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2018年10月4日

幼稚園、保育園のいじめ。解決方法とプラス思考に。

どこでも起きるいじめ問題。

人が生きていく中で「いじめ」はどこでも起こり得る問題の1つとなっています。

小学校、中学校、高校などの学校生活の中でのいじめは世間でも注目度が高く、どうしたら防げるのか、大人はどうしたら気がつけるのか、いじめに気が付いたときどう対応していけばいいのか、など、いじめについてたびたび議論される場が増えてきています。

では、幼稚園、保育園に通っている幼児はどうでしょうか?

今回は幼稚園、保育園でのいじめについて考えていきたいと思います。

 

うちの子いじめられています

「うちの子、幼稚園でいじめられている」と話すお母さんと出会うことがあります。

幼児のうちからいじめ?と驚く方も多いかもしれませんが、ネットの子育てサイトなどにも、幼稚園や保育園でいじめにあっているというお悩みの書き込みをたびたび目にします。

幼児同士の中でもいじめは存在するのでしょうか?
幼児同士のいじめとは一体どのようなものなのでしょうか?

いくつか例をあげながら考えていきたいとおもいます。

 

ケース1「叩かれる、蹴られる」

幼稚園や保育園の男の子に多いのが、何かあるとすぐに叩いてくる子。

比較的、年少クラスに多くみられます。
年少クラスには、まだ幼く言葉が上手く出ない子が多いのです。

おもちゃの取り合いになったり、
「かして」って言わなかったのに使った!等で叩き合いになることも。
言葉よりも先に手が出てしまいトラブルに発展してしまいます。

被害に合うのはいつも一緒に遊ぶ、おとなしい子たちです。

顔のほっぺのお肉を思い切りつねられて、内出血のアザができたとか、爪でひっかいて、傷をつけられたとか。
噛み癖のある子にかまれて、身体に歯形をつけられた。
付飛ばされて転んでケガをした。等々。

やる子はだいたい決まっていて、やられる子はいつも同じ子にやられるという場合が多いです。

毎回やられてる側の子は嫌な気持ちでしょうし、保護者にしてみれば「また怪我させられた」、「うちの子、いつもあの子にいじめられている」と感じてしまいます。

このような場合、親はどうしたらいいのでしょうか?
解決方法に正解はありませんが、まずは親は子どもに寄り添ってあげてほしいと思います。
「痛かったね」と言葉をかけて、子どもの気持ちに共感してあげることが大切です。
次に「逃げなさい」「先生に知らせなさい」と教えることも大切です。

「やり返して来い」とか「弱いね、泣き虫だね」などは言わないようにしましょう。

子どもが被害にあった場合は幼稚園、保育園にもすぐに連絡をしましょう。
ケガのあった場合は園から連絡が来ると思いますが、先生が把握していない時もあります。
先生に相談をして間に入ってもらうようにしたり、どうしたらいいかを一緒に考えてもらうようにするのが解決への道です。

ただ年少さん、年中さんクラスの場合は年齢的、発達面での問題が多く、いわゆる陰湿ないじめではない場合がほとんどだと思います。

加害者側の保護者の方も悩んでいる場合もあるので、「いじめ」と深刻にとらえずに何かあれば園と先生に相談をしながら見守ってあげてほしいと思います。

 

ケース2「仲間外れにされる」

年中さん、年長さんクラスになると、「仲間外れにされた」ということが出てくることが多いです。

女の子は精神的に発達している子も多く、言葉の発達も早い子がいます。
気が強く自己中心的な子に、周りの子が振り回されて嫌な思いをする子もいます。

これについても必ず園に連絡をして、先生と話し合いをすべきだと思います。

親は子どもには
「いつも一緒にいなくてもいい」
「嫌なら一緒に遊ばなくてもいい」
「仲間外れはいけない事」
「何かあったら先生にすぐに言うこと」など
子どもの目線に立って言い聞かせをしてほしいと思います。

 

ケース3「ものを取られた」

ものを取られるケースでは黙ってこっそり盗られる場合だけでなく、「交換」などと称して、相手に都合のよいものを持っていかれたりする場合もあります。

他にも、しつこく「ちょうだい」と付きまとわれて、嫌だったのに断れずあげてしまったケースも「ものを取られた」に値すると思います。

取っていった子は親や周囲には「もらった」と言うので問題が表面化しないケースもよくあります。

これについては子どもには「いいよって言って、自分であげちゃったモノは返ってこない」という説明を十分に行いましょう。
そして、出かける際に余分なもの不要なものは持たせないこと、自分の子どもの持ち物は把握しておくこと、などが対策の1つです。

黙って持って行ってしまうことがあればもちろんですが、言いくるめられて取られてしまった物の場合も園と先生に報告をしてほしいと思います。

相手の保護者の方に直接言って話がこじれてしまうこともあります。
(子どものことを泥棒扱いした、された、等で)

トラブル回避のためにも直接ではなく、園に話をしたほうがいいでしょう。

 

幼児のうちに経験することが大切。

いじめ=悪い事。と認識されていますが、幼児期の集団生活の中で、このようなトラブルは起きて当たり前のことで、すごく自然なことだとも思います。

こどもがいじめられている、となればもちろん心配ですし、園や相手の子やその親はどうなっているんだ!と腹立たしく思う気持ちにもなるとおもいます。

しかしそういうトラブルもこどもの発達の段階で、貴重な体験で必要なことではないでしょうか。

周りの大人が常に注意してトラブルを未然に防ぎ、問題に巻き込まれずに育った子よりも、幼児期のうちに、ケンカしたり、お友達関係でいやな目にあいながらも問題とぶつかりながら育った子のほうがコミュニケーション能力は高くなると思います。

幼児期にお友達とたくさん関わり、楽しい事だけでなく嫌な思いをしたり、悲しい思いをしたりすることは長い人生の基盤を作る意味ですごく貴重で重要な体験と言えます。

親は常に冷静に受け止め、園と先生に相談をしながら、自分の子だけでなく、余裕をもって周りの子の成長も合わせて見守っていけたらいいですね。

 

mitomo

大手新聞、リクルートの雑誌などの制作関連の仕事を経た後、国内、海外へひとり旅。

田舎育ち、田舎暮らし。2児の母。

多少煩わしくても、人と人とのつながりを大切に。型にはめず、子どもの可能性を最大限に伸ばしていく方法を考えながら子育てをしています。


 

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