産後のママは大変!その理由は女性ホルモンにあり
妊娠中も大変だったけれど、出産後にさまざまな不調が表面化するママたちは少なくありません。
それもそのはず、コレまで妊娠前の100倍近くも出ていた女性ホルモンの分泌量が「0」に近づくのですから、不調になるのがある意味、当然と言えるかもしれません!
産後の身体におきるさまざまな不調の原因は?
画像出典:PhotoACより
めまいやだるさ、抜け毛や髪の毛が白髪になってしまったり――と産後のママの身体は、さまざまな不調にさらされがち。
妊娠中は、胎盤から「エストロゲン」と呼ばれる女性ホルモンが、妊娠前の10~100倍分泌されていたのですが、出産するとそのホルモンが逆に妊娠中の10分の1~100分の1になるのですから、身体に不調がおきないワケがない!
しかも、出産後は卵巣からの女性ホルモンが分泌されなくなり、一時的にではありますが、ホルモンの分泌量が「0」に近づき、そのホルモンの分泌量の減少が身体にさまざまな不調として現れてしまうのです。
出産後の女性ホルモンの減少によって引き起こされるさまざまな不調
・髪や皮膚のみずみずしさが低下する
・骨量が減少し、骨粗鬆症気味になる
・身体を動かしづらくなり、動くのがおっくうになる
・集中力や記憶力が低下する
・精神が不安定になりやすくなる など
出産後は、女性ホルモンの減少によって上記のようなさまざまな不調が引き起こされてしまいます。
出産後、月経が再開する半年~1年もの間、ホルモン不足によるさまざまな不調が生じてしまいます。
出産後に身体が重かったり、イライラしてしまうのは、決してアナタのせいではありません。
だからこそ、周りの人に頼って、なるべくストレスや身体の負担を溜め込まないようにしてくださいね。
出産後だって、ママは大切にされるべき!
妊娠中は「お腹に赤ちゃんがいるから」ということで、大事にされるママたちも出産すると「もう、子どもがいるんだから!」とママとしての責任を押し付けられてしまいます。
確かに、ママとして子育てに挑む必要があるかもしれませんが、大変な出産をして、まだまだ身体が不調なママたちを労る時間だって必要です。
だからこそママを支えるパパや周りの人たちは、これから更に大変になる子育てに備える意味でも、産後のママのバックアップをしてあげてくださいね!
そして、ママもそんな大変な状況だからこそ、なるべく周囲の人を頼るようにしてあげてください。