育てにくい子どもの育児方法

育てにくい子とは

一言に育てにくい子と言っても様々ですが、思うように育ってくれないと気が滅入るし、これでいいのかと焦りを感じることもあると思います。

保育士経験10年の私と子どもの関わり方のコツを紹介させていただきます。

上から目線にならないよう言葉選びには気を付けていますが、気分を害されてしまったら申し訳ありません。

 

さて、育てにくい子とは注意散漫だったり、言うことを聞かなかったり、こだわりが強かったり、なかなか遊びから離れられなかったりする、グレーゾーンと呼ばれる子のことを想像して、コラムを書いていきます。

子どもの行動の意味とは

今回は一生懸命やっているのに、
うまくいかない、どうして?という疑問を抱いているお母さんの悩みを少しでも解消できるよう、お伝えしたいです。

理由は子どもによっても違うと思いますが、いつも子どもに怒ってばかりだと言う方に共通するのは子どもの事をよく理解出来ていないことだと思います。

私の4歳の次女は発達障がいではありませんがグレーです。
保育園では集団活動に入れず保育士の周りをずっとウロウロしているような子です。
園では本人なりにかなり気をつかっていますし、我慢することが多いのです。
家ではその反動からなのか、私の言うことを聞かないし、保育園ではよく食べると言われるのに私の作るご飯は食べないし、椅子や机から飛び降りたり、走り回って滑って頭打つことも多く、しないでってことを、わざと?無意識?本能?でやります。
その度に叱っていましたが、次女はいつも頭では分かっているんです。
その度に「どうして怒らせることをやっちゃうんだろう・・・」と自己嫌悪に陥ります。
おそらく、ADHDの衝動性が強いからなんだと思います。
そこまで追い詰められられてる次女を見て心が締め付けられました。

また、長女のお菓子を「自分の!」と言い張って、勝手に食べてジャイアニズム発揮しています。
長女に怒られても何度もお菓子を食べるのは、お菓子に対する執着もあるかと思いますが、長女へ対する嫉妬心からでしょう。
長女には悪いのですが、「今はちょっと我慢してあげてね。あとで前より美味しいお菓子をこっそり買ってあげるからね。」と、長女のフォローをこっそりしつつ、次女を責めないようにしています。

もっと自分を見てくれ!って言う気持ちの裏返しですね。

原因が分かってもなかなか解消させてあげられないのですが、出来るだけ言い訳せず向き合うように気を付けています。
暴れてるなと気付いたら、触れ合ったり騒げる遊びを誘います。

特に悪い部分には触れずに、気をそらすように働きかけています。

大切なのは以下の通りです。

ある程度は許容する

家と外の違いを伝える

家でいろんなことをダメダメ言いすぎると子どもは混乱しますし、家でのストレスを外で発散をすることになります。
「家ではいいけど、外でやったらおまわりさんに捕まるで!」などちょっとビビらせるといいです。

発達障がいの子もそうですが、グレーゾーンの子もストレスを感じやすいので、ストレスにならないように気をつけてあげましょう。
だからと言って、何もかも許容して子どもの言いなりになるのはよろしくありませんが、いつも怒るのではなく、ここぞと言う時のためにエネルギーをチャージし、怒る時には「お母さんはガチで怒ってるで!」感を出すのが大事かと思っています!

私は家では基本なんでも許し、外に出た時は一言でビシッと言うようにしていました。
「歩く」
「立たない」
「座る」
など、怖いお母さんに見えるかもしれませんが、「周りの人に迷惑かかるでしょ?」と目に見えないものを想像させようとしてもイメージすることが難しいです。
また、長々と詳しく言えばいいというものでもありません。
なんで?と聞かれたら、分かりやすい言葉で簡潔に答えましょう。

伝え方のポイント

まずは、その行為がいいか悪いかをわかりやすく伝えるのが大切だと私は考えています。
発達段階により差はありますが、耳に入る声かけを工夫しましょう。
声のトーンや言葉選びも大切です。
とは言え、いつも冷静にはいられないのが母親ですよね。
また、子どもは一度ではなかなか理解できないと思いますし、逆に、最初は良かったけど次はダメだったとか、様々で、一回うまくいかなかったら挫折してしまいませんか?
私はそうです。
だんだん、何度も何度も同じこと言わせないで!とイライラしますよね。

そんなときに、イラストを活用すると、かなり楽に育児できます。

イラストでの伝え方の紹介

ピンポイントで禁止する

好きなキャラクターの絵を使う

○かXで伝える

絵心がない、自信がないと言う方は、ネットで調べるといくらでも絵カード関係のサイトがあり、ピンポイントで見つけることができます。
私はうまくはありませんがイラスト描くことが好きなので、伝えたいことがあればサっと書きますが、苦手な方は検索して、スマホでその絵を見せるといいですよ!

特に言葉が伝わりにくい3歳前後の子どもに使うと、ストレスなく育児できると思うので、おすすめです。

絵を使うからといって、言葉もなしにただ見せるだけなのはよくありません。
言葉による親子のコミュニケーションも必要です。
うまく活用しながら、ストレスを溜めずに育児をしていって欲しいと思います。

この記事を書いた人

TOPICS