【育児あるある☆】お子さんの好き嫌い。
うちの子は好き嫌いがいっぱいあって、ご飯を食べさせるのが大変…。
多くのママが1度は悩まされる問題ですよね。
好き嫌いなく、なんでも食べて欲しい!だから、ついつい怒ってしまいますよね。子どもも嫌だしママも泣かれると余計困るし悪循環です。
なぜ、子どもは好き嫌いするのでしょうか?
子どもの味覚はとっても繊細で敏感と言われています。大人は辛いものでもそこまで辛く感じませんが、子どもは、わずかな酸味や苦味にも敏感に反応するため「嫌い!」と思ってしまい食べなくなるようです。また、大好きだったものでも、つっかえたりなど嫌な経験をしてしまうと、急に嫌いになってしまったりします。
そもそも何故、好き嫌いはダメなの?
まず始めに、色々な考え方があってもいいと思います。「嫌い」=「粗末にする」という考え方や「嫌い」=「個性」など十人十色でいいのです。
しかし、1つ問題がありました。心理食育インストラクターの方とお話しする機会がありましたので、お伝えします。
■好き嫌いが体に与える影響
好き嫌いによって免疫力が低下していきます。好き嫌いをすると腸内環境が悪化し、免疫の70~80%は腸内に存在するので、当然腸内環境が悪いと免疫力が落ちて風邪をひきやすくなったり、アトピーや花粉症等のアレルギーも出やす易くなってしまうということです。病気にならなくても疲れやすかったり、頭痛や便秘になりやすくなってしまうのです。
便秘などは体質だと言われますが、体質は食生活を始めとする生活習慣で変わるものです。子どもは親に出された食事を食べるしかありません。 親が自分の好きなものばかりを作って出していれば、その食事で体質が作られます。すると、親子の体質は似てくるのです。「遺伝じゃないの?」と思われるかもしれませんが、生活習慣病の原因に占める遺伝の割合は、約30%と言われています。残りの70%は、生活習慣が原因と言うことです。
■好き嫌いが心に与える影響
心理食育の中で、「好き嫌いが激しい子どもは協調性のないワガママな子になる可能性が高い」といわれています。嫌いなものを様々な方法で食べさせるというのは、苦手なものを受け入れる最初のトレーニングになるのです。それをしないと、「苦手なもの、嫌な事は受け入れなくてもいい」と子どもは思って育つので、これが対人関係や学校の勉強、大人になってからの仕事にまで影響してしまい、嫌な事があったり嫌いな人がいたりすると、すぐ会社を辞めてしまうようになりかねません。
例えば、ピーマンが大嫌いな人にピラフを出すと、「私の嫌いなピーマンは入ってないよね?」と嫌いな物探しから始まります。これが対人関係でも、初対面の人に対して、「この人、私に嫌な事言ったりしないよね?」と嫌いなとこ探しから入ってしまう考え方の癖に繋がり、友達を作りにくくなる可能性が高くなってしまいます。
今回、心理食育インストラクターの方との会話なので、絶対ではありませんが、可能性として捉えていただけたらと思います。
■家で出来ることは?
完全食になる、1歳後も味を薄味にしてならしてあげましょう。食べられるようになったからと言って、直ぐに大人と同じ味を与えてしまうと嫌いになってしまうかもしれません。
ある調査では、強い味を持つ食べ物や、複雑な味を持つ食べ物を楽しむためには、10代後半から20代頃という研究結果が出ているようです。
臭みのある魚や苦みの強い野菜などは、子どもが苦手とするのは当然のことなのかもしれません。
■調理の仕方で変わる。
子どもの好き嫌いをなくすためには味付けに工夫が必要と考えがちですが、食材の切り方で味が変わることもあります。
■環境やお友だちの力で食べれた。
家では絶対に食べた事ないのに、給食や友達といるとみんなが美味しそうに食べているのを見てつられて食べられるようになったり、夏のBBQなど環境の変化で食べられるようになったなどのケースもありますよね。
大人も同じで、素敵なレストランで食事をしたら、嫌いなものが出てきたけど、食べてみたら以外と美味しかった経験ありませんか?食事が楽しい!などというイメージがプラスされ、好き嫌いを克服するきっかけに子どももなります。
■私が使う楽しいと思ってくれるテクニック
まだ、幼児期の子どもは食事の時も手助けが必要だったりしますよね!その手助けを活用していきます。
嫌いな食べ物をスプーン乗せて飛行機や電車など乗り物に例えながら、ビューンと『○○ちゃんのお口に入りまーす!』など声かけしながら口に入れちゃいます。その後、『カミカミモグモグ♪ごっくん♪』と音程をママがとって食べさせたりすると、楽しく食べてくれます。
子どもの好き嫌いは、8歳から遅くても9歳までの味覚が確定してしまうというのそれまでには、なおしたいところですよね!
この機会になおしてみませんか?