コロナ予防はマスクだけでなく、「家の中にウイルスを持ち込まないこと」も大切です!

アルコール消毒液があればウイルス予防も一安心ですが「台所用合成洗剤」を使って、自作の消毒液を作って使えば、ウイルスの感染力を低下させる効果が期待できますよ。

台所用合成洗剤で自作消毒液を作ろう!

[材料]

  • ぬるま湯……1L
  • 台所用合成洗剤……5~10cc

アルコール消毒液も不足しがちですが、台所用合成洗剤とぬるま湯で自作消毒液を作ることができます。

作り方は非常にカンタン!
ぬるま湯の中に台所用洗剤を混ぜて、それをアルコール消毒液代わりに使うだけ。

たったこれだけのことですが、ウイルスの感染力を低下させることができます。

せっけんや中性洗剤でも、なぜウイルス予防に効果が期待できる?

画像出典NHK|新型コロナウイルス いま知りたいこと
より

アルコール消毒液に含まれるアルコールは殺菌効果がありますが、アルコールが含まれないせっけんや中性洗剤にも、なぜウイルス予防に効果が期待できるのでしょうか?

その理由はせっけんと中性洗剤に含まれる”界面活性剤”にあります。

コロナウイルスとよく似たSARSウイルスには、脂質の膜があります。

要するに、コロナウイルスもSARSウイルスも「脂の膜」をまとっており、この膜を界面活性剤の力で洗い流すことでウイルスが付着するのを防ぎ。感染力を無くすことができると期待されています。

つまり、アルコール消毒液がなかったとしても、いつものせっけんで手を洗うだけでも、十分にウイルスの感染力を弱めることができるのです!

家庭用の中性洗剤でウイルス対策!

家庭用の中性洗剤をアルコール消毒液の代わりに、ぬるま湯で薄めてスプレーで吹付け雑巾などで拭くことで、ドアノブなどの人が触れるところに付着しているウイルスを落とし、ウイルスの感染力を弱めることができます。

また家庭用の中性洗剤は強い殺菌効果が期待できる「次亜塩素酸ナトリウム」の代わりに使っても、十分効果があるとされています。

家にあるものでも、ウイルスを殺菌&対策を!

アルコール消毒液がなかったとしても、せっけんや中性洗剤、台所用の合成洗剤などを使って、ウイルスの殺菌&対策が可能です。

小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では、マスクや重たいアルコール消毒液を買いだめするのも一苦労ですよね。

でも、自宅にあるものを使って十分にウイルスの殺菌&対策が可能なので、必要以上に不安になったり、心配しないでくださいね。

※新型コロナウイルスに対する効果があるかは、まだ実験で確認されていませんが、SARSウイルスと同じようにコロナウイルスも界面活性剤を含むせっけんや中性洗剤を使うことで、感染力を低下させることができると期待されています。

マスク不足のときに、手近なもので緊急用としてマスクを作りましょう!
今回はキッチンペーパーマスクの作り方をご紹介します。

キッチンペーパーマスクに必要な材料と道具

[材料]

  • キッチンペーパー……1枚
  • 輪ゴム……4本

[道具]

  • 定規
  • ホッチキス

思わず「たったこれだけで!」と驚いてしまうような材料ですが、本当にこれだけで作れちゃいます。

ただし、キッチンペーパーなので市販のマスクより強度は劣りますし、水にも弱いので、その点はご注意を!

1.キッチンペーパーをじゃばら折りにする


上記の画像を参考に、キッチンペーパーを2~3cm間隔でじゃばら折りにしてください。
このとき1度でしっかり折り目をつけるようにしましょう。
(何度も折ってしまうと、強度が下がってしまうので)

またじゃばら折りにしたマスクは、一端そのまま折り曲げたままにしておくと後の作業がしやすくなりますよ。

2.輪ゴムを2本ずつ、つなげてゴム紐代わりにする


輪ゴムを2本ずつつなげて、長いゴムを2本作りましょう。

3.1の折ったキッチンペーパーの両端に2の輪ゴムをそれぞれ通してから、ホッチキスで固定する


1の折り目をつけたキッチンペーパーの両端を折り曲げ、その中に2で作った輪ゴムが通してください。

その折り目の端っこをホッチキスで2~3箇所ほどとめてください。

同じように反対側も輪ゴムを通し、ホッチキスでとめてキッチンペーパーを開いたらキッチンペーパーマスクの完成です!

材料も豊富でカンタンに作れるから、緊急時にはアリかも!

キッチンペーパーも、輪ゴムも、市販されているマスクに比べると、比較的手に入れやすいものばかりです。

仮に布ガーゼやゴム紐も不足していたとしても、キッチンペーパーや輪ゴムまでなくなることは、ほとんどないので緊急用として一時的に使い続けるのであれば、キッチンペーパーマスクでも効果が期待できますよ!

ただし、輪ゴムを使っているので、耳が痛くなったりしやすいので耳と輪ゴムの間にテイッシュなどを挟むことをおすすめします。

布とガーゼでマスクを作る

花粉症なのにマスクがない!
ドラッグストアに行っても、薬局に行っても、どこへ行ってもマスクがない……。

そんな方のために、今回は花粉症対策に使える自作マスクの作り方をご紹介します!

自作マスクに必要な材料と道具

[材料]

  • 布(15cm✕30cm)……1枚
  • ガーゼ(15cm✕26cm)……1枚
  • ゴム紐……2本

[道具]

  • 定規
  • ハサミ
  • ペン
  • 裁縫針

ちなみに生地を選ぶ際には、次の2つに注意してください。

    • 1.手芸用のガーゼ生地を使う
    • 2.布はやや厚い、光にかざしても折り目から光がささないもの

またゴムひもがない場合は、ソフトタイプのひもや帽子用ゴムでも代用出来ますよ!

1.ガーゼを画像のように折り、線を引く

画像出典NHK|「冒頭企画 マスク不足!どうする花粉症?」より

上記の画像を参考に、布とガーゼにそれぞれペンを使って線を引いてください。

2.布の下にガーゼを置いて立体になる部分をなみ縫いする

布の下にガーゼを置き、2枚合わせた状態で口と鼻に当たる場所、立体になる場所をなみ縫いしてください。

縫い終わったら、縫い代を1cm残してハサミでカットします。

3.2を開いて、表面の鼻筋とあご部分を合わせて縫う

2の状態のマスクを開いて、表面の鼻筋部分を立体的になるように合わせて塗ってください。

このとき、あご部分は端から1cmほど離してから塗ってください。

4.横の穴からひっくり返し、外側の余った布を2回折り返してから縫う

画像出典NHK|「冒頭企画 マスク不足!どうする花粉症?」より

3の横に穴があいた状態のマスクを、ひっくり返します。
そのマスクの両端、外側のはみ出している余った布を2回折返し、マスクの紐が通るように縫ってください。

5.4のマスクに紐を通し、鼻との間に隙間ができないように調節したら、完成!

画像出典NHK|「冒頭企画 マスク不足!どうする花粉症?」より

4のマスクにゴム紐を通しましょう。
マスクにゴム紐を通してから、マスクを実際に着用して、鼻との間に隙間ができないように、ゴム紐の長さを調節したら、完成です!

緊急用には手作りマスクでも効果あり!

今回ご紹介したマスクの作り方は、あくまで緊急用で市販されているマスクに比べると、効果はやや落ちてしまいます。

でも、マスクをしないよりは、遥かに効果があるので昨今のマスク不足で悩まれている方は、ご紹介した方法でマスクを作られてみてはいかがでしょうか?

今回のお話は「離乳食の注意点」です!
離乳食の中に入れても良い食材と離乳食を食べるときの赤ちゃんの態度について、ご紹介します。

1歳までの赤ちゃんに食べさせない方が良いものって?

画像出典NHK|すくすく子育て 「子どもの「食」の悩み ~離乳食~」より

  • ・生もの
  • ・味がこすぎるもの
  • ・硬すぎるもの
  • ・着色料が多いもの
  • ・添加物が多いもの
  • ・はちみつ
  • ・牛乳

1歳までの赤ちゃんには、上記の食べ物は食べさせないようにしましょう。
特に「はちみつ」と「牛乳」は、赤ちゃんの身体に害を及ぼすので、1歳をすぎてからあげてくださいね。

離乳食の開始を送らせてもアレルギーの予防効果はありません!

「離乳食の開始を遅らせてもアレルギーの予防効果に影響はない」ということがわかり、アレルギーの原因になりやすい食べ物について適切な時期から与え始めることなどが盛り込まれました。

出典NHK|すくすく子育て 「子どもの「食」の悩み ~離乳食~」より

一昔まえは「小さいうちは、アレルゲンとなる食べ物を避けるべき」と言われていましたが、離乳食の開始を遅らせてもアレルギーの予防効果はないことが最新の研究でわかっています。

子どものアレルギーはママにとって関心事の1つですが、離乳食のうちはそれほどアレルギーのことは、考えなくっても良いかもしれません。

赤ちゃんが手づかみで離乳食を食べるとき、どうすれば良い?

離乳食をおとなしく食べてくれない! 赤ちゃんによっては手づかみで離乳食を食べるパワフルな子もいます。

思わず「ヤメテー!」と言いたくなりますが、赤ちゃんは手づかみで食材に触れながら「お豆腐はやわらかい」「りんごは硬い」などの”感触”を覚えて行きます。

また手づかみでパンなどを食べながら、前歯で食べ物を噛み切り「一口ずつ食べる」ということも自然に覚えていくのです。

汚れてしまうことを考えると、ママからすると簡便して欲しいことですが、赤ちゃんの成長のためにも、あえて手づかみでご飯を食べさせてみても良いかも?

「離乳食を食べる」ということも赤ちゃんにとっては勉強の1つです!

ママにとって赤ちゃんの食事は、とても気になることですが、それに囚われすぎないようにしたほうが良いようです。

あくまで「食べる」ということは、生活の中にあるワンシーンです。
仮に決まった時間にご飯を食べなかったとしても、ご機嫌で遊んだり、寝たりすることができて、その後にご飯を食べるのなら、そこまで気にしなくって良いでしょう。

また離乳食を作ることがママにとって負担になるのは、なるべく避けるべき!

「食事を作る」ということは、それだけでも大変なこと。
たまには手を抜いたり、食事の準備がカンタンになるように作り置きしたりしてご飯を作ることも、離乳食を食べさせることも”親子の戦い”にならないように心がけましょうね。

せっかく離乳食を作ったのに食べてくれない、そんなママの悩み多いそうです。
健康のために、なんとか離乳食を食べてほしいし。栄養が足りているのか心配――というママの悩みを今回は考えてみたいと思います!

離乳食を食べてくれないのは、なぜ!

画像出典NHK|すくすく子育て 「子どもの「食」の悩み ~離乳食~」より

せっかく作った離乳食を赤ちゃんが食べてくれない。
やっと食べたと思っても、食べる量が少ないとママからすると本当に心配になってしまいますよね。

離乳食を始めたばかりの赤ちゃんにとって離乳食を食べるということは「挑戦」です。
大人が当たり前のように食べている食事に、赤ちゃんはまだまだ慣れていません!

そう赤ちゃんがなかなか離乳食を食べないのは「食べることに慣れていないから」です。
また離乳食を食べられるようになった月齢の赤ちゃんは、1回の食事に集中できる時間は、せいぜい5分が限界。
それ以上の時間は赤ちゃん自身の集中力が続かないので、集中力が続かいという原因でも離乳食を食べてくれない可能性があります。

最初のうちは「離乳食+ミルク」もあり!

離乳食を食べることに赤ちゃんは慣れていません。
離乳食を少し食べて、ぐずりだしてしまったら、ムリして離乳食をあげるのではなく、母乳やミルクをあげても大丈夫。

また成長と共に離乳食の食べ方も変わってきます。
最初のうちは無理強いせず、少しずつ食べさせてあげて「食事を食べる習慣とリズム」を作る期間だと考えてくださいね。

離乳食を食べないけど、栄養面では大丈夫なの……?

離乳食をなかなか食べてくれない。赤ちゃんの健康や栄養面でも、ママを心配させてしまうことがらですが、離乳食を食べていなくっても母乳やミルクを飲めているのなら、ひとまず大丈夫です。

ある程度の量を飲めているのならば、栄養面ですぐに問題はありません。

ただし、母乳だけだと鉄分が不足してしまいがちなので、離乳食をなかなか食べない赤ちゃんの場合は、離乳食の中にほうれん草などの鉄分を含む野菜などを入れてあげて足りない栄養素を補ってあげてくださいね。

でも、基本は離乳食!母乳やミルクは補う程度に

なかなか離乳食を食べてくれない赤ちゃんですが「食べ物を食べる」ということにさえ慣れてしまえば、少しずつかもしれませんが離乳食を食べてくれるようになります。

離乳食を食べない赤ちゃんに先述したように、母乳やミルクをあげるのは栄養の面でも問題ないのですが、あくまで母乳やミルクは”足りない栄養を補う程度”と考え、栄養を摂取するメインは離乳食から出来るように頑張りましょう!

今回は、幼児の食に関する「おやつ」の考え方と、好きなものしか食べない問題を考えます!

大人のおやつと子どものおやつは別物です。子どものおやつは「おやつ=お菓子を食べる」ではありません!

幼児のおやつって、どうすれば良い?

大人の「おやつ」と子どもの「おやつ」では、考えたが違います!
「おやつ」と聞くと、どうしても甘いものやお菓子系のものを食べさせるイメージですが、子どもにとってのおやつ”4回目の食事”という意味もあります。

特に幼児は胃が小さく消化機能が未熟。3回の食事だけでは十分に1日に必要なエネルギーや栄養素をとることがでないこともあります。

だから、おやつと言ってもちゃんと栄養を補うために、お菓子だけでなく、おやつやご飯、イモ類やうどんなどを食べさせると良いですよ。

おやつの量は、どれぐらい? どんな食べさせ方をすれば良い?

NHK|すくすく子育て 「子どもの「食」の悩み ~幼児食~
」より

4回目の食事として、おやつをあげる場合。例えば、おにぎりなら、いつものお茶碗の3分の1ぐらい。

もし、足りないようなら同じ量のおにぎりをもう1つあげるぐらいが良いですよ!

また1度にいっぱい食べさせるよりも、おかわりをさせてあげた方が、子どもの満足感が大きくなるそうです。

おやつのタイミングは、その前後の食事に影響しないぐらいの時間。前の食事から2~3時間ほどあけてあげてください。

子どもがお菓子や好きなものしか食べない!

子どもがお菓子や甘いもの、好きなものしか食べない。
そんなとき次のような方法を試して、食事に集中しやすい環境を作ると効果があるかも?

  • ・食事に関するルールを決める
  • ・20~30分以内に食事時間にする
  • ・子どもの興味を引くものを遠ざける
  • ・甘いものや好物は最後に出す
  • ・子どもの成長にあわせた食器を選ぶ
  • ・子どもの身長に合わせてテーブルの高さを調整する

特に、ついつい見落としてしまいがちなのが「子どもの成長にあわせた食器を選ぶ」「子どもの身長に合わせてテーブルの高さを調整する」の2つでしょう。

食事に集中できない原因は、今の食器が使いづらいことやテーブルが高すぎたり、逆に低すぎたりすることにもあるのかもしれません!

「自分の思ったように食べてくれない……」というときは、子どもの目線になってみて!

大人の目線と子どもの目線は違います。特に生まれたまもない幼児にとって、食事はまだまだ未知のもの。
大人が抱いている食べ物へのイメージと、子どもが食べ物に抱いているイメージは、全くもって別ものかもしれません!

だからこそ「どうして食べないの!」と怒ってしまうのではなく。逆に「こうしたら食べやすくなるかな?」「こういう言葉をかけてあげたら楽しく食べられるかな?」と、食事も子どもの目線になることで、解決法が見えてくるかも。

子育てを考えるときに、親にとっての大きな悩みごとの1つが「食」です。
特に幼児食は大人の食事とはまったくの別物。

当たり前ですが、幼児は歯が生え揃っていないし、噛む力も弱い。
消化力も弱いですし、バイキンにも弱い……そんな生まれたばかりのお子さんの食べ物の悩みの解決方法をご紹介します!

どうして、子どもは野菜の好き嫌いをするの?

大人を悩ませる、子どもの野菜を食べない問題。
大人からすれば栄養があるからこそ食べて欲しいのですが、2~3歳の子どもからすると野菜は苦いし、エグいし、味も独特……。

それに見慣れないものだから、初めて見るお野菜に対して恐怖(新奇性恐怖)をいだくので、なかなか野菜を食べようとしません

子どもによっては「野菜を食べられるだけ十分に成長していない」というケースや「お母さんの食べさせられ方がイヤだ」という場合もあるようです!

野菜を食べやすくするには?

NHK|すくすく子育て 「子どもの「食」の悩み ~幼児食~」より

◆野菜を食べやすくするコツ

  • ・とろみをつける
  • ・肉、魚とあえてタンパク質の旨味をつける
  • ・薄切りにして、塩で揉む
  • ・ゆでてから小さく刻む

まだ奥歯が生えていない子どもの場合は、歯がないので生野菜を食べづらいことがあります。
また”野菜そのまま”ではなく、とろみをつけたりして舌触りを良くしたり、野菜を茹でて小さく切る、などの一工夫をすることで野菜嫌いのお子さんもお野菜を食べやすくなりますよ!

偏食には、どう対応すれば良い?

子どもによっては「●●以外食べない」と、かなり頑固な偏食をすることもあります。

偏食していたとしても、ご飯やある程度のおかずを食べられているのなら、最低限の栄養素は取れている可能性も十分あります。

逆に親が「どうして食べないの!」と叱ってしまうと、小さな子どもが「食」に対して悪い印象を抱いてしまい、余計に偏食や好き嫌いが激しくなってしまうことがあるので注意が必要です!

食べる前のルーティンを作れば、好き嫌いや偏食が和らぐかも?

小さな子どもの気持ちを「食べるぞ!」という気持ちに変えるために「今からご飯を食べる」という約束付け、ルーティンを作ってみてはいかがでしょうか?

  1. 1.生活リズムを整える
  2. 2.食べる前にエプロンをつける
  3. 3.声かけをする
  4. 4.食べるものに触れさせる
  5. 5.親子で一緒に食べる

子どもの生活リズムを整え、決まった時間にご飯を食べるようにして、食べる前に上記のようなルーティンを作ると、自然と「ご飯を食べるぞ!」という気持ちになって、食欲が増して苦手なものも食べられるようになるかもしれませんよ!

誰とでも仲良く過ごして欲しい。
人見知りしない子どもに育って欲しいと考えることは、多いのではないでしょうか?

今回は、そんな人見知りの悩みに関して、NHKのすくすく子育ての[参考記事]『人見知りの子を積極的にしたい!』を参考に、子どもの人見知りについてご紹介します。

「人見知り=感受性が高い」ということ


画像出典:PhotoACより

人見知りをする――と聞くと、悪いことのように感じてしまいますが、必ずしもそうとは限りません。

人見知りをするということは、いろんな物事をキャッチする力が強い、感受性が高いことの証明です。

ちょっとしたことで怖がったり、ちょっとした音に敏感に反応したり。
親からすると「大丈夫なのかな?」と思われるかもしれませんが、逆に言えばそれだけ情緒豊かで、いろんなことを敏感にキャッチできるということでもあります。

特に2歳ごろまでのお子さんは「不安」なことに敏感です。
親からすると「なんでもないこと」であっても、お子さんからすると不安がいっぱいなことなのかもしれません。

3歳、4歳と年齢を重ねていく内に、その不安感も少しずつ解消され、人見知りも収まって、友だちも作りやすくなるから必要以上に不安になる必要はありませんよ。

子育ては、なんのためにするの?

『人見知りの子を積極的にしたい!』の記事の中で、2人の専門家(安梅勅江さん、倉石哲也さん)は、次のような見解を述べています。

[安梅勅江さん]
人見知りをするのは感受性が強いことのあらわれです。怖がっても、まわりのことに関心を向けているようであれば、周囲に興味をもっているということ。子ども自身が大丈夫だと思えるようになれば、自然に外に出ていくようになるはずです。

[倉石哲也さん]
怖がりなのは情緒豊かで優しさをもっている証ですね。~中略~ 3歳、4歳くらいになるとそういった不安は少しずつ解消して、安心して友達を作ったり、自分の場所を広げていけるようになります。

出典『人見知りの子を積極的にしたい!
』より一部抜粋

2人の専門家は、それぞれ人見知りに対して上記のようにコメントしています。
親からすると、人前でおとなしくなってしまったり、消極的になってしまう子どもに対して不安を感じてしまいますが、お子さんだっていきなり外に出て、いろんな人やものに振れるという「家とは異なる環境」に不安感を持っているのです。

今は人見知りをしてしまっているかもしれませんが、年齢を重ねて行けばお二人のコメントのように自分から積極的に外に出るようになるかもしれませんよ!

人見知りする赤ちゃんは、人見知りしながらも相手のことをちゃんと見ています!

赤ちゃんの人見知りは「『近づきたいけど怖い』心の葛藤」だという研究結果が発表されているって、ご存知ですか?

東京大学の岡ノ谷一夫教授と同志社大学の松田佳尚准教授らの研究グループによると、人見知りする赤ちゃんは「見知らぬ相手に近づきたい、でも離れたい」という、相反する気持ちの葛藤を抱えているそうです。

その人のことが知りたいけれど、怖いからどうして良いかわからない――だから、人見知りをして泣いてしまうというのが赤ちゃんが人見知りをするメカニズムなんだそうです。

そういった心理学的なメカニズムも知っていると、子どもの人見知りに対しても、あまり不安にならずに済むかもしれません。

ちなみに同研究による赤ちゃんの人見知り対策は「よそ見をしながら、赤ちゃんに接すること」なんだそうです。

見知った相手(おじいちゃん、おばあちゃんなど)でも人見知りをしてしまう小さな子どもに対して、あえてよそ見しながら接することでギャン泣きを防ぎつつ、楽しくコミュニケーションが取れるようになるかもしれませんよ!

[参考]『人見知りの子を積極的にしたい!
』|NHK すくすく子育て より

すぐに怒ったり、泣いたり、悲しんだりとかんしゃくや心の動きが激ししすぎたり、集団行動が苦手だったり。

思わず「発達障害なんじゃ……」と不安になってしまうことがありますよね?
そんなとき、親はどうすべきなのでしょうか?

子どもの発達には”幅”がある。「●歳で出来る」には個人差がある


画像出典:PhotoACより

今や、スマホを使って手軽に子育てに関する情報を収集することができる時代です。
しかし、それ故に「うちの子はもう●歳なのに、△△ができない……」と不安に陥ってしまうことがありますよね?

でも、みんな忘れがちですが、子どもの発達には”幅(個人差)”が大きく、兄弟であったとしても同じぐらいの歳で同じことが出来るとは限りません。

当たり前のことですが子どもごとに発達のスピードは違います。

「どうして、こんなことも出来ないの?」ということは、親目線ではなく、子ども視点になって考えると、その子なりの理由が見えてくるかもしれません。

発達が気になったら、子どもの視点になってみる

大人からすると「なんでもないこと」は、子どもにとっては「難しそう」「すごく暗い」「疲れる」「眠い」など、大人とは全く異なる捉え方をしていることがあります。

まずは、大人の認識と子どもの認識は大きくかけ離れていることを理解する。
そして、小さな子どもはそういった「自分が感じていること」を言葉でうまく説明することが出来ないということを意識して、子どもの”視点”になって接すると必要以上に不安にならずに済むかもしれません。

子どもの行動を促すコツは予告して「納得」させることが大事

子ども子どもの行動を促すために重要なことは、子どもの気持ちを切り替えること。
でも、大人のように「言われたらすぐにやる」ということは、子どもには難しいことです。

子どもが行動するには「納得」が必要です。
「お風呂に入ろう」と突然子どもは言われても「え?」と戸惑ってしまいます。

しかし、事前に「そろそろお風呂に入るよ~」と”予告”をしてあげて「そろそろお風呂に入らないと行けないんだ」と納得させてあげるほうがスムーズに行動ができるようになります。

実は「発達障害かも」と思っていたことが「親がやってほしいことが伝わっていないだけだった」というケースも少なくないのです!

それでも発達障害が気になったら専門家や地域の保険センターに相談を!

画像出典:NHK|すくすく子育て 「子どもの発達が気になったら」より

子育てって、そもそも思ったと取りにいきません。
あれこれ考えすぎてしまい「もしかして、うちの子は発達障害何じゃ!」とパニックになる前に、かかりつけ医などの専門家や地域の保険センターに相談してみませんか?

その道のプロに相談することで、アナタの子育ての不安も少しは和らぐかもしれませんよ!

赤ちゃんは、なぜ泣くの?

「泣く子は育つ」とは、言うもののどうして赤ちゃんって、あんなにも泣くのでしょうか?

特に新米ママからすると「何が不満で泣いているの!」と不安になってしまうこともありますが、今回のコラムを読むと少しはその不安な気持ちが楽になるかもしれませんよ?

赤ちゃんが泣いている、そのはっきりとした理由はわからない!

どんなに愛情を持って育てていても、赤ちゃんが「何がイヤで泣いているのかな?」と言う理由を100%わかることは、困難です。

赤ちゃんそれぞれに個性があり、泣く理由もさまざま。ただ泣き終わったあとに「あぁ、これがイヤで泣いていたんだな」と気づくことはありますよね?

そうやって泣いた理由を少しずつわかっていくことが、今後の子育てに役立つのです。

 

  • ・いつもよりも泣き声が大きい、小さい
  • ・泣いている時間が長い
  • ・甲高い声で泣く

 

ただし、いつもと泣き声が違うときには、特に上記のようなときには注意が必要です。

月齢によって泣き方も変わってきます!


画像出典:NHK すくすく子育て|赤ちゃん どうして泣くの?より

 

  • ・3か月ごろまで:お腹すいた、暑い、寒い、苦しいなど不快な感情のサイン
  • ・3か月ごろから:不快な感情のほか、眠気や寂しいなどの感情を理由に泣くようになる
  • ・3~9か月:人見知りや後追い泣き、夜泣きが始まる

 

毎日少しずつ成長していく赤ちゃん。実は月齢によっても赤ちゃんの泣き方は異なります。

また生後2週間~5か月ごろまで(2か月ごろがピーク)、親であっても泣いている理由がわからない泣き方があります。
その泣き方を「パープル(PURPLE)クライング」と呼ぶこともあります。

(P)Peak of Crying
生後2週間ごろに現れ2か月ごろピークを迎え、そのあとは徐々に和らいでいきます。
(U)Unexpected
泣いている理由を予想できません。
(R)Resists soothing
さらに、なだめることもできません。
(P)Pain-like face
たとえ痛くなくても痛そうな表情で泣きます。
(L)Long lasting
長く続くといわれトータルで1日5時間、泣くことも。
(E)Evening
とくに午後から夕方にかけてよく泣くといわれています。

出典NHK すくすく子育て|赤ちゃん どうして泣くの?より

医学的には泣き止まなくっても大丈夫!

いつまでも泣いている赤ちゃんに対して、誰だって心配になります。
そして、いつまでも泣いていると泣き止ませたくなるのが、当たり前の気持ちでしょう。

しかし、仮にいくらやっても泣き止まなかったとしても、医学的には害はありません。
実は「泣き止まない≠ストレスが多い」という関係であり、心理的なストレスがあるから赤ちゃんは泣いているのではなく――泣きたいから泣いているという部分もあるようです。

もちろん、体調が悪くて泣いている場合には注意や対処が必要ですが、普通の状態で泣いているし、泣き止まないときは大きく不安になる必要はありません。

赤ちゃんが泣くのは、あくまで大人がしゃべるのと同じ、コミュニケーションです。
そして、赤ちゃんが泣くのも、泣き止まないのも決してママのせいではありませんよ!