ホットカーペットは子どもによくない?低温火傷や脱水症状を招く場合も!?

ホットカーペットが原因で子どもが火傷になることがあるって、ご存知ですか?
2017年2月23日、消費者庁はホットカーペットによる子どもの低温やけどへの注意喚起を発表しています。

ホットカーペットの温度が決して高温でなかったとしてもまだ皮膚が弱い小さいお子さんの場合は長時間使っていると、低温火傷を招くことがあります!
さらにホットカーペットの熱が原因で、脱水症状になることもあるってご存知でしたか?

ホットカーペットがどうして火傷を招く?その理由は?

画像出典:Photo AC

「ホットカーペットで、どうして火傷に?」と思われる方は多いことでしょう。
小さなお子さん、特に赤ちゃんの場合はまだ皮膚が薄く、弱いためホットカーペットの温度が低温であっても「低温火傷」が引き起こされることがあります。

低温火傷は体温より少し高めの温度(44℃~50℃)のものに長時間触れ続けることによって起きる火傷であり、小さなお子さんは特に皮膚が薄いためホットカーペット程度の温度であっても低温火傷を引き起こしてしまうことがあります。

また低温火傷は普通の火傷と異なり、見た目に反して重症になりやすいというリスクがあります。
軽い症状に見えても、皮膚の奥まで火傷している可能性もあり、お子さんに低温火傷のような症状が見えたら、念の為なるべく早く病院へ受診することをおすすめします。

ホットカーペットが原因で脱水症状になることも!

実はホットカーペットは低温火傷以外に「脱水症状」を起こすことがあります。
小さなお子さんは皮膚も薄いですが、体温調整機能も未発達です。

ホットカーペットの上に布団をしいて子どもが寝ている場合、布団の中の温度は体温よりも高くなり、ホットカーペットの上で寝ている子どもが必要以上に汗をかいてしまうことがあります。

特に寝返りが打てないほどの小さなお子さんは、ホットカーペットの熱と脱水症状が原因で寝ている間に「熱中症」になってしまうこともあるので注意が必要です。

ホットカーペットの上で子どもを寝かせない、就寝時には使わない!

ホットカーペットは手軽に暖を取れる便利なアイテムです。

しかし、小さなお子さんが長時間使うと、ご紹介したようにホットカーペットが原因で低温火傷や脱水症状など、危険な状態を招いてしまうことがあるので、使用には十分注意してください。

ホットカーペットを使う際には、ホットカーペットの上で子どもを寝かせない(長時間同じ姿勢にしない)、就寝時に使わないようにして、ホットカーペットによる不幸な事故を防ぎましょう!

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