野菜を食べない!
子どもには好ききらいせず、いろんなものを食べ欲しいけれど、特に食べてくれないのが「お野菜」ですよね。
小さいときは特に野菜嫌いなお子さんが多いですが、それにしてもなぜそんなにお野菜を嫌がるのでしょう?
子どもが野菜を嫌がる理由
画像出典:PhotoACより
子どもが野菜を嫌がる理由は、子どもにとって野菜の味は「美味しくない」「食べづらい」からです。
まだまだ理性ではなく、本能でものごとを判断することが多い小さな子どもにとって野菜特有の「酸味」「苦味」は「腐敗」「毒」に、それぞれ感じてしまいます。
ちなみに、子どもにとってそれぞれの味覚は、次のように思っていることがありますよ。
- ・甘み → エネルギーをもっている
- ・うまみ → タンパク質をもっている
- ・塩味 → 塩分をもっている
- ・酸味 → 腐敗している
- ・苦味 → 毒を持っている
お野菜も食べやすくしてあげて!
また、まだ口が小さく、歯も歯茎も発達していない子どもからすると野菜は繊維が多く上手に食べることができません。
食べづらさを少しでも和らげることで、子どもがお野菜を食べやすくなります。
- ・トマト → 皮をむく、とろっとした部分を乗り除く
- ・ブロッコリー → 小さく切ってとろみをつける
- ・ピーマン、にんじん → 細かく切る
また一度に食卓に、あれもこれもとならべるのではなく、フルコースの料理のように「まず食べさせたいもの」から順番にお料理を出すようにすると、苦手なお野菜がまず最初に出るので、お肉やお魚、果物よりもお野菜をまず最初に食べやすくなりますよ!
野菜不足は腹痛や便秘の原因になる?
大人の場合は、野菜不足が続くと腹痛や便秘の原因になることがあります。
これは野菜に含まれる「食物繊維」に整腸作用があるからです。
それでは子どもの場合は、というと一概に野菜不足だけが腹痛や便秘の原因になるワケではありません。
子どもは大人以上に汗をかくため、水分量が少なく。硬い便になり、食物繊維をしっかりとっていたとしても、水分量が足りないから腹痛や便秘になることもあります。
「野菜+水分」をしっかり取らせることで、腹痛や便秘を予防しやすくなりますよ。
野菜を食べたら、吐いたりするけど……
苦手な野菜を子どもが食べて、吐いてしまったり、吐きそうになってしまうことがあります。
そんなときは必要以上に無理強いをせずに、食事の時間にタイムリミットをもうけて、その時間までに食べられなかったら取り上げるようにしてあげてください。
食事の時間が苦痛になってしまうと、子どもが野菜以外のものも食べれなくなってしまうことがあります。
また少しずつ励ましながら、食べさせるとちょっとずつですが、食べてくれることがありますよ!
成長することで食べられるものは増えてきます!
子どもの味覚は少しずつ成長します。
年齢によって食べられるものは変わっていくので”今”食べられないとしても、数カ月後にはケロリとした顔で食べているかもしれません。
野菜が食べられるような年齢になるまで「待つ」というのも必要なのかも?