子どもの三日坊主は才能への近道

三日坊主の意味は、「飽きっぽく、長続きしないこと。または、そのような人。」と書かれています。

三日坊主は、あまりいい言葉ではないですよね!
しかし、わが子の才能を見つけ出すにはすごくいいものだと私は思いました。

三日坊主が良かった秘話を我が家のストーリーとともにお伝えします。

習い事あれもコレもやりたがる長女

親としては、決めた事はやりとおしてほしいのが現状ですよね!
半年足らずで『行きたくない・やりたくない』『コレやめて、あれやりたい!』
こんなフレーズ聞くだけで、怒り出したくなのは事実です。

私も、始めはそうでした。
『そうやって中途半場な事するために、高いお金を払っているんじゃない!!』と怒鳴ったことはしばしばです。

この時点では、身についていないくらいのペースでコロコロ変わっていた習い事でした。

ついにやってしまった母の失敗

小学校3年生の時にあまりにもコロコロ変える娘に、ついに私は怒りをあらわにしてしまいました。

目標を持たせて、習い事をチャレンジさせてきてはいたのですが、ルールを守らずリタイアしてしまう娘。
私は、この一年間習い事を一切させないことにしてしまったのです。

チャレンジをさせないことで長女は、自己肯定感が低くなってしまいました。
※自己肯定感とは・・「自己を肯定する感覚」、つまり「自分は大切な存在だ」と感じる心の感覚です。

自己肯定感が低くなってしまった長女の口癖が『とうせ、私は・・』『別に、私がやったって』など、言葉に出るようになってしまいました。

私が、すぐやめる習い事に必ず、『また。』『なぜ、毎回あなたはそうなの』などの様な否定的な回答をしてしまい、終いにはやらせて挙げない選択肢をとってしまったのが、原因でした。

色々と、思い返せば彼女がコロコロ変えるのは、自分に合わないと即座に判断する能力があったからなのだと思います。
習い事以外でも、勉強のやり方だったり毎日の生活習慣だったり、不思議なくらいコロコロ変化させては、色々なアイディアを生み出したりしていました。

これは、まずいと感じた私は、今まで以上にチャレンジすることに対して一緒に共感し、成功体験をより多く経験できるようにサポートすることにしました。

現在6年生になりましたが、このぐらい大きくなると色々小学生のうちで、チャレンジしていない習い事は少なくなってきています。

また、自己肯定感が高まってきた今、チャレンジしてきた中で自分に向いている事ややり方、落ち着き方なども自分で考え見つめることが出来ています。

いまは、街の合唱団に所属し沢山のコンサートに出させて頂いています。
また、自分で絵を書くことが得意分野だと気づいたようで、毎日色んな絵を見ては研究しています。

休みの日は一緒に美術館などに行き、色使いなども自分なりにコピーしているそうです。

自己肯定感を育てる事と成功体験が大切だった。

三日坊主は、彼女にとって必要な自分探しのやり方だった。

大人と違って、子どもの頃はどんなことでも沢山チャレンジ出来る時期でもありますよね。
習い事でもどんな事でも、やりたい気持ちを優先しても問題ないですよね。

この子どもの時期にやりたい何かに出会えるかどうかで、人生もかわってくるはずです。
自己肯定感を育てる為にはまず、「夢中になれるなにか」を見つけ出す事が重要です。

長女は、「夢中になれるなにか」を見つけ出す事に時間もかかりましたが、次女はすぐにみつかりました。
一人一人、見つけ方、感じ方も違うのであせるのは禁物です。
だからといっても、お金がかかることもありますよね。
我が家の出来る範囲にはなってしまいますが、その中でまずは見つけてあげてください。

そして、見つけ出したら全力で共感し褒めて、成功体験を沢山させていきましょう。

ミュージカルを見て目標が決まった

町の合唱団へ所属していることから、舞台に興味を示してきた長女。
先日、ミュージカルのチケットをもらい長女と二人で観に行ってきました。
その帰り道。
長女:「私、ミュージカルに出たい」
母: 「なぜそう思ったの?」
長女:「こんなに感動してワクワクしたの初めてだし、カッコよかったから!」

そんな、会話をしながら我が家に帰ってきました。
次の日から、長女はミュージカルについて色々調べ、何が自分に足りないのか研究していました。
その週の合唱団練習から、先生がびっくりするほど、質問したり声の出し方一つ一つに真剣にやっているのです。

今まで、やっていなかった家での発声練習もユーチューブなどで調べがんばっています。
ミュージカルから、輝きが増し生活一つ一つが楽しそうです。
私は、全力で今の彼女をサポートしてあげようとおもいます。

最後に

三日坊主の先をみて!

数年前の自分に言いたい言葉です。
どうしても、親の立場からみると三日坊主は良くないと思うのは当然!
でも、大人の三日坊主と子どもの三日坊主はまた違うものと少し考えてほしいとおもいます。

また、その子がすぐやめてしまう事の理由を探っていきましょう。
それをマイナスにとらえるのではなく、プラスに考えていきます。

たとえば、サッカーやりたいという子ども。
数ヵ月後にやめる理由は??
・疲れるから・・・運動系はやめとくか
・暑いのがいや・・水泳にきりかえてみるか
・○○くんがイヤ・・個人選があるスポーツにしてみるか

などなど、お子さんの「夢中になれるなにか」を消去方で絞っていけるのと、その体験により子ども自身で自分が出来る・出来ないを見極めていける力も育っていくのだと私は思います。
どんな事でも無駄な経験は絶対にありません。

少しでも多くの体験・経験をさせてあげてみてください。

この記事を書いた人

TOPICS