親子の時間研究所

シャフリングベビーだった我が子

この記事は約3分で読めます。

「シャフリングベビー」という言葉をご存知ですか?
日本では「いざりっ子」と呼ばれていたようです。
周りにシャフリングベビーが居ない方は馴染みの無い言葉だと思います。
私も娘がシャフリングベビーだと発覚するまでは知りませんでした。

シャフリングベビーとは?

「いざりっ子」と言えばわかる方もいらっしゃるかもしれません。
乳児期後期になってもいわゆるズリバイやハイハイなどをせず、座ったままお尻で移動する赤ちゃんのことをシャフリングベビーと言います。
近年ではハイハイの一種として考えられているようです。
これは障害や病気というわけではなく、ハイハイよりもお尻で移動する方が好き、もしくはそちらの方が移動しやすい等の理由でこのような移動の仕方をするようです。
いわば赤ちゃんの移動方法の好みであり個性の1つです。

シャフリングベビーの特徴は?

・首すわりや腰すわりなどは一般的
・寝返りを始める時期が遅いもしくは寝返りをしない
・うつぶせの姿勢が苦手
・足を床につけるのを嫌がる
・一般的な四つん這いのハイハイはしない
・知能発達に遅れ等の問題はない
・歩き始めは1歳半〜2歳くらい
・その後の発達は一般的なペースになることが多い

娘は歩き始めたのが1歳ごろだったことを除いて全て当てはまっていました。

娘はシャフリングベビーなのか・・・?

生後5ヶ月ごろにおすわりをマスターした娘ですが、それ以来とにかく座りっぱなしで生後8ヶ月頃に娘の発達が気になり始めました。
一般的に生後5〜7ヶ月ごろからズリバイを始める赤ちゃんが多いのですが、娘の場合はズリバイに挑戦している姿すら見たことがなく、そのため娘よりも小さい月齢の子がズリバイやハイハイをし始めたことに不安や焦りを感じたのです。
ズリバイやハイハイができるようにおもちゃやお菓子を少し離れたところに置いてみたり、見本を見せてみたり色々と試してみましたが娘はやろうともせずできませんでした。
この時に初めて発達について調べ、シャフリングベビーという言葉に出会いました。
しかしながらシャフリングベビーは「赤ちゃんの好みでその移動方法を選択している」ということであり、そもそもズリバイもハイハイもできない娘には当てはまらないのではないかと心配になり、小児科の先生に娘の様子を相談したところ「シャフリングベビーってやつだね。」とお墨付きをいただいたのでした。

周りと違うことの孤独感

支援センターや公園等で他のママさん達と話す機会があると思います。
ここで感じたのがシャフリングベビーを知らない方の多さです。
もちろんご自分のお子さんがズリバイやハイハイをしていればシャフリングベビーについて調べることもないでしょうから当たり前のことだと思います。

何ヶ月ですか?などの何気ない会話から「ずいぶんと成長がゆっくりなんですね」「うちの子は○ヶ月でズリバイしてましたよ」などの成長についてのことを言われるのが辛いと感じる時期もありました。初めての育児に加えて少数派の成長の仕方をすることに対して神経質になっていたと思います。
周りにシャフリングベビーの子が他には居なかったので共感もしてもらえず孤独感が強く、実際生後5ヶ月ごろから生後10ヶ月ごろまでずっと座りっぱなしで変化がなかったので成長しているのか不安に思うこともありました。

唐突な急成長

そんな座りっぱなしの娘でしたが、生後10ヶ月ごろに突然つかまり立ちをしたのです。
あまりにも唐突のことでものすごく驚いたのを覚えています。
座っている姿しか見たことがなかったので、立ち上がっている姿や自分で動こうとしている姿はとても新鮮でした。
このころからつかまり立ちを頻繁にするようになり1歳を迎えたころに左足を曲げない独特なハイハイ、立っち、伝い歩きを3日でマスターしました。
私は娘の成長に関する悩みから突然解放されたのです。

一般的にとらわれすぎない

私は初めての育児で「一般的」ということにとらわれすぎていたように思います。
「一般的にはこの時期にこれができるはずなのにできない」ということに固執して自分で自分を追い詰めていたのだと思います。
結局娘のズリバイは見たことがありませんでしたし、ハイハイも短期間でした。
しかし現在2歳になる娘は元気に走り回りジャンプもできるようになってきました。シャフリングベビーだったからといって他の同じくらいの月齢の子より運動ができないなんてことはありません。
今になって思うのは「焦らずもっと座っている我が子を楽しめば良かった」ということです。
周りの子の成長に焦りを感じ、「どうしてうちの子はできないのだろう」「私の育て方が悪いんじゃないか」と塞ぎ込み、『うちの子が今できること』に目を向けられて居なかったように思います。
座ったままでもおもちゃで遊んでいたし、笑ったり怒ったりご飯も上手に食べていました。できることに着目してもっと余裕を持って接してあげれば良かったと感じます。

読んでくださった皆さんにお伝えしたいのは、「一般的に当てはまっていなくてもお子さまのペースで成長をしている」ということです。
シャフリングベビーではなくても、なかなかハイハイしない、なかなか喋らない、周りの子より成長が遅い気がするなど様々な心配事があると思います。しかしできないことにだけ注目して過ごすのはもったいないです。成長してないように見えても少しずつ成長しています。
「自分の育児が間違っているんじゃないか」とご自身を責めたりせず、お子さんのスピードや個性を楽しんでみるのも良いのではないかと思います。

専門家に相談した方が良い場合もあります

一見シャフリングベビーと思える赤ちゃんの中にも神経の病気が隠れていることもありますので、足をつっぱらないだけでなく、(1)ミルクののみが悪く、泣き方も弱い、(2)首のすわりが悪く抱っこするとぐらぐらする、(3)表情の発達が乏しく、言葉の理解も遅い、(4)手指の発達が遅い、などが見られる場合は、念のため小児科医に相談されると良いと思います。

一般社団法人 大阪小児科医師会

ここまで一般的にとらわれすぎないようにとお話ししてきましたが、やはり専門機関に相談した方が良い場合があることも確かです。
その他にもどうしても気になることがある場合は健診の際などに専門家に相談してみると良いかもしれません。

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