蛇口に手が届かない時は牛乳パックで解決。ハサミで簡単工作
子どもが1歳を過ぎたあたりから、自分で洗面所に立たせて手を洗わせることが増えてきます。
でもまだ身体が小さいので、踏み台に立たせても手が蛇口まで届かないことがありますよね。
市販でそれを解消するための蛇口を延長させる製品も売っていますが、割高です。
それに、そんなものを買わなくても牛乳パック(紙パック)で自作できますよ。
用意するものは、牛乳パック1つとハサミがあればOK。
必要に応じてセロテープを使う場合もありますが、必要な物はたったこれだけです。
それでは、作り方をご紹介していきますね。
蛇口を延長する牛乳パックの作り方
上の写真が完成形です。
洗面所のお掃除をさぼっているのがバレバレな写真ですが、どうかお許しください。
蛇口を延ばす、といっても簡単な仕組みです。
牛乳パックを蛇口につなげて、水が出てくる場所を元の蛇口よりも手前にするだけ。
この牛乳パックの作り方を、順に説明していきますよ。
牛乳パック1つを用意
まずは、飲み終えた牛乳パックか紙パックが1つ必要です。
今回はジュースの紙パックで作っていきますが、入っていた飲料は何でも平気ですよ。
注ぎ口の部分は完全に開けずに、使っていた時と同じ状態にしておいて下さい。
そして、軽く洗っておいて下さいね。
あと、牛乳パックを切るためのハサミを1つ準備しましょう。
必要な長さを確認
出来上がりは、蛇口に牛乳パックを差し込んだ形になります。
このあと牛乳パックをハサミで切って、ちょうど良い長さに整えるという工程があるんです。
そのために、どのあたりを切ったら良いか、事前に位置を把握しておきましょう。
お子さんの手がどこまで届くかによって必要な長さが変わってくるので、お子さんに手を伸ばしてもらって確認すると確実です。
長めに切っておけば、後で修正がききますのでご安心を。
切る位置は大体の目安で平気ですよ。
ハサミで切っていく
それでは、いよいよ作っていきましょう。
先ほど確認した長さになるように、ハサミで切っていきます。
ガサツな私は、ザクザクと適当に切っていっちゃいます。
1周した最後の位置が綺麗に合わなくったって、無理やりつなげれば問題なし!
ぐるっと1周切れたら、完了です。
左側の、注ぎ口がついている方を使いますよ。
右側は今回は不要ですが、お子さんのオモチャ作りや絵の具の水差しなどに活用しても良いですね。
パックの注ぎ口を蛇口にかぶせる
それでは蛇口にセッティングしていきましょう。
牛乳パックの注ぎ口を、ゆっくり蛇口の先端にかぶせていきます。
もし蛇口が大きくて入りにくい場合は、牛乳パックの注ぎ口を少しずつ開いて調節して下さい。
逆に蛇口が細くて固定しにくい時は、注ぎ口をセロテープなどで留めて小さくしましょう。
そのまま、落ちてこないところまで押し込んでいきます。
ただかぶせるようにして入れただけなので、強い力は全く要りません。
向きはこのような感じがベストです。
これでセットできました。
もしも長すぎると感じたら、一旦取り外してハサミで切ってから、またセットして下さいね。
正面から見ると、こんな感じになりますよ。
試しに水を出してみましょう。
チョロチョロと水が出てきたら大成功!
簡単なので失敗する人はあまりいないと思いますが、水が出てくると妙に嬉しくなります。
子どもの横で作っていると、水が出た瞬間に「わぁ、出てきたー!」とみんなで盛り上がりますよ。
うまく水が前方に流れ出てくるように、パックを差し込む角度などは微調整して下さいね。
水量はお好みでどうぞ。
この画像ではかなり少なめに出していますが、最初の画像のように多めに水を出すことももちろん可能です。
使い終えたらつるして保管
牛乳パックは紙でできているので、使い終えて濡れたまま洗面台の上に置いておくとカビが生えたり、劣化しやすくなります。
効率よく乾燥させたいので、我が家では洗面台の上の棚からつるして保管していますよ。
挟むのに利用しているのは、100均で買ったピンチです。
つるしておけば場所もとらないので、おすすめです。
それでも、何度も使ううちに汚れたり、パックの切り口がふにゃっとしてきます。
そうなった時には、新しいものを作って交換して下さい。
種類を変えて作ると子どもが大喜び
牛乳パックって、メーカーによって絵柄や色合いが違いますよね。
ジュースの紙パックも中身によって色が異なり、印象がだいぶ変わります。
だからもし古くなって新たなものを作る際には、是非とも前のと違うパックで作ってみて下さい。
「今度はブドウの絵が書いてある!」とか、子どもも面白がってくれるはず。
市販の蛇口延長の製品だと、1度買ったら同じものを使い続けることになります。
でも、牛乳パックなら定期的に違う絵柄に変わるので、その都度新鮮な気持ちで洗面所に立てますよ。
汚れても手軽に新しい物に変えられるので、いつでも清潔な状態で使えるのも一押しポイントです。
蛇口にお子さんの手が届かなくて不便だと思っている方は、ぜひ作ってみて下さいね。