産後クライシスとはなにか

多くの女性が産後に感情の浮き沈みが激しくなる経験をしており、それを「産後クライシス」と呼びます。

テレビで紹介されたことがきっかけに、ここ数年で多くの方が知っている言葉になりました。夫婦仲が冷え込み、放っておくと2人目以降の出産を躊躇したり、離婚の原因にもなる可能性があります。また「家庭の問題」だと捉われがちですが、産後すぐに職場復帰する女性も多く存在しますし、長時間労働などの働き方も絡んでくるため大きな社会問題になっています。

今回は「産後、なぜか妻が冷たい…」と感じている男性をはじめ「どう説明したら伝わるのだろう…」と悩んでいる女性に向けて詳しく紹介します。

「産後夫婦間が冷え込むのはママの愛情が赤ちゃんに向くから」は大きな勘違い

昔から出産を機に夫へ向けられていた愛情が赤ちゃんに変わるからという「妻の心の変化」が原因とされてきた産後クライシスですが、実は「妻が産後陥る心身への理解のなさ」や「育児が始まった時点での夫の関わりの薄さ」こそが妻の愛情を冷めさせます。

妻は出産による大ダメージを抱えたまま、不眠不休の状態で赤ちゃんのお世話をしていかなければなりません。

当たり前ですが身体はグラグラでホルモンバランスも不安定でギリギリの状態で過ごしている女性に比べ、こうした女性の事情を知る機会がない男性は知識や心の準備がないまま父親になってしまうことが多く、それらが産後クライシスの原因のひとつでもあります。

産後クライシスと夫について、妻側の意見は?

写真AC

ここまで産後クライシスについて掘り下げて紹介してきましたが、当事者である妻は「夫」や「産後クライシス」に対しどのように感じているのでしょうか?ご覧ください。

「言わなきゃ分からない夫」「教えないといけない夫」は、赤ちゃんのお世話をしているママにとってストレスでもありますし、パパと同様ママも「初めての育児」です。分からないことはたくさんありますし、その度に調べています。育児は二人で試行錯誤、言わば共同作業という気持ちでなければいけません。

産後はとにかく心身共に余裕がありません。睡眠時間も細切れで安眠することはありませんし、食事や入浴もゆっくりできません。

育児中にどれだけ夫が「協力してくれたか」は、それ以降の夫婦生活にも大いに影響があるようです。また、出産の痛みは産んだ瞬間から忘れますが夫の言動は忘れることができない妻は多く存在します。

不眠不休で育児を行っているなか、生活スタイルが変わらない夫にイライラするのは人間として当たり前かもしれません。産後クライシスから抜け出せず離婚に至る夫婦もいます。時間を作って妻の話に耳を傾ける「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えるだけでも大きな違いがありますよ。


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育児は一人では困難

「産後クライシス」について詳しく紹介しました。

「分かっているけど激務でそれどころじゃない」「仕事から帰宅すると子どもは寝ている」など、育児に参加したいが難しいという男性もいるかと思います。そんな時は女性の話をゆっくり聞いてあげてください。
そして感謝の気持ちを伝えてください。
そして休日は妻がゆっくり眠れるように1時間でも一人になれる時間を作ってあげてください。

たったこれだけのことで「明日もまた頑張ろう」と前向きになるのです。2人で協力しながら育児を楽しめると良いですね。

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