つむじ付近の髪の毛がない!~抜毛症~
ん?つむじが大きくなってる?
我が家は小学6年生と2年生の男の子がいます。お兄ちゃんが幼稚園の頃、もじもじすると服の上から股間を触る癖がありました。これは結構多くの男の子にも見られ、お兄ちゃんも自然に治っていきました。
小学校に上がってからは、爪を噛む癖が出てきました。爪ってとても汚いという話をしたり、こまめに短く切ることでこの癖も気がつくと自然に治っていきました。
お兄ちゃんが3年生頃の時、ふと頭を見てみるとつむじが大きくなったような違和感が…。その時は、そこまで気にする程度でもなかったので、気のせいかもと思い本人には何も言いませんでした。
しかし、それは気のせいではありませんでした。
明らかに大きくなるつむじ。円形脱毛症?と不安になり皮膚科へ向かいました。
お母さん、この子自分で抜いてるよ
我が家の子どもたちは、小児科に通うことがあっても皮膚科に行ったことはなく、リサーチをせずに近くの皮膚科へ駆け込みました。
診察を受けて言われたことは、円形脱毛症ではないとのこと。
そして、多分自分で抜いてるんじゃないかと言うことでした。
考えもしなかった答えにびっくりしてお兄ちゃんを見てみると、僕抜いてないよ!と言っていましたが、その皮膚科では詳しい説明を受けずに薬を貰って帰宅しました。
薬を塗って様子を見ていたのですが、すぐに髪の毛が生えてくるはずもなく、むしろなんだか大きくなっていくような気さえしました。
そこでママ友に皮膚科を紹介してもらい、他の病院に行ってみることにいました。
そこで言われたのは、またもや「お母さん、この子自分で抜いてるよ」と言う言葉でした。
ここでもお兄ちゃんは抜いてないよと言うのですが、どうやら先生がいうには無意識に抜いてしまうこともあるということでした。抜毛症と呼ばれ、原因はストレスだったり癖であったり様々だからわからないけど、いつ抜いているか注意深く観察してみてと言われました。
また、お兄ちゃんにも自分でも少し気を付けてと言われました。
観察と対応
お風呂上がりと朝に薬を塗っていて気がついたことがありました。
どうやら抜けている部分はつむじの左側に集中していたのです。
なぜだろうと思い観察をしてみたら、夜、宿題をしている体勢がおかしいのです。文字を書いているときは普通なのに、悩んでいる時顔をテーブルにつけたまま左手が頭の上へ…。そのままつむじ付近を触ったりひっぱったりしている様子。
これだ!と思いお兄ちゃんに頭触らないように気を付けてと注意をすると、触っていたことに気づいていません。やはり無意識にやっていたようでした。
連絡帳にも頭の毛が抜けていることの原因と、もし触っていたら声をかけて頂けるように書き、家でも引き続き注意をしていくようにしました。
抜毛症は癖の一つ
毎日毎日、薬を塗り気を付けながら生活をして3ヶ月ほど経過した辺りから、だんだんと短い毛が生えてきました。
その間、背がそんなに大きくないお兄ちゃんの頭は、子どもの目線からも見えてしまうので、はげてるよと言われることもあったようです。
目立たないようにと、ドライヤーで髪の流れを変えてみたりしたものの成果は見られず、生えてくるのをひたすら願い待つしかありませんでした。
抜毛症はストレスだけが原因ではなく、毛を抜く行為が癖になることもあるそうです。
お兄ちゃんの場合は、考えられることとしては初めてのクラス替えや、苦手な勉強によるストレスだったのかなとも思います。
2つの病院へ行き、両方で自分で抜いていると言われたことで、少なからず意識をしてくれたのも良くなるきっかけになったように思います。
6年生の今も宿題をしていたり、苦手な問題になると頭を触る癖が残っています。私も気がつけば頭を触らないで、と注意をしたりしますが、あれ以来抜くことはなくなりました。
これまで1つ癖を治すと、次の癖へ移行する。この繰り返しでした。癖の原因は何かと考えると不安や不満だったのかも知れません。
口下手だったお兄ちゃんも、6年生の今は自分の思ったことや学校の出来事を、説明を加えて話せるようになってきました。それにともない気になるような目立った癖はなくなっていきました。
来年は中学生です。不安もたくさんあることでしょう。
私も不安だらけですが、子どもの様子を良く観察しながら、何か変化があったとき対応できるようにしていきたいです。