おまるを最大限に活用しよう!無理なくトイトレ完了を目指す進め方
4年保育の幼稚園に通う2歳の娘がいる1児の母です。
まだまだ少ない育児経験ではありますが、少しでも参考にしていただけるところがありましたら幸いです。
早いもので、もう夏休みですね。この間入園したと思っていたのに、月日はあっという間です。
我が家の娘は、夏休みの間に3歳のお誕生日を迎えるので、そのプランも合わせて夏休みの過ごし方計画を練っている母です。
さて、夏休みと言えばお出かけやレジャー以外にも、苦手分野にチャレンジしてステップアップを目指すお子さんも多いですよね。
この夏休みに、トイレトレーニング完了を目指しているお子さんもいらっしゃるのではないでしょうか?
普段はバタバタしていてなかなか進まないトイレトレーニングも、長いお休みの期間中だと親子でゆっくりとチャレンジ出来るので、3歳の夏休みにおむつ卒業する子が多いと幼稚園の先生から伺いました。
娘は、1歳8ヶ月でトイレトレーニングが完了しました。《その時のお話はこちら》
当時は今以上に子育ての知識もなくゲーム感覚でやっていたらおむつが卒業出来たという、なんともざっくりとしたトイレトレーニングだったのですが、今ゆっくりと思い返すと私たち親子に合ったペースでやれたなあと満足しています。
今回は、これからトイレトレーニングを始めるお子さんや、今まさにトイレトレーニングを頑張っているお子さんのご家族に、我が家の経験を交えながら、ツールや進め方をご紹介します。
おまるのメリット
子ども用品店では、キャラクターもの、色、デザインもさまざまなものがたくさん販売されています。
これから購入しようと考えているパパ、ママが特に悩まれるのが”おまると補助便座のみ、購入するならどちらが良いのか?”ではないでしょうか?
おまるは、初心者に優しいツール
ちなみに我が家は、
・おまる
・持ち手付きの補助便座と踏み台
・フラットな補助便座と踏み台
3タイプで使えるおまるを購入しました。今も、フラットな補助便座はトイレで、踏み台に形を変えたおまる本体はトイレのスイッチのところで娘のサポート役として毎日活躍中です。
使ってみて良いと感じたおまるのメリットは、
1.トイレトレーニングを始める前から、排せつのイメージを覚えやすい。
2.部屋で、リラックスした状態で排せつリズムに慣れる事が出来る。
3.排せつしたかどうかが目に見えてわかる。
おまるは、なんといっても”トイレトレーニング初心者に優しいツール”です。
特に、慎重派タイプのお子さんだと、おむつ以外に排せつする事に緊張や不安を感じるかもしれません。
そんなお子さんは、まずはズボンのままで、おまるに座る練習から始めてみるのがオススメです。
娘も慎重派タイプなので、最初は特に使い方を教える事はせず、遊び道具のように、座りたい時に座ってみたり不思議そうにふたの開け閉めをしたり、娘の思うがままに遊ばせておまるの存在を知ってもらいました。
それで慣れたのか、いざトイレトレーニングを始めた時は最初からすんなりおまるに座っていました。
成功のカギは”リラックス”
また、トイレトレーニングをする中で、子どもが緊張や不安を覚える事の1つが”トイレ”の環境だと思います。
いきなりトイレに行っても抵抗がないお子さんはいらっしゃいますが、多くのお子さんは初めての事に戸惑いを覚えるものです。
いつも過ごしている部屋の一角に”おまるスペース”を作り、排せつのリズムをつかむ事からやってみると良いです。
緊張しているとなかなか出来ず、排せつの感覚を覚えるのが難しくなります。いつもの生活空間でトライしてみると、リラックスしてどんどん成功経験を増やし、自信をつけることにつながるのです。
”見える化”を図ると、スムーズに
そして、親として私たち夫婦が一番実感したのが排せつしたかどうかが目に見えてわかるという所です。うんちはもちろんわかりますが、おしっこはトイレでトレーニングだと本当に判断が難しいのです。
今はもちろん排せつしたかどうかはわかりますが、トレーニングを始めた頃は、1回の量も少ない場合が多くて判断が難しかったので、しばらくはおまる一本でトレーニングを進めました。
当時、オウム返しが多い時期で「(おしっこ)出た?」と聞くと「出た」、「(おしっこ)出なかった?」と聞くと「出なかった」といった感じだったので、おまるで”見える化”を図った事で本当に助けられました(笑)
したかどうかがわからないと、子どもの排せつの間隔を掴むのが難しく、トレーニングをする事が負担に感じて挫折しやすくなります。まずは、把握しやすい状況を作る事が良いでしょう。そんな時こそ、ぜひおまるを活用してみてください。
おまるからトイレに上手に移行できる?
当時、おまるでトレーニングをしている事を言うと「おまるから始めると、おまるに慣れてトイレに移行出来なくなりそう」とよく言われました。
結果から言うと、嫌がる事なくトイレに移行出来ました。
3段階で少しずつステップアップしたのも、娘には合っていたのかもしれません。
1段階:部屋の一角でおまるでの排せつに慣れる。
2段階:慣れてきたら、トイレにおまるを移動して”トイレは排せつするところ”と覚えてもらう。
3段階:補助便座を使ってトイレで排せつする事に慣れる。
1段階~3段階を経て、1ヶ月弱でトイレトレーニングを完了しました。
我が家は親子そろってマイペースなのでゆっくり1工程ずつやっていましたが、おまるに抵抗がなさそうなお子さんは、おまるに座る事に慣れたらトイレに補助便座をセットして2ステップでトレーニング完了にトライしても良いと思います。
お子さんの様子を見ながら、やってみて下さいね。
おまるのデメリット?
わかります。おまるは片付けが大変そう、それが心配ですよね。
おまるを使うという事は、排せつした回数の分だけ片付けの仕事があるという事です。
排せつ物をトイレに流して、キレイに洗って消毒しておまるに設置して、排せつしたらトイレに流して…の繰り返しですから、手間を考えるととても大変に感じますよね。
おまるユーザーの救世主!
片付けがグーンと楽ちんになる、おまるユーザーの救世主がこちらです。
ペット用シートです。ペットショップやホームセンター以外にもスーパーやドラッグストア等どこでも買えるので、万が一なくなってもすぐに手に入ります。
このペット用シートと、ビニール袋を使います。
※袋には、切って使わないように記載があります。あくまでも”トイレトレーニングの補助ツール”としてのご紹介です。
ペット用として使う場合は、袋の指示通りに使って下さいね。
1.ペット用シートを広げて、縦半分に切ります。
※ポリマーがこぼれる場合があるので、新聞紙を敷いて切るかベランダや縁側等の外に近い場所で切る事をおススメします。
2.おまるの受け皿にビニール袋をかぶせて、切ったペット用シートを受け皿の長さに合わせて敷きます。
うんちの場合はトイレに流してから、おしっこの時はそのままビニール袋を外して口を縛り、おむつを捨てるのと同じようにおむつ用のゴミ箱に捨てます。
受け皿を市販のアルコール除菌商品でサッと拭いてからまた新しいビニール袋をかけて、切ったペット用シートをセットして片付けは終了です。
1日の終わりに1回洗えば、キレイな状態で使えます。我が家は夜、娘が寝た後にしっかりめに洗っていました。
何も敷かずにその都度洗う場合は平均10回前後洗う事になりますから、10分の1の回数で済みます。
これなら、おまるにトライするハードルも下がりませんか?
子どもと親、両方が”楽な気持ち”で取り組める事が大切
トイレトレーニングに限らず、その子に合ったペースや方法があります。
どんな方法でも共通して言える事は、子どもと親、”両方が楽な気持ちで取り組める事が大切”という事です。
どちらかが負担に感じていたり、無理をしていては物事が長続きしないですよね。
親子みんなが笑顔で取り組める方法を探して、どんなチャレンジも楽な気持ちで取り組んでほしいと思います。
このコラムが、そのきっかけの1つになれたら嬉しいです。
この夏、たくさんの親子のトイレトレーニングが成功しますように!