担任の先生とわが子の相性が悪い…。こんなとき味方になってくれるのは?
小学校に入ってから担任の先生と相性が合わないことに気づいてしまった。親だけでなく、子どもも苦手にしてる…。こんなときは困ってしまいますよね。
今最近では昭和の熱血先生はすっかり少なくなりましたが、子どもが怯えるくらいパワフルな先生も中にはいるでしょう。
低学年のときに学校の先生とフィーリングが合わないのは、大きなストレスです。
家庭での問題の受け止め方、相談しやすい人は誰かについて説明していきます。
先生も人間。合う合わないはあるけれど…
人間関係の好き嫌い、正確の合う合わないはどうしようもないもの。
子どもの頃から友達とのそうしたぶつかり合いを繰り返して、どうにかやり抜ける方法を身につけることが、小学校に通う大切な意味でもあります。
でも、ある時の息子の担任の先生はその範疇を超えて問題のある人でした。
まず、長男は目に見えて学校に行くのを嫌がるようになりました。担任の先生がきらいだ、というのです。普段ひどい言葉遣いをしない子が、「まじうざい。」と一蹴にしたのです。どんなふうに合わなかったのかというと…。
子どもと大人で手のひらを返す教師
ある参観日のあと、長男は不機嫌な顔で帰宅しました。
聞くと、参観が終わって親たちが帰っていったあと、担任がクラスのみんなを叱ったというのです。
なぜ叱られたのかと聞くと、発言の仕方が悪い、声が小さい、なんでぐずぐずしていたのか、と、ねちねちとした内容を指摘されたのだ言いました。
参観の授業中は声を荒げることもなく、むしろ明るい気さくな先生という印象だったのですが、
「あの先生、お母さんたちのまえじゃ猫かぶっているんだ」
という息子の言葉には驚きました。少年にそんな言い方をさせたこと、言い方が辛辣だったことに。
学校内に「安全基地」を作る
ともかくも息子をなだめて、これは問題だな…と心配しつつ、一年だけだからどうにか耐えようと家族で話しました。
幸い息子には仲のいい司書の先生が居て、図書室に行くと心が休まるようでした。
(後に、問題の担任が息子が男の子たちの輪に加わらず、一人で図書室籠もりしていることに苦言していると聞いて、更にショックでしたが…)
図書館司書の先生や、音楽や保険の先生は女性であることが多いので、幼年期の子どもたちは心を開きやすいと思います。
息子は司書の先生に救われて、学校を休むことなくその学年を全うしました。
こういう人物を「心の安全基地」といいます。いざといときに自分を守ってくれるという強い信頼感がある人なのです。
もし、担任の先生と相性が悪かったら、他の教科、担当の先生、ティームティーチングの先生などにヘルプを出せるといいと思います。
まずは自助努力。どうしてもだめなら公的機関を利用
先生とのアクシデントは、まず家族や本人だけで解決できるように、自助を心がけるのがいいでしょう。
昨今小学校の先生の業務は煩雑になっていて、きちんと話そうにも向こうが時間を取れなかったり、帰って家族側が責められるような事例もあるからです。
子どもとは常に情報交換をして、その日どんなことがあったか記録、日記などを残しておきます。
あまりにも状況が悪いときには、地域の教育委員会の相談担当、子どもの問題に取り組んでいるNPOなどが助けになります。
一番大切なのは子どもたちが安心して学校に通えることです。
親自身も心の安全基地になる準備をしておいてください。