妊娠、授乳中におすすめノンアルコールカクテルの作り方
赤ちゃんのためにアルコールは絶対に止めないと!
そう決意していても、お酒が好きな方にとって全く飲めないものストレスですよね。
今、ノンアルコールのビールテイスト飲料などが多く市販されています。ですがこうした商品には、ごくごく微量ではありますがアルコールが入っているのです。妊娠、授乳中は避けたほうがいいでしょう。
そこで、完全ノンアルコールでしかもおいしいフルーツカクテルのレシピを紹介します。どうしてもお酒の刺激が欲しくなった時に試してみてください。
ママなら知っておくべきアルコールの影響
妊娠、授乳中の飲酒は止めること。
お酒を飲む習慣がある女性は、検診の時などに医師からこう注意されているはずです。それは、アルコールが赤ちゃんに与える影響が心配だからにほかなりません。
アルコールは胎盤を通して胎児に吸収されます。妊娠中にママがお酒を飲んでしまうと、お腹の赤ちゃんは「胎児性アルコール症候群」という状態になってしまいます。これは、まさにお腹の赤ちゃんが酔っ払っている状態。
厚生労働省の調べでは、妊娠中に飲酒をしていたママから生まれた赤ちゃんには、低体重や小頭症などの疾患が出やすいようです。
また、青年期になってからのADHDの発症率やうつの罹患率も高くなります。驚くべきことに、アルコール依存に陥る人の割合も高くなるというのです。こうした症状になるのは、10000人当たり1人か2人と言われていますが、まったくお酒を飲まないママに比べると、高い確率なのは言うまでもありません。
ノンアルコールビールもできるだけ控えて
アルコール分0.00%と表示されているビール風清涼飲料水も多く販売されていますね。のど越しや香りはかなり本物のビールに近いので、お酒を飲みたいけど我慢したいときにはピッタリです。
ですが、商品によっては0.001%以下のアルコールが含まれているというものもあるようです。まったくのノンアルコールではないのですね。
含まれるのは微々たる量とはいえ、赤ちゃんへの影響を考えると妊娠中は控えたほうがいいでしょう。心配な方は、かかりつけの産婦人科医さんに意見を求めてみてください。
簡単!おいしい!栄養も!妊娠中に試してほしい手作りノンアルコールカクテル
手作りカクテルなら、自分で配合を決められるので安全安心。
組み合わせ次第で、味も香りも本物のお酒に負けない満足感たっぷりのドリンクができますよ。
お薦めレシピ5選を紹介します。
レモンビール
こちらは私も妊娠中に大変お世話になった手作りビール風ドリンク。
薄切りにしたレモンをひたひたになるまではちみつに漬け、半日程度置くとはちみつレモンシロップが出来ます。
これを大さじ1~2程度、250㏄(コップ一杯と考えれば大丈夫!)の炭酸水で割ってください。レモンの皮から出る苦み成分と、炭酸の刺激がガツンと来るさわやかですが飲みごたえ抜群の一杯になります。
ボツリヌス菌が不安な方もあるかもしれませんが、母体に入ったボツリヌス菌はきちんと消化されてしまうので胎児には影響しません。
ノンアルコールサングリア
赤ワインではなく、グレープジュースにフルーツを漬け込んだ大人のフルーツポンチです。
漬け込むフルーツは缶詰でOK。シロップを100㏄程加えたり、レモンやグレープフルーツ果汁を加えるとぐっと風味が増します。
グレープジュース1リットルに対して、グレープフルーツ果汁は200㏄が目安です。フルーツは好みの量で作ってみてください。
残ったらスムージーにしても。
シンデレラ風スムージー
オレンジジュース、レモンジュース、パイナップルジュースを同量ずつ合わせた有名なノンアルコールカクテルです。
フレッシュフルーツを使ってスムージー風にするのもお薦め。朝ごはんや間食の時間に飲めば、栄養も取れてローカロリー。
かつ消化にいいので妊娠中の体調管理にもってこいです。
モスコミュール風ジンジャーハニー
先ほどのレモンビールのショウガ版です。
薄切りにしたショウガ1固まりを、同じようにひたひたのはちみつに漬けます。好みの濃度で炭酸割りにし、レモン半分を絞って加えます。
ショウガの辛味が刺激的で、口さみしい時のお供に最適です。
ノンアルコールモヒート
フレッシュミントの葉を少し揉んで香りを出し、ライム半分の果汁とはちみつと供にグラスに入れ炭酸水を注ぎます。
レモン炭酸を使うとさらに香りがよくなるので、好みで試してみてください。
苦みや刺激でお酒が飲めないイライラを解消
妊娠中に飲めないのは、お酒大好きママにとってはとてもストレスですよね。我慢しすぎてお腹の赤ちゃんに悪い影響が及ぶのも心配です。
フレッシュフルーツやハーブを使えば、ノンアルコールでも刺激的な飲みごたえのドリンクになります。オリジナルな組み合わせを試してみるのも楽しいので、挑戦してみてくださいね。