「ヤダヤダヤダ!」にどう対応する? ~イヤイヤ期・我が家の場合~

世のパパママが避けて通れぬ茨の道、魔のイヤイヤ期。
間もなく2歳になる我が家の長男はまさにイヤイヤ期真っ只中です。イヤイヤは成長の証!発達の過程!と、わかっていても日々多忙なパパママにとってつらい時期ですよね。今回は、そんなイヤイヤ期の我が家における具体的な対応策をご紹介します。

頼りにしてるよ、手伝って!

イヤイヤにも色々ありますが、特に困ったのは食事の時間になかなか自席につかないことでした。保育園の登園時間も迫っているし、パパママもおなか減ったし、ご飯は冷めちゃうし…。
どう説得しても「ごはんやだ!まだ遊ぶ!」とイヤイヤし続け、親は途方にくれてしまいそう。

そんな時息子を変えたのは“お手伝い”でした。

「ママのお手伝い、頼んでもいい?」「これ、どこに置くんだっけ?」と問いかけながら箸やスプーンを渡してみます。

すると意外にも「これ、ママ」「これ、パパ」と言いながらきちんとお箸をテーブルに並べていくではありませんか。毎日の食事の中でちゃんと家族のお箸の定位置を覚えていたのですね。

また、ベランダで栽培しているミニトマトを一緒にもぎって「ここに乗せてね」と伝え、サラダの上にトッピングをしてもらったり、ブロックチーズの包装紙をぺりぺりと剥いてお皿に載せてもらうなど。

お手伝いをしてもらううちにイヤイヤは収まり笑顔も見られ、スムーズに自分の席つくことができました。

自分でできたこと、パパママの役に立ったことがとても嬉しかったのでしょう。また一緒に料理や食卓の準備に参加することで、食事そのものに関心を深められたのかもしれません。

みんなと一緒にやってみる?

我が子には、お気に入りのぬいぐるみがいくつかあります。「ヤダヤダ!」が始まったとき、ぬいぐるみ達と一緒に誘うとやる気になってくれることがあります。

例えば、おむつ替えや着替えを嫌がるとき。くまのぬいぐるみにおむつやズボンをはかせて「あれれ?くまちゃんは上手にはけたよ」と声をかけると、慌てて自分からおむつやズボンを履いてくれたりします。

歯磨きやねかしつけの時もやり方は同じ。ぬいぐるみの口を歯ブラシで磨く仕草をしてみせたり、お布団にぬいぐるみを寝かせてみたり…。

ぬいぐるみの動きを見ることで、自分が今やることはこれなんだと視覚的に理解できたり、ぬいぐるみと一緒ならやってみたい!ぬいぐるみができるなら自分だってできるんだ!等と感じ、自ら行動に移せることがあるようです。

切替えのきっかけは“好奇心”

我が子が激しくイヤイヤする場面のひとつにお風呂がありました。

日が暮れてきてそろそろお風呂に入れたい時間…だけど、本人はまだまだ遊びに夢中。「一緒にお風呂いこう?」と誘ってもヤダヤダと首を振ります。

夕方からの忙しくなるタイミングに思うように動いてくれないと、親の勝手で悪いと思いながらもイライラ…そんな状況を一変させた我が家のお風呂アイテムがあります。

それは、なんてことはないプラスチックの空容器たち。ヨーグルトのカップ、植物の液体肥料の容器、使っていない計量カップです。きっとどこのお家にもありますね。

お風呂にはなかなか行けないけれど水そのものには好奇心旺盛な我が子。このようなプラスチック容器に水を入れてはジャージャーと流して遊ぶのが大ヒットでした。自分で容器を手に持って、目をキラキラと輝かせながらお風呂場へ行くようになりました。

お風呂を嫌がったのは子どもなりの理由があったのでしょう。けれどそれを上回ってしまうようなわくわくがあれば気持ちは前向きに切り替わるはず。

お子さんの好奇心を刺激してあげられるような楽しみを見つけられたらいいですね。

上記で紹介した対応策はいつも万能なわけではなく、昨日はこれが効いたけど今日はダメ…やっぱりイヤイヤされちゃうなんて時もあります。子どもの気持ちを理解したい、見守りたい…と思っていてもなかなか難しいですよね。余裕がない時はこちらまでイライラしてしまうこともありますが、それだけ真剣に子育て頑張っている証拠!と思って深く考えすぎないことも大切かもしれませんよ。

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