ワンシーズンでサイズアウトなんてことも多い子ども服。
ちょっとしたコツで長く着れるものもあります。

ズボン

男の子はわりとおしりが小さいままの場合が多いです。

そんなタイプの子は、ワンサイズ、またはツーサイズくらい大きめのハーフパンツや七分丈パンツを買って、ズボンのゴムをきつめに入れ直して履くと最初は長めですが、翌シーズンも上手くいけばもっと履けます。
夏の薄手のズボンを対象にするのがおすすめです。

半袖Tシャツ

丈が長めのものがおすすめです。
半袖は袖の長さは気になりませんが、身長が伸びたときに丈が足りなくなって着れなくなってしまいます。

メーカーによって丈のながさが違ったりするのですが、丈が長いと細身のことが多いかもしないので要注意です。

女の子であればTシャツワンピースなどがおすすめです。ノースリーブだと結構大きめを買っても早くから着れて長く着れます。

アウター

一番上に羽織るものであれば大きめを袖をおって使うと、ワンシーズンでサイズアウトを防げますが、
袖口がゴムなどでつぼまっているものを買うと袖の処理が楽だと思います。

丈の裾もきゅっとなっていると大きめを着ても邪魔にならないかもしれません。

番外編 レッグウォーマー

冬は少しでも肌が出ていると寒いですよね。

まだ着れるけど丈が足りないズボンとハイソックスの組み合わせでもいいのてすが、靴下の間をレッグウォーマーでつないでみてはどうでしょうか?

誕生日やクリスマスなどで定番のケーキ。
子どもの喜ぶ顔が見たくてホールのケーキを買っても、結局最後は大人が食べるなんてことありませんか?

手作りするのは自信がないという方でもちょっとしたアイディアで子どもと一緒に作れますよ。

お菓子づくり初心者でも大丈夫です

手作りケーキというと、スポンジを買ってきたとしても生クリームをつけたりちょっと準備や後片付けが面倒と思ってしまいますよね。

私も雑誌で「フライパンでタルト生地を作る」というの見てやろうと思ってはいたものの、カスタードクリームも作って等々の工程になかなかやる気が出せずにいました。

そこで買い物に行った時に目にしたレアチーズタルト(数百円)
これにフルーツをのせれば味も見た目も子どもたちは満足するのではないか!と思い、早速チャレンジしてみました。

長男の誕生日は11月。イチゴはなかなか見つからず、ならばスーパーの売り場にある果物とフルーツ缶詰を購入。
今回はそれなりにそろったので冷凍のベリーは買いませんでした。

作業はなんと切るだけです。

写真は長男が9歳の誕生日に自分で作ったものです。
なかなかおいしそうではないですか?

ホールのケーキにこだわらない

誕生日やクリスマスはプレゼントも用意するので、出費がかさみますよね。

手作りケーキで浮いた予算でプレゼントで奮発するもよし。

参考までに買った果物は全部ケーキには使わないので、おやつやデザートにもまわしました。

さすがに11月の誕生日とクリスマスケーキで同じような材料は使えないので、クリスマスは好きなカットケーキを一人一個ずつ買う予定です。

子どもの身体って急に成長しますよね。
肌寒くなって長袖を出したらツンツルてんなんてことありませんか?
古着に抵抗がある方ももちろんいると思うのですが、我が家はお下がりをもらうことも多く、その魅力についてお話ししたいと思います。

我が子のこだわり

我が家には息子と娘が1人ずついます。

上が男の子なので、男女のどちらでも着れるようなものを買えば、兄が着たものを妹に着せることもできるはずなのですが、娘は女の子らしい服が好きなので兄の着たものは男の子が着るものという思い込みがあり、我が家の中でのお下がりはなかなか上手くいきません。

最近はお洋服もリーズナブルになってきてはいますが、季節に応じた服はすぐに大きくなって次のシーズンには着れなくなってしまうものも多いですよね。

男の子は汚したり破けたり、女の子は選択肢も多く、うちの娘はこだわりがある上に気まぐれなところもあるの、お下がりや古着で十分だと私は思っています。

娘は気に入らないと着ないので、買うときは必ず本人に見てもらいます。息子はとにかく動きやすければOK。最近指摘されたのは、あんまり派手な柄のズボンは履きたくないというリクエストくらいです。

お下がり大好き

うちの子どもたちはお下がりが大好きです。
その理由をご紹介します。

◎着心地がいい
あまりにもヨレヨレなものは私も着せないですが、ある程度洗いこんだものは柔らかくなっていて着やすいみたいです。
デザインが気に入って買っても、着心地が悪くて着なくなるという経験ありますよね。お下がりの中でもわりときれいなもの(前の方もあまり着ていなかったもの)は我が子たちも着ないことが多いので、子どもにとって着心地は大事なのかもしれません。

◎友達とかぶらない
特に女の子にいえることなのかもしれないですが、いただくお下がりは一世代前のものが多いので、ほぼ同じものを同級生が着ているのは見ないです。
量販店で買うと、どうしても同じもの持っている子がいて嫌みたいです。

以前に高校生のお嬢さんがいるママさんが、かぶらない洋服を買うのに苦労すると言っているのを聞いたことがあります。そのお嬢さんは通販で買った服や、お母さんが若い頃着ていた服を使っていると話されていました。

参考までに、かぶらないという意味では量販店のセールの時にわざと大きめのサイズを買って、時期をずらして着せたりしています。
ただし、女の子は好みが変わって着ないこともあるので、ちょっと注意が必要です。男の子はこだわりがないぶん、かぶるということも気にならないようです。逆に同じで喜んでいることもあります。

お下がりを使わないもの

我が家でお下がりNGにしているものもあります。

●下着
直接肌に触れる肌着も含めて、下着は新品を買っています。

●靴
靴は歩き方の癖で部分的にすり減っていたりするので、基本的に靴類は新品を使います。

常用しない予備のスニーカーや長靴などは、頂いたお下がりを使ったりしますが、中古の購入はほとんどありません。

お下がりの使い方

もらったぶん我が家からもお下がりとして放出しています。

リサイクルショップやフリーマーケットに出してもよいのですが、もらってくれる方がいれば差し上げています。
差し上げていると、なんだかもらう機会がやってきて不思議なものです。

古着を買うこともあるのですが、フリーマーケットなどでは記名されているものは状態がよくてもお安くなっていることが多いです。私は書いてある名前の上からお名前シールをはって使います。
逆に、私は子どもの名前を衣類に直接ペンでは書きません。お名前シールをはってお譲りするときにははがしてお渡しします。

アイロンでつけるお名前シールがすぐにはがれてしまう!というお悩みをお持ちのかたは
シール角を丸くして使ってみてください。アイロンも時間をあけて二度あてると頑丈につきます。

娘のこだわりは時にイライラすることもありますが、自分の好きなものを選んでコーディネートするというのも大事な経験かなと思うようにしています。
いただきもののお陰で、子どもは選択肢があることで満足していますし、例え着ないものがあってもお下がりだとなんとなく諦めがつきますしね。

普段お下がりでしのいでいるぶん、新品で多少お値段がするものでも、本人がすごく気に入ったもので長く使えそうなものは購入することがあります。

古着やお下がりを上手く活用するのもなかなかおすすめですよ。

 

仕事が休みの日には、たまっている家事をこなしたい。

普段からなかなかじっくり子どもと向き合う時間がとれないことが、私自身引け目に感じていました。
もともと、外出することが好きだったこともあり、連休や長期の休みは思い出づくりもかねて、子どもたちを連れてのおでかけの計画を立てていたのですが、最近ちょっとだけ考えが変わりました。

 

24時間年中無休

専業主婦で24時間子どもの世話と家事を完璧にこなしている方が、もしかしたら仕事をしているよりも大変かもしれません。
仕事をしていても、いなくても家事や子育てに休日はありません。

子どもたちが小学生になった今は、座ってホッとする時間もできましたが、乳児期はこちらの都合なんておかまいなしに子どもの世話に追われ、家事も思うように進まず、自分の事なんてすべて後回しが日常でした。

育児休業から復帰したときには、お昼を座って同僚とおしゃべりしながら食べられる事や、日本語が通じる(例えば少し待ってくださいが通じる)そんな当たり前の事にも喜びを感じていました。

そのくらい子育ては大変だと思うのですが、私自身はその生活から少し離れて1人になりたいとは思うタイプではなく(1人でゆっくり寝たいとは思いましたが)休日に誰かに預けてリフレッシュという時間をもらっても、かえって罪悪感の方が生まれてしまって落ち着きませんでした。

 

子どもとおでかけ

家にいるとあれもこれも目についてやりたくなってしまうので、休みの日はとにかく最低限の家事を済ませて外出していることが多かったです。

子どもが大きくなって習い事をはじめると、土日の休みに遠出はしなくなりましたが、連休や夏休みなどは子どもが好みそうなイベントなどを調べて出かけていました。
夏休みは絵日記などもありますし、子どもの喜ぶ顔がみたい気持ち半分、一緒にいる時間が少ない日頃の償いの意味もありました。

最近は下の娘の習い事が忙しくなり、長男はお付き合いの時間が増えたので、長男の好みに合わせた内容の外出が多かったです。

 

限られた時間と体力

目的を持って出かけるとなると、時間で動くことになります。
私自身が行き当たりばったりというのは好きではないので、この時間から始まるなら、せっかくだからこのくらいから並んでと計画を立てて、子ども連れなので時間に余裕を持って予定を組むようにしていましたが、「早く」という言葉を出さないわけにはなかなかいきません。

それなりにお金もかかりますし体力も使います。当日までの健康管理も注意がいりますよね。

特別どこかへいかなくても子どもたちが喜ぶ方法ってあるのかもしれないと、最近少し考え方を変えてみました。

きっかけは、娘の習い事の発表会がありとにかくハードスケジュールで、私自身が疲れきってしまったこと。
終わったあと、長男のご褒美でおでかけに行ったのですが、溜まった疲れもありイライラしてしまったこと、今後も娘の習い事の予定が結構つまっていること。

子どもの喜ぶ顔がみたいと計画しても、親子共々体力がついていかなければ楽しくもなんともないですものね。

 

子どもたちが求めていたこと

秋の連休は敬老の日がありました。
いつもお世話になっている祖父母の似顔絵クッキーを作ることにしました。

材料を買うところから子どもと一緒にでかけることにしました。時間におわれているときは車でサッと済ませていたのてすが、今回はお散歩しながら行くことに。

その日の食事の時間はずれずれになってもいいやと、気軽な気持ちで家を出ておしゃべりしながらお店へ到着。買い物を済ませて出てくると、子どもたちの目に飛び込んできたのは隣の公園。子どもたちは声をそろえて言ったことは

「遊びたい!」

クッキー作りするんですけどと思って悩んでいると、私の返事を待たずに遊び出す子どもたち。
いつもなら「帰るよ」の一声で、もめながらも強引に帰るところなのてすが少し様子をみることに。
なかなか帰るタイミングがなく、鬼ごっこをしている子どもたちの中に入り「私が鬼でみんな捕まえたら帰る」という約束にしました。

結局、捕まえることができずギブアップしたんですけどね。

へとへとの私がクッキー作る元気を残して帰りたいと提案すると、子どもたちも賛成してくれました。
その帰り道に娘が

「なんだか今日とっても楽しい!」

と言ったんです。

 

最近の休日

敬老の日の出来事から、子どもたちはどこかへ連れていってほしいのではなく、一緒に何かをしたいのかなと思うようになりました。

休みの日は録画した映画などを見て一緒に笑ったり、料理を手伝ってもらったりと、「こうしたらおいしくなるかな」とか話したりしています。

子どもたちの成長とともに、求められることが変わってくると思っています。
そのうち、親より友達と過ごす年頃になるのかなと思うと、今から少しさみしい気持ちにもなりますが、子離れする準備も自分がしておかなくてはいけないかもしれません。

働きながら「小一の壁」を乗り越えるには準備が大切です。
今までと何が変わるのかを把握して、それぞれにあった対処法を見つけることが、仕事を続けていけるかのポイントになるのではないてしょうか。

空白の時間

保育園は、働く親のリズムにあわせた運営をしてくださっているのだと思いますが、小学校は少し違ってきます。
生活のリズムが変わることで、子どもだけになってしまう「空白の時間」をどう対処していくかが、ワーキングマザーが小一の壁を乗り越える一番の課題のような気がします。

私の思う最大の難関は、朝の空白の時間の対応ではないかと思います。
夏休みなどの長期の休みや放課後は学童を利用し、行事などの平日代休は年に数回なので、有給休暇をとるか家族の協力があれば対処できそうです。

学校の開門時間は8時頃です。それより前の登校は安全面を考慮して控えるよう指導があり、我が子の学校はお手紙がきたりしました。

自分が出勤する出発時間と、子どもが通学に家を出る時間とどちらが早いですか?
自分が先に出る場合、お子さんに鍵をしめてもらうという方法もありますが、入学して間もない一年生にはなかなか難しいかもしれません。
時には台風や豪雨により、登校時間を遅らせることもあります。

保育園への送迎がなくなって少しホッとしたいところですが、出勤と通学の調整は早めに考えておいた方がよい問題だと思います。

我が家の場合

家庭訪問で我が家の生活スタイルについて質問を受けることが多く、めずらしい形なのだと思うので参考にはならないかもしれませんがお話しさせていただきます。

ワーキングマザーの経験談~出産から幼少期~にてお話ししましたが、子どもたちは私が仕事の間は祖父母に預かってもらっています。
下の娘は2歳から、長男は4歳からそんな生活をしているので、朝起きて身支度をすませたら祖父母の家に行くのが当たり前になっていて、学校も祖父母宅から通学させています。学童には行かず帰宅も祖父母宅です。

家族に自宅に来てもらい手伝ってもらうご家庭が多いのか、自宅以外から通学していることが珍しいようで、書類をチェックした担任の先生から質問されるのが毎年のことなので、最近は自分から先に説明するようにしています。

話が少しそれてしまいたしたが、祖父母の協力のおかげで私は入学に伴う空白の時間をうめることができました。今回は小一の壁の時間についてのお話がメインでしたが、きっと他にも小一の壁はあります。それはお子さん一人一人で多少違う壁かもしれません。

預かってもらっている祖母はこんなことを言っていました。

「小さい子どもを預かるのは体力的にキツイ時もあった。でも、今となると急に小学生から預かった方が大変だったかもしれない」

もう何年も面倒を見てきましたから信頼関係もありますし、扱いにも慣れていますからね。
幼児の間は大人がついてまわりますが、小学生は大人の目がない時間が増えてきます。行動の予測や、見守る為の信じる力を持つためには預かる側の準備も必要になるのかもしれません。

また、預ける側と預かる側の連携も取らなくてはいけません。
自分の母親ですが、最初は大人の足並みが揃うまで色々ありました。ケンカとはいかないにしても、意見がぶつかったりしました。
今はお互いがなんとなく考えていることがわかるようになりました。

頼れる家族が近くにいない場合は、預かってもらえる方をご紹介いただける制度もありますが、お互いの条件があう方を探すまでに時間がかかるようです。また、実際に利用してみてお子さんとの相性があうかどうかもポイントになってくるようです。

ランドセルを選び始める頃には、少しずつ小一の壁を乗り越える準備をしてみてはどうでしょうか。

我が子は保育園と幼稚園の両方を経験しているのですが、(ワーキングマザーの経験談~出産から幼少期~参照)短い期間ですが保育室にもお世話になったことがあります。
子どもの成長と共にお世話になった順番にお話していこうと思います。

はじめての集団生活~認可保育室~

数年前にあるツイートが話題になったくらい、認可保育園にはいれない働く親を持つ子どもが多い時期がありました。今は少しは解消されているようてすが、長男の育児休業から復帰する時、我が子も認可保育園に入ることはできませんでした。

当時の入園の優先順位のつけかたは点数制で、例えば

★市内に65歳以下の祖父母がいる場合はマイナスポイント
★上の子どもが下の子どもの出産にともない、保育園等を退園している場合はプラスポイント

などの、いくつかの要項に当てはめた合計点の高い順番に入園するシステムでした。
今の基準はわからないので、興味のある方は市役所などでパンフレットをもらうと詳しくわかると思います。

どこの園がどのくらい待機がいるかもわかる表があって、その人数を見たときに「これは認可保育園に入れないかもしれない」と感じたので、育児休業中に認可保育園だけでなく、認可保育室も見学に行きました。
入れればどこでもいいとは思っていなかったので、通える範囲はほとんど自分の目で見てまわりました。

希望の園を書けるだけ記入して認可保育園の申し込みをしましたが、予想通りどこも入れず、滑り止めのように申し込みしていた第一希望の認可保育室に通うことになりました。当時は認可保育室も競争率が高く、認可保育園の結果を待ってからでは定員がいっぱいになってしまうので、先に申し込んでいました。
その申し込みも朝から並んでした記憶があります。

ビルの中にある認可保育室でしたが小さい園庭があるところで、夏にはプールや泥んこ遊びと外遊びが充実した保育が、活発な長男にはぴったりの内容でした。
学校の教室二つ分位のワンフロアーに、0から3歳の子どもが年齢別に遊んでいるのですが、時々縦割り(年齢をまたがってグループ分けした)活動をしていることもありました。

認可保育室は小規模で園庭がないところが多く、4歳児になる前には小学校生活に向けて、大きな集団での生活をした方がいいと、認可保育園や預かり保育のある幼稚園への転園を進める方針のところが多いようです。

 

少し長男の幼少期のお話しておくと、やんちゃでとにかくじっとしていない子で、育児休業中は親子共々ストレスがたまるので、家にいるということはあまりありませんでした。
下の娘をベビーカーに乗せていると長男を追いかけられないので、公園で下の娘はずっとおんぶされていました。
ママ友付き合いが苦手な私でしたが、子育て広場で長男と同じような活発な子と下の子を連れたママさんと出会い、夏には待ち合わせをして野外の市営プールにも行きました。子どもプールだとしても、オムツの娘は入れないのでまたまたおんぶ。下の娘はなかなか過酷な赤ちゃん生活でした。
ふりかえると私もまだまだ若かったなと思います。今はそんな体力も気力もありません。

そんな長男の活発さに、まだまだヨチヨチの赤ちゃんがいる1才児クラスでの対応は難しかったのか、一つ上のクラスに混ざっていることが多かったようです。
子どもの個性にあわせて、臨機応変に対応いただけるのも認可保育室の良さだと思いました。

認可保育室での生活にはこんなエピソードがあります。

長男は指しゃぶりをする子でした。
私が神経質になってはいけないと思いながらも、どうしたらやめさせられるか試行錯誤していたのですが、
先ほどお話しした通り、一つ上のクラスに混ぜていただくことが多かった長男。年上のお友だちに
「赤ちゃんとは遊べない!」
と言われたその瞬間、しゃぶっていた親指を勢いよくはずしたそうです。
その日から指しゃぶりはしなくなりました。

お友だちの力って凄いですよね。
小さいうちから預けることに罪悪感を感じることもありましたが、集団生活をさせることで親子共々成長できることもありました。

こちらの保育室には、下の娘の産前休暇に入るまでお世話になりました。

 

念願の認可保育園入園

2人目の育児休業からの復帰準備は、二回目なだけに少しは気持ちの余裕があったように思います。
優先順位を決める点数を自分で計算してみると、なかなかの高得点でした。

実は、第一希望の認可保育園に私がどうしても入れたいと思っていて、申し込みはそこしか書きませんでした。
認可保育室に通いながら待機をするとプラスポイントがもらえることなど、もし今回入れなくても長男がお世話になった認可保育室も気にいっていたので、そちらに預けながらポイントをかせいで翌年チャレンジするつもりでいました。
ダメもとで申し込みした結果、なんと第一希望の認可保育園に2人一緒に入ることが出来たんです。

長男の学年で入れたのは我が子1人だけ。下の娘のクラスは4人か5人くらい新入園で他の方は既に上のお子さんがその園に入園している方ばかりでした。

今思えば、第一希望に入れて私は嬉かったですが、何年も一緒に生活しているクラスメイトの中に、1人で飛び込んだ長男にとっては結構な試練だったかもしれません。
その経験がいかされているのかはわかりませんが、現在の長男はどこに行ってもすぐ友達ができます。知らない子ともすぐにうちとけて遊べる小学生です。転校生が来るとすぐ私にも報告がくるので、他人事ではない様子です。

当時の話に戻りますが、兄弟姉妹で違う園にしか入れなかった方もいたので、第一希望に2人同時に入園できたことは奇跡に近かったのではないでしょうか。

認可保育園に通っていたときの印象に残っていることは、長男が毎朝「ママがいい!」と教室の前で泣かれたことです。
はっきりとした理由はわからないですが、その園の送迎のルールが大きい子から預けて小さい子から迎えに行くというものだったので、1人だけ預けられると勘違いしていたのかもしれません。
しかし、お迎えに行くと育児短時間をとっていたので、丁度お楽しみのビデオを見ていたり遊びの区切りが悪かったりで、朝とは逆に「帰りたくない!」と泣かれました。
長男だけであれば育児短時間をやめればよかったのですが、下の娘はまだ乳児で早く帰宅することを選んでいました。毎日のこのやりとりが私にとってものすごくストレスでした。

他にも色々あったはずなのですが、あまり思い出せないです。とにかく私自身が子育てと仕事に必死な時期だったのだと思います。

たくさん調べて計画的に進めてきたつもりでしたが、この時夫婦2人での仕事と子育ての両方が難しくなり、市外の私の実家の側に転居することに伴い、退園することを決めます。

再び認可保育室と幼稚園入園

転居先で認可保育園には入れず、長男は幼稚園へ下の娘は認可保育室に通いました。
市外とはいえ認可保育園にはいっていた子なのだから、優先順位が高くならないの?とモヤモヤしましたが待機児童の数ランキング上位の地域だったので、市内に祖父母が住んでいる時点で可能性はほとんどなかったのかもしれません。

下の娘が通った認可保育室は少人数の家庭的なところでした。ご夫婦で運営されていて家族みたいな雰囲気です。園庭はありませんでしたが、歩いてすぐの公園で天気のいい日は遊んでいました。
毎日が年齢ミックスの縦割り保育で在籍の大半が女の子でした。

数ヶ月通って娘は頻繁に嘔吐するようになりました。それも保育室にいるときだけ。連絡を受けた祖父母が迎えにいき家に帰るとおさまる、そんなことが何回も続きました。

通院しても原因はわからず、私が頭をかかえていたとき祖母からこんな提案がありました。
「あと半年もしたら幼稚園だから家で世話してもいいよ。」

先生方にはよくしていただいていたので、後ろ髪引かれる思いでしたが、末っ子肌の娘には、女の子ばかりの真ん中に位置する縦割りの環境が合わなかったのかもしれません。
その後、娘は幼稚園に入園。すでに通っていた兄の存在も大きかったとは思いますが、トラブルなく過ごし無事卒園しました。

現在の娘は、私が呆れるくらいの末っ子肌は変わらずで、年上のお姉さんたちに可愛がれるスキルだけは日本一だと思います。

最近は三年保育を選ぶ方が多く、長男と同じ時期に幼稚園へ年中から入園した人数は数える程でした。長男のクラスは確か3人くらい年中から仲間に入り、クラスの中では少数派。保育園と違いクラス替えがあるので、長男には経験値も含めて私もあまり心配していませんでしたが、毎日元気よく通っていました。

とちらかというとトラブルメーカーだった長男のおかげで、私が幼稚園に行事などで足を運ぶ日=あやまる日と決まっていました。

活発とよい表現をしてきましたが、動きも激しく少々乱暴なところがありお友だちとのトラブルも多かったので、参観日などで対象のお友だちのお母さんを探しては、とにかくあやまってまわりました。
園バスを利用していたので、送迎をしてくれている祖母に迷惑をかけなかったことがせめてもの救いで、あやまるという大きなストレスもありましたが、同級生のお母さん方と顔見知りになれたことが、後々よかったなと思っています。

延長保育もやっている完全給食の幼稚園で、働く両親をもつお子さんも多く年長になると懇談会を欠席される方もいらっしゃったのですが、私はそこがあやまる日なので長男の時は必ず参加していました。

幼稚園に通うようになりとにかく行事が平日中心。土日祝日に実施した場合は平日代休になることに、軽くカルチャーショックを受けたとともに、次の日が台風や大雪などの予報で安全面が確保できないとなると、園バスは運休になり幼稚園自体は自由登園となってしまったことに最初はビックリしました。

小学校の予行練習だったと今は思うようになりましたが、祖父母の助けがなかったら仕事との両立は難しかったのかもしれません。

 

最後に

いろいろなところに預けた経験から、ここがおすすめというのは残念ながらありません。
最後まで読んでいただいて、こんな結果に満足したいただけないかもしれませんが、保育室·保育園·幼稚園のそれぞれにいいところがありますし、親として譲れないポイントや、とりまく環境がそれぞれだと思うからです。

私自身が幼稚園を選択することが想定外の出来事でしたし、戸惑うこともたくさんありましたが、計画どおり念願の第一希望の認可保育園に通わせられたとしても、近くですぐ助けてくれる人がいない保育園時代が体力的にも精神的にも一番きつかったです。
その経験があるからこそ、今が当たり前ではないことを感じることができていると思うので、無駄ではなかったと思っています。

これは余談ですが、幼児期にいろいろな施設を子どもたちには点々とさせてしまいましたが、小学校は親の都合で転校させないというポリシーは私自身がずっと持ち続けています。
そのためにも第一希望の認可保育園を退園する決断をして転居することを決めました。
これは私のポリシーなのでそれがいいとか悪いとかではなく、何か目標を持って決断したほうがいいのではないかな。ということをお伝えしたかっただけです。

実際にはご主人の転勤で転校せざるおえないご家庭もありますからね。
我が子をみていて、子どもの順応性や吸収する力には驚かされることが多いです。

子どもにとっていい環境であるかも大事ですが、親として自分自身が無理のない生活が送れるかどうかも少し考えながら、預け先を選んでみてはどうでしょうか。

女性にとって出産は人生の大イベント。無事産まれてゴールではなく、そこからがスタートです。

人生の選択

お腹の中に我が子の存在がいることを知った時、喜びを感じながらもはじめての赤ちゃんとの生活に不安を感じることがあると思います。出産後、お仕事に復帰後することを決めている場合は、出産からから復帰までの計画を職場と調整し、そのために保育園探しなど考えておかなくてはいけないことがたくさんあります。

 

私は二人の子どもを授かり、仕事を続けながら現在も働き続けています。経験の中で感じたことが、これから出産されるかたの少しでもお役に立てば嬉しいです。

 

私の中で結婚や出産を期に仕事を辞めるという選択はありませんてした。
勤めていた職場は産前産後休暇、育児休業、育児短時間勤務の制度を利用できる体制が整っていましたし、復帰後は子どもの都合による遅刻や早退も、上司や同僚の理解や協力体制もしっかりしていました。

育児休業中に通った子育て広場のママたちの話を聞くと
「妊娠の報告をした途端に、なんとなく退職の空気が流れる。」
「復帰後、保育園からの呼び出しで早退することを許されず両立できなかったので退職した。」
など、自身の待遇が当たり前でないことを知りました。
子育てと仕事の両立ができるかどうかは、職場選びから始まっているのかもしれません。

とはいえ、新卒で就職活動するときに、そこまで考えることはできないですよね。
私の知り合いで、育児休業の後に仕事に復帰するつもりだったけれど、産まれて一緒に過ごすうちに子どもとの時間を大切にしたいという気持ちになり、退職を選択された方もいます。

 

ワークライフバランス

直訳は「仕事と生活の調和」ですが、仕事の責任を果たすと共に家庭も充実させるためにどちらも犠牲にしない。という考え方です。
一人目の育児休業から復帰した時は元の配属先には戻れませんでした。育児短時間も取らせていただきましたし、担当を持って期日までに仕上げる仕事でしたので、自分の現状でやりとげるのは難しいと私自身も納得した上で、もし急にお休みをいただいても差し支えないようなポジションで仕事をさせてもらうことになりました。

やりがいという面では物足りなさもありましたが、二人目を授かりつわりも酷かったので、配属先に配慮いただいたことは私にとってもよい選択だったと思います。

なにより職場の方のあたたかさを感じたのは、二人目の妊娠でつわりが酷くなり、急に一か月以上も休んだときです。
一週間、もう一週間と休みの延長の連絡をするたびに、私の不安は大きくなるばかりでした。正直、誰でもできる仕事をしていた時期だったので、戻ってももう居場所なんかないのではないか・・・
休みあけの出勤初日、私のデスクには仕事が用意されていました。誰も何も言わなかったけれど、それは後回しにしても差し支えのない雑用をとっておいてくれたのがわかりました。

当時、管理職として働く女性から話を聞く機会がありました。
その方は職場で初めて産前産後休暇をとり育児休業や育児短時間はとることができなかったそうです。ご主人は奥様が働くことに消極的で育児や家事は手伝ってもらえず、今思えば綱渡りみたいな生活だったと話されていたのが印象的でした。

一人目を授かったとき、職場の先輩から「権利は主張してもよいけど当たり前と思ってはダメ。感謝の気持ちを忘れずにね!」とアドバイスされたことがあります。

制度が整って育児と仕事の両立を推奨する時代ではありますが、周りの理解があっての制度ということを忘れてはいけないのかもしれません。

 

家族の協力

私の場合、主人(最後まで読むとわかるのですが元主人です)の勤務先も子どものことで休みをとることに理解がありました。しかし遠方だった為、急な呼び出しなどのお迎え等は私が行かなくては行けませんでしたが、何日か休まなくてはいけないときは交代で休みをとったりしていました。

私の両親が市外に住んでいて、どうにもならない時は私と長男が里帰りをして、実家から通勤することもありました。そんなことをしながら、一人の時はどうにかなったのですが、下の子が産まれて二回目の仕事復帰をしたあとは、そうもいかなくなってしまいました。

まずは病気を含む子どもの都合で休むことが二倍とはいかないにしても増え、実家にお世話になるとしても時差で病気になったりするので、年少だった長男が元気な場合、保育園の行事前は練習などがあるので、下の子の病気で三人で実家に帰るのは難しくなります。下はまだ一歳児だったので、さすがに一人で預けるのは難しくどんどん私の有給休暇が少なくなっていきました。
年間の見通しがたたなくなり、長男が病気になったときは家庭内感染を防ぐ為にも長男だけ実家に預けるという対応をしはじめました。病気の長男を一人で預けることに、私も心が痛みましたがその時はそれが最善策だと思っていました。そう思うようにしていたのかもしれません。

しかし、何回か実家に一人で預けたあと、当時三歳の長男から
「もうババのところに一人で泊まりたくない」
といわれた時にはハッとしました。そして、これは最善策ではないと確信しました。

その後は乗り気ではない主人を説得し、やっと入れた第一希望の認可保育園を退園。私の実家の側に引っ越しました。転居先では保育園に入れず幼稚園へ、下の娘は幼稚園に入るまで私の母が面倒見てくれました。(幼稚園や保育園についてもお話したいことは山ほどあるのですが、それはまた別の機会に)

夫婦二人で出来るところまでやってみましたが、限界があったのも事実です。
幸い私には近くでサポートしてくれる親がいましたが、そういう人ばかりではないのも現状だと思います。
また、我が子は二人とも風邪などの病気にはなりましたが、入院治療や継続して行う持病はないので、今も仕事を続けることができているのだと思います。

これは産まれてみないとわからないことなので、家族の協力があっても必ず仕事が出来るとは限らないのかなと感じています。

 

その時のベスト

今、長男は小学校三年生で下の娘は小学校一年生になりました。
訳あってシングルマザーになったので、仕事を辞めるという選択はない状況です。今も私の母が日中の子どもの世話をしてくれています。

いまは、産前産後休暇や育児休業をとらせてもらい、待遇のよかった職場を辞めて転職しました。
本当にお世話になった職場ですが、実家の近くに引っ越したことにより通勤に時間がかかることと、高齢化していく私の母と小学生になった子どもたちとの生活のためには、将来的にも自宅の側の職場がよいのではと思ったからです。
子どもたちは成長と共に、病気にかかることは少なくなりましたが、精神的なフォローや見守りの意味でもコミュニケーションをとる時間が必要だと感じています。

転職後、中学生からがお金がかかるよと先輩ママたちの話を聞き、将来の金銭面のことを考えて収入を増やすことをふまえてスキルアップに重きをおいてしまった時期もありましたが、今は少し仕事を縮小して子どもたちとの時間を優先するようにしています。

子どもたちが私から離れていく日もそう遠くないでしょうから、ありがちな表現ですが「時間はお金では買えない」。あの時に戻りたいと思っても戻れないてすからね。
不安がないと言ったら嘘になりますが、今は最低限の収入でもいいかなと思うようにしています。

今のベストを見極めるのは難しいし、ベストだったかは後になってわかることかもしれません。

一人目を授かってから色々調べて、計画的にすすめてきたつもりですが子育ては予測不可能なことばかりでした。子どもの成長とともにまだまだ試行錯誤が続くのだと思います。
私自身も先輩ママからアドバイスをもらったり、経験談を聞いたりするのですが、一人一人環境が違うので情報は参考までにするようにしています。

決めるのは自分です。

小学生になってからも色々あるのですが、それはまたの機会にお話しますね。