ママ必見。卒乳?断乳?焦らなくても大丈夫!
1歳すぎたら断乳、卒乳はウソだった?
日本では1歳過ぎたころから、そろそろおっぱいは辞めましょう。という事をよく言われています。
市の保健センターでは娘の1歳半健診のとき、
「そろそろ卒乳してくださいね。」と言われました。
その言葉に、当時はかなり悩みました。
卒乳する必要は本当にあるのか?子どもが欲しいだけ与えてはいけないのか?と考えました。
しかし結局、保健センターがそういうのだから辞めなくてはいけないのだ!と思うことにしました。
そして、1歳半すぎのまだ小さくて、おっぱい大好きだった娘に
「2歳になったら、おっぱいバイバイしようね」と言い聞かせる日々を送りました。
娘が2歳を迎えた日、
「もう2歳になったから、おっぱいバイバイだよ」と言うと、
「うん、わかったよ」と素直にうなずいた娘。
けっして納得したわけではなく、我慢してうなずいてくれた娘の姿が切なかったです。
卒乳の世界平均年齢は、なんと4.2歳。
日本のように1歳すぎたら断乳、卒乳するのが当たり前!という国もある中で、5歳、6歳まで授乳していても普通の国もあるようです。
WHOは、生後6 ヵ月までの完全母乳育児と2歳までの継続を勧告しています。
卒乳の世界平均年齢は4.2歳というデータもあるようです。
どうして断乳、卒乳する必要があるのか?
保健センターで言われたことは長期の授乳は「むし歯になりやすくなる」
「歯並びが悪くなる」という2点についてでした。
むし歯についてはたしかに、心配な項目だと思いますが、念入りな歯みがきなど、しっかりとした口腔ケアを行えば防げるのではとも思います。
そして歯並びについてですが、これは授乳が歯並びに大きく関係するかは疑問に感じます。
他によく言われることは、
1歳すぎたら母乳には栄養がなくなる、とか、
夜に子どもがよく寝るようになる、とかでしょうか。
「まわりから、まだおっぱい飲ませているの?」と聞かれるので辞める、
大きな子がおっぱい飲んでるなんて気持ち悪いと思われるから辞める。など、
まわりの人の意見や、人目を気にしての断乳、卒乳を決意するママも多いようです。
子どもやママ自身の体調や気持ちではなく、
まわりの人の意見や世間体で決めてしまっていいのでしょうか?
母乳は心の栄養です。
子どもにとって母乳は心の栄養にもなっています。
ただの栄養補給だけではなく、精神面を支える役割に大きく影響しているのです。
断乳、卒乳に対する考え方はさまざまですが、
無理に辞めなくてもいいのではと思います。
長期授乳はママにもメリットがある。
長期授乳を続けることでママの健康にもメリットがあると言われています。
ホルモンバランスが調整され、更年期障害が軽く済むというデータがあるようです。
焦らずに、ママと子の気持ちとタイミング重視
卒乳、断乳について、考え方はさまざまですが、
とくに年配のおじいちゃん、おばあちゃん世代の方は
「大きいのにまだおっぱい?」「もうそろそろやめたら?」という考えの方が多いようです。
いまは断乳ではなく、卒乳。という言葉が主流となってきましたが、それでも日本では1歳すぎたらおっぱい卒業、という考えが根強いです。
一番大切なのは、ママの気持ちです。
周囲の意見に流されずに、ママはどうしたいのか?をよく考えてみましょう。
上で書いたように世界平均は4.2歳です。
まわりに急かされても焦らずに、自分のペースとタイミングで決められるといいと思います。