学びに重要なのは”アウトプット”~学んだことを使う~

アウトプット子どもたちは常に学んでいます

子どもたちの脳は日々フル回転!たくさんのことを見て、学び、吸収しています。

赤ちゃんや小さな子どもたちが夜泣きをするのもこういったことに関係しているそうです。
子どもたちは、昼間に見たことや聞いたこと、感じたことを夜寝ている間に頭の中で整理するそうですが、
まだまだキャパシティーが大きくない小さな子どもたちはそれらを整理しきれず、
夜中に起きて泣いてしまうのだとか。
お出かけした日や、いつもより多く遊んだ日に特に夜泣きがひどくなるのも納得できますね。
夜泣きは大変ですが、しっかり成長しているという証拠ということなのでしょう。

すぐに忘れてしまうことも

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大人よりも何倍もひとつひとつのことから多くの学びを得ている子どもたちですが、
同時にすぐに忘れてしまうとも言えます。

2歳から3歳ごろには、お話も上手になり、色々なことを知っていきますが、
少し前のことはもう忘れてしまうもの。
まだ「遊び」から学ぶだけの間はそれでも問題ないかもしれませんが、
数字や平仮名などをお勉強するようになると、それでは困りますね。

”お勉強”が求められる年齢になると
「学んだことを、どう自分のものにしていってくれるか」ということがより重要になります。
そこで、大切なのが「アウトプット」です。

吸収するだけでは不十分

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今日学んだ数字を、学んだだけでは子どもたちに完全に身についているとは言えません。

子どもたちが、学び吸収した知識を自分のものとし、いかにそれを使っていけるかどうかで
「覚える」ことができたかどうか、ということが変わってくるそうです。

例えば、我が家の長男は3歳になったころから、毎朝私と家で出来る簡単なお勉強をしてきましたが、
最初は何度やってもなかなか平仮名を覚えることができませんでした。
「もぐらのも!」と毎日大きな声で繰り返しているのに、次の日にはもぐらの絵を指さして「なんだっけ?」と聞くと、「もぐらのひ!」などという始末…どこから手を付けていいのかわかりませんでした。

字を書く練習では、見本をなぞれるのに、なかなか真っ白なところには書くことができません。
それもそのはず。何も知らない子どもなのですからできなくて当然です。
根気よく根気よくゼロから字を教えるのは、お互いを追い詰めるだけのようにも思えました。

自分で”使った”ことからの変化

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しかし、ある日主人とお絵描きをしている中で突然「も」を書いたそうです。
私と平仮名のお勉強をしていることを全く知らなかった主人はびっくり。
そのリアクションが嬉しかったようで、長男は何度も「も」を書きました。
その日から「も」に関しては完璧に覚え、どこで「も」という字に出逢っても読めるようになったのです!

私とどれだけ「お勉強」という時間を設け、インプットしても覚えられなかった平仮名を
たった一度”アウトプット”したことによって自分のものにしてしまった。
本当の学びは、アウトプットして完了ということを、このことで改めて思い知らされました。

”アウトプット”が大切

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学んだことを使う、それが子どもたちの学習には何より大切なことです。

それは、日々の生活の中でも同じことかもしれません。
脱いだ靴を揃える、食べた食器は片付ける、遊んだおもちゃを箱に入れる
「言われたことをやる」のは子どもたちにとって決して簡単なことではありませんが、
素直な心で行動できれば、きっと自分のものにしていけるでしょう。

「インプットより大切なのはアウトプット」

それを引き出す手助けをしてあげることなら、親の私たちにもできるのではないでしょうか。
そう心がけて、子どもたちと向き合っていきたいですね。

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