ベストセラー書籍「頭のいい子の親がやっている「見守る」子育て」著者でもある教育家の小川大介先生と、キッズデザイン大賞受賞したボードゲーム作家の遠山彬彦さんと対談した連載記事です。
連載2回目は小川先生が小学6年生の頃の、塾とお受験についてのお話の続きです。
小川大介先生
小6の時に塾にやっと行ったんです。
地元の中学に行って坊主にするのは自分に合わないなと思ったし
部活なんかをやらされるのも絶対に合わないと思っていたんで。
指示されたくなかったから。
じゃあ(支持されない環境に行くために)受験するか、という考えになって塾へ。
ただ、自分の勉強のために余計なお金は使わせたくなかったので
当然塾へはお年玉を崩して通っていた。
そして3か月目でお年玉がなくなった。
そこで、大人の世界って・・・高いんだな!と(笑)
松倉弥生
佐藤亜希さん
(笑)
小川大介先生
4か月目からは塾の先生に相談してから
親に「ごめん、お金が無くなった。どうしよう」と相談してお金を出してもらった。
もともと親は出す気でいたようだった。
親も「仕方ないな。気の済むまでさせてやろう」という育て方だった。
そして私立の中学校に入ってもそんな感じで
(物事に対して)いろいろ遠回りしてきた。素直じゃないから。
今みたいな僕のキャラクターとして言えば
幼少期から言葉だとか考えるということはかなり育っていた方だし、
今の(いつも笑顔で優しいと感じてもらえる)雰囲気はどちらかというと仕事で
コーチング、カウンセリングをしていくなかで作られてきたキャラクターなので
30年前の知り合いからは
「別の人が出てきた」と・・・
松倉弥生
佐藤亜希さん
(笑)
小川大介先生
当時の知り合いとかも
掲載されている記事をみて
「騙されている」と(笑)
松倉弥生
佐藤亜希さん
(笑)
へぇ!意外でした!
小川大介先生
笑顔がステキな小川先生だと言われているけど(笑)
佐藤亜希さん
まさにそんな印象でした!
松倉弥生
意外です!
遠山彬彦さん
完璧ですね(笑)
小川大介先生
笑顔の中にすごい攻撃力を秘めてる、
そんな子どもでした。
だから、本当に(両親が自分を)受け止め続けてくれたのが感謝ですね。
あともうひとつ感謝しているのが
親がずっと仲が良い夫婦だった。
ずっと仲の良い姿を見せてくれていたから、結婚生活を含めて
結婚とはいいものだというベースがあって、それに対する安心感があるんです。
あとはハイキング。
家族で結構行っていました。毎週末に。
父親が体を動かすのが好きで、なおかつ知識欲もあるから
神社とかね、教えてくれた。
家が大阪の南の方で山を越えれば奈良だから、飛鳥とか。
家族で10キロとかを。
松倉弥生
佐藤亜希さん
え!すごい!
小川大介先生
一日ずっと歩く、ということをすごくしていた。
松倉弥生
達成感を味わえるし
家族とのコミュニケーションもとれるし
理想的ですね!
小川大介先生
それは大きいでしょうね。
家族が一緒に居れるし。
ただ、学年が高くなってきて”おもろない”と…
佐藤亜希さん
おもろないですか(笑)
小川大介先生
どこか電車で1時間くらいかかるところで
なにが気に食わなかったのか
「面白くない」と言ったら、父親が怒り出して「じゃあ帰れ」と言われて。
「じゃあ帰るわ」と言って本当に帰ってしまった。
「帰りのお金くらいくれ!」と言ってね。
松倉弥生
佐藤亜希さん
(笑)
小川大介先生
本当に帰ってしまって。
一時的に行方不明ですよ。
松倉弥生
佐藤亜希さん
(笑)
今回は、自分の気持ちに正直だった様子の小川少年時代のお話を伺いました。
次回はそんな子どもの頃のお話を伺って、ふと気づいた
幼少時代と遊びについて伺います。
次回もぜひお楽しみください。