長文でも楽しめる!ストーリーがオススメの絵本

文章が長くて子どもたちが読めるか心配な絵本。

買うか借りるか悩むところですが、実際に子どもたちと読んでみて、幼い子でも読みやすく楽しめる!そんな作品をご紹介します。

 

ゴリラのパンやさん

ゴリラのパンやさん
作/白井三香子
絵/渡辺あきお
発行所/金の星社、すずき出版

ゴリラのパンやさんが岡の上に小さな店を開きます。そこに色々な動物たちがやってくるのですが、ゴリラの大きな声や歯にびっくりして、みんなパンを買わずに逃げていってしまいます。

そんな中、うさぎのこどもたちは見た目を気にすることなく、美味しいパンを買い、それからは森のみんなもゴリラのパンやさんが大好きになったというお話です。

見た目やイメージで決めつけることのなかったうさぎのこどもたちの姿に考えさせられ、また、子どもにもそんな子になって欲しいなと思いました。
最後のページに出てくる、いばりんぼうのきつねとのやりとりのイラストも可愛くて、ぜひ読んで欲しい1冊です。

ドーナツやさん はじめました

ドーナツやさん はじめました
作・絵/関根知未
発行所/教育画劇

リスさんとゾウさんはドーナツが大好きです。そこでドーナツやを開くことにしたのですが、作ったドーナツをゾウさんがくしゃみで吹き飛ばしてしまいます。

飛んで行ったドーナツは動物たちの首や耳にすっぽり!「あとで(ドーナツの)マフラーをとったら、ぜひ ひとくち たべてみて?きっと とってもおいしいから」「(ドーナツの)みみかざりを はずしたら、ぜひ ひとくち 食べてみて?きっと おやつに ぴったりだよ」と動物たちへ言っていきます。

ドーナツやさんはどうなるのか?というお話です。

ドーナツのカラフルで美味しそうなイラストと、ドーナツを身につけた動物たちの可愛いイラストに、文は長めなのですが、1歳児でも楽しんで見られる絵本です。

また、リスさんとゾウさんの思いやりある姿や、くしゃみをしてしまうゾウさんのお茶目な姿も微笑ましい1冊です。

もりのおふろやさん

もりのおふろやさん
作・絵/・とよた かずひこ
発行所/ひさかたチャイルド

動物たちがお風呂屋さんへ行くお話なのですが、「こんやは ひえますなぁ」等と台詞がお年寄りの方のようで、普段と違う話し方に子どもも面白そうに聞いていました。

みんなでお風呂に入ってのんびりしている姿に癒やされたり、可愛い動物たちが沢山出てくるので、動物の名前を知ったりするのにも良いかもしれません。

終わりに

長い文には始め、聞いていられるか心配で、少し抵抗があったのですが、実際に読んでみると、綺麗なイラストや音の響きに引きつけられるのか、1歳児でも楽しむ姿が見られました。
思いやりや優しさが伝わってくる絵本でもあるので、ぜひお子さんと一緒にお母さんも楽しんで見てみて下さい。

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