自分の子どもなのに可愛くない…どうして?原因をと今からできる対策

自分が生んだ子どもなのに可愛いと思えない。
抱っこや授乳が苦痛で、一緒にいるとストレスが溜まってしまう。

出産のあと、このような精神状態になってしまうママも少なからずいるようですね。
お腹にいるときは生まれてくるのが楽しみだったのに、ギャップに苦しんで自分を責めてしまうこともあるでしょう。

どうして自分のこなのに可愛く感じられないの? その原因と、可能な対策について調べました。

二番目の妊娠中に上の子が可愛くないのは、よくあること

自分の子どもを可愛くないと感じる現象は、妊娠中に起こりがちです。すでにいる上の子どもが可愛がれなくなってしまい、じゃけんにしてしまうのです。

これは、妊娠したことによる女性ホルモンの働きでは無いかと考えられています。お腹にいる子どもを最優先にしようとするあまりに、それ以外の存在を敵視したような状態になるのです。
ですが、出産を経てホルモンの分泌が変化すると徐々に治ってきます。なので、心配することはありません。
問題なのは、最初の子どもや出産したばかりの子どもを、どうしてもかわいいと思えなくなってしまうことなのです。

ママが大切にされなかったから?

自分の子どもをかわいいと感じられない母親の特徴として、自分自身が幼少期に大切にされなかった経験を持っているということが挙げられます。

虐待や家族離散など過酷な体験をして、孤独、苦痛にさらされながら幼児期と思春期を過ごさなければならなかった例です。
10歳以降に家庭内で家族の愛情を経験して過ごすことは、情緒の発達に大きな意味を持つと考えられています。もちろん、生まれてからずっと自分を守って世話してくれる人の存在は子どもに欠かせません。
ですが、自我に目覚め大人への準備が始まる思春期に自分が大切にされている、大事な存在だと感じられないことは、非常に危険なのです。

不安定な心と体を抱えていた幼い頃に、甘えられる大人が居なかったことが、成長後に大きな影をのこしてしまうからです。この場合は、自分の子どもを愛せないということですね。

今からママが幸せになろう!

子どもに愛情を感じるためには、ママ本人が幸福感を味わうことが重要です。

人が幸せを感じるとき、脳からはセロトニンという神経伝達物質が分泌されます。セロトニンは神経の興奮や鎮静をコントロールし、精神を安定させるために欠かせません。
セロトニンが欠乏すると、感情が混乱したりうつ病を発症することもあるほどです。

この大切な物質が上手く分泌され続けるために、取り組むことができる方法を紹介しましょう。

心地よさが感じられる工夫をすること

セロトニンは、皮膚感覚による心地よさを感じているときに分泌されることがわかっています。
・パートナーとスキンシップを増やす
・ペットを撫でる
・柔らかい毛布にくるまる

などの方法が効果的です。もちろん、子どもを膝に載せて頭をなでてみるのが一番ですね。
それが負担に感じるようなら、まずは寝具やクッションなどをすべて一新して、好きなアロマを使ってみることをおすすめします。

今から自分を大切にして、子どもを愛せるようになりましょう

自分の子どもが可愛く感じない。これはママに取って辛いことです。特に、自分の心に傷を抱え閉まっている場合は、まずその傷を直さなくてはいけません。

パートナーや、信頼できる友達がいれば、思い切り甘えてみましょう。直接切り出すのが恥ずかしければ、保健師や産婦人科の女性医師などに間に入ってもらうのいいでしょう。
自分が大切にされている実感を持つこと。
それがあれば、いつかは自分の生んだ大切な赤ちゃんに自然な愛着を持てるようになるはず。
焦らずに、ゆっくり暖かさを感じていってください。

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