妊娠を希望する人も希望しない人も妊娠初期症状は気になりますよね。妊娠初期症状は人によって違いますが、排卵日や着床を知らせてくれる症状があります。いつから妊娠初期症状を感じるのか、その時期と症状、ついやってしまうフライングの妊娠検査薬の結果について紹介します。

妊娠超初期に起こる体の変化

妊娠したため妊娠検査薬で判明するより早い時期に現れる症状を妊娠初期症状といいます。症状の内容や時期、頻度は人によって違い、月経前症候群(PMS)の症状と同じという人もいるので「これがあれば妊娠しているよ!」という共通の症状はありません。

ただ、症状が出る人と出ない人がいるけれど妊娠の合図になる症状もあります。具体的な時期と症状を紹介しましょう。

排卵日の自覚症状

排卵が起こる時に「腹痛」が起こる人がいます。これは排卵痛という痛みです。

排卵痛は成熟した卵子が卵胞を破って飛び出し、卵胞液と血液が出てお腹を刺激することで起こります。卵巣が炎症を起こすような感じに似ているので、生理の時とはまた違う痛みを感じることがあります。

気にしていなかったけれど、妊娠が分かってから振り返ってみると排卵日予定日にお腹が痛くなっていた、という人も居ます。

排卵痛があって、その前後に行為があったら妊娠の確率は高いと言えますよ。

着床の時の症状

妊娠とは、卵子と精子がひとつになってできた受精卵が子宮内膜に潜り込む(着床する)ことで成立します。この着床の時に痛みや出血が起こることがあり「着床出血」と言われています。

着床出血は排卵日から一週間後(生理予定日の約一週間前)に確認できることがあります。出血がある人もいれば出血がない人もいますが、着床出血で妊娠に気付く方もいるようです。

なお、筆者は三回妊娠していますが、一度も着床出血や痛みは経験していません。いわゆる妊娠初期症状はなく、妊娠検査薬で反応が出て初めて気付きました。

着床後~生理予定日までの症状

受精卵が子宮内膜に定着し、着床すると妊娠中にだけ分泌されるホルモン(hCG)が女性の体の中で増えていきます。

hCGが増えると、普段女性の体の中に存在する女性ホルモン(プロゲステロンやエストロゲン)の量が減っていき、ほとんど分泌されなくなってしまいます。

そうするとホルモンバランスが崩れ、女性の体の中はこれまでに経験したことがない状態となります。この急激なホルモンバランスの変化によって次のような症状が現れることがあります。

・胸が張る
・お腹が痛い
・便秘
・気持ちが悪くだるい
・生理のような出血
・イライラする
・気分が落ち込みやすい

こうした症状は月経前症候群(PMS)に似ていて区別が付きにくいのですが、妊娠によって起こった症状なんです。変化を感じない人もいますし人それぞれですが、いつもと違う症状があったり、症状が重い場合は妊娠しているかもしれません。

 

 

排卵日を生理周期から予測して妊娠の可能性を考える方法

妊娠は、卵子と精子が出会って受精卵ができて子宮内に着床することで成立します。

精子の寿命が3日前後、卵子の寿命が24時間(受精能力は排卵後10時間程度)と言われていますから、排卵前に行為があって女性の体内で精子が待機している状態だと妊娠する確率が高くなります。

ですから排卵日を予測して行為の日をチェックすると妊娠の可能性が分かるようになります。

排卵日を知るにはまず、生理周期を把握します。生理周期は25~38日と人によって違いますが、排卵日から次の生理日前日までは14日くらいです。

ですから、生理周期が26日の人は生理予定日から12日目くらいが排卵日。生理周期が35日の人は生理予定日から21日目くらいが排卵日となります。

生理が始まった日をスケジュール帳などにメモしていくと、自分の大体の生理周期が分かります。生理周期を把握して排卵予定日を予測することで妊娠の可能性を考えることができます。

生理不順の場合、いつ妊娠検査薬を使う?

妊娠の可能性が出てくると妊娠検査薬を使おうと思いますよね。

妊娠検査薬は尿をかけて一定時間待つことで妊娠の有無を知ることができ、説明書通りに使えば信頼性は99%以上!

妊娠検査薬は生理予定日から使えるものと、生理予定日一週間後から使えるものがあります。生理予定日から使えるものは薬剤師さんがいる薬局で買えます。生理予定日一週間後から使えるものは多くのドラッグストアで簡単に購入できます。

ただ「生理不順で生理予定日が分からない」ということもありますよね。生理予定日が分からない時は、行為日の3週間後に妊娠検査薬を使います。結果が陰性だったら妊娠の可能性は低いと考えてOKです。

妊娠検査薬でフライング検査をした!結果は信じていい?

妊娠の有無を早く知りたくてフライング検査をする!ということはよくあります。ただ、その時は結果を信じて良いのか分からないですよね。

まず、説明書に従って妊娠検査薬を使って陽性が出たら妊娠していると考えてOKです。これは排卵日が早まって、思ったより早く妊娠した可能性があります。

ただ、陰性が出た場合は結果はあいまいで、生理予定日一週間後まで待って再度検査をするのがベスト。

妊娠して日が経てば経つほど分泌されるhCGは増えて尿の中に含まれるようになります。尿の中のhCGが一定以上の量になったら妊娠検査薬が陽性に!

ですから、フライング検査をした場合の陰性は「妊娠しているけれど、検査薬が反応するほどhCGの濃度が濃くなかった」という可能性があるんです。

陰性だった場合は生理予定日一週間後に再検査をし、陰性だったら妊娠していない可能性の方が高いと考えましょう。

妊娠希望だけど出血!妊娠していないの?

妊娠検査薬を使うために生理予定日まで待っていたら出血した!そんなこともよくあります。この場合、次のような可能性が考えられます。

(1)妊娠していなくて生理がきた
(2)受精卵が着床後、流産
(3)妊娠しているけれど、ホルモンバランスの乱れが原因で出血している

まず、一般的に考えられるのが(1)です。しかし、時々あるのが(2)で、稀に(3)がありえます。出血=生理ではないので、妊娠を希望している方は念のために妊娠検査薬を使ってみるといいですよ。

なお(2)の場合、子宮内のものが全て自然に出てくれるといいのですが、子宮内に残留物があると微量のhCGが分泌され続けて「子宮内に胎児がいる」と脳が誤って認識してホルモンバランスが元に戻らず、妊娠しない状態が続くことになります。

(3)の場合は流産しないか産婦人科でチェックしてもらいながら、経過を観察するようになります。

妊娠検査薬の結果に関わらず、生理不順や不正出血、妊娠できない期間が続く場合は婦人科で診てもらうといいですよ。

妊娠検査薬で検査をした後、いつ病院に行くのがベスト?

妊娠検査薬で陽性が出たら最終月経から妊娠週齢を計算してみましょう。

生理周期28日の人の場合、生理予定日が妊娠4週目。生理予定日から使える妊娠検査薬で結果が出ますが、産婦人科に行くのは妊娠6週目に入ってからがベターです。理由は次のとおりです。

・妊娠週齢が早すぎると、超音波検査を受けても妊娠が確認できない
・妊娠判定は全額自己負担(1万円以上必要なこともある)
・時期が早いと「一週間後、また来てください」と言われ、費用がかさむ

妊娠は、胎嚢(赤ちゃんを包む袋)、胎芽(赤ちゃんになるもの)、心拍(心臓の音)の3つを確認して始めて「正常妊娠」となります。この3つが高確率で確認できるのが妊娠6週以降なんです。

母子手帳は妊娠8~10週くらいになってからもらうので、気持ちがはやるのも分かりますが、妊娠6週目まで待った方が経済的で、確実に判断してもらえますよ。

なお、妊娠検査薬で陰性だったのに生理が来ない場合は婦人科で診てもらってください。生理不順や生理周期が乱れる場合は何らかの病気の可能性もあります。

病気の場合は早期に発見して、できるだけ早く治療を開始するのがベストです。自分の体を守るために婦人科へ行ってみてください。

妊娠判定は気長に!

 

妊娠を希望する場合も、希望しない場合も確実な妊娠初期症状を知りたくなります。確かに妊娠初期症状はありますが「妊娠したら皆に絶対に出る症状」というものはありません。

月経前症候群(PMS)と同じ症状が出ることもよくあるので、症状に一喜一憂しないようにしてください。ただ、いつもと違う症状が出ることはありますし、着床出血という妊娠のサインもあります。自分の体調をチェックするのは無駄ではありません。

また、妊娠検査薬でフライング検査することもありますが、信頼できる結果は説明書通りに使った時に得られる結果だけ。妊娠の判定は気長に待つ……というのが一番ですから焦らないでくださいね。

 

生理前になると何だかそわそわ。ふだんと違う変化が現れるたびに、妊娠したんじゃないかとドキドキしてしまう…。妊娠を待ち望んでいる人にとって、「妊娠初期症状」はどうしても気になってしまうものです。仕事の都合上、早く妊娠に気づきたい人もいるでしょう。

妊娠初期に現れる症状のひとつが「腹痛」です。特に骨盤あたり、下腹部に感じることが多く、実際に筆者も下腹部痛を体験したひとりです。このページでは、妊娠初期に感じる腹痛について、実体験も踏まえて説明します。

妊娠初期に現れる腹痛の種類

妊娠初期に感じる腹痛には、さまざまなパターンがあります。以下は痛みの例です。

<妊娠初期の腹痛の種類>
・チクチク刺すような痛み
・下腹部に圧がかかるような痛み
・脇腹が引っ張られるような痛み

筆者は出産後から生理前にチクチク刺されるような痛みを下腹部に感じるようになったのですが、妊娠判明する生理予定日前に感じた痛みは、この痛みと似たようなものでした。妊娠判明後、妊娠初期には生理の際の鈍痛に近い痛みを感じたことも。

妊娠すれば必ず腹痛が起こるわけではありません。また、痛む程度や時期も人・妊娠によって異なります。筆者はひとり目妊娠時には腹痛がありましたが、ふたり目妊娠時にはそれほど感じませんでした。つわりも同様ですが、同じ人であっても妊娠によって現れる症状・度合は異なるのです。

妊娠初期の腹痛の原因

妊娠初期には、母体が大きく変化します。腹痛・下腹部痛の多くは、肉体の急激な変化が原因です。子宮が大きくなることによる痛みのほか、肉体の変化に伴う便秘が腹痛をもたらすこともあります。

トラブルが原因となっているケースに注意

妊娠初期に起こる腹痛の多くは異常なものではありません。しかし、なかには子宮外妊娠(異所性妊娠)や婦人科系のトラブルが原因に潜んでいるケースもあります。

また、正常な妊娠であっても、切迫流産・流産の危険性があるときに腹痛が生じることも。そのほか、妊娠に関係のないウイルス性胃腸炎などの消化器系疾患が原因のケースもあります。

受診の目安は以下の2点です。

・痛みが強くて我慢するのがつらいとき
・出血を伴うとき

生理痛と同様、妊娠初期の腹痛も人によって千差万別です。耐えられるレベルも人によって異なるため、自分の感覚を大切にしましょう。不安があれば一度受診してみることをおすすめします。妊娠判明後は妊婦健診が頻繁にあるため、その際に相談しておくと安心できますよ。

腹痛への対処法

妊娠中の無理は禁物。腹痛を感じているときは、腰かけたり横になったりするなど、できるだけ安静に過ごしましょう。また、体が冷えていると余計に痛みを感じるため、あたたかく過ごすことも痛み対策に有効です。

まだ妊娠していない段階で、かつ妊娠する心当たりがあるときに腹痛を感じた場合は、薬を飲む前に妊娠の有無を調べましょう。

妊娠すると「着床痛」を感じるって本当?

妊娠を強く望んでいる人は、「着床痛」というものを聞いたことがあるかもしれません。着床痛とは、受精卵が子宮壁に着床するときに感じる痛みのこと。体験談にも「着床したと思われるころに痛みがあった」というものが多く見られることから、着床時期にそわそわしている人が多いことがわかります。妊娠がわかる前に現れる症状であることから、「妊娠超初期症状」とも呼ばれるものです。

ただし、着床痛は医学的に証明されているものではありません。痛みを感じたことがある人のすべてが嘘というわけではありませんが、過度に気にする必要はないでしょう。妊娠を望めば望むほど気になってしまうのは仕方がないことではあるのですが、できるだけ心すこやかに過ごしたいものですね。

なお、かくいう筆者も着床痛をはじめ、「超」初期症状を気にしすぎていたひとりです。特に第一子妊娠前には過敏なるあまり、「痛みを感じた気がする」と思ってドキドキしてみては生理がきて落ち込む…というサイクルを繰り返していました。ただ、実際に妊娠したときには痛みを感じず、個人的には精神的なものからくる思い込みに近かったという印象が強いです。

強く思い込むことによる「想像妊娠」があることからも、精神面からくる変化もあながちバカにできないのではないでしょうか。

また、着床痛と同じく、着床した頃にわずかに出血したような色のついたオリモノが見られるという体験談も見られますが、こちらも必ず現れる症状ではありません。検査薬でもわからない時期に現れる超初期症状については、「本来わかるはずがない」と言われることもあるのが現実です。

「噂に振り回されない・無理しない・自己判断しない」を大切に

妊娠を強く望むがあまり生理予定日前に強くメンタルが左右されてしまったり、妊娠判明後に経過が順調かどうか不安になりすぎてしまったり。腹痛ひとつに心が乱されてしまうのは無理からぬことです。ただ、体験談はあくまでも「その人」個人のものであり、必ずしもあなたに当てはまるものではなく、なかには思い込みに近いものがあるのも事実です。

妊娠の有無を調べるには、使用日を守った検査薬、そして病院での検査が1番です。また、痛みが長引いたり強まったりする際には自己判断で我慢しすぎずに、病院で診てもらってくださいね。

妊娠中のアルコールはNGというのは周知のことですが「妊娠に気づかずにビールやワインを飲んだ!」ということもありますよね。

これは「妊娠に気づいた時点で禁酒をする」と産婦人科医が指導しているので過剰に不安になる必要はありません。この記事では妊娠&胎児とアルコールの関係を紹介します。

妊娠に気づかずお酒を飲んでも不安にならないで

20歳を過ぎればお酒を飲みますし、晩酌もすれば友人や会社の付き合いで飲みに行くことはよくあります。生理予定日が過ぎても生理がこなくて妊娠検査薬を試してみたら陽性反応!「昨日、ビールもワインも飲んじゃったよ!」なんて焦ることもありますよね。

筆者の友人は双子を妊娠したことに気づかず、富士急ハイランドで絶叫系マシンをはしごし、夜はホテルで朝まで飲む!なんてことをしたそうです。でも、妊娠中大きなトラブルがなく可愛い健康な双子を出産しました。

筆者も妊娠した時、産婦人科で「妊娠に気づいた時点で禁酒してね」と指導されました。妊娠初期はまだ胎盤がありません。妊娠16週くらいで胎盤が完成し、胎児と母体が臍の緒で繋がります。

15ml未満のアルコールは胎児に影響が少ない、と言われていますから、妊娠に気づく前(妊娠初期のまだ繋がっていない時期)に何度か飲酒したことは過度に不安になる必要はありません。

妊娠に気づいたら即、禁酒でOK

妊娠初期は不安にならなくていい、と紹介しましたが、決して「妊娠初期はアルコールを摂取しても大丈夫」ということではありません。

妊娠は妊娠4~6週目くらいで気づくことができますが、この時期は胎児の脳や中枢神経、心臓など非常に重要な器官が作られている時期です。

この妊娠初期の母体に葉酸が不足していると胎児に神経管閉鎖障害が起こるリスクが高まることが分かっています。つまり、母体と胎児が繋がっていなくても、母体の状態が胎児の発育に影響する可能性は充分あります。

ですから、胎児と繋がっていなくても飲酒はNG!妊娠を希望して妊活している方はアルコールを控えておくと安心です。

遅くても妊娠が分かったらアルコールはストップしましょう。ビールやワイン、カシスウーロンなど。お酒の種類は問いません。アルコール自体を体に入れることを止めるようにしましょうね。

アルコールは胎盤を通り抜けて胎児に届く

胎児と母体を繋ぐ胎盤は妊娠16週くらいに完成すると言われています。この胎盤が完成すると、母体から胎児に血液を通して酸素や栄養分が送られるようになります。

アルコールはこの血液を通し、胎盤を通り抜けて胎児まで届いてしまいます。胎盤がブロックしてくれる訳ではないんです。

「妊婦さんがお酒を飲むと、胎児も一緒にお酒を飲んでいる」そう考えてくださいね。

大人はアルコールを分解する酵素を持っていて、酔うことはあってもアルコールの影響は一定時間で抜けます。しかし、発育途中の胎児はアルコールを分解することができません。かなり長い期間、アルコールの影響を受け続けることになります。

妊婦さんがお酒を飲んだら胎児がアルコール漬けになると言っても過言ではありません。絶対に飲酒しないようにしてくださいね。

なお、料理にみりんを使ったり、洋酒を使ったお菓子を常識の範囲内で食べても飲酒したほどのアルコールが体内に入る訳ではありません。そこは過敏になる必要はありませんよ。

アルコールが胎児に与える影響

妊婦さんがアルコールを摂取した時に胎児に与える影響は非常に深刻!具体的には次のようなものです。

・胎児の発育が遅れる
・流産や死産のリスクが高まる
・顔の奇形や小頭症など、頭蓋骨の奇形が起こる
・心臓や関節に奇形が起こる
・中枢神経に障害が出て精神遅滞や多動症などの障害が残る

こうした症状は胎児性アルコール症候群と呼ばれており、身体や精神に異常を来すだけでなく、妊娠自体が続かなくなるリスクが高くなります。

妊婦さんのアルコールについては「これだけなら大丈夫」という量は確認されていません。胎児の命を守るために妊娠中は必ず禁酒するようにしてくださいね。

ノンアルコール飲料は妊婦さんでも大丈夫?

妊娠中でもお酒の席に参加せざるを得ない時がありますよね。筆者も妊娠中でも職場の飲み会に参加することがよくありました。

今はノンアルコール飲料が多く市販されていて「アルコールが入っていないんだから妊婦さんでもOKでしょ?」と思いますよね。

でも、要注意!

実は、ノンアルコール飲料として販売されていてもアルコールが入っているものがあるんです!ノンアルコール飲料の中には1%未満ですがアルコールが含まれているものが!完全にアルコールが入っていないアルコール度数0.00%のものであれば大丈夫です。

ノンアルコール飲料と言っても種類があるので必ず表示をよく確認してから口にするようにしてください。

なお「ノンアルコールじゃ満足できない!やっぱり飲みたい!」となる方は最初から飲まないことをおすすめします。

アルコールは妊娠中だけでなく出産後も授乳期はNGなので、アルコール以外でお気に入りの飲み物を見付けるようにしたいですね。また、パートナーにも禁酒に協力してもらうのも手です。二人で可愛い赤ちゃんを育むようにしていきたいですね。

妊娠に気づく前に飲んだお酒については過剰に不安になる必要はなく、妊娠に気づいてから禁酒すればOKです。ただ「これ以下のアルコールなら大丈夫」という安全な量は確認されていませんから、お酒を避けることにこしたことはありません。アルコールは胎児の成長を遅らせるだけでなく、奇形や障害、流産や死産の原因になります。ノンアルコール飲料もアルコールを含むことがあるので注意してくださいね。禁酒は大変ですが、母親になることに意識を向けて上手くコントロールしていくようにしてください。

妊娠に気付くと心配になるのが運動です。流産が心配でついつい色々なことを控えてしまいがちですが、妊娠初期に運動しても問題なし!健康なマタニティライフを送るために取り入れたい運動があるんです。この記事では妊娠初期におすすめの運動とNG行為、そして注意したい仕事について紹介します。

妊娠初期でも運動はOK!

妊娠すると「流産しないよう安定期まで安静に!」と思いがちです。しかし、妊娠初期に流産する理由はほとんどが受精卵の問題です。妊婦さんがなにかしたから流産する、というケースは少ないんですよ。

運動も特別ハードなものでなければ積極的に取り入れていきたいもの!むしろ、妊婦さんは妊娠後期に向けて運動する習慣を身に付けておく方がいいんです。

ただ、妊娠初期はつわりで辛い思いをする方も多いですよね。つわりで辛い時は無理に運動する必要はありません。できる範囲で運動するようにしてください。

妊娠中に運動する3つのメリット

妊娠中に運動をするメリットは「体重管理に役立つ」「筋肉を動かすのでむくみ予防になる」「血行がよくなり体が温まる」の3つ!ひとつずつ詳細を見ていきましょう。

体重管理に役立つ

妊娠中、ちょっと気を抜くと週に1kgくらいは簡単に体重が増えます。筆者も仕事をしていたし食事の内容も配慮していたのに週に1kg増えて焦ったことが多々あります。人によっては妊娠中に体重が20kg増えた!という方も!

摂取カロリーに気を配ることも必要ですが、運動してカロリーを消費することも大切です。妊娠初期から運動する習慣を身に付けておくと効率良くカロリーを消費できます。

食事の内容を見直してバランスが摂れた食事を摂りながら運動をすれば、体重管理は難しくありません。ぜひ、運動習慣を作ってくださいね。

筋肉を動かすのでむくみ予防になる

妊娠中は体がよくむくみます。筆者も早々に結婚指輪がきつくなり、早くから外していました。足のむくみもしばしば起こり、仕事で履いていたパンプスが夕方にはきつくて脱いでしまうことも。

こんな風に妊娠中に辛く感じるむくみは運動することである程度解消できます。運動で筋肉を動かすと静脈が筋肉で押され、血流が改善されてむくみが解消できるんです。

立ちっぱや座りっぱなしなど、足を動かさないのもむくみの原因になりますから、定期的に足首や膝を動かしたり、ストレッチしたりして複数の筋肉を伸ばすようにしたいものです。

むくみが続くと静脈瘤のリスクも高くなるので、できるだけ意識的に運動するようにしましょう。

血行がよくなって体が温まる

運動すると血行がよくなり、体の隅々まで血液が行き渡るようになります。そうなると、細胞のひとつひとつまで栄養と酸素が行き渡り、体の機能が高まります。

また、体も温まり、高い温度の中でよく働く体内の酵素などが活性化!新陳代謝や内臓の働きが向上するんです。

冷やさない努力も必要ですが、運動などで体温を高めるのもおすすめです。

こういう場合は運動ストップ!

妊娠初期でも運動は積極的に取り入れたい、と紹介しましたが、次のような場合は運動はストップ!どうしても運動したい場合は医師と相談しながら軽い運動だけにしてください。

双子や三つ子を妊娠する多胎妊娠の方

双子や三つ子を妊娠している方は運動はストップ!

複数の胎児がお腹に宿る多胎妊娠は「安心していい時期がない」と言われるくらいリスクがある妊娠と言われています。

出産の2~3か月前に管理入院する方もいますので、多胎妊娠の場合はより慎重に過ごしてください。

ただ、多胎妊娠でも胎児や胎盤の状態によってリスクが違います。運動は医師と相談し、自分のリスクがどの程度のものか把握してからにしてください。

持病があって薬を飲んだり通院したりしている

妊娠前から持病があり、薬を飲んだり通院したりしている方も運動は避けた方が無難です。

持病の内容にもよりますが、運動することで筋肉内に疲労が溜まりやすかったり、心拍数が上がりすぎたり、酸素をうまく取り入れられなくなったりする場合は運動NG!

持病がある方は必ずかかり付け医と産婦人科医に相談するようにしてください。

流産や不育症を繰り返している

流産や不育症を繰り返している方も運動は避けておきましょう。

流産自体は珍しいことではないのですが、繰り返す場合は妊婦さんの体の状態に何らかの理由がある可能性も。

不育症も繰り返す場合は産婦人科と相談し、不妊治療などを行った方がいいケースがあります。

こうした場合は医師と相談し、OKが出ている範囲内でのみ運動をするようにしてください。

お勧めの運動とNGの運動

では、実際にやりたいおすすめの運動と、NGの運動を紹介します。参考にしてみてください。

お勧めの運動

お勧めなのはウォーキングとストレッチです。どちらも無理のない範囲で、疲労が溜まらず苦痛を感じない程度のものにしてください。

よく、マタニティヨガやマタニティスイミングというものがありますが、どちらも大抵は妊娠中期以降(胎盤ができて安定期に入ってから)になります。

運動をあまりしない方の場合は、マタニティヨガもマタニティスイミングもハードに感じることがあるので、ウォーキングやストレッチで体を動かすことに慣れてからにしましょう。

なお、運動後やスイミングは体が冷えやすいので注意してくださいね。

NGの運動

筋トレのように呼吸を止めてしまいがちな運動や、心拍数が非常に高くなってしまうジョギングやマラソン、登山などは体にかかる負担が大きいのでNGです。

「慣れて居るし、大丈夫!」と思うかもしれませんが、妊娠初期はそうした運動ができても妊娠後期になるとお腹も大きくなり、転倒のリスクもあるので絶対にNG!

「今、できる!」ではなくて「臨月になってもできる運動」を習慣にするのがおすすめです。運動しても体に大きな負担をかけない、ということを意識するようにしてください。

ハードな仕事は運動と同じ

妊婦さんの中には妊娠してもお仕事を続ける方が多くいます。ただ、仕事もNGとして紹介した運動と同じ内容のものがあります。次のような仕事は注意が必要です。

・一日中立ちっぱなしで接客する
・重い荷物を一日中持ち運ぶ
・炎天下の外を営業などで長時間歩く

筆者も港湾地域で働いていたことがあり、炎天下のコンテナヤードで仕事をした直後にマイナス20℃の冷凍倉庫に入って仕事をする、ということが。他にも、港湾地区の倉庫の階段はひとつ上の階に上がるのに普通の家の2~4倍の段数を上がる必要があったりもしました。

こうしたハードな仕事はできるだけ避けるよう上司に相談してください。体に負担がかかりすぎる仕事は体調を崩し、妊娠維持に悪影響を与える可能性があります。

妊娠初期でも運動はOK!むしろ、運動習慣を付けておいた方が健康なマタニティライフを送れます。ただ、息を止めたり、心拍数が高くなりすぎる運動はNG!お腹が大きくなる臨月になっても続けられる運動を習慣にしてください。また、ハードな仕事は妊娠初期から上司に相談し、変えてもらうようにしましょう。自分の体の状態を把握し、無理がないようにしてくださいね。

「妊娠してから便秘がひどい」「便秘のせいでつわりの症状がより酷くなる」「便秘でお腹がいたいけど流産の痛み?」そんな不安を抱える妊婦さんは多いですよね。この記事では妊娠したからこそ便秘になる理由と予防法、妊婦さんが飲める酸化マグネシウムの便秘薬、そして腹痛と流産の関係や判断基準を紹介します。

妊娠したから便秘になる!

妊娠してから便秘に悩む方は多くいます。筆者もそれまで一度も便秘を経験したことがなかったのに、妊娠した途端ひどい便秘に悩みました。

妊娠中に便秘になる理由は次の4つ!

・ホルモンの影響で腸や筋肉の動きが抑えられてしまう
・つわりで食べる量が減ったり、食べる物が偏ったりする
・運動不足
・血液など体内で必要な水分量が増え、便に回される水分が激減する

妊娠したからこそ便秘になりやすい体になる、と言っても過言ではありません。さらに妊娠後期になると大きくなった子宮が腸を圧迫してしまうので、もっと便秘になりやすくなってしまいます。妊娠している間は便秘と隣り合わせと考えておくといいでしょう。

便秘予防策

妊娠中の便秘の理由が分かれば対策が取れます。妊娠中の便秘予防にはできる範囲でいいので、次の3つの対策を取りましょう。

・バランスのよい食事+水溶性食物繊維が多い食材を積極的に摂る
・ウォーキングやヨガなど、自分に合った運動をする
・水分を積極的に(多めに)摂る

つわりの間は偏った食事になったり、ほとんど食べられなかったりするので無理をする必要はありませんが、できるだけ食べられるものを複数食べるようにしたいもの。特に水溶性食物繊維が多く含まれるコンブ、ワカメ、果物、コンニャク、麦などを口にするのがベスト!

筆者がつわりの時は、ワカメと刻んだキュウリに寿司酢をかけて食べ、唾液が止まらない時にはコンブを囓っていました。無理なく口にできるもので対策を取るようにしてください。

食の改善と合わせて軽い運動で筋肉を動かし、腸を刺激するようにします。そして水分をしっかりとって便が硬くならないようにするのも大切です。

こうした対策は出産するまで続けて便秘を予防してください。

市販薬はNG!薬は産婦人科でもらおう

いくら予防しても便秘になるときはなってしまうもの!そうなるとお腹が苦しくて日常生活に支障が出ることもあります。

そんな時は無理せず、薬の力を借りましょう。ただし、勝手な判断で市販薬を飲むのは絶対にNG!

薬は販売される前に治験で作用と副作用が確認されています。しかし、ほとんどの薬は妊婦さんで治験をしていません。ですから、妊婦さんが使った時に胎児に対してどんな副作用が起こるか分かっていません。勝手な判断で市販薬を使うのは危険です。

妊婦さん向けの便秘薬は産婦人科でもらえます。主に酸化マグネシウム配合の便秘薬で、腸に水分を集めて便を柔らかくするタイプです。

腸を刺激するタイプではないので「便が詰まった腸が刺激されて痛い!」ということがありません。効き目は緩やかですが、安心して使えますよ。

酸化マグネシウム配合の便秘薬をもらったら、とにかく水分を多く摂るのが重要です。便を柔らかくするために意識して水分を摂ってくださいね。

便秘の腹痛と流産の腹痛を見分ける方法

妊娠中の腹痛は「流産かも!」という不安が付きまとうのですが、痛みの度合いで便秘か流産かを判断することはできません。

というのも、便秘が長く続いて腹痛が耐えきれないくらい苛烈なものになり、救急搬送される妊婦さんもいるんです。単なる便秘でも流産の時の痛みと変わらないくらいの激痛になることもあるんですよ。

ただ、便秘と流産の痛みには大きな違いがあります。それは出血です。

流産の時は、生理のような大量の出血が起こります。筆者が流産した時は、ベッドの上でうずくまって身動き取れないくらいの腹痛と便器の中が真っ赤に染まる大量出血(多い日の夜用ナプキンが必要)がありました。この生理のような出血は一週間上続き、結果的に流産に。

便秘で腹痛に悩む方も生理のような出血がなければ流産ではないと思って大丈夫です。また、妊娠初期の流産は受精卵の異常が原因なので「便秘で何度もいきんだからだ!」なんて思わないでくださいね。

いきんでも胎児が苦しくなることはない

妊娠中に便秘になると、お腹に力を入れるのが怖くてトイレに行くのが不安になるものです。

でも、安心してください。排便のためにいきんでも胎児が苦しくなったり、子宮が収縮したりすることはありません。

胎児は子宮に守られ、羊水という水の中に浮いています。この羊水が衝撃から胎児を守ってくれているので、妊婦さんがいきんでも赤ちゃんが圧迫されたり苦しくなったりすることはないんです。

便秘になると妊婦さん自身が苦しいですし、つわりの症状がひどくなることがあります。便秘対策を取って、しっかり排便するようにしたいですね。

妊娠すると便秘になるのは普通のことです。バランスの良い食事と水溶性食物繊維が多い食材を積極的に摂り、水分も多めに摂りましょう。そして自分に合った運動で筋肉を動かして便秘を予防してください。腹痛の度合いで便秘と流産を判断することはできませんが、出血の有無で判断できます。いきんでも胎児に影響はないので、我慢せず薬の力も借りて解消するようにしてください。

 

イラストレーター:yan

つわりは人によって症状や程度が大きく異なります。また、つわりの症状があるのに妊娠検査薬が陰性で健診に行くタイミングが分からなくなることも!つわりの症状の詳細と健診や母子手帳をもらうタイミング、夫に取ってもらうと楽になるつわり対処法を紹介します。

つわりは妊娠初期症状のひとつ

つわりは妊娠初期症状のひとつで、多くの妊婦さんが経験するものですが、全く症状がない人も居れば、突然症状が消えたり、突然症状が酷くなったりします。

大抵、胎盤が完成する前に症状が出るもので、つわりで妊娠に気付く人もいます。つわりの医学的な原因は分かっておらず、治療法もありません。

水も飲めないような状態になるつわりは重症妊娠悪阻と言われ、入院が必要になることも!つわりが辛い場合は遠慮無く産婦人科に相談を!「みんな我慢しているから」と耐え続けていると、食べ物だけでなく水も口にできなくなって命に関わる可能性も出てきます。無理はしないようにしてください。

つわりの症状は人によって様々で程度も色々

つわりの症状は吐き気だけではありません。種類も様々で、次のようなつわりがあります。

・吐きつわり:吐き気が止まらなかったり、何度も繰り返し吐いてしまうつわり
・涎つわり:涎が止まらないつわり
・臭いつわり:臭いに敏感になり平気だった臭いで気持ちが悪くなったり体調を崩すつわり
・食べつわり:食べている間は気持ち悪さが軽くなるように感じるので、食べ続けてしまうつわり
・眠りつわり:とにかく眠くて起きていられないつわり。どれだけ寝ても眠気が消えない

つわりは複数の症状が同時に現れることも珍しくありません。筆者は吐きつわりと臭いつわり、そして眠りつわりが同時に起こって辛くて堪りませんでした。

仕事で接客して相手のペースで動いている時は少し症状を忘れられるのですが、仕事の集中力が切れるとつわりの辛さで倒れそうに! 時々、上司にお願いして休憩室に行くものの、やっぱり仕事をしている方がつわりを忘れられて良かったです。

つわりの対処に母子手帳が役立つ!

つわりの症状が出たら、とにかく無理をしないこと!

横になっていると症状がマシなら横になっていましょう。臭いはマスクやタオルで鼻や口を覆うことで軽減させ、食べずにはいられない場合はカロリー0のゼリーや氷、コンニャク、白滝など。摂取カロリーを抑えられる物で食べやすい物を口にするようにします。

そして、仕事をしている方はぜひ「母性健康管理指導事項連絡カード」を活用してください。母子手帳にも載っているこの連絡カードを医師に書いてもらって勤務先に提出しましょう。

「母健連絡カード」が提出された場合、雇用者はカードの内容を確認して適切な処置を取らなければならないことになっています。動いてくれない上司にはこうした医師による指導・提案を提示して配慮を願い出る方法があります。

<参考>
母性健康管理指導事項連絡カードについて|厚生労働省委託 母性健康管理サイト
https://www.bosei-navi.mhlw.go.jp/renraku_card/

母子手帳をもらうタイミング

母子手帳に掲載されている母性健康管理指導事項連絡カードが役立つのですが、母子手帳は妊娠8~10週くらいでもらうことが一般的です。大抵は、妊娠検査薬などで妊娠が発覚し、産婦人科で胎嚢・胎芽・心音の3つを確認してもらってからになります。

母子手帳は自治体の窓口で交付されます。もらうためには妊娠届出書(自治体によっては産婦人科で書いてもらう書類)、身分証明書、印鑑、マイナンバーカードを窓口に持参します。

母子手帳と一緒に妊婦健康診査受診票ももらいます。妊婦健康診査受診票は妊婦健診の検査費用の一部が自治体の負担で受けられる受診票です。これがないと、検査費用が全額自己負担になってしまうので必ず母子手帳をもらいに行きましょう。

母子手帳には子育てを支援してくれる補償制度や一時金、手当て、出産・育児に関する制度などについても書かれています。赤ちゃんの成長を記録するだけでなく、妊婦さんやそのパートナーを助けてくれる情報が載っているので有効活用したいですね。

妊娠検査薬が陰性でもつわりの症状がある?!

つわりは多くの妊婦さんが経験しますが「妊娠検査薬が陰性なのにつわりの症状がある!」という方がいます。この場合、妊娠しているケースと妊娠していないケースがあります。

妊娠しているのに陰性のケース

妊娠しているけれど妊娠成立から日が浅い場合に起こるケースです。

妊娠するとhCGというホルモンが分泌されるようになるのですが、これは妊娠が成立してから日を追う毎に分泌量が増えていきます。hCGの分泌量が多くなって尿中に一定以上のhCGが含まれるようになると妊娠検査薬が反応します。

hCGの分泌量が少なくて妊娠検査薬が反応しないけれどつわりの症状があるということがありえます。この場合は数日~一週間後に妊娠検査薬で検査をすると陽性反応が出るようになります。

妊娠しておらず、つわりではなく生理前の体調不良

つわりの症状が出ているけれど妊娠検査薬が陰性という場合、つわりと思った症状は生理前の体調不良で妊娠していないという可能性もあります。

妊娠検査薬は説明書に書かれている通りに使うと99.9%以上の確率で正しい結果が出ます。妊娠検査薬が陰性なら妊娠していない可能性を考えてください。どうしても希望を捨てたくない場合は数日~一週間後に再度、妊娠検査薬で検査をして結果を見てください。

なお、流産後の方やhCGを投与されている方は検査結果が正しく出ないことがあります。妊娠検査薬が陰性なのに生理が来ない場合は産婦人科で検査を受けるようにしてください。

異常妊娠の可能性がある

妊娠検査薬の精度はかなり高くて信頼できるのですが、子宮外妊娠や胞状奇胎などの異常妊娠の場合は結果が正しくないことがあります。

生理予定日から一週間~10日経っても生理が来なくてつわりのような症状がある場合は、妊娠検査薬が陰性でも産婦人科へ! 万が一、子宮外妊娠だったりした場合は命に関わることがあります。

つわり中は夫の助けが不可欠!

つわりの時は、人生最悪の二日酔いで胸焼けと吐き気、頭痛、下痢、倦怠感、目眩といった症状が寝ても覚めてもずっと数か月間続く感じがします。つわりの症状を消す薬はなく、妊婦さんは耐えるしかないのですが、こんな時は夫やパートナーの出番です。

掃除、洗濯、食事の準備などを妊婦さんの代わりにやるようにしてください。その時に「やってやる」「手伝ってやる」という姿勢はNG! もちろん「みんな耐えてるんだ」「俺には分からないから」というような言葉もNGです。

「二人で子どもを育てる」という姿勢を見せてもらえると、その場で妊婦さんがお礼を言わなくても必ず感謝されるでしょう。

筆者の夫は私がつわりで倒れている時は夕食を作ったり、お弁当を買ってきて静かに食事を済ませていました。自然にそうしてくれることが嬉しかったです。

 

つわりは妊娠初期症状のひとつで人によって症状や程度が大きく異なります。仕事をしている方は母子手帳に載っている母性健康管理指導事項連絡カードが役立ちます。また、母子手帳には妊婦さんやその家族に大きなメリットがある制度などが載っているので必ず自治体からもらって役立ててください。つわり中はパートナーの手を借りながら上手く乗り切っていきましょう。

 

イラストレーター:yan

排卵日の計算は基礎体温を利用する方法とオギノ式で計算する2パターンあります。排卵日と危険日を予測すると自分に合った性生活を送ることができますから、妊娠を望む・望まないに関わらず把握しておきたいもの。排卵日の計算方法と排卵日に起こる症状を紹介します。

基礎体温を利用した排卵日の計算法

基礎体温を測ったことがあるでしょうか。基礎体温は朝、目が覚めた時に起き上がることなく布団の中で婦人体温計を使って測定する体温のこと。基礎体温は36.02℃というように小数点第二位まで測定します。

女性の基礎体温は低い時期(低温期)と高い時期(高温期)に分かれます。生理開始日~排卵日までが低温期で、排卵日~次の生理開始前日までが高温期。低温期と高温期の差は大体0.3~0.6℃くらいです。

排卵日を境に体温がグッと高くなるので日々の基礎体温を折れ線グラフにしておくとその変化がよく分かります。

大体、3回の性周期分の基礎体温をグラフにしておけば生理開始日から大体何日目に排卵が起こるペースになっているのかが分かります。記録として長く残せば残すほど、自分の性周期や排卵日をより正確に把握できるようになりますので、継続して基礎体温を測って記録しましょう。

オギノ式を利用した排卵日の計算法

もうひとつの排卵日の計算法はオギノ式という計算方法です。オギノ式は生理予定日から12~16日前に排卵が起こる、という考え方で、自分の性周期が分かっていれば簡単に排卵日が計算できます。

女性の生理開始日~次の生理開始日前日までを性周期といい、25~38日が一般的です。まず、スケジュール帳やカレンダーに自分の生理開始日を書き込んでください。生理開始日~次の生理開始日前日までの日数を数え、自分の性周期を把握しましょう。

もし、自分の性周期が28日だった場合、今回の生理開始日から28日後が次の生理開始日になります。そして、次の生理開始日から12~16日さかのぼった日を赤く塗っておきましょう。ここが排卵予定日(妊娠しやすい日)になります。

こちらの計算方法は毎日こまめに基礎体温を測る必要がありません。生理日をチェックしておけばOKという簡単な方法なので毎日、基礎体温を測れる自信がない方はぜひ、チェックしてください。筆者もオギノ式で計算することが多いです。

排卵の時に感じる症状(排卵痛と出血)

実は、排卵が起こる日や起こった後に現れる症状があり、それで自分の排卵日を把握する人が居ます。

まず、排卵日が近づくとおりものの量がかなり増えます。さらに、そのおりものもゼリー状のドロッとしたものに変化。

次に、排卵が起こると痛みを感じる人が居ます。排卵痛といわれる痛みは、短くて直ぐに治まる痛みだったり、お腹に違和感を感じるといった症状で、人によって様々。

そして、ほんの少しですが出血する方も居ます。排卵が終わった後、少し経ってからおりものに血が混ざったり、下着に血がつくことがあるんです。

ただ、この排卵痛や出血は起こらない人も多く、筆者は二児の母ですが一度も気付いたことがありません。

排卵の時の症状は気付ける方と気付けない方がいるので必ずしも排卵日を把握できる症状ではありませんから、この症状に頼りすぎないでください。

妊娠を望まないなら排卵日前後1週間は要注意!

妊娠を望む方は勿論、妊娠を望まない方も必ず排卵日は計算して把握しておくようにしましょう。というのも、排卵日前後はとても妊娠しやすいんです!

妊娠は精子と卵子が出会って受精卵ができ、受精卵が子宮内膜に潜り込んで定着することで成立します。

精子の寿命は数日~7日程度ですが、卵子の寿命は24時間ほどしかありません。最も妊娠する確率が高いのは女性の体内に活力がある精子が存在する状態で排卵が起こること! このため、排卵予定日前日に関係を持つのが最も妊娠する確率が高いと言われています。

生理最終日に「まだ排卵日じゃないから」と避妊せずに関係を持った場合、精子が一週間近く女性の体内で生き続け、排卵すると同時に受精卵が誕生! という可能性があります。

しかも、排卵日は前後することがしばしば! このため、妊娠を希望しない場合は排卵予定日を計算したらその前後一週間は必ず避妊するようにしてください。

 

排卵日を計算して関係を持っているのに妊娠しないと不妊?

妊娠を望んでいる場合、排卵日を計算しタイミングを合わせてパートナーと関係を持ちますよね。もし、それでも妊娠しないなら不妊? と不安になるもの。

まず、排卵日を計算したら排卵日の前日か前々日から関係を持つのがベスト! 排卵が起こった時に元気な精子が女性の体内に居ると妊娠する確率が高いので「排卵日前」に関係を持つようにしてみてください。

そして、妊娠しない期間が6カ月続いても普通だと思って大丈夫。タイミングが合っていたとしても、妊娠する確率は20代で30%、30代で20%くらい。妊娠が成立するのは3~5回に1回の確率で、性周期が長い女性の場合は妊娠するのに数カ月かかることも珍しくありません。

不妊というのはタイミングを合わせて避妊せずに関係を持っているのに1年以上妊娠しない場合です。神経質になりすぎてもいけませんが、一応、1年を目安に考えるといいですね。

排卵日は基礎体温から把握する方法と、オギノ式で計算する方法があります。低温期と高温期の境が排卵日であり、生理予定日から12~16日前が排卵日になります。排卵時に精子が待機している状態が妊娠する確率が高いので、妊娠を望む方も望まない方も排卵日とその前後一週間に注意してください。タイミングが合っているのに1年以上妊娠しない場合は不妊を考え、専門家に相談するのがベストです。

妊娠4か月までを妊娠初期と言いますが、この時期は多くの妊婦さんがつわりに悩まされる時期です。酢の物やジャンクフード、炭酸水など自分が口にできるもので乗り越えればOKですが、外食やお弁当で注意したいことがあります。そんな妊娠初期の食べ物事情と対策、食べ物の注意事項を紹介します。

辛いつわりは妊娠16週くらいまで

まず、つわりは妊娠7~16週くらいまで続く症状で、原因はまだ明確になっていません。薬や治療法もなく、妊婦さんが耐えるしかない、というのが辛いところです。

つわりの症状は、食べると少し楽になったり、涎が出続けたり、とにかく吐く、なにも食べられなくなって水も飲めない、臭いに敏感になる、胸焼けや胃の痛みといった様々なタイプが!

筆者は胸焼けと食欲減少、そして臭いと熱気がダメでした。料理するガスの熱気や炊飯器でご飯が炊けた湯気、お風呂やシャワー、エアコンやストーブの熱気で気持ちが悪くなって吐き気が止まりませんでした。

つわりがつらくても上の子が居たり、仕事があると動かざるを得ません。なんの罰ゲーム?と思うくらい辛いのですが、必ず終わりがくるので一日一日無理せず過ごすようにしてください。

仕事中のつわりの乗り越え方

つわりは、寝ていても起きていても症状はあまり変わりません。筆者はどちらかといえば「仕事をしている方が楽」でした。つわりの症状は消えませんが意識を逸らせば少し楽になる、ということがあります。

ただ、職場では隣の人の体臭で気分が悪くなったり、涎が止まらなかったりするのでマスクやハンドタオルを何枚か準備しておき、ミント系お菓子を持って仕事に臨むのがおすすめ!

冷たい水や炭酸水で口の中がサッパリすることもあるので、自分が少しでも「楽」と感じられるものを準備してください。

私はレモンや梅干しなど酸っぱい系のお菓子や、爽快感や刺激が強く感じられるミント系のお菓子(フリスク)をデスクに置いていました。色々試してコレ!というものを見つけてください。

外食やお弁当の選び方3選

つわり中でも、仕事や友達との付き合いで外食したり、お弁当を買ったりすることもありますよね。そんな時に注意したいのは次の3つ!ひとつずつ見ていきましょう。

ソースが多くかかっているものは避ける

おかずにソースが多くかかってるものは避けた方がベター!なぜなら、味が濃く、塩分が多いから。妊娠中は妊娠高血圧症候群を避けるために、できるだけ塩分は抑えた食事を採りたいもの!ですから、味が濃いソース類が多いお弁当は避けましょう。

選ぶなら和の食材が多いお弁当がおすすめです。サッパリとした味付けの和食に近いメニューを選ぶのがベストです。

揚げ物はほどほどに

つわり中に多いのが「ジャンクフードが食べたい!」という異常なまでの欲求です。筆者もファーストフード店のフライドポテトを食べたい欲求を抑えられず、しばしば足を運んでいました。

つわり中は食べられるものを食べられるだけ食べてOKです。ただ、過剰に食べて体重がどんどん増えるような状態はNG。また、脂っこい物を食べ過ぎて吹き出物が出たり、胸焼けするようなことがあっても辛いだけ。

ファーストフードなどを利用する時は脂っこい物の量をほどほどに抑え、揚げ物も控えめにするようにしましょう。

生ものは極力避けて!

世の中には、寿司や刺身、ユッケなど。生で食べるメニューがあります。しかし、妊娠中は生ものは極力避けるようにします。なぜなら、食中毒や細菌感染のリスクを減らすため!

妊娠中は使える薬が限られていますし、体の免疫力や体力が落ちがちです。生の食材には、トキソプラズマ、リステリア、ノロウイルス、ロタウイルス、カンピロバクター、サルモネラ菌、大腸菌など。

感染すると重い症状が出る病原体が付着している危険があるので、治療方法が限られてしまう妊婦さんは極力避けるようにしてください。

積極的に採りたい栄養3選

妊娠初期に特に注意して摂取したい栄養素が3つあります。それは、葉酸、鉄、DHA・EPAです。

特に葉酸は妊娠前から積極的に採ることで胎児の二分脊椎など神経管閉鎖障害を防ぐことができます。妊娠してからも1日あたり400μgは摂取したいもの!

鉄は妊娠週齢が進むにつれて貧血のリスクが高まるので葉酸と同じようにサプリメントを上手く利用して1日あたり8.5mg摂取できるようにします。

さらに、脳や神経細胞を作ったり、コレステロール値を下げたりしてくれるDHA・EPAも積極的に摂取!

妊婦さん自身だけでなく、胎児にも有益な栄養素なのでしっかり摂取するようにしたいですね。

妊婦さんが避けたい食べ物トップ3

妊婦さんが絶対に避けないといけない食べ物があります。それは、酒、大型魚、コーヒー類です。ひとつずつ理由と注意点を見ていきましょう。

酒(アルコール)は絶対ダメ!

妊婦さんがお酒を飲むと、胎盤を通過したアルコールを胎児が摂取することになります。胎児はアルコールを分解できません。流産や死産のリスクが高まり、胎児が育たない、中枢神経系の異常、小頭症、関節異常といった危険も高くなります。

お酒は「これくらいまでなら影響はない」という量がありません。妊娠したら確実に禁酒するようにしましょう。

大型魚は水銀のリスクがある

大型魚というのは、メカジキやミナミマグロ、クロマグロ、そしてイルカやクジラのこと。こうした大型魚(大きな魚をエサとする魚)には水銀が溜まっている可能性があります。

水銀は胎児の奇形や障害を残すリスクがあります。大型の魚を食べるのは控えめにするのがベターです。厚生労働省のパンフレットに摂取していい量が魚ごとに紹介されていますから参考にしてください。

【参考】これからママになるあなたへ|厚生労働省

コーヒーや紅茶などカフェインも控えめに!

筆者が特に辛かったのが、カフェインです。胎児はカフェインを分解することができず、低体重児になったり、発育が遅れたりします。

ですから、コーヒーや紅茶などカフェインが多く入った飲み物は1日1~2杯くらいに抑えるようにしましょう。

妊娠初期はつわりがあり、食べられるものが偏ることが多々あります。つわりが治まるまで、食べられるものだけ食べても大丈夫ですし、無理をせず一日を過ごすようにしましょう。

ただ、体重管理のためにできるだけ体にいいものを選んで食べるようにし、胎児に悪影響を与える可能性があるものは極力避けるのがベスト!制約が多くて大変ですが、出産まで一歩ずつ進んで行きましょうね。

 

イラストレーター:tama

妊娠前に妊娠できるかどうかについて検査する妊娠前検査(ブライダルチェック)をご存知でしょうか。風疹などの抗体の有無やガン、不妊について知ることができる妊娠前検査の内容と費用、必要性について紹介します。

妊娠前検査の内容と費用

自分に子どもを作る能力があるのか。妊娠した後、母子共に健康で安心して過ごすことができるのか。こうしたことについて医学的な根拠を持って「YES」と答えられる方がどれくらいいるでしょうか。

妊娠する能力があるのか、性病やがんの感染、妊娠中に感染すると危険な病気に対する抵抗力があるのかといったことを知っておくと安心して妊活ができますよね。

こうしたことを知ることができる妊娠前検査は、女性は不妊専門の病院や婦人科で、男性は泌尿器科や不妊専門の病院で受けることができます。

検査の内容は女性の場合、血液型、風疹検査、性病(淋病、梅毒、HIVなど)検査、子宮頸がん検査、B・C型肝炎検査などで、超音波検査で子宮や卵巣の状態をチェックすることもあります。

男性は、精子の数や運動力をチェックする精液検査、梅毒やHIVなどの性病検査、B・C型肝炎検査があり、他に血液検査(貧血や肝機能などの検査)があることも。

費用は大体2~5万円程度で、検査内容が増えるほど高くなります。多くの病院のHPで検査内容や費用が公開されているので事前にチェックしてから受けると安心です。

妊娠前検査で風疹など妊娠前に必要な予防接種が分かる!

筆者は結婚前にブライダルチェックを近所の産婦人科で受け、2万円を支払いました。この検査内容は妊娠してから産婦人科で受けた検査内容とほぼ同じ。

「同じ内容だったら二度手間じゃないか!」と思うかもしれません。しかし、検査結果に問題があった場合、妊娠中だと思うように治療できないことがあるんです。

例えば、風疹に対する抗体を持っていない女性が妊娠中に風疹に感染するとお腹の赤ちゃんも風疹に感染。赤ちゃんは難聴や白内障、緑内障だったり、精神もしくは身体の発達に遅れがある障害を持ってしまう可能性が高くなります。

妊娠中に風疹の予防接種は受けられませんが、妊娠前検査で「風疹に対する抗体がない」と分かれば予防接種を打つことが可能! 抗体を持った体で妊娠することができ、風疹が流行しても不安なくマタニティライフを送ることができます。

妊娠前検査は、妊婦さんだけでなく赤ちゃんの健康も守ることができる検査なのです。

妊娠前検査で子宮頸がんなどの病気が分かる

妊娠前検査では、子宮頸がんなどのがんを発見することもできます。

がんは治療しなければ命に関わる病気です。少しでも早く治療をスタートしなければ、全身にがんが転移し、投薬治療も手術もできなくなることが!

さらに、妊娠中にがんが見つかった場合、抗がん剤治療や放射線治療といった治療が優先され、妊娠を諦めないといけない事態に陥ることもあります。

女性に多くみられるがんは子宮頸がん以外に乳がん、子宮がん、卵巣がんです。妊娠前検査以外でも、職場や自治体などで女性を対象に女性特有のこうしたがんの健診を行っているところもありますので、妊活前に一度は検査を受けておきたいもの。

もし、がんが見つかったらしっかり治療してから妊活するようにしましょう。

妊娠前検査で不妊が分かることも

妊娠前検査では、女性の血液検査や超音波検査、男性の精液検査で不妊が見つかることもあります。

女性の場合は女性ホルモンの分泌が足りていなかったり、無排卵状態だったり、卵管・卵巣・子宮に問題があったりして不妊治療が必要なケースがあります。男性の場合は精子の数が少なかったり、精子の運動力が低い、正常な形の精子が少ないなど不妊治療が必要になるケースがあります。

不妊だった場合はいくら妊活しても月日が経つばかりで妊娠は望めません。不妊治療は年齢が若いほど実を結びやすいので早めに妊娠前検査を受けるのがおすすめ。

女性は毎月のように生理が起こり体調を崩すことも多く自分の性と向き合うことが多いのに比べ、男性は性的なことで体調が変化することが少なく、不妊という話に意識が向かない傾向にあります。

不妊の原因の半分は男性側にあります。妊娠前検査は女性だけに意味があることではなく、男性にとっても意義あることなので受けるようにしたいもの。家族を持つことを考える場合は、パートナーと真剣に話をするのが理想的です。

なお、原因不明の不妊もあるので妊活がうまくいかないと感じた時は男性も女性も妊娠前検査だけではなく、改めて体の状態をチェックしてもらうのがおすすめです。

妊娠前検査の病院の選び方

妊娠前検査は女性は婦人科、男性は泌尿器科が一般的で、不妊治療を行っている病院でも男女が一緒に受けることができます。この検査の費用は全額自己負担で大体2~5万円になります。

検査を受けるのにおすすめなのが「妊娠前検査」や「不妊チェック」という形で検査内容を明確にしてくれる病院です。また、女性の場合は生理などについて気軽に相談できる病院を選ぶのもおすすめ。病院の雰囲気や医師の人柄も決め手になります。

ただ、稀にどういう検査をやるのか明示しないままお金を……というケースが! ブライダルチェックや妊娠前検査という言葉がよく聞かれるようになって以降、全額自己負担であることを逆手に、不要だったり実施していなかったりする検査費用を上乗せして請求する病院があるのも事実です。

必ず検査を受ける前に検査内容と必要性を確認し、お金を払う時は検査結果をしっかりチェックして詐欺に遭わないようにしてください。

ブライダルチェックとも言われる妊娠前検査は婦人科や不妊治療を扱う病院で2~5万円ほどで受けられます。この検査では妊娠中に感染すると赤ちゃんに障害が残る可能性がある風疹などの抗体があるかや子宮頸がんなどのがん、不妊の可能性をチェックできます。女性だけでなく男性も泌尿器科などで受けられますので、自分の体の事を知る為にもぜひ受けてみてください。

イラストレーター:tama

妊娠中は胎児を異物として認識してしまわないよう免疫力が低下します。そのため、風邪を引きやすいのですが風邪を引いたらどうやって治せばいいのか、薬を飲んでもいいのか焦りますよね。妊婦さんに風邪の症状が出た時は薬ではなく自己治癒力を高めて治します。自宅ですぐできる対処法と不安になる流産の可能性について紹介します。

実は風邪を引いていない

まず、妊娠初期の風邪は「実は風邪ではない」ということが!特に妊娠に気付いていない方が、だるい、熱っぽい、頭痛がするなど風邪に似た症状が出た時は、風邪を引いたのではなく妊娠している可能性があります。

妊娠した時のホルモンの影響で体調に変化が出て、不調を感じることはよくあること。また、妊娠10週前後で風邪のような症状が出た時は、つわりの可能性も!

妊娠した時やつわりの症状が風邪に似ているので、妊娠を希望している方はむやみに薬を飲まず、生理予定日一週間後かパートナーと関係を持ってから三週間後に妊娠検査薬を使ってみましょう。

妊娠が分かった時も、つわりの場合は安静にして体を休めることを第一に考えてください。

風邪を引いても薬は飲まない

風邪を引くと、ついつい薬に手を伸ばしがちです。

しかし、残念ながら風邪を治す薬はありません。そもそも風邪というのは、特定のウイルスや細菌によって起こされる病気ではなく、悪寒・頭痛・鼻水・咳・痰・発熱・吐き気など。不調を示す症状をまとめて表す言葉と言った方が正確です。

つまり、風邪で病院から薬をもらうのは根本的な治療の薬ではなく、体力が低下して免疫力が落ちている時に別の細菌に感染しないように予防的に飲む抗生物質だったり、痰の切れをよくしたり、鼻水を止めたりする薬を飲んだりするのが一般的。

しかし、妊婦さんの場合は「薬の副作用を上回るメリットがないと薬は飲まない」というのが原則。ほとんどの薬が妊婦さんでの治験を行っていないため、必ず危険という訳ではないのですが、安全性が確立されていないのが現状なんです。

ですから、市販薬を自己判断で飲むのはNG!どうしても薬が欲しい場合は産婦人科や産科の知識を持っている内科医に相談します。

なお、漢方薬も避けた方がベターです。漢方薬には複数の生薬などが使われており、それぞれの作用が妊婦さんに安全かどうか科学的に示されていません。特に妊娠初期は胎児の体が完全には出来上がっていない時期なので薬の影響が心配です。

胎児に対する悪影響を最低限に抑えるため、薬は医師がOKを出したもの以外、飲まないようにしましょう。

風邪を引いた時の対処法5選

「薬を飲まないならどうやって治すの?」と疑問に感じる方もいますよね。風邪はその人に備わった自然治癒力で治します。

自分の治癒力を高めるには、次のような対策を取ればOK!5つの対策をひとつずつ見ていきましょう。

睡眠時間を確保する

まず、絶対に必要なのが睡眠時間です。

全身の機能の司令塔である脳を休ませて疲労を取り、自律神経を正しく機能させるようにします。睡眠時間が充分取れればリラックスでき、精神も休まります。

体の機能をより正しく整えるため睡眠時間を確保しましょう。妊娠してから夜、眠れなくなった、という方は午前・午後に短い休息時間を設けるといいですよ。

バランスのとれた食生活

ふたつ目の対策は食事です。

体や細胞、内臓、ホルモン、そして病原体と戦ってくれる白血球などはタンパク質やビタミン類、脂質がないと維持できず、新しく作り出すこともできません。さらに細胞などが働くにはエネルギーが不可欠で炭水化物が必須に!

そして、体内の血液などの循環をよくするために水分も多く必要になります。

風邪などの病気に対抗するには、バランスがいい食事と水分をしっかり取って体内の活動が円滑になるようにしましょう。

手洗いをこまめに

風邪などの病気の原因となる病原体が体に侵入する経路は色々ありますが、そのうちのひとつが口。経口感染は意識すれば予防できるってご存知ですか。

口から病原体が侵入する大きな原因は手!食事などの時に手に付いた病原体が体内に侵入してくるのです。

外出先から帰宅した時や食事の前は、ツメや手首、指の間も丹念に洗って手を清潔にするようにしましょう。

部屋を加湿する

風邪などの原因となる細菌やウイルスの活動は、湿度が50%以上になると劇的に低下すると言われています。このため、できれば部屋の湿度を40~60%くらいに保っておくのがベスト!

病原体の数が減れば病気に感染するリスクも低くなりますから、冬など乾燥が気になる季節は加湿器を使いましょう。

ただし、加湿器は定期的に手入れをしないとカビなどの温床に!さらに湿度が70%を超えると結露などの原因になるので注意してください。

体を内外から温める

人の体内ではホルモンや酵素などが働いています。この酵素などが活発に働く温度は37℃前後!ですから、できるだけ体を温めてあげた方が体内の働きが活発になるんです。

風邪を引いている時は首元や足元を露出しないようにし、暖かい食べ物や飲み物を口にして体を温めるようにします。夏場は冷たいものを避け、できるだけ常温以上の温度のものを口にするのがおすすめ。

体を温めて細胞や酵素の働きを活発にし、病原体に対する抵抗力を高めて風邪を治すようにしましょう。

風邪を引いても流産はしない

妊娠中、体調が悪くなるとどうしても胎児に対する影響が気になりますよね。風邪で何度も咳をするとお腹に圧がかかって流産するんじゃないか、と不安になることも!

まず、胎児は羊水の中にいて外からの衝撃から守られていますので、咳をしても流産することはありません。

そして、軽い風邪程度なら胎児に影響する可能性は低いと考えて大丈夫!ただ、風疹や麻疹、水痘、梅毒、HIV、B型肝炎ウイルスなどは胎児にも悪影響が及びます。

あまりに長く不調が続く場合は単なる風邪ではない可能性が。病院で検査を受けた方が安心です。

妊娠初期の風邪は何科?

妊娠初期の風邪で症状が酷くなった場合、何科にかかるか悩むこともあるでしょう。

妊娠中は産婦人科へ行きます。ただし、他の妊婦さんに風邪をうつす危険があります。ですから、まず産婦人科に電話をして風邪であることを告げて指示を仰いでください。症状によっては来院後、別室で待機したり早めに呼んでもらえたりします。咳をしている方はマスクをし、他の妊婦さんから離れた場所で待ってください。

内科へ行く場合は産婦人科で紹介してもらうか、産科の知識が深い内科医にかかります。薬の処方は産科の知識がないと危険ですし、「妊婦は診ない」と宣言する医師もいますから注意してください。

なお、冬の風邪はインフルエンザの可能性が。妊婦さんはインフルエンザが重症化するリスクがあるので高い熱が出た時はインフルエンザの簡易検査を受け、治療方針を医師と話し合うようにしてくださいね。

妊娠初期の風邪の症状は、妊娠の兆候であったり、つわりの可能性があります。確かに風邪をひいている場合は薬ではなく自己治癒力で治すようにします。睡眠や食事に注意し、部屋を加湿しながら体を温めてください。風邪で流産することはないので過剰に不安にならず、ゆったり体を休めるようにしてくださいね。

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