雨の日を楽しい日に!
元気いっぱいな子どもがいるのに外は雨。
家でテレビを見てるのにも飽きてしまった。
そんな時は、雨を目一杯感じて遊びませんか?
子どもだからやりたい、雨の中での経験。
水たまりがあると、子どもは入りたくなってしまいますよね。
「今は長靴じゃないからダメ!」
と言っても、聞かずにずぶずぶと入っては靴を洗う事になる。
ちょっと面倒くさい存在になりがちな雨ですが、
子どもの時だからできる、特別な体験でもあります。
福音館書店のひらのたかこさんの「おさんぽ おさんぽ」という絵本、
児童館でもよく読み聞かせで選ばれる作品ですが、
この中でも長靴でびしゃびしゃ、、、
あきたらず裸足になってばしゃばしゃ!!!
長靴にいっぱい水が入ったままずぶずぶ歩いていく、、、
お母さんならちょっと苦笑いで、子どもたちは目を輝かせて魅入ってしまう作品です。
とても大切なのは、こうやって水たまりで遊んだ体験が自分にあって、
それからこの作品に触れる事です。
水たまりに入るドキドキ、びしゃびしゃする感覚、びしょぬれになった時の気持ち、
作品を聞きながら、自分の体験と重ねて物語の世界に没頭する事が出来ます。
いつもとは違う、雨の中の体験。
五感を目一杯使って楽しんでみましょう。
ここは雨の中の劇場
小学校3年生の娘は
「雨の音を目を閉じて聞いてくる事」
という宿題が出たようです。
普段は気にしていない音、家の中や、歩きながら聞いている音、
音に注目してみましょう。
ベランダから聞く音と傘の下で聞く音もまた、違います。
水たまりの中を歩いてみます。
少し重い感覚。小さい子だと、こんな感じです。
石や、抜いた草を投げてみると、ぱしゃん!とはねる。
その音も楽しいです。
水面のキャンパス
次は目に映る景色を楽しみます。
晴れた日の青い空とは違い、灰色がかった空に、
少し暗く映る木々。
水たまりには、たくさんの波紋。
雨粒が落ちるたびにできる沢山の輪はとてもきれいです。
少し深い水たまりの中には雑草も沈み、
花びらを浮かべると、まるでお船のように雨粒を乗せています。
最後に深呼吸をする
雨の中で心を鎮めて呼吸すると、
ひんやりとした雨の匂いを感じます。
この匂いも、一日経てば蒸した土の匂いに変わるかもしれません。
またそれも、子ども達と感じてたのしんでみるのもオススメです。
子どもと一緒に学ぶ「雨」
いかがでしたか?
雨に濡れる事もいとわず遊べるのは
本当に小さいうちだけです。
濡れる事が嫌と思うようになれば、
自然と濡れないように遊べるようになれます。
逆にびっしゃびっしゃに遊べる小さいうちに
その経験をさせてあげるのもオススメですよ。
ただ、靴はもちろん服も濡れますので、
玄関にはタオルを準備し、お風呂でしっかり暖まって下さいね。