~心編~』|すくすく子育て

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