パパがいないことを、どう伝えたら良い?
離婚だけでなく、不幸な出来事のせいで、突然片方の親がいなくなってしまうことがあります。
また中にはシングルマザーを選ばざるを得ない、という方もいらっしゃるでしょう。
そんなときに、子どもにどう伝えれば良いのでしょうか?
ある程度、子どもが大きければ「パパがいなくなったんだ」と頭で理解することができるけれど、小さな子どもだと片親がいない状況を理解することが出来ず、説明に困ってしまいますよね……。
子どもがわかる範囲で説明してあげる
画像出典:PhotoACより
まだ赤ちゃんのうちからシングルで子育てをしていると、そのうち子どもは友だちや周囲の状況から「パパって人がいるんだ……」とパパとママという存在を理解するようになります。
この状態だと漠然とこの世にはパパとママという人がいて、僕にはママしかいないんだ、と理解している程度ですが、ここで誤魔化したとしても成長する過程で「自分にはパパがいないんだ」と理解するようになります。
だから、子どもに「パパはいないの?」と聞かれても誤魔化さずに、その子どもがわかる範囲で親が説明して、伝えてあげることが大切です。
例えばシンプルに「ママとパパは話し合って離れて暮らすことにしたけど、あなたにはパパはいるんだよ」と事実を伝えると良いかもしれません。
死別じゃないのに「パパはお星さまになったの」とは言わない方が良いかも?
パパがいないご家庭の中には「パパはお星さまになったの」と伝える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、子どもがある程度成長したときに「お墓参りに行きたい」と言い出したり、何かのはずみでパパがいることを知ったりしたら「ママから嘘をつかれた!」とショックを受けてしまうことがあります。
もちろん、ケース・バイ・ケースではあるけれど、出来るなら子どもがわかる範囲で本当のことを伝えた方が良いかもしれません。
子どもが気軽に相談できる信頼関係を築こう
小さい子どもも、少しずつですが成長します。そして成長するごとに「パパの話題」「ママの話題」は、友だちの間で話題になります。
そんなときに「友だちとパパの話になって、困った」と子どもが相談できるような信頼関係を築けるように、今から片親であることを子どもと一緒に向き合っていくしかないかもしれません。
しっかりと子ども向き合い、丁寧に対応したママの気持ちは子どもにきちんと伝わります。
そして、それが信頼関係となり、親子の絆は深まっていくことでしょう。
また「パパがいないけれど、アナタが生まれたときにパパもママも、みんなで喜んだんだよ」と言うことを伝えてあげて、子どもの心を安心させてあげてくださいね。