【うまれてくれてありがとう】
文/マーク・スペリング
絵/ブラウン・アリスン
訳/俵万智
WAVE出版

まるで子どもへの愛でいっぱいの心を文字にしてくれた絵本

我が家の子ども達は2歳差の兄妹です。
下の娘が生まれるまで、お兄ちゃんとは2人きりの時間がたっぷりありました。
愛情を私のできる限り、精いっぱい注いできたつもりです。

娘への気持ちも同じ。
それでもなかなかお兄ちゃんの時とは同じようにしてあげられないことも多くあります。

おもちゃはすべてあるもので。抱っこを独り占めしたいときもお兄ちゃんと半分こです。

でもいつか、私の一番近い存在になってくれるのかなぁと将来の女子会を今から楽しみにしています。笑

今日は私が、実際に本屋さんで手に取り、娘に贈りたい!と心から感動した本をご紹介します!
もちろん、息子にも同じ気持ちですが、
何というか、その可愛い世界観に、
いつか娘がお母さんになったとき、もう一度見返してもらえたらな~という思いになったのです!

もちろん、すべての親子にお勧めしたい絵本でもあります。
「うまれてくれてありがとう」をご紹介します!

「うまれてくれてありがとう」

マーク・スペリングさん作「うまれてくれてありがとう」は、幅広く活躍されている歌人の俵万智さんが翻訳されています。
本の中の、アリスン・ブラウンさんの絵はとてもやさしく、幻想的で、穏やかです。
知らない世界だけれど、私はこの絵をみながらお腹の中の世界を想像してしまいました。

ねずみの親子が会話している様子が描かれているのですが、
そのやりとりは、お話し始めた頃の我が子との会話を思い出させてくれます。
小さなお子様にもわかりやすい表現になっています。

言葉では表せない子への愛がいっぱい

うまれてくれてありがとう

お子様に対して、誰もが抱く感情です。
でも忙しい毎日の中で、常にそれをお子様に伝えられるか、というとそうでもないですよね。

言葉でなかなか表現できない、うまれてきてくれてありがとうという愛情が、
この絵本にはわかりやすく描かれています。

いつか自分の元を旅立つ我が子に、
ずっといっしょじゃなくても、離れていても、気持ちは変わらないと伝えてくれる絵本です。

小さなお子様にはもちろんですが、
これから親元を巣立つお子様にもいっぱいの愛を伝えられる本ではないでしょうか。

「うまれてくれてありがとう」は、
ついつい忘れてしまう、子どもという大きな存在へのピュアな感情を思い出させてくれま

【トヤのひっこし】
イチンノロブ・ガンバートル/文
バーサンスレン・ボロルマー/絵
津田 紀子/訳
福音館書店/出版

 

異文化に触れる絵本


子どものころから様々な異文化に触れる体験は、とても貴重で大きな意味があるはずです。
とはいえ海外旅行に行ったり、外国の方と触れ合うにはハードルが高く、誰でもできる訳ではありません。

この絵本では、日常生活の中で、なかなか経験できない外国の暮らしについて知ることができます。
とても分かりやすく、楽しく学べるので、子どもが文化を感じ興味を持ってくれたらと思います。

 

トヤのひっこし

「トヤのひっこし」は、モンゴルの遊牧民の生活を描いた絵本です。
主人公の女の子が、家族・家畜のらくだやヤギたちとともに何日もかけて新しい土地へ引っ越す中で、出逢う景色や経験したことが1ページ1ページわかりやすい言葉で描かれています。

初めて見る文化に触れた息子には、たくさんの疑問が生まれた様です。
自分の生活とは違う事を理解すると、たくさんのことに興味を持ちました。

 

学ぶことに興味を持つのに最適な絵本

主人公の女の子が、お父さん、お母さんとの会話を通して、感じたこと、学んだことについて一つ一つ理解しようとします。
学ぶ事の楽しみを得られる絵本だと思いました。

ページを開くたびに次はどんなことが待っているのだろう!とワクワク読み進めている姿がとても印象的でした。

「トヤのひっこし」に描かれている世界は、私たちが普段生活しているのとはまったく違います。
モンゴルという国の、遊牧民の暮らしです。

学校へ行って、遊んで、温かいお風呂に入って、お母さんが作ったご飯を食べるという当たり前の毎日が、
他の国の人にとっては当たり前ではないということ。
そのような異文化に、初めて触れる子どもたちには衝撃的でしょう。

自分の送る生活へのありがたさ、自分が知らないところで動く世界があることを知ことは、子どもの成長に大きな意味を持つでしょう。

未知の世界を知ろう

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物語の中で、モンゴルの雄大な大地に生きる動物たちが、強く生きていること。それを子どもたちに伝えるお父さんの説得力のある台詞が、とても印象的でした。

その姿は、与えられた環境の中で知恵深く、楽しく生きる人々の暮らしを教えてくれます。
絵本にはそんな世界が優しい色使いと、やわらかいタッチで描かれています。

ページをめくるたびに、トヤの旅路と共に、様々な未知の世界が広がっています。

色々な国があり、様々な人がいると、子どものうちに知ることはとても大切なことだと思います。

「トヤのひっこし」
ぜひお子様と読んでみてください。

 

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【とげとげ】
内田麟太郎/作
佐藤茉莉子/絵
童心社/出版

心の葛藤を描いた感動の絵本

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気分が落ち込んでいるときや、忙しい毎日に追われているときは、
心に余裕がないと感じることがあるでしょう。

でも、人の優しさに触れて癒されたという経験はありませんか?

自分の中に張りつめているものが、人に優しくしてもらえたことで、解き放たれていく
そんな心が優しく移り変わっていく様子が描かれた絵本
「とげとげ」をご紹介します!

「とげとげ」

主人公は表紙の「とげとげ」。体からは生えるトゲが原因でたくさんの壁にぶちあたります。

そんな中、自分を大切に思ってくれる人との出会いで変わっていく姿がこの絵本には描かれています。

「優しさ」は、人からもらって初めてそれが何であるのかを知り、自分も優しい人になれるのだということを教えてくれるストーリーでした。
人の心は全て、人からもらったもので出来ているのかもしれない。
周りの人たちから大切にされて、優しくしてもらえるから、自分の心は穏やかでいられると気が付くと、
改めて大好きな人に優しくしたいと強く思うことができました。

そして、何も持たず、何も知らずに生まれてきた自分にそんな優しさを教えてくれたのは親であるということ。
でも親となった今、何も教えなくても優しい心を持っている我が子からたくさんの愛を教えてもらっていること。
そんなことを想い、心のやりとりの奥深さに胸が熱くなったりしました。

「とげとげ」は少し変わった世界観ですが、ピュアな子どもたちの心にはスッと入っていくストーリーです。
親子でぜひ読んでほしい。そして大好きなお友達とも一緒に呼んでほしい絵本です。

とげとげの優しい心

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この絵本では、とげとげが優しくされて変わっていく様子が描かれていますが、
とげとげ自身もとても優しい心を持っていることがわかります。

心の闇と葛藤しながらも、誰かを思い遣り、壁を乗り越え、変わっていくとげとげの健気な姿は、
お子さまにもきっと伝わるものがあるでしょう。

かわいそう、でもほっこり。とげとげが愛おしくなる絵本です。ぜひ読んでみてください。

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【ジャングルのどうぶつ】
発行人/小竹智晴
発行所/株式会社リーバン

色彩感覚を養おう

赤や青、ピンクや黄色、色に興味が出てきたら、
いろいろな色を見て、たくさんたくさんお話して、色彩感覚を養いましょう!

子どもたちの色彩感覚を伸ばすには、日常の環境が大切だそうです。
生後数週間で赤色から認識できるようになったあかちゃんは、次第に様々な色に触れていきます。

赤色を見るとエネルギーが沸き、青色を見るとリラックスすると言いますが、あかちゃんも同じ。
様々な色を見ることで、うれしい気持ち、楽しい気持ち、悲しい気持ち、たくさんの感情を知っていきます。

様々な色に囲まれる環境の中で育つと、情緒豊かになると言われています。
いつもカラフルな日常を作り出してあげることが大切ですね。

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お父さんお母さんから色を提示する最も簡単な方法が絵本です。
小さいうちは、色鮮やかな絵本をたくさん読んであげることをおすすめします。

「ジャングルのどうぶつ」

 

子どもたちが大好きな動物と、楽しく色遊びができる絵本をご紹介します!
ページ数も少なく、とてもシンプルな絵本なのであかちゃんから自分で本が読めるようになった子どもたちにもおすすめです。

株式会社リーバンの「ジャングルのどうぶつ」です。

「ジャングルのどうぶつ」は、ライオン、トラ、ゾウ、オウム、フラミンゴと子どもたちにとってとても身近な動物が登場します。
右のページが引き出せる仕組みになっていて、最初白黒だった動物に色がつく仕掛けになっています!

 

『なにいろだとおもう?』と言いながら、ページを引き出すと色鮮やかな動物が登場!
『ぜんぜんちがう!』と、色が付いた姿に子どもたちは大喜びです!

あかちゃんのうちはお母さんが問いかけるように読み聞かせてあげるといいでしょう。色が出てきたらしっかり指差ししながら色の名前を伝えてください。
自分で読めるようになったら、『なにいろだったっけ?』と一緒に考えてあげましょう。子どもたちが自分で色の名前を言うまで待ってあげることが大切です。

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色彩感覚から膨らむ様々な感性

色が言えたら、『他に同じ色の動物はいたかな?この色の食べ物はあるかな?』と、問いをつなげていきましょう。
そこからお子様の想像力も膨らんでいくはずです。

いろいろな色に触れると、感情豊かで、心が満たされていくことと思います。

他にも私がこの本をおすすめしたいと思ったポイントが、
”動物たちが仲良くしている”ということです。
現実ではありえない組み合わせ。だけどみんなニコニコ仲良しです。子どもの心に優しく響く絵本です。

サイズもコンパクトなので、電車や車で移動する際や、待ち時間が長いときなどに持っていくのもおすすめです!

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【いないいないばああそび】
きむらゆういち/作・絵
偕成社/出版

あかちゃんのあそびえほんシリーズ

きむらゆういちさんのあかちゃんのあそびえほんシリーズ
「いないいないばあ あそび」のご紹介です!

このきむらゆういちさんのあかちゃんあそびえほんシリーズは仕掛けがたくさんあり、
あかちゃんが楽しみ、学び、笑顔になれる絵本です。

あかちゃんはみんな”いないいないばあ”が大好きですね!
お母さんお父さんがあかちゃんと初めて楽しむ遊びの一つかもしれません。

いないいないばあについて描いた絵本はたくさんありますが、きむらゆういちさんのこの絵本は
あかちゃんが絵本読みに参加して楽しめるという点が他と違う特徴です。

「いないいないばあ あそび」

主人公の女の子と、子どもたちが大好きな犬や猫、かいじゅうさんまでいないいないばあ!
すべてのページが、子どもが簡単にめくってばぁ!のお顔を出せる仕掛けになっています。

子どもたちは、手で隠された顔がばぁ!と笑顔で飛び出す様子が面白く、ページをめくるのが待ちきれません。

あかちゃんの間はお母さんお父さんがめくってあげてもいいですね。
自分でめくれるようになるとまた、読む楽しみ方も変わってきます。

子どもたちが何より好きなのが最後のページ!
それまでと違う展開に大喜び!
丸くくりぬかれた面白い仕掛けも、子どもたちの興味をひく大きなポイントです!

何度読んでも飽きずに楽しめる仕掛け絵本です!

長く楽しめる絵本

”いないいないばあ”はあかちゃんのためのものというイメージが強いですが、
実は2歳3歳になっても、子どもたちは”いないいないばあ”が大好きです!


色々なやり方で出来る遊びですので、日々工夫してオリジナルの方法がある!という親子も多いでしょう。

この絵本も、お母さんオリジナルの表現で読んでみてください。
それを真似っこして、自分で読む姿が見られるとまた愛おしい成長も見られることと思います!

 

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【そーっと、そーっと…】
ひろかわさえこ/作
創育/出版

「そーっと、そーっと・・・」

ひろかわさえこさんのことばのポケットシリーズ、
「そーっと、そーっと・・・」のご紹介です!

この本は赤ちゃんから、お話が上手になったお子様まで楽しめる絵本です。
お母さんがいろいろな表情を作りながら、動き、驚き、一緒になって世界に入ってみてください!

 

「そーっと、そーっと・・・」の絵本は台詞が少しだけ。字がないページがあるのが特徴です。

でも、絵本を開くとそこに描かれている絵だけで起こっていることや、内容が小さな子どもたちにでもわかるように描かれています。

子どもたちは、ネズミの男の子の表情や気持ちが可愛いイラストから見て取れるのが嬉しいようで、
一つ一つの絵に「見て見て!」「えいっ!ってやってるよ!」と楽しんで見ているのが印象的でした。

この絵本は、何かにチャレンジするときの掛け声や踏ん張り、またその勢いをお母さんがオリジナルでお子様に伝えられるようになっていると思います。
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「えいっ!」と掛け声をかけながらページをめくってみましょう。少し体を弾ませると躍動感が生まれます。
「うまくいかないね~」「もうすぐなのにね~」と声かけしてみると、お子様も絵本の世界に引き込まれていきます。

オリジナルの読み方で楽しんで

この絵本を読むとき、最初はささやきながら読んでみます。
口に一本手を当てて「シー」と言ってみると、子どもたちの表情も真剣に。

ページをめくるごとに、絵本の展開にあわせて、元気いっぱい「えいっ!やぁ!」と掛け声してみたり。
次は「あ~残念。いっちゃったねーー!!」とリアクションしてみたり。
毎回毎回そんな様子を子どもたちはニコニコしながら聞いてくれることと思います。

お母さんが楽しんでいると、お子様もきっと笑顔になるはず。


音を立ててはいけない時は、そーっと静かにしなければならない、ということも知ってくれるかもしれませんね。

ぜひお母さんのオリジナルの方法でお子様に読んであげてください!

しんちゃん

【しんちゃんのランドセル】
東日本大震災復興支援With Youプロジェクト/制作・出版
エイキ ミナ子/絵

震災について伝えたい

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2011年に発生した東日本大震災を
小さな子どもたちはもちろん、これから生まれてくる子どもたちは知りません。

私は神戸を中心に発生した阪神・淡路大震災、そして2011年の東日本大震災どちらも経験しました。
どんな風に日本中の人々が支えあいながらそれらを乗り越えてきたのか、ということを子どもたちに伝えていきたいと思っています。

まだ小さい我が子たちにまず知ってもらうことから始めようと思った時に出逢ったのが、
「しんちゃんのランドセル」です。

「しんちゃんのランドセル」

この絵本は東日本大震災復興支援のプロジェクトで作られたものです。

しんちゃんは、幼稚園に通う男の子です。
4月から小学生になるのを楽しみに、買ってもらったばかりのランドセルを大切に大切にしていました。

そんな中起きた3月11日の東日本大震災。
幼稚園にいたしんちゃんが避難する様子、お母さんとお父さんに会えるまでの不安な気持ち。
再会できた時の喜び、そしてその後経験する避難所での生活について描かれています。

とても簡潔に、お子様に伝わりやすい言葉で描かれているので、
小さな子どもたちでも、そんなことがあったんだ!と知ることができる絵本です。

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人が支えあう姿が見える絵本

この絵本の中には、東日本大震災を通して、日本中世界中の人々が支えあった様子が描かれています。

しんちゃんが、お母さんお父さん、そして避難所の人々と共に、困難を乗り越えようと支えあう姿に胸を打たれます。

当時を知らない子どもたち、当事者ではなかった子どもたちに、
人が気遣い、助うことで被災地が復興してきたという事実を理解しやすく、提示できる絵本になっています。

まずは知ることが大事だと思います。
そして、これから何かが起こった時、しんちゃんのように人のために動くことができる子になってほしい。
お子様とぜひ、「しんちゃんのランドセル」を読んでみてください。

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おまえうまそうだな

【おまえうまそうだな】
宮西達也/作・絵
ポプラ社/出版

やさしい恐竜の物語

「おまえうまそうだな」は宮西達也さん原作の絵本です。
登場するのは恐竜ですが、怖いはずの恐竜もどこか親しみやすい可愛らしい絵が子どもの心をつかみます。

ポプラ社から出版されているこの絵本には、読み聞かせ用の大型版があります。
図書館で見つけた時、この独特なタイトルと、カラフルな色使い、そして大きな絵本であることからすぐ目に入りました。

タイトルだけみると、何の話なんだろう?と思いますが、
表紙からは想像できないとてもピュアで心温まるストーリーです。

「おまえうまそうだな」

「おまえうまそうだな」は登場する恐竜たちが、違う運命を背負いながらも出会い絆を深めていくストーリーです。

ちょっとした勘違いから時間を共有する中から、ピュアな心に動かされ
”思いやり”の心がうまれていきます。

偽りから始まった関係が、いつしか優しさや愛情でいっぱいになる、
そこにできた本当の絆にあたたかい気持ちになりました。

この絵本では、大人の心が浄化されていく様子が、恐竜たちののやり取りから見えてきます。


本当に相手にとって幸せとは何なのかを考えた時、陰から支える選択肢もあるのだと、
いつか子どもたちが自分の元から旅立つとき、寂しさをこらえながらこの物語のように思えるだろうか。
そんなことを考えさせられました。
だからこそ今もっと子どもたちを愛したい!そう感じるストーリーです。

子どももきっと優しさに触れているはず

 

子どもたちが大好きな恐竜が登場します。
悪者でも優しい心を持っていること、優しさで相手の心を変えることができること、
そんなことを教えてくれる絵本です。

ピュアな子どもたちはきっともっとストレートに、この絵本をとらえているかもしれません。
読み聞かせの後、どんな風に感じたか聞いてみると、大人とはまた違った答えが返ってくるかもしれませんね。

大型以外にも、通常サイズがあります。子どもたちの反応も楽しみに、ぜひ読んでみてください。

 

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【泣いた赤おに】

浜田康介/作
梶山俊夫/絵
偕成社/出版

鬼は怖い?

節分が過ぎましたが、鬼は怖いと知ってしまったお子様も多いのではないでしょうか。
ニコニコ顔で描かれた鬼のお面もスーパーに行くと多く置いてありましたが、
節分の日に突然入ってくる鬼に泣いてしまった子もいたかもしれませんね。

鬼は怖い!鬼はいやだ!というお子様にぜひ読んであげてほしい本があります。
鬼は怖いというイメージを持ったままでもいいかもしれませんが、
悪者にも優しい心がある、ということを教えてくれる本です。

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『泣いた赤おに』

 

泣いた赤おにの主人公である赤おには、見た目から人々に恐れられていますが、本当は人の役に立ちたい、人間とともに暮らしていきたいと願う優しい心を持っています。

自分の願いをかなえるために、仲間の協力を得てある試みをします。

けれど、結果的にほしいものを手に入れるために、一番大切だったものを失ってしまった。
自分の願いだけを追い求め、手を差し伸べてくれた人をないがしろにしてしまった。

この本を読みながら、それに気が付けた時、私たちも本当の優しさについて知ることができるのかもしれません。

絵本の中に登場する赤おにの、心のまま生きたいと願う姿と、友人である青おにの優しい心が胸に響く物語です。

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人を思う優しさを教えてくれる本

『泣いた赤おに』は、優しさについて教えてくれる本です。

誰かが自分に優しくしてくれた時、どこかでその人が何かを犠牲にしているのかもしれない、そんなことに改めて気が付かされます。

何か一つの目標を成し遂げるためには、辛いことや大変なこともある。
それをどうとらえていくかが重要なのでしょう。
時に何かを犠牲にして目標達成をすべきか。犠牲にせずに、目標を諦めるか。
いつも何を優先していけば良いか、ケースバイケースで良い判断ができる大人になってもらえるよう
子どもたちと向き合っていきたいですね。

優しくしてもらったら、相手のことも気遣える人になってほしい。

人に優しくできる子になってほしい。

そう思った時、この本をぜひお子様に読んであげてください。

怖い鬼が悲しそうな顔で泣く様子は、人のために涙を流すことへの切なさや思いやりをお子様に伝えてくれるかもしれません。

 

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食物アレルギーの発覚

下の娘が生後11カ月の時、食物アレルギーがあることがわかりました。
自分はアレルギーとは無縁の人生を送ってきたこと、また長男もアレルギーが出たことがなかったことから
小児科の先生にその事実を告げられた時、頭が真っ白になってしまいました。

その後の先生のお話もどうやって聞いていたのかあまり覚えていません。
とにかく、なぜ?なぜ?とそればかり自分に問いかけていたことだけが記憶にあります。

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泣いてばかりの1週間

生後10カ月ごろから1歳の卒乳を目標に私と娘は、夜中闘い続けていました。
長い長い夜を何度も過ごし、やっとのことで「食べることが楽しい!」と食にも興味が出始め
卒乳が見えてきていた矢先、私たちは食物アレルギーを告げられました。

いろんなものを沢山食べてほしい、美味しいものを美味しく食べてほしい、
食べることを楽しむ人生を送ってほしい、子どもたちにそう願っていた私は
その事実をすぐに受け止めることができず、これからどうしたらいいの?と頭を抱えて泣いてばかりいました。

ケーキにクッキー、天ぷらにコロッケ、私たちと一緒にこの子は食べられないの?
お友達が出来て、お誕生日会に行ってもこの子だけケーキ食べられないの?

無知だった私は、”食べられないものがある”ということだけにとらわれ、
この先何をすればいいのかさえ分からなくなっていました。

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何も変わらない日々

それでも子どもたちにご飯を作って食べさせなければなりません。
これまで、出来るだけ栄養を!といろいろなものを使って作っていた娘のおかゆも
食物アレルギーが発覚してからというものの、積極的に新しい食材を使うことができなくなってしまいました。

ご飯と人参や玉ねぎなどの野菜だけを柔らかく煮て、毎食毎食それだけを与える日々が続いていきました。
私が勝手にふさぎ込んでいたことが、娘が新しい味に出逢うきっかけを奪ってしまっていたのです。

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ママ友との再会

食物アレルギーがわかってから、毎日泣いてばかりいた私ですが
長男が赤ちゃんの時から通っていた支援センターで出逢ったママ友に再会したことで私の日々は変わりました。

久しぶりの再会でしたが、とても信頼しているお友達なので
彼女に食物アレルギーのことをすがるように話してしまいました。

すると、彼女は特に驚いた様子もなく、よちよちあるく娘に向かってこう言ったのです。
「よかったね~ママがママで。頑張ってくれるよー!」と。
そして私を見て、
「食物アレルギーの子のお母さんってみんなすっごい頑張ってるよ!だから私本当に尊敬してるの。
あなただったら、いつも頑張ってるんだからそのままでいいじゃない!」と言ってくれたのです。

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私を変えた言葉

彼女が言ったその言葉に私は気が付かされました。
私は何て無知で愚かだったのだろう。
これまでアレルギーがあることが可哀そうなことだと思っていたのかもしれないと。
それと同時に、これまで泣いてばかりで何をしていたの?と自分が情けなくもなりました。

私は長男を妊娠したころから、自分の趣味、そして将来の我が子のためにとずっとパンとお料理の教室に通ってきました。
それってなんのためだったの?今それを発揮するときじゃないの?と気が付かされたのです。

食物アレルギーがあるからと言って何も食べられない訳じゃない。食べれるものから栄養は十分取っていける。
それをやっていけるのは母親の私じゃない!と奮い立つことができました。

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信念を持って行動を起こしましょう

幸い、娘は食べ方を工夫すればアレルギー反応が出たものも食べることができる体質でした。
そして、これも幸い、好き嫌いなく何でも興味を持って食べてくれる子です。
今は食べながら治していく方法が主流だと知り、自分なりに勉強しながらやっていこう!と前向きに考えられるようになりました。

大切なのは、自分の信念をひたすらにやっていくことだと思います。
私は子どものころ、欲しいおもちゃは買ってもらえなくても、食べたいといったご飯はいつでも両親がお腹いっぱい食べさせてくれたことに感謝しています。
どんなにお金がなくても、洋服やおもちゃを買ってあげられなくても、
子どもたちがいつもお腹いっぱいの幸福感に満たされている人生を送ってほしい!
子どもを授かった時、そう願いました。
私はこの信念を貫いていきます。

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最初は娘に食物アレルギーがあるのは自分のせいだと責めてばかりいました。
お母さんならみんなそう感じられると思います。
だけど、この事態を変えていけるのもお母さんである自分しかいないのです。
悩むことも多いですが、食物アレルギーは子どもたちに向き合い、頑張るきっかけになります!絶対に。

改善を目指して子どもたちのために頑張っていきましょう!

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