運動好きな子に育てよう。

ねっと

運動神経は経験と環境で決まる。

 

ねっと

 

「うちの子、運動神経悪いです」という声を聞いたことがあります。

「親が運動神経悪いから、子どもに遺伝した」とか、似たような話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?

そもそも運動神経とはなんでしょうか?

よく言われているのが「運動神経=運動を巧みにこなす能力」です。

それは生まれつき持っているものではなく、大部分は環境と経験で決まってきます。

大切なのは、日々どれくらい運動しているか、外遊びしているか、運動することスポーツすることに慣れているかで、それで大部分の運動能力は決まります。

幼児期にたくさん外遊びをしたり、体を使う運動をしてきた子は、運動能力も発達していき、初めてのスポーツでも感覚的にコツを掴み、上手にこなせる能力が身につきやすいです。

反対に室内遊びが多く、あまり運動しないで幼児期を過ごした子は、体の動かし方や運動の経験が少ないはずです。

 

こうえん

 

最近の子どもたちの運動能力が下がっている原因の1つとして、幼児期に外遊びや体を使った遊びをする時間が平均的に下がっていることが挙げられてます。

「わたし運動神経悪いの」というママの場合、お子さんとの一日の過ごし方も室内遊びがメインのことが多いです。

たくさん歩いて体を動かすことで、体力もついていくのですが

普段の移動も車を利用することが多く、歩かない、歩く時間が少ない子どもたちが増えています。

出来るだけ普段から意識して、日々の生活の中に運動を取り入れることが大切です。

できるだけ、さまざまな体を使った遊びを取り入れることが理想ですが、まずは無理をせずに、継続することを心がけるといいと思います。

 

苦手意識を持つ前に。

 

うんてい

 

小学校に入ると、周りの子と比べて「自分はできない」という現実にぶつかる機会が増えていきます。体育の授業でもボールを使ったり、鉄棒、マット運動、かけっこなど、さまざまな運動を行っていき、それらは通知表などで評価されます。

小学生になるころには子ども同士も容赦なく、うまく出来ない子に対しては「〇〇くん、ヘタクソ!」と指摘されたり、休み時間にサッカーなどする際も、うまくできない子は仲間にも入れてもらえない・・・という事態も実際にあります。

これは運動だけの事ではないのですが、

「自分は他人よりも出来ない子なんだ」と子ども自身が思ってしまったとき、それは苦手に変わります。

みんなよりヘタだから運動は苦手、自分はうまく出来ないから運動は嫌い・・・ということに繋がってしまいます。

残念なことに子ども自身がそう思ってしまった時点で、その子のその後は一気に伸びなくなります。

子ども自身が「運動苦手」と思う前に、幼児期のうちに親は出来る限りのことをしてあげてほしいと思います。

子どもの運動神経は遺伝では決まりません。

そのことを忘れずに、子どもと一緒にたくさん外遊びをして体を動かして、運動好きな子どもに育てていきましょう。

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