バーベキューで火おこし体験をさせよう。
楽しもうバーベキュー。
自然の中で家族やお友達と食べるお料理は格別です。
おススメの時期は外でも過ごしやすい春と秋ですが、工夫次第で暑い夏も、寒い冬でも楽しむことができます。
大人は見守り、子どもにやらせてみよう。
最近は便利な道具、家電などが増え、普段は火を使わない生活をしている人も多いです。
住まいがオール電化の場合は、調理器具もIHなので、近くで燃える火を見たことがないという子どもも増えています。
バーベキューは子どもたちが火について学ぶよい機会です。
火は人間が生きていく上で必要なもの。
もちろん火が熱いこと、危険なことを教えることも大切ですが、危険だからと遠ざけてばかりではなく、正しい知識と取り扱い方を教えてあげてほしいと思います。
着火剤なしで簡単火おこし。
子どもに自由に考えて行動させてもいいですが「さあやってみて!」と言ってもどうしていいのか分からない子どもたちが多いと思います。
最初は大人が見本を見せたり、こうやったらいいと思うよ。などアドバイスがあったほうがいいと思います。
火おこしの方法はいろいろとあります。
大人もいつも着火剤を使う。という人が多いと思いますが、今回は着火剤なしでの簡単火おこしをご紹介します。
牛乳パックを使ってみよう。
牛乳パックは着火剤のかわりになります。
新聞紙でもよいのですが、牛乳パックのほうが燃えかすなどが舞い上がらないのでおススメです。
牛乳パックは燃やしても大丈夫。
牛乳パックを燃やしたら、有害な物質がでるのでは?と思い調べてみました。
牛乳パックの表面はポリエチレンでコーティングされています。
ポリエチレンが燃えると主に二酸化炭素と水が発生するようです。
ダイオキシンなどの有害物質は発生しないので安心して着火剤のかわりとして使用できそうです。
準備をしよう。
牛乳パックは洗ってから開き、よく乾かしたものを使用します。
2~3センチの幅になるようにハサミで短冊状に切っていきます。
細長く切ったものを結びます。結んだものに、牛乳パックの短冊をどんどん巻いていきます。
上手く結べない、キレイに巻けなくても大丈夫です。
差し込むようにして上記写真のようなボールのような形をつくっていきます。
1パック分の牛乳パックボールが出来れば完成です。
牛乳パックボールをバーベキューコンロなどに置いて、まわりに炭を組みます。
火をつけるときは、ボールの下の方からつけましょう。
牛乳パックボールがよく燃えて、炭に火がつきます。
達成感を味わうこと。
自分の力で火おこしすることで、「できた!」という達成感を味わうことができ、子どもの発達にもよい影響を与えます。
子どものうちにいろいろなことを体験することは、学力だけでなく精神面にもよい影響となります。
大人になってから社会に出て、いろいろなストレスなどにも耐えうる力をつけるためにも、子どもの時期の今の過ごし方は大切です。