親子の時間研究所

子どもを塾に通わせたいけどどんな塾があるの。

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子どもが小学校に入学をし、学年があがるにつれ勉強がどんどん難しくなっていきます。学校のテストの点数がいまいち、成績をあげるため塾に通わせたい、中学受験を考えているので塾に通わせたいなど、塾に通わせたい理由は人によってさまざまだと思います。

塾に子どもを通わせたいけど塾は多種多様にあり、親はどんな塾なのか、子どもにあっているのかいろいろ考えてしまいます。

しかし、目的によって塾の選択方法が大きく変わってくるのです。今回は塾選びに必要になってくるポイントをコラムでお話ししたいと思います。

学習塾の規模の違い

大手塾

大手塾とはフランチャイズおよび直営の学習塾を数十~百数十教室を展開している学習塾です。地方の県には1つ2つ、都市圏には3つ4つくらいです。

●メリット
1.圧倒的な情報量
複数の校舎があるため生徒数が多く、過去の卒業生の成績や進学データなどを多く持っています。「お子さんと同じ偏差値で志望校に合格した子は過去に何人もいます。チャレンジする価値がありますよ」といった具体的なアドバイスももらえるでしょう。

2.切磋琢磨(せっさたくま)する雰囲気が生まれやすい
ひとつの校舎の人数も多いので、クラスの入れ替えなどで切磋琢磨(せっさたくま)する雰囲気が生まれやすく、すべての校舎で同じカリキュラムに沿って進められます。人数が少ない個人塾に比べ競争心が生まれやすいです。

●デメリット
1.環境が合わない子がいる場合がある。
大手塾では1学年で百人以上になる校舎もあります。生徒数が多ければ競争が激しくなりやすいため、精神的な負担を感じてしまう子もいるかもしれません。

個人塾

個人塾はその地方や地域に数多くあります。場合によっては数教室を展開しているところもあります。

●メリット
1.地域密着の指導
塾周辺エリアに特化した受験データを持っています。周辺エリアの学校を受験する生徒が多い場合、志望校として名が上がることの多い学校の受験データは大手塾以上に備えているといってもよいでしょう。

2.学校スケジュールや近所のイベントを把握しやすい
近隣小学校の夏休みにあわせて夏期講習を始める、大規模なイベントを受けて休講や短縮授業を検討するなど、塾のカリキュラムを組みやすいです。

また、台風や大雪といった自然災害があれば、生徒の安全を考えて休講しやすいことも強みであると言えます。

3.理解度にあわせた授業ができる
生徒たちが授業についてこられないことがわかれば、手厚く復習する、カリキュラムを見直すといった対策がとりやすいです。

●デメリット
1.エリア外の中学校情報が少ない
個人で調べるよりは多くのデータを集められますが、大手塾と比べるとデータはつかみにくいといえるでしょう。

塾の指導

塾の指導法には、集団指導と個人指導の2種類があります。

集団指導塾

集団指導とは、先生1人×生徒多数の指導法です。

●メリット
1.競争心アップ
1つの部屋に結構な人数が集まりますので、お互いに競争心が生まれ切磋琢磨(せっさたくま)をします。

2.価格が安い
大人数で授業を行うので価格が個人塾にくらべて安いです。

●デメリット
1.キメ細かい指導が行き届かない
たくさんの生徒がいっぺんに授業を受けますので、生徒1人1人に対して、理解度を把握しづらく淡々と授業が進む可能性があります。

2.わからないところがそのまま放置される可能性が高い
つまずきの原因を個別にさらってくれることもあまりありませんので、わからないところが出てきた場合、生徒本人がわからないと言わなければ、放置したままにされる危険が出てきます。

個別指導塾

個別指導とは先生1人×生徒1人(または2~3人)の指導方法です。

●メリット
1.苦手なところを重点的に学ぶことができる
1対1もしくは1対2で指導を受けることができるので、わかるまで教えてもらえます。

2.担当者を変えてもらえる
先生との相性が合わない場合は、担当を替えてもらえるケースもあります。

●デメリット
1.カリキュラムの積み残しが生じやすい
学習ペースを生徒に合わせるため、なかなか理解が遅い生徒はカリキュラム終了を予定していた期間よりも過ぎてしまう可能性があるのです。

2.講師も学生アルバイトがほとんど
講師も学生アルバイトがほとんどで、授業のクオリティの不安も残ります。

3.価格が高い
集団指導にくらべて価格が高くなっています。


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塾の種類

塾の種類には、進学塾、補充塾、総合塾に3つがあります。

進学塾

中学受験や高校受験、大学受験の入試対策に特化した塾を「進学塾」と呼びます。偏差値を上げるための塾、入試問題で点数を取れるように指導する塾と言い換えることもできます。

●特徴
1.入試から逆算した年間のカリキュラムに沿って授業が進行
学校の授業よりも進学塾の授業の方が進むスピードが速いです。例えば、中学受験向けの進学塾では2月から新学年のカリキュラムが始まります。そのため学校ではまだ習っていないことも先取り授業として進学塾では習います。

2.学力別にクラスを設けている
進学塾というと学校の成績上位者しかいないイメージもありますが、実際はそうではありません。クラスによって成績上位者クラス、成績が中ぐらいであるクラスなどのクラス分けをされている場合があります。ただ入塾の際に入塾テストを実施している塾もあり、一定の学力以上の生徒しか入塾が不可能な進学塾もあるため入塾前に確認してください。

●メリット
1.入試という目的に直結するカリキュラム
受験を目指す家庭にとって、入試という目的に直結するカリキュラムはもちろんのこと、進路に関する情報を得やすいです。

2.切磋琢磨(せっさたくま)が期待できる。
大手塾のメリットで述べたように、同じ目標あるいは近いレベルの生徒が進学塾に集まることで、切磋琢磨(せっさたくま)し意欲を保つことが期待できます。

●デメリット
1.競争によるプレッシャーが生まれる
子どもによっては切磋琢磨(せっさたくま)の競争がプレッシャーで負担になる場合があります。

2.本人の意欲や進路希望が合わない
合格数という実績を出したい塾に対し、本人の意欲や進路希望が折り合わない場合が出てきてもめることが多いかもしれません。

補充塾

学校の授業のフォローや定期テスト対策を中心に行う塾を「補習塾」と呼びます。学校の授業内容理解や定期試験で点数を取れるように指導する塾です。

●特徴
1.学校の授業の進度に合わせた授業
学校の授業の進度に合わせて塾の授業が行われます。そのため、学校の授業に付いていけるようになりたい場合に適した塾です。

2.授業内で定期テスト対策
定期テスト前には授業内で定期テスト対策を行ってくれるので、内申点を上げるために学校のテストの点数を上げたいかたにもおすすめです。

●メリット
1.個人に合った指導が期待できる。
今、やっている授業の理解・成績という身近なところに目標があるため、個人に合った指導が期待でき、結果が目に見えやすいです。

●デメリット
1.受験対策に対応していない可能性がある。
受験を考える場合や、先取り学習をしたい場合には補習塾だけでは十分ではない可能性があります。

総合塾

補習塾と進学塾の特性を併せ持つのが総合塾とよばれる塾です。

●特徴
1.目的によってのクラス分け
総合塾の規模によりますが、多くは、学力や目標に応じて補習クラス/進学クラス/難関進学クラスのようにクラス分けがされるようです。

●メリット
1.とりあえず勉強はさせておきたいというような場合でも対応してもらえる。
受験の有無は決めていないがとりあえず塾で勉強はさせておきたいというような場合、対応してもらえる幅が広いというのは安心材料です。

●デメリット
1.クラスを替える時に対応してもらえない可能性がある。
補習をメインの目的として通っている生徒が途中で入試対策に切り替えることには、同じ塾内であってもハードルがある可能性は意識したほうがいいです。なぜなら、進学クラスは学校の授業よりずっと進んだ学習内容をしているなど、補習クラスとは難易度の異なりがあるからです。

入塾テストとは

塾によっては入塾にあたり入塾テストを行う塾があります。入塾テストの目的は大きく2つにわかれます。

入塾テストの目的

1.入塾可否のために行わう。
難関校の合格実績が豊富な進学塾の場合には入塾可否のために行われます。そのため入塾テストの結果次第では入塾を断られることもあります。

2.学力診断も兼ねて行わう。
地域密着型の学習塾や定期テスト対策のフォローが中心の補習塾で実施される入塾テストは学力診断も兼ねて行われるケースが多いです。

入塾テストの現状

入塾テストは塾によってさまざまですので、子どもに行かせたい塾に入塾テストがあるのかないのか調べ、もしテストがあるならすぐ対策しましょう。人気のある進学塾ほど入塾テストの難易度は高くなります。最近では、進学塾の入塾テストのために家庭教師をつけて対策している家庭もある、人気のある進学塾ほど入塾テストの難易度は高くなる傾向があります。

また、学年が上がるほど入塾テストの難易度が上がりますので注意が必要です。例えば中学受験の場合には、4年生までの入塾テストが国語・算数の2科目に対して、5年生からは国語・算数に理科・社会も加えた4教科です。そのため、子どもを進学塾に通わせるために小学校低学年のうちから入塾テストを受ける家庭もいるのです。

まとめ

塾の規模、指導方法、種類はおわかりいただけたでしょうか。子どもにどうなってほしいかで塾の選び方が変わってきます。もし、子どもを大手塾や進学塾などに通わせたい場合は入塾テストの有無を確認しましょう。入塾テストがある場合、たいていは子どもに塾大手進学塾を中心に12月から1月にかけて新年度向けの入塾テストが実施され、2月から授業が開始されます。人気のある塾に通いたい場合にはまず入塾テストに合格する必要がありますので、それに向けて対策をたてるようにしましょう。

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