子育て世代におススメ「風呂敷」。
風呂敷の歴史
風呂敷の歴史は古く、奈良時代には正倉院の宝物を包むのに布は使われていました。
物を包む布として奈良時代には収納用として利用されていたことがわかっています。
当時は「つつみ」と呼ばれていました。
室町時代にはいったころから、この布はお風呂で使われるようになり、
そこから「風呂敷」と呼ばれるようになった説もあります。
江戸時代になると生活に合わせて、風呂敷は様々な使われ方をするようになり、大きな荷物も小さな荷物も風呂敷に包んで運ぶなど、人々の生活の中に溶け込み、なくてはならない道具の1つとなっていたようです。
しかし明治時代以降、海外から「かばん」などが入ってきて、徐々に風呂敷は衰退していきます。
決定的だったのが高度成長期を経てやってきた消費社会でした。
使い捨てが当たり前の時代になり、お店で買い物をすれば、どこでもビニールのレジ袋や紙袋で商品を入れてくれます。
街中で風呂敷を持って歩く人の姿を見ることもほとんどなくなりました。
再注目!環境にも優しい風呂敷。
2000年に入ってから「レジ袋削減」という言葉をよく聞くようになりました。
環境問題の面から、レジ袋使用をやめることで二酸化炭素とゴミの量を減らそう!という取り組みです。
2005年の愛・地球博を境に東海地方の多くのスーパーやドラッグストアではレジ袋が有料化となりました。
レジ袋の大きいサイズは1枚、3円~5円。としているお店が多いです。
マイバック、エコバック、マイかご、などを利用する人が格段に増えました。
1人1人が心がけることで、すこしでも地球温暖化防止につながるといいと思います。
わたしもお買い物に行くときは、エコバックを持っていきます。ナイロン製のエコバックはどこかの景品で頂いたものです。
大きなバックなのですが、お店で安売りしていた時など、考えていた以上につい買い過ぎてしまったとき、持参のエコバックに入りきらない。ということがたびたびありました。
マイバック自体もかさばるので、複数持ち歩くのも嫌でした。
そこで取り入れたのが「風呂敷」です。
風呂敷は1枚の布なので、使わないときはとてもコンパクトに折りたたむことができます。
マイバックに入りきらない分は、風呂敷に包めばOKです。
とてもスマートで、おしゃれで機能的!カバンに1枚入れておくことをおススメします。
使い方いろいろ!おしゃれ風呂敷!
風呂敷は包むだけでなく、さまざまな使い方ができます。
子どもと公園でお弁当を食べるときも、可愛い風呂敷をさっと広げたら、より一層楽しいランチタイムになります。
たとえ汚れても、風呂敷は布1枚なのでお洗濯もラクラク。
包み方を知っておけば、さらに使い方や楽しみ方も増えます。
外出先でペットボトル飲料を買ったときも、風呂敷で包めば持ち歩きやすくなります。
近年はプレゼントのラッピングのかわりとして風呂敷が使われることも増えてきました。
つつむ物の大小にとらわれず自由に包むことができることも利点です。
「風呂敷リュック」という包み方もあり、風呂敷1枚がリュックにもなります。
(2枚で作る方法もあります。慣れるまでは2枚で作ったものの方が背負いやすいです)
重たいペットボトルなども、風呂敷リュックで包んで背負うことができます。
風呂敷は災害時などにも役立つと思います。
興味がある方はぜひいろいろな包み方を調べて習得してみてくださいね。
風呂敷、子育て世代に役立つ道具の1つですので、ぜひ今日からカバンに1枚入れて使ってみて欲しいと思います。