水泳教室に行かないで4種類の泳ぎ方をマスターする方法
クロール、平泳ぎ、背泳ぎ、バタフライの4種類の泳ぎ方をマスターしたい、子どもにマスターして欲しいと思ったことはありませんか。そんな時、まず思いつくのは水泳教室に通うことではないでしょうか。
しかし、私は4種類の泳ぎ方をプール教室に通わないでマスターしました。
今回は、プール教室に通わないで4種類の泳ぎ方をマスターする方法を、私の体験談をお話ししたいと思います。
4種類の泳ぎ方
1.クロール
水泳を始めて最初に習うのが、クロールです。私が1番にマスターした泳ぎ方です。
フリー、あるいは自由形とも呼ばれ、4種類の泳ぎ方のなかで最も速く泳ぐことができます。手足の動作は単純ですが、呼吸方法が難しいので注意しましょう。
スタイル:うつぶせ
足:バタ足
ターン:クイックターン
泳げるようになるポイント
息継ぎ
左右どちらか自分がやりやすい方で練習しましょう。水の中で、ゆっくりしっかり息をはき、顔を横にして口が出た瞬間にパッとはいて一気に吸います。腕で水をかきが終わったタイミングで、顔は真横、高さは口が出る程度で呼吸するのが良いでしょう。
顔は上げすぎたり前を向いたりすると、バランスを崩す原因や推進力を妨げる原因になるので気をつけましょう。はじめてクロールを泳ぐ人が最もよくやることです。私もクロールの息継ぎでよく顔をあげすぎていました。
2.平泳ぎ
平泳ぎは、4種類の泳ぎ方のなかで最も長い距離を泳ぐことに適しています。ただし、スピードは最も劣ります。
海で泳ぐ場合など、遊泳には平泳ぎが向いています。1度マスターしてしまえば、大きな力を必要としない楽な泳ぎ法ですが、泳ぎ方が複雑です。他の泳ぎ方と共通点が少ないです。
クロールに次いで2番目に挑戦した泳ぎで、手の動かし方は難しくなかったのですが、足の動かし方に苦戦しました。正しいフォームをきちんと覚えるようにしてください。
スタイル:うつぶせ
足:かえる足
ターン:タッチターン
ポイント
足
平泳ぎの足は4種類の泳ぎ方の中で1番複雑です。初心者はあおり足になりやすく、あおり足になるとなかなか進むことができません。あおり足とは、足を引いてきたときに、足首を伸ばしてしまい指先まで真っすぐになってしまった状態から、いざ蹴る時に足の甲やスネで水を捉えて蹴りおろす動作です。
足首を伸ばすのではなく、足首を曲げた状態で水をけるようにしましょう。
3.背泳ぎ
背泳ぎは、仰向けの状態で泳ぎます。基本的には、クロールの逆の動きをすることで、後ろ向きに進む泳ぎ方です。顔に水がかからないため、初心者でも抵抗なく練習できるのが特ちょうですが、進行方向の視界が悪いため、真っすぐ進むのが難しい泳ぎ方です。
私は背泳ぎを1番最後にマスターしました。水泳教室では2番目か3番目に習う泳ぎ方です。
スタイル:仰向け
足:バタ足
ターン:クイックターン
ポイント
背面蹴伸び、背面で浮くこと。
他の泳ぎ方と違い、背泳ぎは仰向けに泳ぎます。背面蹴伸びが上手にできるようになることが上手に泳げるようになるポイントだと私は思います。
4.バタフライ
バタフライは、クロールの次に速く泳ぐことができますが、体力を必要とする泳ぎ方です。4種類の泳ぎ方の中で最後に習得する場合が多く、学校では教わらないことが多いので泳げる人が1番少ない泳ぎ方です。
はじめてバタフライで25m泳いだ時、4種類の泳ぎ方で1番体力を消耗したように感じました。
スタイル:うつぶせ
足:ドルフィンキック
ターン:タッチターン
ポイント
リズミカルに泳ぐ
バタフライにおいて、上手に泳げるか泳げないかの分かれ目は、リズムにあるといってもよいくらい、リズム(タイミング)は重要です。手と足をタイミングよく動かし、リズムよく泳ぐことで波にのることができ、推進力を妨げることなく進むことができます。
水泳選手のように一定のリズムを保ったきれいなフォームで泳ぐためには、相応の筋肉や慣れが必要です。そのため、繰り返し練習することで水泳に必要な筋肉を鍛えるとともに、自分に合ったリズムや、それを保つやり方をみつけ、そのリズムに慣れていくしかありません。
私の体験記録
クロール
小学校4年生
小学校3年生の時小学校のプールの授業で習った泳ぎ方で、3年生の夏からひたすらプールで泳ぎました。
平泳ぎ
小学校5年生
小学校4年生の時小学校のプールの授業で習った泳ぎ方で、はじめは平泳ぎの足がなかなかできませんでしたが、何回もプールで泳ぎ続けていくうちに上手に泳げるようになりました。
バタフライ
高校2年生
小学校の時、ひたすらクロールと平泳ぎを練習していました。中学校になり定期テストや月経がはじまった影響で市民プールや温水プールに通う機会がなくなり、高校2年生になりました。
高校2年生の夏、再びプールに通いたくなり、久しぶりに市民プールや温水プールに行きました。その時、クロールや平泳ぎ以外の他の泳ぎをしてみたいと思い、父にバタフライの泳ぎ方を教えてもらい練習をしました。
クロールや平泳ぎをこなしていたのですぐに泳げるようになりました。
背泳ぎ
高校2年生
バタフライの泳ぎが安定したころ、背泳ぎの練習をしました。クロールを逆向きにした泳ぎなので、背面蹴伸びができる、クロールがしっかり泳げていたらすぐにマスターできました。
泳いだ距離
25m・・・小学校1年生
50m~100m・・・小学校2年生
バタフライ50m・・・高校2年生
背泳ぎ50m・・・高校2年生
300m
クロール・・・小学校4年生
平泳ぎ・・・小学校5年生
500m
クロール・・・高校2年生
まずは、どんな泳ぎでも良いので長い距離を泳ぐようにし、水に慣れることから始めました。水に慣れた頃、小学校でもクロールの練習が始まりましたので、クロールから練習をはじめました。私は、クロール、平泳ぎ、バタフライ、背泳ぎの順番で泳げるようになりました。
私のマスター方法
夏はほぼ毎日県営プールや市民プールで泳ぎました。
小学校の夏休みはほぼ毎日のようにプールに通っていました。平日は母が付き添いで兄と私で通い、休日は父、兄、私で通い、父は常にプールで泳ぎました。そんな父の泳ぎを見て私も泳ぐようになりました。
冬はほぼ毎週温水プールで泳ぎました。
家から車で30分走ったところに温水プールがありました。日曜日の過ごし方は必ず、父と兄と私で温水プールに行くのが日課になっていました。レジャープールと違い温水プールでは遊べる施設がないのでひたすら泳ぐしかなかった気がします。兄はひたすら水の中でぴょんぴょんしていただけだったのですが。
水泳教室に行かないで泳ぎをマスターするメリットとデメリット
メリット
月謝がかかりません。
習い事でプールに行くと週1で通う場合は1カ月に4回だけでも少なくても1カ月5000円はかかります。しかし、市民プールや温水プールの場合は毎日(31日)通ったとしても習い事でプールに行くよりも安い値段で、プールで泳ぐことができました。
私が子どものころ行っていた市民プールの値段は小学生1回60円から100円でしたので毎日(31日)通ったとしても1860円から3100円で泳ぐことができました。温水プールの場合は1回200円で毎日(31日)行ったとしても6200円で泳げました。
現在、消費税高騰などで昔にくらべプール使用の値段が高くなりましたが、プール教室に行くより、市民プールや温水プールに行くのは安価です。特に親子でプールに行く場合は、市民プールや温水プールに行くほうがプール教室に行くより安価です。
自分のペースでプールに行くことができます。
習い事でプールに行く場合は毎週プールに行く曜日が決められていますが、市民プールや温水プールで泳ぐ場合は、プールに行く曜日が決められていないので、自分の都合に合わせて通うことができます。
デメリット
きちんとした泳ぎを身につけることができない。
プール教室では、コーチがいてコーチに正しい泳ぎ方を教えてもらうことができますが、市民プールや温水プールだと自分のペースで泳げる分、正しい泳ぎ方を教えてくれる人がいません。一緒に泳いでいる人の動きをみて泳ぎ方を覚えるしかないのできちんとした泳ぎ方を身につけることがプール教室に行っている人にくらべ難しいでしょう。
自主的に泳ぎを練習しなければうまくならない。
プール教室ではカリキュラムが決まっているのでカリキュラムに沿って泳ぎ方を練習していきますが、市民プールや温水プールの場合自分で目標を考えて泳ぎ方を覚えていかなければいけません。市民プール、温水プールに行ったけど何も練習しないで終わってしまう日も出てくるかもしれません。もし、市民プールや温水プールに行く場合は、今日は平泳ぎの足の練習をするなど計画を立てて通うようにしましょう。
まとめ
市民プールや温水プールで泳いで、泳ぎ方をマスターするのは、プール教室にくらべお金がかからない、自分のペースで泳ぐことができますが、きちんとした泳ぎ方を身につけることができなく、1人でコツコツと努力することが必要になってきます。
きちんとした泳ぎ方を身につけたいと考えている人は水泳教室に通って正しい泳ぎ方をコーチに教えてもらいましょう。
泳ぎ方を自分のペースでマスターしていきたいと考える方は市民プールや温水プールに行くと良いでしょう。
あなたはどちらのタイプでしょうか。泳ぎ方をマスターするためにプール教室に行く、市民プールや温水プールに行くにはそれぞれメリット、デメリットがあります。自分が最もよいと考える方法で4種類の泳ぎ方をマスターしてみてください。