育てにくい子とは

一言に育てにくい子と言っても様々ですが、思うように育ってくれないと気が滅入るし、これでいいのかと焦りを感じることもあると思います。

保育士経験10年の私と子どもの関わり方のコツを紹介させていただきます。

上から目線にならないよう言葉選びには気を付けていますが、気分を害されてしまったら申し訳ありません。

 

さて、育てにくい子とは注意散漫だったり、言うことを聞かなかったり、こだわりが強かったり、なかなか遊びから離れられなかったりする、グレーゾーンと呼ばれる子のことを想像して、コラムを書いていきます。

子どもの行動の意味とは

今回は一生懸命やっているのに、
うまくいかない、どうして?という疑問を抱いているお母さんの悩みを少しでも解消できるよう、お伝えしたいです。

理由は子どもによっても違うと思いますが、いつも子どもに怒ってばかりだと言う方に共通するのは子どもの事をよく理解出来ていないことだと思います。

私の4歳の次女は発達障がいではありませんがグレーです。
保育園では集団活動に入れず保育士の周りをずっとウロウロしているような子です。
園では本人なりにかなり気をつかっていますし、我慢することが多いのです。
家ではその反動からなのか、私の言うことを聞かないし、保育園ではよく食べると言われるのに私の作るご飯は食べないし、椅子や机から飛び降りたり、走り回って滑って頭打つことも多く、しないでってことを、わざと?無意識?本能?でやります。
その度に叱っていましたが、次女はいつも頭では分かっているんです。
その度に「どうして怒らせることをやっちゃうんだろう・・・」と自己嫌悪に陥ります。
おそらく、ADHDの衝動性が強いからなんだと思います。
そこまで追い詰められられてる次女を見て心が締め付けられました。

また、長女のお菓子を「自分の!」と言い張って、勝手に食べてジャイアニズム発揮しています。
長女に怒られても何度もお菓子を食べるのは、お菓子に対する執着もあるかと思いますが、長女へ対する嫉妬心からでしょう。
長女には悪いのですが、「今はちょっと我慢してあげてね。あとで前より美味しいお菓子をこっそり買ってあげるからね。」と、長女のフォローをこっそりしつつ、次女を責めないようにしています。

もっと自分を見てくれ!って言う気持ちの裏返しですね。

原因が分かってもなかなか解消させてあげられないのですが、出来るだけ言い訳せず向き合うように気を付けています。
暴れてるなと気付いたら、触れ合ったり騒げる遊びを誘います。

特に悪い部分には触れずに、気をそらすように働きかけています。

大切なのは以下の通りです。

ある程度は許容する

家と外の違いを伝える

家でいろんなことをダメダメ言いすぎると子どもは混乱しますし、家でのストレスを外で発散をすることになります。
「家ではいいけど、外でやったらおまわりさんに捕まるで!」などちょっとビビらせるといいです。

発達障がいの子もそうですが、グレーゾーンの子もストレスを感じやすいので、ストレスにならないように気をつけてあげましょう。
だからと言って、何もかも許容して子どもの言いなりになるのはよろしくありませんが、いつも怒るのではなく、ここぞと言う時のためにエネルギーをチャージし、怒る時には「お母さんはガチで怒ってるで!」感を出すのが大事かと思っています!

私は家では基本なんでも許し、外に出た時は一言でビシッと言うようにしていました。
「歩く」
「立たない」
「座る」
など、怖いお母さんに見えるかもしれませんが、「周りの人に迷惑かかるでしょ?」と目に見えないものを想像させようとしてもイメージすることが難しいです。
また、長々と詳しく言えばいいというものでもありません。
なんで?と聞かれたら、分かりやすい言葉で簡潔に答えましょう。

伝え方のポイント

まずは、その行為がいいか悪いかをわかりやすく伝えるのが大切だと私は考えています。
発達段階により差はありますが、耳に入る声かけを工夫しましょう。
声のトーンや言葉選びも大切です。
とは言え、いつも冷静にはいられないのが母親ですよね。
また、子どもは一度ではなかなか理解できないと思いますし、逆に、最初は良かったけど次はダメだったとか、様々で、一回うまくいかなかったら挫折してしまいませんか?
私はそうです。
だんだん、何度も何度も同じこと言わせないで!とイライラしますよね。

そんなときに、イラストを活用すると、かなり楽に育児できます。

イラストでの伝え方の紹介

ピンポイントで禁止する

好きなキャラクターの絵を使う

○かXで伝える

絵心がない、自信がないと言う方は、ネットで調べるといくらでも絵カード関係のサイトがあり、ピンポイントで見つけることができます。
私はうまくはありませんがイラスト描くことが好きなので、伝えたいことがあればサっと書きますが、苦手な方は検索して、スマホでその絵を見せるといいですよ!

特に言葉が伝わりにくい3歳前後の子どもに使うと、ストレスなく育児できると思うので、おすすめです。

絵を使うからといって、言葉もなしにただ見せるだけなのはよくありません。
言葉による親子のコミュニケーションも必要です。
うまく活用しながら、ストレスを溜めずに育児をしていって欲しいと思います。

様々な夫婦関係の在り方があります

夫婦関係について語っていきたいと思いますが、皆様に当てはまるわけではありません。
旦那さんのご両親との関係や、背景などは人それぞれ違います。
私の妻としての至らなさも夫の協力なさも理解していますが、楽しくやっていると思えるのは、
お互いに干渉しすぎないからです。
私は几帳面でも綺麗好きでもありませんが、クソがつくほど真面目で完璧主義です。
自分の許せる基準に達していないとイライラして、夫や子どもにあたってしまっていました。
同じような境遇の方の参考になると嬉しいです。

私の夫は平成生まれにもかかわらず「昭和の熱い男」って感じで、外ではお人好しです。
仕事優先で、仕事仲間が困っていたらすぐに現場に飛んで行きます。
人望が厚くアニキ的存在な夫ですが、家では基本的には何もしません。
子育てや家事に口出すことなく、私が座る暇なく動いていてもソファに寝転がってスマホ片手に大爆笑。
頼めば嫌がることなくやってくれますし、夫の身の回りのお世話が必要なわけでもありませんが、とにかく自分ワールドが強く、空気読むことは皆無。

家では自室にこもってずーーーっとゲームしているので、オンラインのゲーム仲間に「奥さん怒らないの?大丈夫?」と心配されるくらいのゲーマーです。
放置していても仲間外れだとは思っておらず好きにできてラッキーと思っている夫です。
むしろ「俺に好きなことをさせてくれてありがとう、本当に出来た嫁だ」と感謝されるくらいです。
私は夫のことをポジティブモンスターと呼んでいます。

今は仏のような気持ちで夫を受け入れている私ですが、以前は夫に腹を立てていました。
常勤で仕事もしていたので、朝も夜もバタバタして時間に追われ身なりを整える暇もないくらい私は忙しいのに、かなり不公平だと思いました。
最初は夫への嫌がらせのために彼のことは何もしない、求めない、干渉しないと決めたのですが、かえって喜ばせる結果となりました。
いつも「ありがとう!!俺は幸せな男だ!」と感謝されます。
彼はスッッッッッゴいポジティブ思考の持ち主ですよね。
人をアテにして生きていないのです。してもらわなくてもいい、でもしてもらったら嬉しいと考える人です。

家と外でのバランスを保ってうまく社会でやっているので、私がどうこう言うことじゃないと考え、夫に求めることをやめ、夫という「謎の生物」をもっとよく理解することにしました。

理想に縛られないように

元々私はドラマのような理想的な夫婦関係に憧れを抱いていました。
私の両親は仲がとても悪く、子どもの頃から些細なことでも喧嘩するところをよく見ていたので、いつも一緒に行動する仲のいい幸せな夫婦に憧れましたが、そんなのは空想に過ぎませんでした。(正直、ずっと一緒はきついですしね)←心の声

赤の他人同士が一緒に暮らすんですから、基本的なことは似ていても生活する上で価値観が違っても不思議ではありません。むしろ一致している方がミラクルです。
結婚前にわかんないの?って言う人がちらほらいますが、分かるわけないじゃないですか。
蓋を開けなきゃ中身は見えませんもの。
私自身が頭が堅く、「こうじゃなきゃいけない」思考が強かったので、もちろん夫にも求めました。求めたことはちゃんと返してくれましたが、価値観のズレはどうしても埋まりませんでした。能天気に見える夫にかなり苛立っていましたからね。

価値観が違う中でも出来ることは歩み寄ることです。
変わってくれない人とやっていくには、合わせるしかないと思いました。

譲れるものはとっとと譲る。譲れないものは何がなんでも譲らない

シンプルにこの二択です。
私は「理想の夫婦」を崩し、「私がどうありたいか」を考えることにしました。

その結果、「私も好きなことをしよう」という結論に至りました。

夫はかなりのご自由人間ですからね。
私だけ自由でいちゃダメなのはかなり不公平です。

幸せとは何?

哲学的な話になりますが、幸せってなんですか?
実は、ちゃんと答えられる人ってあまりいないんじゃないでしょうか?
ドラマや映画の影響が強く、恐らくほとんどの人がメディアに洗脳されているといっても過言ではありません。
私自身も幸せになりたーいなんてよく叫んでいましたが、幸せがどんなものかもよく分からなかったのです。

夫婦関係が良好であることは大切です。
けれど、夫婦関係を意識する以前に、「私が生きていて幸せだと思わないと」と思いました。
幸せって何?幸せってどんな状態?とひたすら答えを探しました。
答えなんてありません。
お金でも、家でもなく「満たされている状態」が幸せなんだろうなという考えに至りました。

私にとっての「満たされていると感じること」とは、以下の3つです。

ありがとうと言われること

好きなことをして生きていく

私と関わった人が笑っていること

自分の幸せの基準に気づいたら早いです。
幸せのゴールが見つかったら、あとは不必要なものは切り捨てるだけです。
それまで関わっていた人たちと合わなかったら、
縁を切ったり、離職したり、引っ越したり。
私は自分の中にあった凝り固まったこだわりも、よくよく考えてみるとそんなに大切じゃなかったことにも気づき、
極端な話ですが、生き方を変えることに決めました。

忙しいと夫にイライラするし、働けば働くほど時間がなくてお惣菜を買う機会が増えました。
世帯収入は増えても全く満たされなくて、むしろなんのために働いているんだろうって意味がよくわからなくなりました。
丁寧な暮らしがいいなって思ったんです。

私はお金はそこそこでいいから、好きなことをして、大好きな夫と子どもたちと笑って生きていきたいと思いました。
だから、こうしてコラムを書いて細々とやっている所存でございます。

大切なことは頑張り過ぎないこと

頑張ることは悪いことではありませんが、頑張り方さえ間違えなければいいんです。
求めているつもりはなくても夫がずるく思えて、自分だけが損した気分になってしまいました。

・自分がやるべきこと
・やらなくてもいいこと

2つの線引きをはっきり決めて、少々出来てなくても自分を許す甘さも必要だと考えるようになると、夫のことがちゃんと見えてくるようになりました。
「普段あんまり偉そうにしないのに、こういうところはしっかりしてるよな」と夫の良さが分かるようになりました。

そして、すべてに対して敵対心を持っていた私ですが、少し柔らかくなった気がします。

何より私が一番大切だと思うことは次の通りです。

姑のやり方を真似する

お母さんに育てられたように同じことをすると男性は落ち着くみたいです。
言い方は悪いですけどマザコンですよね。
本人もお母さんのやり方が正しいと思ってるはずです。

最初の方は何かあるとすぐ「おかんに聞いてみたら」、「おかんに子どもを見て貰えば」って言ってましたからね。
私のやり方が気に入らんのか!って腹が立っていましたが、今やそんなことで怒ってた自分が小さいなと恥ずかしく思います。
最初は姑のことが好きじゃなく、女としてのライバル視?みたいなのをメラメラ燃やしていました。
夫の食べ方も、お風呂の入り方も、トイレの仕方も汚くて、すべてにイライラしました。
どんな育て方されてきたの!?って思ってましたが、ご勝手夫を矯正するなんてとうてい不可能だと諦めました。
今ではトイレを汚してたら黙って拭き、服を散らかしていたら畳んでます。
娘たちも、夫が汚したトイレを見て「また汚しとるよー!」とか言いながらトイレシートでサッと拭いてくれます。
自分じゃない人が汚したトイレを掃除してあげられる女の子に育ってくれて嬉しいと思います。

せっかく御縁があって一緒になったんだからどうせなら円満がいいと思い、悪い部分を自分好みに矯正しようと考えるよりは、合わせた方がいいと考えて、おおざっぱな姑を参考にしました。
彼の生き方はお義母さんそのものですからね。否定するのもおかしいです。

お義母さんと仲良くさせてもらっているので、何かあって怒られるのは夫の方です。
後ろ盾があるので私はすぐ「あーお義母さんに言おっかなー」って言っています。

相手の悪い部分は触れない

夫はギャンブルをします。
競輪、パチンコスロット、麻雀。
おこづかいの範疇でやっているのならどうぞどうぞと背中を押しています。
やるならとことんやればいいんです。
夫は無茶に散財することはないので、日頃の彼の行いを見て信頼出来るからこそ行かせてあげられますが、みんながみんなそうじゃないとは思います。
依存症レベルだったら病院に連れて行ってあげて下さい。
依存症は病気なのでそれはまた別の話です。

人それぞれ違うのは承知の上ですが、「相手の生態を理解してあげる」ことが、円満になれる秘訣なのではないでしょうか。

束縛はプラスにならない

核家族化の背景もあり、各家庭の事情は外からは分かりませんし介入しようがないです。
だからこそ束縛し合う夫婦も多いと思います。
どうしても「これは許さない」、「こうあるべき」だと押し付け合ってしまいます。

人は誰しも自分こそ正しいと思いがちなので、自分に合わせるよう働きかけます。
しかし、夫であっても妻であっても子どもであっても、誰であっても一人の人間には違いありません。
妻だから行動に制限があるだなんてそんなことありませんし、結婚したからって夫は脇目も振らず家のためにまじめに働けっていうのもおかしな話です。
今は夫婦の在り方は多様化していますが、まだまだ男尊女卑の考え方の人も居るのではないでしょうか。

尊重し合う関係性を築くためにも、女性ばかりが頑張り過ぎないで欲しいと思います。
女性は男性よりも我慢が出来る生き物ですが、女性だけが我慢しても何もいいことはありません。
我慢したらよくなるかもしれない、変わってくれるかもしれないなどと考えても、人は変わってはくれません。
自分を変えれば人は変わるという言葉も聞いたことがありますが、ハッキリ言って変わりません。
けれど、私達には選択が出来るんです。
本当の自分を押し殺す必要はないです。
おかしい、うまくいっていないと思ったら、ぜひ行動しましょう。
苦しい生き方を自ら選択しないで下さい。
自分をダメにしないでください。

旦那さんと健全な関係でいられるように、まずは自分の体を大切にすることから始めてほしいと思います。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

スキンケアについて

化粧品にはお金かけていますという方も、できればお金をかけたくないと思うこともありますよね。
化粧品のブランドは沢山あり、値段もピンからキリまであります。

その中で、ご自身に合うスキンケアを見つけるのは楽しい反面、面倒臭い作業ですよね。
とりあえず買ったものの自分に合わなかったりするし、そもそもママは忙しいし、お金だってそこまでかけられないという方も多くいらっしゃると思います。

私のようなめんどくさがりの方にオススメのスキンケアをご紹介します。

しっかり落とす、そして保湿

私はスキンケアにはあまりお金をかけておりません。
使っているクレンジングと洗顔料はこちらです

どこのドラッグストアにも置いてあるシリーズのものですよね。
昔からある商品ですが、雑誌を見ていても、未だにランキングの上位に入っているくらいの優秀洗顔料です。

オイルクレンジングは、メイクや角栓をしっかりおとしてくれるのに、肌本来のうるおいは落ちません。
あまりやりすぎるのもよくないですが、汚れが残っていると、化粧水が肌に入り込んでくれなくなるので、しっかりと落としています。

ポイントはオイルでしっかり落としたあと、洗顔料を大量に出して、泡をたて顔に負担かけないように泡で優しくなぞることです。

私のすっぴんをiPhoneカメラのインカメで撮りました。
自分の肌は美肌というほどではありませんし、たるみもくすみも凹凸もありますが、それはもう、どうにもこうにも歳には叶いません(^◇^;)
でも、すっぴんが恥ずかしいとも思いません。

肌の凹凸や赤みそばかすはメイクでどうにか隠せます!大丈夫!

私が使用しているスキンケア

ニベアの青缶やハトムギ化粧水、豆乳イソフラボン、近くのドラッグストアで買った顔にもぬれるボディークリームを塗りたくっているだけです。
それがいいか悪いかはさておき、よほど食生活が崩れない限り、お肌のトラブルが起こらないので、そうしています。

お肌はあまり甘やかさない方がいいそうなので、一つのケアだけではなく、たまに変えてあげるといいみたいですよ。

そして、お値段に関係なく、もったいがらずお肌に大量につけてあげて下さい。

綺麗肌を作るベースメイク

私が普段使用しているのは、左から
1、キャンディードールの下地
2、シュウウエムラのリキッドファンデーション
3、ルーセントパウダー

どのメーカーのものでも良いですが赤みが気になる方は、グリーンの下地を使うと赤みを消す効果があるのでおすすめです。
また、肌のトーンも上がります。
そして、少しお高めですが、シュウウエムラのファンデーションはカバー力バツグンなのに、厚塗りにならず素肌感がある上、触っても汗かいてもよれにくいんですよ。
少し高くても、メイク直しするのが面倒くさいズボラな私にはベストコスメです。
ルーセントパウダーは昔頂いた資生堂のものですが、何使ってもいいと思います。

ちゃんとした用事がある時、シミや赤みが気になるときには、コンシーラーを使いますが、今日は特に用事がないので使用していません。

写真アプリの加工なしで自撮りするとこんな感じです。

ちょっと小綺麗感が出ますよね。

あとはアイメイクをしたり、チークしたりして、その日の気分で楽しみます♪
私が化粧の中で一番楽しいと思うところであり、女でよかったと思う瞬間です。

女であることを楽しもう♪

外見のコンプレックス、生理、出産、人間関係に女性は大変なことが山ほどある生き物ですが、せっかく女性として産まれたのだから、女性であることを楽しみましょう!

お金をあまりかけられなくても、何か一つお気に入りのコスメを見つけてみたり、出来る範囲内で楽しんでくださいね!

寝ない理由を考えよう

photoAC

漠然と、子どもは早く寝かさなきゃいけないと思っていませんか?

まず、お伝えしておきますが、寝ないからと言っていつまでも起こして、好きなことをさせて自由にさせておくのは教育上よろしくありません。
そのことを踏まえた上で私の考え方をお伝えしていきたいと思います。

寝るのが下手な長女を例にコラムを書いていきます。
赤ちゃんの頃から自分で眠るのが下手で、添い乳以外ではなかなか眠れませんでした。
けれどいつまでもおっぱいをくわえさせているわけにはいかないので、お雛巻きにしてみたり、ラックでユラユラさせてみたり、子守唄を歌ったり、抱っこして廊下を歩きまわったり、なかなか寝ない長女に手を焼いていました。

私は夜が来ると憂鬱でした。娘もそう感じていたと思います。

子どもがなかなか寝てくれない理由は様々ですが、まずは原因を突き止めましょう。

我が子の場合は、以下のとおりです。

1、そもそも眠くない/元気が有り余ってる

2、寝る前に刺激的なことがあった

3、甘えたい

ざっと思いつくのがこの3つです。
長女は10分お昼寝をするだけで、エネルギーがフルチャージしちゃうスーパー人間で、保育園でどれだけ遊んで帰ってきても、家で遊んでも眠いとも言わずノンストップで家で暴れてます。

そんな特徴を持つ長女ですが、親的には早く寝かさなきゃと思うわけです。
なので私は8時までにはすべてを終わらせて、8時半には布団に入るようにしていました。
けれども、早く布団に入ったからといって、早く寝るわけじゃないんです。

私が実践した方法を紹介

photoAC

寝かしつけ用の絵本を読む

一躍ブームとなった寝かしつけに最適といわれた絵本を試してみましたが、我が子には向きませんでした。
年長児になった今では、どんな内容であっても大丈夫ですが、3歳までの長女は楽しい内容の絵本しか好まず、ゆったりした内容の絵本では物足りず聴いてもくれませんでした。
声のトーンを工夫したり、照明を変えてみたりしましたが、我が子には「寝かされる儀式」と思っていたようで、寝る時間が大嫌いなものになってしまいました。
私も夜の寝かしつけの時間が大嫌でしたから、嫌な気持ちがリンクしていたのかもしれませんね。

睡眠BGMをかける

YouTubeで睡眠BGMを流すこともしてみましたが、見たい!見せて!と騒いで逆効果でした。

寝る前にパズルをする

手先を動かし、頭をよく使うためパズルを寝る前にするといいとアドバイスされ、試してみました。
たしかに集中しましたが、もう一回やりたいと言い出して、一回だけでもう寝ようねという約束を簡単に破ろうとする娘に腹が立ち、そこで喧嘩になりました。
もう一回を許したら永遠ともう一回と言う我が子にうんざりしてパズルは封印しました。

マッサージをする

布団に入ってから手のマッサージをしたり、ふくらはぎを揉んだりしてみました。
血流がよくなるといいかと思ったので。
次はここして、こうして、違うそうじゃない!とマッサージをしてもらうことに集中してしまい、テンションを上げることになり、廃止しました。

寝て欲しいと考えるのをやめた

photoAC

やればやるだけ、娘は手がかかりました。

私が手をかけすぎていた部分もあると思いますし、娘が寝たらあれしようなどと考えて焦ってしまっていたので、
何も考えず、自分も寝るつもりですべてを終わらせてから布団に入ってトントンすることにしました。
「眠れないよー」と泣くこともありましたが、それでも無視しました。
あまりにもしつこいと、話を聞いたりしましたが基本放置することに。

すると、諦めて寝てくれたんです。
最初は自分で寝るのに3時間はかかりました。その間は私も眠れず何も出来ない状態で3時間布団で目をつぶってゴロゴロしてるのは辛かったですが、娘にはこの方法がよかったです。

そして、私は8時半には布団に入れるようにバタバタと準備をしていたので、娘たちと私との触れ合いの時間はあまりありませんでした。長女は物足りなさを感じていたかもしれません。
私はせっかちですので「早く早く」と言いすぎていたと反省しました。
周りからも早く寝かした方がいいよと言われていましたし、プレッシャーにもなっていました。

あんまり時間に囚われずにいようと決めました。

保育園でのお昼寝がある限り長女が早く寝るのは無理だと諦め、朝の寝起きも悪くはないからきっと問題ないんだと割り切り、寝る時間を遅くしました。

自分も夜の時間にだらだらすることにしました。

我が家は寝るのは10時過ぎ

photoAC

我が家では9時に歯磨きなどを終えて、絵本、お話していたら10時はあっという間に超えます。

他のご家庭がどうであれ、私は早く寝ることが正しいとは思いません。
口を出してくる人はきっといますが、各家庭で生活リズムは違います。

学童期の子どもであれば日中の活動量が増えるし、お昼寝が出来ないので必然的に疲れて早く眠れるはずです。
また、未就学児であれば保護者の就労状態がモロに子どもに現れますので、7時以降に帰宅する家庭と5時に家に帰宅する家庭とでは全く違います。

子どもの様子を見ながら保護者のできる範囲内でいいと思います。
子育ては理想論や正論だけではやっていけませんからね。

ただ、前述したように、いつまでもスマホを見せたりゲームをさせるのは、今後子どもが成長した際に、自制の効かない子になってしまいます。
9時以降は見ないなどの簡単なルールを設けた上でスキンシップをはかったり、その日にあったことを話したり、お母さんやお父さんと有意義な時間にすると、豊かな心を養うことができると考えます。

最後に

いかがでしたでしょうか。
子育てには「こうせねばならない」ことはありません。
「した方がいい」ことは多いですが、絶対ではありません。

私のようにストレスに感じ、子どもにイライラする方がいらっしゃいましたら、参考になると嬉しいです。

目標をしっかり考える

photoAC

子どもが大人になった時、どんな大人になって欲しいと考えていますか?

まず目標を考えてみて下さい。
次に1年後、2年後、更に10年後の子どもの姿を想像してみて下さい。

どんな姿でしょうか?

子どもの人生は子どものものなので親の望むようにはいきませんが、道から外れそうになった時に引き戻すためにも、ある程度イメージしておくととてもいいですよ。
私はまだ6歳と、4歳の二人の母親ですので、自分の子育て体験ではありませんが、自分の経験をもとにお伝えします。

自分や他人と比べない

photoAC

まずは私の幼い頃の生い立ちからお伝えします。

なぜ私の生い立ちを語るかと言いますと、子育てには自分自身の生い立ちや親からの関わりが強く影響するからです。

私はよく母と比べられてきました。
これは特別でもなんでもなく女子ならではの“あるある”ではないでしょうか。

自信のない人が子育てする場合は、子どもが女の子であれば特に自分の姿を投影しがちだと思っています。
プライドが高い上に劣等感の強い母にとって私の出来は自分の評価に直結するので私に頑張らせたかったのだと思いますが、私はそこまでガツガツした性格ではないので、とてもしんどかったです。
けれど、母は私が勉強しようとするタイミングで邪魔しました。
おそらく自分より下でいて欲しかったのでしょう。
生き方も価値観も全て自分を基準にし、上でも下でも許さない。そんな感じです。

本人は全くの無自覚ですけど、私は母の違和感に気付きました。

私が気付かずそのまま子育てしていたら、子どもを苦しめていただろうと今では思います。

自分の努力が足りないと言われて当時は自分もそうだと思っていましたが、勉強嫌いにしたのは両親の言葉です。それだけ親の存在は強大です。

私は両親を反面教師にすることにしました。

母親の過去のことを子どもに語るのはいいことですが、押し付けたり、子ども本人の気持ちを無視してしまうと心の成長が止まります。
ちなみに私は8歳で時が止まっています。
劣等感から負けるものかと踏ん張って成長する子も居るでしょうし、人の数だけ性格があり環境や保護者との関係にもよりますが、ほとんどの場合は否定されると落ち込んで終わりです。

子どもを責める前に、自分が言える立場にあるかどうかをまず見返しすように心がけてはいますが、咄嗟には判断できない、それが子育てですよね。
けれど、「ごめん言い過ぎた」というその一言が、きちんと子どもには届くんです。
これは全部私の経験ですけどね。

伝わらない親心

photoAC

親であれば子どもの将来を楽しみにしているし、素晴らしい人生を送って欲しいと考えるのは当然のことですよね。

しかし、「親の気持ち」は子どもに分かる言葉でないと思ったように伝わりません。

ニュアンスで「なんとなく」「わかるでしょ?」と言ったところで、ほぼ伝わらないものです。

最終目標は、大学でもなく、就職でもなく、『親元から離れて自分の力で生きていける力をつけさせること。』じゃないでしょうか。

ひとつお伝えしておきますが、就職が最終ゴールというのは本当のことですし、大学に行くメリットも大きいので、
勉強しなくていいことなんて一つもありません。しないよりはした方がいいんです。

ほとんどのご家庭で勉強に重きを置いていると思いますので、なぜ勉強しないといけないのか、なぜしたくないのかしっかり子どもと向き合って、伝わる言葉で話してあげて欲しいと思います。

私は親から「ロクな大人にならない」と言われても将来のことなんてよく分かりませんでした。
ロクな大人ってどんな大人?
ダメな人生て何?どんな人がだめなの?
というところまで突っ込んで教えて欲しかったなと感じました。

何のため、誰のためかを考えさせる

photoAC

私は子どもには小学校入学前に、「何のために勉強するのか」や「勉強の意味」を就学前に伝えていますが、子どもが一筋縄でいかないことを頭の片隅に置いていて、もしこう言ったらこうしよう、などあらゆる可能性を用意しています。

『想定内』であれば慌てなくていいですよね。

私は勉強から逃げた人間なので子どもに偉そうに言える立場ではありませんが、学のない私でも今してあげられることは、“分かないことをそのままにしない”ことです。
知らないことを知るのは楽しいことだと親が態度で示すと、子どもは真似をし始めます。

知識を得るには図鑑などがいいのは確かですが、とても高いんですよね。全種類なんて揃えられません。
なので、我が家では子どもから疑問が飛んできたら即スマホで調べています。

そして、次に私はリビングでくつろぐ際、出来るだけ本を読む時間を増やしました。
私が読んでる本がなんの本か興味のある娘は、「何が書いてあるの?」と聞いてきて、読みかじった言葉を娘に分かりやすく伝えるとまた考え方の幅が広がり、言葉が増えます。

難しくなくてもいいですし、読みやすい本でいいですので、勉強する姿を見せることをしてみて下さい。
子どもは隣で絵本を読んだり、ひらがなを書いたりして勝手にやっています。

最後に

いかがだったでしょうか。

しつけは大切ですが、厳しすぎてもダメだし、ただ楽しければいいってだけでもダメで、正解・不正解がないので難しいですよね。
だからこそ、ご自分で納得できる方法で子育てするのが一番なんです。
色々なことを試ししてみて下さいね。

 

選べない担任

子どもの年齢問わず、担任のやり方や性格に影響されますよね。
先生と呼ばれる人も人間だと頭では理解していても、なんでそんなこと言うの?なんでわかってくれないの?と我が子のこととなると、心配になりますよね。

今回は、筆者の経験をもとに書いていこうと思います。

筆者は保育園児の娘が二人います。私は保育士なので、同業者ということもあり、先生に気を遣っていましたし、トラブルのないよう穏便に生活していました。
しかし、長女の保育園生活最後の年に癖の強い先生に当たってしまいました。

何故か分かりませんが長女のことが気に入らないようで、他の保育士がいなくなったタイミングでボソっと嫌味を言ったり、みんなの前で娘の失敗を笑い者にすることもあるそうです。

うまく言えない本音

娘は敏感で繊細な性格なので、とても傷つきやすいです。
その性質もあり、先生のなんてことない言葉にチクっと傷つくそうです。

年度初めから1年間どうなるんだろうと身構えていましたが、懇談では「あなたの子どもは、身の回りのことができませんし、トラブルが多いです。小学校に入ると困りますよ」と先制パンチをくらわされました。
いや、「そんなことないでしょ」と思いつつも不安になった私は、前年度の担任の先生に相談しましたが、「特に問題はないですし、トラブルといっても年相応の喧嘩です。あなたのお子さんだけではなく、ほかの子も同じことなので、心配されないでくださいね」と言われました。
そう言われても心配性な私は、先生がただ気を遣って下さってるのか、本当のところうちの子がどうなのか疑心暗鬼になりました。

仕事と家事でバタバタと忙しく動き回っていたので、躾がろくにできていないのは確かです。
働いてる親なら誰だって負い目を感じながら働いています。

そして、私に迷惑かけたくないと思ったのか、娘は全く保育園でのことを話してくれませんでした。
元々人の悪口が嫌いな私が、「人のことを悪く言うもんじゃありません」と教えていたので、悪く言うことに罪悪感を感じたのかもしれないです。
甘えるのもわがまま言うのも、ぐっと我慢させてしまっていました。
ある時、娘が「今日、先生に怒られた」と打ち明けてくれた時に私は適当な返事をしてしまったのです。
それをきっかけに「もう言いたくない。お母さんは私のことなんにも分かってない」と娘は心を閉ざしてしまいました。

『やばい』と思い娘に詳しく聞こうとしても、「言わない」の一点張り。
無理には聞き出せないので、娘の様子を色んな先生に聞くことにしました。
保育園では楽しく走り回ってるし、元気に見えますと言われるだけ。
そりゃそうです。
他の職員がいない時にするんですから。

娘のメンタルの落ち込み

初期段階は「お腹が痛い」「休みたい」と言い出しました。
「嫌だからと言って休むわけにはいかないよ」と、半ば無理矢理連れて行きました。
「あと何日だから頑張ろう」「保育園頑張ったら楽しいところに行こうね」など必死に励ましてごまかしながらやってきましたが、寝る前に「明日なんて来なければいいのに」「眠れない」と訴えるようになりました。
娘は精神が潰れかかっていました。

少しずつ話を聞くと分かりました。
先生に言われないように頑張っているのに急に怒られて、怒られる理由もよく分からず、とにかく先生が何を考えているのかよくわからないということでした。

ただ単に気に入らないんだろうなと感じました。悲しいです。
でも好き嫌い合う合わないはどうしてもありますよね。先生の気持ちもわかります。

これまで受け持ってくれた先生たちは娘のことを大切に扱ってくれていたし、良いところも悪いところもきちんと私に教えてくれました。なので保育園の保育方針や、先生方を信頼していました。
娘にとっては今度の先生の態度や言葉には戸惑うしかなかったと思います。私もそうです。

こんな小さな身体で「明日が来なければいい」だなんて言葉が出るなんて、悲しくて私は泣きました。

変わろうと決意

毎日モヤモヤと過ごしました。
大丈夫かな?今日は何事もなかったかな?明日は行けるかな?と不安でした。

けれど、ある時吹っ切れました。
嫌なら休ませればいいじゃん!と。
義務教育でもないし、私の仕事の都合で通ってるだけなのに嫌々行く必要なんてないのです。
小学校に入学するとまた違った行きたくない理由が出てくるでしょうけど、今は違います。

他人は変わらないけど自分は変われます。
私は考え方を変えようと決意しました。

年長児だし、最後の年だし、待機児童のこともあるし、たった一人の先生のために辞めさせたくない。
娘は保育園をやめさせた方がいいのか?、担任と直接戦った方がいいのかよくないのか?。

様々な思いが巡り葛藤しましたが、苦手な先生を乗り越えて共に成長してきたお友だちと卒園して欲しいと考えました。
少し酷かもしれませんが、嫌な人なんてこの先たくさん出現します。
過剰に反応すると過保護になりかねません。
危害を加えられるわけではないので乗り越えて欲しいと思いました。

一緒に乗り越える決意

少しずつ長女の悩みが理解出来るようになりました。

保育園児であっても、悩みが尽きないですよね。
年長にもなれば友達関係がシビアになってきますし、何かしら悩まされます。
家では先生の悪口を言ってもいいんだよ、と許しました。
子どもがのびのびと成長するためには、自分らしさを恥ずかしがらず発信できる場所が必要です。
家ではなんの心配せずスライムのようにダラーンとくつろげるように、アイメッセージを伝えるようにしようと思いました。

抱きしめて毎晩安心して眠りにつかせて朝になって急に休みたいと言えば休ませます。
何回か保育園に行ってみようよと誘って、頑張れそうな時には昼帰りにして時間を調節し、仕事での面子や責任よりも娘に向き合うことを優先しました。
当日突然休むことが増え、職場には迷惑をかけましたが、嫌なことを言う人になんと言われようと謝り倒しました。
一部の人達は理解してくれたので、自分の信じる道を進もうと決めました。

長女は頻繁に休めるようになってから不安は少し落ち着いたようです。
「明日は早く帰って公園に行こうね」と約束したり、「明日は早くお迎え行けないけどどめんね」としっかり安心させる言葉を伝えようと努めています。

足りなかったのは、きっと言葉ですね。

今回、子どもを不安にさせたのは先生のせいだけではありません。
私にも問題はありました。
きっかけが癖の強い先生であっただけで、早かれ遅かれ私と娘との関係性に亀裂が入るタイミングはあったと思います。

だから、私は子どもが幼い時に試練が訪れて良かったと考えてます。

嫌な人と生きて行かなきゃいけない社会ですし、どうしようもないことが多い人生ですが、
自分が思っているよりも自分の思うように生きることは難しくないと思います。

今は嫌なことや腹が立ったことを包み隠さず教えてくれるようになり、娘からの信頼を回復することが出来ました。

最後に

担任の先生とウマが合わない、自分の子を可愛がってもらえないなど親ならではの悩みですよね。
待機児童問題など様々だと思いますが、子どもを守れるのは保護者しかいません。
泣き寝入りする必要はありません。

昨今は保育園での事件は絶えず、保育士不足や無償化一体化など、さまざまな問題を抱える保育園事情に不信感は募りますよね。
お子さんが最悪な事態になる前に、さまざまな方法を試して最善を見つけてあげて欲しいと思います。

 

うつ病、躁うつ病とは

宮崎あおいさんと堺雅人さん共演の映画「ツレがうつになりまして」の題材となったうつ病ですが、知らない人が少ないほど皆さんに浸透した言葉じゃないでしょうか。
それでもまだまだうつ病のことをよく分からず「甘え」「逃げ」「弱い」などネガティブな感情を抱く人はいます。

まず、うつ病とは脳の機能障害の一種で、食欲、睡眠欲、性欲などの低下といった心理的症状が現れます。
躁うつ病(双極性障害)とは、ハイテンションとローテンションが行ったり来たりすることです。
気分の上昇は誰にでもあるものですが、その頻度が高く、自己では感情のコントロールが難しい状態を指します。

抑うつ状態だと言っても、ネガティブな性格や気にしすぎだとか、一時の物だとか安易に考えれて見落とされることが少なくありません。
相談しても気にしすぎと言われて落ち込む人がいます。ちなみに私です。
しかし、うつ病はただの一時的な落ち込みや不安とは違い身体的にも不調が現れます。
頭痛、肩こり、首筋の痛み、食欲の増減などなど。
精神科医でも一概にはうつ病とは言い難いそうなのですが、「傾向」がある人は疑ってみてもいいかもしれませんね。
しかし、自己判断は危険なので必ず医師に相談してくださいね。

かかりやすい人

うつ病は真面目だったり、責任感の強い人がかかりやすいと言われていますが、現代人は保育園児、小学生だろうと大人だろうと日本に生まれた限り、ストレスとの戦いです。
誰でもなり得る病気だと言われています。だから特別ではないのです。
けれど、自分は絶対そんなものにはならないと良い、ストレスを理由で休む人を非難する人がまだ多いのが現状です。

筆者は双極性障害と診断されました。
うつ状態になった時に家事が思うようにできなくなり、落ち込み、涙が止まらなくなりました。
保育園に行ってももちろん、何もできなくて泣きながら「仕事に行けません」と主任に訴えました。
味方であるはずのクラスの先生たちは、私に励ましのつもりで「私たちもストレスあるけど、頑張ってるよ」「みんなも同じ」と言いました。
その言葉が心にトゲが刺さりました。
いつもなら笑えることでも、その時は突き落とされたような気分になりました。

確かに私はパートで、正規職員の先生たちより抱えている仕事は少なかったです。
ですがストレスの感じ方は「みんな同じ」ではないのです。
うつ病は誰しもなる病気ですが、症状は人それぞれです。
全く食事が食べられなくなる人、過食する人、四六時中どんよりする人、人前では明るく振る舞える人。
見ただけでは全く分かりません。笑っているあの人だって、うつ病かもしれません。
だからこそ「そんなことで落ち込むなよ」なんて私は口が裂けても言えません。
言われた時は傷付きましたが、悪気があったわけではないと今では理解しています。

特に家庭を持つ女性は、家事、育児に加えて仕事、学校関係、婦人会など様々な「やるべきこと」があります。
男性のうつ病と女性のうつ病は抱える問題がまた違うので、当てはめるのは難しいかもしれません。
また母親はうつ病になったからといって「休養」は出来ません。
けれど、「楽すること」はできます。

頑張っている母が美しいと言う、昔ながらの美徳をそろそろ消し去ってもいいのではないでしょうか。

母親は休む暇なし?

母親のやることはたくさんあります。私は朝が来なければいいのにと思うくらい朝が大嫌いです。
夜は掃除したり、片付けに追われたり、子ども達をお風呂に入れたりで常にバタバタしていました。
要領が悪いと言われればその通りですが、とにかくバタバタバタバタ。
その間、夫はというと自室にこもってオンラインゲームをし、大声で笑っていました。
寝かしつける時ですら大音量。
腹が立っても私は頼めませんでした。

夫は家にいても基本動きません。子ども達と遊んでいてとお願いしても「えー」と言い、娘達はすぐ私の元にやってきて遊んでとまとわりつきます。やることに追われている私はそれすら鬱陶しくて、子どもにはきつく当たっていました。
休みの日も娘達は夫と公園に行きたがりません。
私が夫に「連れて行ってきて」とお願いすると「わかった」と言ってくれますが、娘達は「絶対行かない」と断固拒否。
関係性が全く出来上がっていないのです。

赤ちゃんの頃から「お父さん嫌、お母さんがいい」と私にべったりでした。
夫が抱っこすると顔を私の方に向けて「助けて」と訴えるように泣きました。
夫は子どもに泣かれて「面白くない」という感情もなく、「ほら、やっぱりかーちゃんがいいんだって」とまたスマホいじりをしていました。
子どもはなんとなくわかるんでしょうね。

それでも歳が一つ大きくなると扱いやすくなって娘と遊ぶ楽しさが分かってくるかなと思っていましたが、全く変わりませんでした。
そうです、夫は浮気もギャンブルも酒も全くありませんが、父性が全く育っていないのです。
お願いすると嫌がらずになんでもしてくれますが、態度で分かります。「(これはお前の仕事だろ)」って。
お願いすると私のストレスが溜まる。だからやらなくてもいいということで落ち着きました。

前日から子ども達のお弁当箱や、お茶など準備しているにもかかわらず朝になるとなぜか時間が足りない。
どうにか体を動かしてしていましたが、ある日急に朝起きて準備することが難しくなりました。
あれ、私は何を用意するんだっけ?身体に重たいものをつけられているような感覚でした。
炊飯器の蓋を開ける、お弁当箱にご飯を詰める簡単な動作すらできなくなって、涙が溢れてきて子ども達に「どうしたの?大丈夫?」と心配されました。

さすがにこれはおかしいと思いすぐ精神科に行き、躁うつ病(双極性障害)と診断されました。
また、ついでに私の希望で発達検査もしてもらいASD傾向強めのADHDだと診断が下りました。
こだわりが強いことや、準備や片付けが苦手なのは発達障害の特性もあったんだと分かり、「なんだ病気なら仕方ないじゃん」と、私はなんとなく気が楽になり、それならもっと生きやすいように環境を変えようと思ったのです。

ちなみに病気のことは夫には伝えていません。夫がいちばん理解してくれないからです。

できないことはできないと素直に受け入れる

私は一人でなんでも抱え込みがちな性格で、人に頼むのが苦手です。
家庭でやることが多すぎて手が回らなくなっていた時に長女が不満を言ってきました。
「お母さんはなんで私に言ってくれないの?」と。
「これはお母さんの仕事だから」と返事すると、
「お母さんばっかり大変で、イライラしてて、かわいそうなんだもん。それなら頼ってよ」
と、涙を浮かべながら訴えてくれました。なんて、お利口なんだと思いました。

確かに、1から100まで全部私一人ですることが私の役目だと思っていましたから。
でも、それは本当に子どもたちのためではなかったのです。ただの私のエゴに過ぎませんでした。
見つめ直すきっかけになり、娘としっかりと向かい合い、娘は私に頼られていないことに寂しさを感じさせていたと本音を明かしてくれました。
お母さんやお父さんに必要とされることはとても嬉しいことですよね。
与えることだけが愛情だと思っていましたが、出来ないことを素直にさらけ出して相手に頼ることも愛情です。それが信頼関係です。

私は、自分自身で首を絞めて苦しめる状況を作っていたんです。
自分の行動は、何もできない人間を作り上げようとしていただけに過ぎないと反省しました。
今では声をかけて次女に洗濯物干すのを手伝ってもらったり、私が朝食作ることが難しい時には長女にお得意なスクランブルエッグを作ってもらったりしながら、協力してもらって助けてもらっています。

「〜するべき」は自分だけじゃなく、周りも苦しめる

うつ病の話から少しずれますが、以前子どもの通う保育園で講師の方が来てくださり、アンガーマネジメントについて触れる機会がありました。
興味深いことを教わりました。
私はとても怒りっぽいです。それと同時に完璧主義です。
他者がふざけているように感じて腹が立ちますし、もちろん自分にも厳しくします。

「目玉焼きには何をかけるか」の例えを出され、ソース派の人、醤油派、塩、塩胡椒、何もかけない派。色んな人がいる。
当然です。
肌の色も髪の色も違う人種が世界にいくらでもいるんだから。
目玉焼きにソースかけようが、醤油だろうが、何だっていいんです。

それを私は「卵焼きには絶対塩胡椒です!異論も反論も認めません!」と断固拒否する人間だったんです。
職場にそういう人が一人いると、とても苦しくないですか?
保育園にも私のように「そんなの絶対ありえない」というプライドを持った人が大勢いました。
自分はどちらかというと保育園ではそこまで自分を出すタイプではなかったので、私はそういう人達に影響されました。
けれど家庭では私が影響を与える側でした。

家庭内でピリピリする人がいると家の雰囲気がとても悪くなります。最悪です。
そして母親があれこれ頑張りすぎると「お母さんが頑張ってるから私もサボっちゃダメだ」という意識になり、子どもは本当の意味で休めません。今度はやってない人が憎くなり、悪口に発展し・・・と負のスパイラルに陥るんです。

私は、アンガーマネジメントの講習を聞いて怒りのコントロールも大切だと思いましたが、何より何でそんな世界を狭めていたんだろう、誰のためにそんなにこだわっていたんだろうと気づきました。

「無理しないで」と何度も言われた言葉です。
そんなの不可能って思っていましたが、ようやく分かりました。
不必要なことを「無理して」やっていたんです。

私達母親がやることは子どもたちに「愛を与えること」です。
もちろん、他にもたくさん必要なことはありますが、しつけは後からでも修正が効きますが、心を満たすことは幼児のうちにしかできません。

うつ病を通してそれに気付けて良かったと、前向きに考えています。

我が家の長女も次女もお手伝いが大好きで、姉妹で競い合いながらお手伝いをしようとしてくれます。

今回は私が気をつけている点をご紹介します。

褒めない

え?褒めないの?とびっくりする方もいらっしゃるかもしれませんね。
子どもは褒められるのはとっても大好きですが、小さい子だと、「褒められるからやる」ものになってしまいます。
お手伝いは仕事ではありませんが、家族のために働くことに意味があります。
それは「家族の一員」だからです。

お手伝いを強要しない

私が自分で何でもやりたい性格ということもあり、あまり私から「やって」とはお願いしませんが、料理が大好きな長女は、私が台所に立つと「今日は卵料理にするね〜」と意気揚々とやって来ます。
彼女は卵焼きとスクランブルエッグの絶妙な柔らかさを習得しました。
本当に美味しくて、次女もお姉ちゃんが作る卵料理が大好き。
料理を写真に撮り、「美味しそうに出来たね〜」とみんなで大盛り上がり。
自信に満ち溢れた長女は、調子に乗って「私が作るとお母さんの作るやつより美味しいんよなぁ〜なんでだろう〜」ってマウントを取ってきて、たまにイラッときますが(笑)

失敗した時は「でも、美味しそうだよ」と励ますのではなく、「今回より今度はもっと上手になってるかもよ〜楽しみ〜」って言って、失敗体験も笑って済ますようにしています。

子どもたちがするすべてのことは、未来のためになっているということを頭において、一日一日を過ごしています。

やりたいことから色んな仕事へ

私は昭和的な考え方だったので、家事はすべて母親がするものだと思い込んでいました。

そしてストレスで鬱になり、一時ではありますが家事をすることが難しくなりました。
6歳の長女に「なんで困ってるのに言ってくれないの?」と言われて初めて気づきました。
今まで「お母さんがするからいい」と言って、子どもの力を見くびり否定していたのです。
存在そのものを突き放していますよね。
なので今では「やりたい」と言ったらさせるようにしています。

お手伝いをと言っても子どもからしたらすべてお遊びです。
お遊びが悪いのではなく、遊びから学ぶのが自然です。

好きな分野で自信がつけば、その次はそうしてみようと様々なアイデアが浮かぶので、好きなお手伝いをさせるのはおすすめです。

お手伝いをする意味とは

簡単なお手伝いは1歳児からお願いできます。

物を運ぶ
机を拭く
とっても簡単なことでいいのです。

子どもには完璧なんてありえませんが、お遊びだと思ったらイライラもしませんよね。
「ありがとう」とお礼を言うと、手をパチパチと叩いて喜びます。

人の役に立って、感謝される喜びを知ると言うことはとても大切なことです。

家庭の中でも役割を持って家のお手伝いをすることで外では気の利くいい人になると思います。
気の利く人っていいですよね。

ペンを落としたのに無視して拾ってくれない人より、拾ってくれる人の方が気持ちいいですし、何も言わないのにさっと掃除してくれたり、そういうさりげないことができるようになることがお手伝いから得られる意味ではないでしょうか。
私はそんな子に育って欲しいと願っています。

片付けが苦手な我が子たちの机の上

こちらが長女の机の上の様子です。
汚いですよね・・・。
製作大好きな長女は、自分の作品の一つ一つがとても大事だそうで大切にとっています。
でも、遊んだところあんまり見たことないのですが・・・。
なのでなかなか、「きれい」な状態を保つのは難しいです。
と言う私も片付けが苦手です。
ここ最近わかったことですが、私はADHDを持っています。ASD傾向も強めです。
片付けが出来ないのはきっと遺伝でしょうね。
ごめんよ。

次に次女の机の上です。
彼女の方がきれいに見えますが、自分が不必要なものをポンポンと床に落としまくるので、きれいに見えるだけです。
彼女はもっとたちが悪く、使ったティッシュや紙くずなどを放り散らかして、自分の城だけをきれいにしようとします。最悪。

片付けを強要しない

今まで私は、子どもが散らかしたことを責めていました。
私自身リビングが汚いと嫌でした。
物を置かせたくなかったけれど、みんなが集まるリビングで遊べないのは可哀想だと思ったので、おもちゃで遊ばせていたんですが、うちの姉妹達は遊び方がとても激しいくて自分達でもどうすることもできないほど荒れ果てます。

今思うとADHD特性がなかなか強いなあと思いますが。

アイデアが次々浮かんで「これしてみよう!」と、おもちゃを持ってきてはとても斬新な遊びをしていました。
おもちゃの量がとても多くて、なかなか思ったように片付けをするのが難しかったです。

そこで私が行っていたのは、分類分けでした。
女子なので小物が多く、りかちゃんの靴や服を入れる箱、人形の箱、ぬいぐるみ、ままごとの食べ物、スプーンフォークなど、各項目ごとに分類するよう試しましたが、シルバニアで使う食べ物や、他の人形、家具などすべて混ぜて使っており、だんだん片付けさせるのが億劫になりました。

次に試したのが、おもちゃすべてを一つの箱に入れること。
人形セット、積み木、ブロック、などそれぞれの大まかな項目に分けてやってみましたが、今度はごちゃごちゃしすぎて、「あれってどこにあるんー?」と何度も聞きに来てストレスでした。

今はというと、リビング横の畳の部屋は遊びスペースにして、そこで遊ぶようにさせています。散らかっていてもグッと我慢して何も言わないことにしました。
りかちゃんなどのお人形は二階の各部屋で遊ぶようにし、リビングでおもちゃは遊ばないと決め、終わったら片付けするようにと言っています。

完璧を求めるのではなく「それなり」に

自分で片付けたならどこに置いたかわかるでしょう。
自分たちなりに考えて片付けたなら、完璧でなくてもそれ以上は小言を言うのを我慢しています。
そういうルールを定めています。

とはいえ、片付けは子どもたちだけでするのは限界があるので、私の心に余裕があるときにこっそり片付けしています。
完璧じゃなくてもいい、そう自分に言い聞かせています。

片付けができないと、勉強も出来ない子になるからきちんとさせた方がいいと脅されたことがあります。
ですが、それは母親のせいではありません。遺伝や環境のせいでもあるかもしれませんが、本人の特徴の一つだと思っています。
それに、小学校、中学校、高校の職員室は汚くなかったですか?
書類が山積みになってる場面を私は何度も見たことがあります。
何かを出すとき「えーと、どこだったっけなぁ」とガサゴソする先生が一人はいました。
学校の先生は勉強が出来ないとなれませんよね?
勉強ができる出来ないと片付けはあまり関係がないと思います。

だから、完璧を求めるのではなく「それなり」にできれば、いいと開き直っています。

片付けた長女の机の上です。
文房具オタクなので、色々な文房具が多いため無印のマルチケースに適当に入れています。
私もそうですが入れ物に入れ込んでしまうと、どこに入れたかわからなくなってしまうので、全部見えるようにしています。
まだ汚いです。でも、それでいいんです。

次女の机の上の片付け後です。
なんとなくまとめてきれいに見せてるだけですが、勝手に処分したり触ったりするとよくないと思ったので、この程度です。
本人なりに使いやすいようにやっているでしょうからね。

最後に

いかがだったでしょうか。
春から小学生になる長女ですが、忘れ物なく毎日行けるか心配です。
私自身も落ち着きがないので、出来る限りゆとりを持って一緒に付き添って準備してしていきたいと思います。

片付けられないのは日本人として恥ずかしいと思っていましたが、プラスに考えると、物や人に執着しないからいいことだと考えるようにしています。

娘達のいいところをもっと褒めて、片付けも少しずつ上達していけたらと思っています。

 

子どもはアイデンティティの塊

私は保育士として保育園に10年間勤めてきました。

いろんな家庭や子どもを見てきた中で自分なりの育児法を見つけたので、我が娘のエピソードと共にお伝えしたいと思います。

次女は4歳ですが、赤ちゃんが使うマグマグを使ってココアを飲んでいます。
以前はマグマグどころか哺乳瓶を出せと要求し、哺乳瓶に牛乳を入れて本気の赤ちゃんごっこをしていました。
赤ちゃんごっこは未だにしますが、ハイハイしてバブバブ言いながら私に抱っこを求めたりしてくるので
以前の私は、「そんなことして恥ずかしい」「何やってんの?」と呆れていました。
保育園で保護者に同じような相談された時には、「保育園で頑張っているからお家では甘えたいのかな?」なんて微笑ましくお答えしていたことを恥ずかしく思います。私の元にブーメランとしてかえってきます。

それと同時に、うちの子は愛情不足なのかしらと不安になることもありましたが、普段はしっかり者で私に抱っこしてと要求を伝えられるし、意見をズバズバ言う子なので、その行動に深い意味はなく遊びの一貫として赤ちゃんになりきっているだけだと思い、
16キロ越えの我が子を赤ちゃん抱っこして「よしよし〜大きくなったねぇ」なんて言って、付き合ってあげることにしました。

我が子のこととなると、本当によくわからなくなりますよね。

発想力

赤ちゃんになるには何が必要かということを彼女なりに考えて、思いついたのがオムツしなくちゃ!ということ。紙パンツが家にはあるのに、自分で作りだしました。

自分が愛用している白色のベスト腕の部分を股に通してオムツにし、「おしっこが出たよーかえてばぶー」と私に訴えます。
私は「はいはい、おしっこが出たのね」なんて適当に返事をしています。

深く考えなくてもいいですが、答えを出してしまうと本人なりの考え方がうまれなくなってしまうので、こうしたら?とアドバイスするのはグッとこらえて適当に相槌をうち、特に触れないことにしました。

一緒に笑う

次女は家の中だけですが、すぐ全裸になります。
クレヨンしんちゃんをリスペクトしているようなので、お尻を突き出して例のあのブリブリ〜というやつもやります。
「女の子なのに」「恥ずかしいからやめなさい」「誰かに見られたらどうするの」と何度も叱りましたが、どうやってもやめさせることができませんでした。
追いかければ追いかけるほど喜び、怒ると余計ふざけて、無視しても全くやめません。

彼女のソウル(魂)が、裸になりたいと叫んでるんだろうということで笑って済ませることにしました。

やりたいと言い出したら全く聞かない次女に、なぜ裸になったらいけないかを納得するまで説明することができず私は負けました。
けれど、本人は人前で裸になることが恥ずかしいことだと理解しているので、保育園ではやらないからいいかと割り切り、思い深く追求するのはやめることにしました。

そして、なんで裸になりたいの?と聞いたら、「毛布にくるまると気持ちいいから」と教えてくれました。なるほど。

大人になって彼氏を連れてきた時に、暴露してあげようねって主人と話しています。

すべてを笑い話にしちゃいましょう。

発想力を養うためには家が散らかります

次に長女の話ですが、とても好奇心旺盛なので、ここに絵を描いたらどんな感じなのかな?と新築の壁に油性ペンで絵を描かれて発狂したことをよく覚えています。
家に描くのは絶対ダメだと約束し、それ以外なら許しますと言いました。お陰で机やタンスはボロボロです。

「私、ここに〇〇を付けたい!」
いきなり言い出し、家中の廃材をかき集めて試行錯誤しながら家を改築してくれます。頼んでもいないのに。
子どもはうまく片付けながら製作なんてできるはずもなく、大惨事になります。
片付けまでしっかりしてほしいですが思いのままやってくれるので、自分でどうすることも出来なくて足の踏み場もない状態になり、HELPを出してきます。

散らかった状態を見てもイライラしてはいけないと思いながらも、散らかされるとすごくイライラしてしまって散らかし過ぎ!と小言を言ってしまうことが多々あります。
けれど、『汚れたら掃除すればいい』『散らかったら捨てればいい』の精神を思い出し、できるだけお小言を言わないようにと精神力をトレーニングしているところです。

娘が頑張って作って完成した作品とその努力はきちんと認め、どんなところが素晴らしいと思うのか私なりに自分の言葉で感想を言うようにしています。
簡単に言いがちな褒め言葉「すごいね」は逆に突き放してしまいがちな言葉なので、できるだけその言葉を飲み込み、アドバイスじみた否定はしないように心がけています。

「こういうところにこだわった!」などと誇らしげに語ってくれるので、
次はこうしたいといった発想力がメキメキと沸き起こります。

私が思いつきもしないアイデアを次から次へと発信してくれるので驚かされることが多いです。

なぜ発想力が必要?

発想力は社会に出てからこそ必要だと私は考えます。
まず発想力とセットになってくる想像力ですが、想像力が必要なのは作品を作るだけのことではありません。
想像力がないと自分は相手にどう思われるのか、この先どうなるのかなど先を見越して行動することが難しくなっていきます。
自分しか見えないと社会では浮きます。
いじめなどもそうです。
想像力がないばかりに、子どもだけではなく大人になってからも他者を傷つける人がいますよね。
ニュースになるほどの大きな事件だけではなく、会社にも学校にもいます。
自分の子どもがいじめの加害者にならないようにするためにも、早いうちから想像力を養っていこうと決めました。

そして、子育てにおいての最終ゴールは、子どもが自分の力で食べていく力を身につけさせることです。
人生は色々あり、うまくいくばかりではありません。
誰かを頼ったりする人間力や素直さも大切ですが、何かに挫折した時に「この方法ならどうか」など自分で考え、試行錯誤し模索する力をつけていけば自分で乗り越えることが出来ると考えます。

最後に

最近はメディアやネット、雑誌などでさまざまな育児論や育児法などを取り上げられ、〇〇育児法など耳にする機会が多くありますね。
不安に駆られるタイミングがその都度やってきては情報に左右されがちな育児ですが、100人の意見よりも、なによりも我が子と自分を信じて、自分なりの子育てをしていけたらいいですよね。

参考になれば嬉しいです。