子ども手帳の導入
子ども手帳とは・・・
「子ども手帳」ってご存知ですか?その名の通り、子どものスケジュールなどを管理する手帳です。
我が家の息子は幼稚園の年長さんなのですが、朝起こすときから幼稚園のバスに乗る時まで、1から10まで言わないと動いてくれず、悩んでいました。
私自身も、がみがみ言いたくないし、子どももきっと言われたくないでしょう。でも、言わなければ幼稚園のバスの時間に間に合いません。
そのような時に、図書館で「子ども手帳術 親子で楽しく!自主性、自立心が育つ!」という本に出合いました。
その本には、幼稚園生でも子ども手帳を使って自分のスケジュールを管理する方法が書かれており、とても参考になりました。手帳の中身は、やること・できたことマグネット、できたよシール、月間スケジュール、息子・娘の好きなもの(シール、カードなど)です。
ただ息子はどちらかというと、細かいことがあまり好きではありません。
続くかわかりませんが、物は試しということで作ってみました!
娘はまだ幼く文字も読めませんし、できるかわからなかったのですが、兄と同じものを欲しがるので一緒に作ってみることにしました。
ポイントは子どもが「手帳に愛着がわく」ということが重要です。
やること・できたことマグネット
朝やること、夜やることを細かくマグネットに書き込み、できたら「できたこと」の欄へマグネットを移動させ、行動を目に見えるようにしています。
本では付箋で作成していましたが、実際に作成してみると、粘着力が持続せず、使いにくかったのでマグネットで作成しました。
できたよシール
ここには朝やることと夜やることができたら、それぞれできたよシールを貼っていきます。
シールがたまったら、ささやかなご褒美をあげることでやる気を継続させ、習慣化できるようにしています。
月間スケジュール
ここには主に、幼稚園の行事と準備するものを記入したり、付箋をつけて目につきやすくします。
前日の夜に子どもと一緒に確認することで忘れ物を防ぎます。
また、終わった日に×と印を打つことで、日にちや曜日の感覚が身についていきます。
宝物も入れられる
ここには息子と娘の好きなものを何でも挟めるようにしています。
息子は仮面ライダーのカード類を集めているのでカード入れを挟みました。
娘は絵をかいたり、塗り絵をすることが好きなのでお絵描き出来る紙や塗り絵を挟みました。
また、好きなシールを手帳の好きな場所に貼ってもらいました。
これは手帳に愛着を持たせる効果が有ります。
スケジュールの他に、シールや好きなキャラクターのカードなど子どもの好きなものを挟んでいくことで、手帳を何度も開きたくなり、習慣化していくという方法です。
習慣にする
息子と娘は主に、幼稚園のスケジュール管理と朝と夜にやることをリスト化して、マグネットを利用して、一つ一つの行動を書き出します。
「やること」は息子と一緒に考えることが大切です。
また、わかりやすいようにイラストをつけることで、まだ字が読めない2歳の娘でも理解でき、ゲーム感覚で継続できています。
あまり強制せず、でも毎日近くに置いておきました。
やはり、息子と娘の好きなシール、好きなものを一緒に挟むことで、手帳に対する興味・関心が持続するようです。
「やること」を書いたマグネットを「できたこと」の欄へ移動させていくという作業を一つの行動が完了するごとに行います。
私も同じ材料で私の手帳を作成し、子ども達と一緒にやることにしました。一緒に楽しむことこそが一番継続につながるように思います。
子どもの自立を目指して
何のために子ども手帳を利用しているかといえば、やはり子どもの自立の為です。
子ども手帳を使い始めて3カ月ほどになりますが、子どもたちの様子は少しずつ変わってきています。
子ども手帳が生活の一部となり、チェックすることが習慣になってきました。
子どもたちが自分で手帳を開き、行動を起こしていることがとてもうれしいですし、私自身、ガミガミ言うことが減り、とても楽になりました。
朝は準備がすべて終わったら、好きな遊びやゲームなど、バスの時間になるまで好きなことをしてよい時間にしています。
毎朝、「もうバスが来るよ!」「早くしなさい!」と言っていない自分に驚いています。
これからも子ども手帳と私の手帳をどんどん充実させて、家族みんなが良い関係でいられるように子ども手帳を継続していきたいと思っています。
ぜひ子ども手帳を親子で楽しく作ってみてはいかがでしょうか。