親子で笑顔になれるおすすめの絵本~あっぷっぷで声を出してわらっちゃおう!~

【あっぷっぷ】
中川ひろたか/作
村上康成/絵
ひかりのくに/出版

子どもと一緒になって本を読む

 

私は、子どもたちと本を読む時間をとても大切にしています。

日々バタバタと忙しい毎日の中でも、少しの時間立ち止まって子どもと本を読むひと時は、自分にとっても子どもたちにとっても安らぎになると信じています。


絵本選びでは、読み聞かせてあげる、というよりは絵本の世界に入って一緒に読める本を選ぶようにしてきました。

私がこれまで2人の子ども達と一緒に読んできた本の中で、ぜひみなさんにオススメしたいのが、

中川ひろたかさんの「あっぷっぷ」です。

 

中川ひろたかさん作 「あっぷっぷ」

 

この本は、誰もが知っている『にらめっこ』を題材に、

だーるまさんだーるまさんにらめっこしましょ、わらうとまけよ、あっぷっぷから始まります。

 

だるま以外にも、子どもたちが好きなサルやブタといった動物が登場します。

子どもたちは、サルやブタがどんな表情をするのか、どんな風に笑うのか、毎回毎回ページが次にいくのをウキウキうれしそうに、目をキラキラさせながら見ています。

最後にはお母さんも出てくるので、子どもたちはお母さんのページが来たら本から私に目を移し、

期待いっぱいの表情で、私の顔を覗き込んできます。

ラストは、親子でにらめっこ実践!という展開になるので、

本を閉じて顔を近づけ、じっくり見つめあうことができます。

 

そして、その先にあるのは笑顔です!

この本は、親子で笑って終わることができる本なのです!

 

 

「あっぷっぷ」は親子で笑いあう時間を持てる本

子どもたちが赤ちゃんのころは、いないいないばあをしてみたり、顔や表情をじっと観察していたのに、

大きくなると、家事に追われたり、子どもたちのお稽古や幼稚園の送り迎えに追われる日々の中で少しずつ子どもの顔を覗き込む時間って減っていませんか?

あっぷっぷは、親子でお互いの顔を見つめあって、笑いあう時間を取り戻させてくれる本です!

 

私はいつも抑揚をつけて読んでみたり、次のページにいくまでに少し“ため”てみたり、声を変えてみたりして読んでいます。

特に『ぷははは わらっちゃったぁ』のところは全力で笑います!

子どもたちは、そんな私の姿を見るだけで喜び、笑顔になります。

その反応は、まだ何もわからなかった赤ちゃんの頃から、3歳半を迎える今でも変わることはありません。

本を読む時間が伝えてくれる子どもへの愛

 

たくさんの本を読むことで、知識が増えていくことはもちろんですが、

子どもたちにとって、忙しい中でも手を止めて自分のために本を読む時間を持ってくれたという経験が、

必ず愛情への確信につながると私は信じています。

長女の誕生直後、余裕がなかった時でも、息子に本を読んであげる時間だけは必ずとるようにしていました。

 

今は2人一緒に本を読んであげることも多くありますが、必ず11回ずつ、子どもたちそれぞれと2人きりで本を読む時間を持つよう心掛けています。

 

親子で向かい合って笑顔になれる、「あっぷっぷ」。ぜひ読んでみてください!

 

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