お散歩で見つけたお花が大変身!乾燥標本(押し花)を作ろう

お散歩からはじまった乾燥標本づくり

皆さんは子どもとの休日をどう過ごそうか悩んだことはありませんか?私はよく悩みます。

暇つぶしに子どもとぶらぶら近所を散歩していた時の出来事です。
子どもが道端に咲いているお花を抜いていているのを見て「パーっ」とひらめきました。「乾燥標本を子どもと一緒につくってみよう」と考えるようになりました。

今では、長女が学校の帰り道に植物(雑草)を抜いてくるようになり、名前を知らない植物の名前を知りたがるようになりました。
なかには毒性を持つ植物もありますので事前に毒性を持つ植物や、植物をむやみに口に入れてはいけないことを注意しておきましょう。

身近な危険の植物を紹介したサイトです。押し花標本をつくる時参考にしてみてください。

食べると危険な毒草一覧|身近な猛毒・有毒植物図鑑【全26種】

 

乾燥標本の作り方

○標本を乾燥させる道具
1.新聞紙(はさみ紙用) 標本にしたい植物をはさみます。
2.新聞紙(吸水紙用) 標本にしたい水分をとります。
3.押し板 厚めの段ボール、ベニヤ板。
4.ひも お花全体をしばります。
5.ティッシュペーパー 薄い花びらをはさむ、実や種を保護します。

手順(植物標本を乾燥させる)
1.標本をはさみ紙にはさみます。
新聞紙を1ページの大きさに切り離し、さらに半分におってはさみ紙とします。
2.吸水紙をはさみます。
新聞紙5枚分ぐらいをかさねて吸水紙とします。
3.押し板ではさみ、ひもでかたくしばります。
新聞紙の上下で段ボールかベニヤ板などのかたい紙ではさみ、ひもでかたくしばります。しばった時の厚みを5cmから30cmになるようにします。
4.吸水紙
翌日、はさみ紙をひらいて中の植物の形を整えます。最初の2日間は、1日2回、その後は1日1回吸水紙を取り換えます。この作業を1週間から2週間繰り返します。

○標本の貼り付けの道具
1.台紙
2.とめ紙
3.のり とめ紙のうらにぬって使います。
4.ピンセット 釘をすき間なくとめます。
5.ラベル お花の名前、採取場所、採取日、採取者を記入します。ラベルがあるのとないのとでは乾燥標本の価値に左右されるので乾燥標本をつくるときは必ずラベルを書きましょう。

茎に添わせるようにすき間なく止めます。右図のようなとめ方では、お花の標本が壊れやすくなります。

以上、乾燥押し花標本の作り方をざっくり紹介いたしましたがおわかりいただいたでしょうか?

上記の写真はアジサイを用いてつくった乾燥標本です。今までで100以上のお花を採取しました。

子どもと休日どうやって過ごそうか悩んでいる方、子どもと一緒に近所を散歩し、お花を採取して乾燥標本をつくってみてはいかがでしょうか。

結構、よい時間つぶしになります。
子どもがお花にすごく興味を持ってくれるようになりましたよ。また、夏休みの工作の宿題にもできますので是非チャレンジしてみてください。

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