多くの女性が産後に感情の浮き沈みが激しくなる経験をしており、それを「産後クライシス」と呼びます。

テレビで紹介されたことがきっかけに、ここ数年で多くの方が知っている言葉になりました。夫婦仲が冷え込み、放っておくと2人目以降の出産を躊躇したり、離婚の原因にもなる可能性があります。また「家庭の問題」だと捉われがちですが、産後すぐに職場復帰する女性も多く存在しますし、長時間労働などの働き方も絡んでくるため大きな社会問題になっています。

今回は「産後、なぜか妻が冷たい…」と感じている男性をはじめ「どう説明したら伝わるのだろう…」と悩んでいる女性に向けて詳しく紹介します。

「産後夫婦間が冷え込むのはママの愛情が赤ちゃんに向くから」は大きな勘違い

昔から出産を機に夫へ向けられていた愛情が赤ちゃんに変わるからという「妻の心の変化」が原因とされてきた産後クライシスですが、実は「妻が産後陥る心身への理解のなさ」や「育児が始まった時点での夫の関わりの薄さ」こそが妻の愛情を冷めさせます。

妻は出産による大ダメージを抱えたまま、不眠不休の状態で赤ちゃんのお世話をしていかなければなりません。

当たり前ですが身体はグラグラでホルモンバランスも不安定でギリギリの状態で過ごしている女性に比べ、こうした女性の事情を知る機会がない男性は知識や心の準備がないまま父親になってしまうことが多く、それらが産後クライシスの原因のひとつでもあります。

産後クライシスと夫について、妻側の意見は?

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ここまで産後クライシスについて掘り下げて紹介してきましたが、当事者である妻は「夫」や「産後クライシス」に対しどのように感じているのでしょうか?ご覧ください。

「言わなきゃ分からない夫」「教えないといけない夫」は、赤ちゃんのお世話をしているママにとってストレスでもありますし、パパと同様ママも「初めての育児」です。分からないことはたくさんありますし、その度に調べています。育児は二人で試行錯誤、言わば共同作業という気持ちでなければいけません。

産後はとにかく心身共に余裕がありません。睡眠時間も細切れで安眠することはありませんし、食事や入浴もゆっくりできません。

育児中にどれだけ夫が「協力してくれたか」は、それ以降の夫婦生活にも大いに影響があるようです。また、出産の痛みは産んだ瞬間から忘れますが夫の言動は忘れることができない妻は多く存在します。

不眠不休で育児を行っているなか、生活スタイルが変わらない夫にイライラするのは人間として当たり前かもしれません。産後クライシスから抜け出せず離婚に至る夫婦もいます。時間を作って妻の話に耳を傾ける「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えるだけでも大きな違いがありますよ。

育児は一人では困難

「産後クライシス」について詳しく紹介しました。

「分かっているけど激務でそれどころじゃない」「仕事から帰宅すると子どもは寝ている」など、育児に参加したいが難しいという男性もいるかと思います。そんな時は女性の話をゆっくり聞いてあげてください。
そして感謝の気持ちを伝えてください。
そして休日は妻がゆっくり眠れるように1時間でも一人になれる時間を作ってあげてください。

たったこれだけのことで「明日もまた頑張ろう」と前向きになるのです。2人で協力しながら育児を楽しめると良いですね。

何も分からずあたふたしていた新生児期を過ぎ、赤ちゃんとの生活にも慣れてきましたか?
近くのスーパーや軽いお散歩程度の外出から、生後3ヶ月くらいを目途に車に乗って遠出をしたり、大型商業施設に出かけたりと、少しずつ長時間のお出かけにも行くようになったママも多くいることでしょう。

そこで今回は、生後3ヶ月頃の赤ちゃんとお出かけする際の注意点や季節別の服装、あったら便利な持ち物について詳しく紹介します。気になる方はぜひ参考にしてみてくださいね。

生後3ヶ月の赤ちゃんとのお出かけする際の注意点

毎日の授乳時間やお昼寝時間をできるだけ崩さないように、基本的には1時間程度のお出かけに留めておくのが安心です。また、室内と室外の温度の変化が大きい夏や冬は、帽子や靴下、薄手のカーディガンなどを持ち歩いておくと赤ちゃんの負担を減らすことができます。新生児期に比べ体力はついてきますが、通勤ラッシュや帰宅ラッシュなどの人込みは避け、天気が比較的良い日にお出かけしましょう。

ママはとにかく荷物が多く、身体も完全に回復したとはいえない状態です。特に平日は1人で面倒を見ているというママは無理にお出かけする必要はありません。パパや同居の方の休みに合わせて「協力」しながら赤ちゃんとのお出かけを楽しんでくださいね。

生後3ヶ月の赤ちゃんの季節別の服装は?

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手足の動きがより活発になってくる生後3ヶ月頃の赤ちゃんの服装は、ママの悩みのひとつでもあります。そこでここからは、生後3ヶ月頃の赤ちゃんの服装について季節別に紹介します。

【春】ポカポカ陽気が気持ち良い春ですが、実は寒暖差が大きくなる季節でもあります。気温の変化に対応できるように、薄手のカーディガンなど着脱しやすい服装を心がけましょう。肌着は綿素材のものを、嫌がらなければ靴下を履かせるのも良いですね。

【夏】室内と室外との温度差が大きく汗をたくさんかくので吸水性が良い肌着を着用させ、着替えやカーディガンなどのは織物を持ち歩くと安心です。また、紫外線にも注意し帽子は必ず着用させましょう。

【秋】春と同様に寒暖差が大きいので着脱しやすい服装を選ぶと良いでしょう。半袖肌着の上から厚めのトップスを重ねるなど少し工夫が必要です。

【冬】地域にもよりますが基本的にとても寒くなるので、暖かい素材のものを選びましょう。またロンパースなど上下繋がっている形のものは肌に直接冷たい空気が当たりにくくお腹も出ることがないので安心ですよ。帽子や靴下はもちろん、毛布などの防寒アイテムがあると尚良いですね。

生後3ヶ月の赤ちゃんとのお出かけの際の持ち物は?

以下はどこへ行くにも必須アイテムといえるものですので、ぜひ参考にしてみてください。

オムツ4~5枚
おしりふき
オムツ替えシート
タオルやガーゼ
おもちゃ(なるべく音の出ないもの)
着替え(最低1セット)
哺乳瓶、粉ミルク、お湯、白湯(ミルクの場合)
授乳ケープ(母乳の場合)
母子手帳、保険証、乳児医療証

何かあった時に安心できるように常にバッグに揃えておくようにすると、いざというとき困ることは少なくなります。

【番外編】あったら便利な持ち物

ここからはお出かけ先や季節に応じてあると便利なものです。

ベビーカー(公共交通機関で移動する場合は、時間帯はもちろんエレベーターの有無についても調べておくと安心です)
チェアベルト
バックシートポケット
赤ちゃん用お菓子

おすすめ!チェアベルト

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おすすめ!バックシートポケット

赤ちゃんもママもストレスなくお出かけできるように

生後3ヶ月の赤ちゃんとのお出かけの際の服装や持ち物からあると便利なものまで紹介しました。

赤ちゃんにとってもママにとっても、ストレスなく楽しんでお出かけできるように、ぜひ参考にしてみてくださいね。

「ついに始まってしまった…」と多くのママが口にする赤ちゃんの離乳食について、作り方やおすすめ食材はもちろん、食べさせる時間や食べさせてはいけない食材まで詳しく紹介します。

初めての離乳食で悩んでいるママをはじめ「どうしてたかな」と不安に感じているママもぜひ参考にしてみてください。

離乳食初期とは

離乳食は生後5~6ヶ月頃から始まる食事のことを指し、赤ちゃんが初めて口にするものです。離乳食を始めるのに見極めるポイントは、よだれの量が増えてきたことや首が座り生活リズムが整ってきた、パパやママが食べる様子を見て興味を持ち始めるなどがあります。また、これからずっと続いていく食生活の第一歩ですので、トロトロの10倍粥などから時間をかけて慣らしていきます。

離乳食に使用する食材選びは分からないことだらけです。何が良くて何がダメなのかネットで調べても情報がたくさんあるので時間がかかります。そこでここからは離乳食初期に選ぶおすすめの食材や与える時間について詳しく紹介します。

離乳初期の食材と食べさせる時間

離乳食初期で初めて食材を与える場合、多くの人がお米やパンを選択します。しかし、小麦アレルギーの可能性がありますのでパンは10倍粥に慣れてきたタイミングで与えるようにすると良いでしょう。
赤ちゃんに不足しがちなビタミンはブロッコリーなどの野菜から摂取することができます。これらは必ず柔らかく煮込んでペースト状にしてから与えるようにしましょう。また、タンパク質である肉や卵、乳製品はアレルギーの出やすい食材のため、離乳食初期に与える必要はなく、代わりに豆腐やヒラメ、カレイなどで摂取するように心がけてください。豆腐は木綿の方が栄養価が高いのですが絹ごしの方が滑らかになりますよ。

離乳食を与える時間ですが、必ず午前中に行うようにしてください。というのも、アレルギーが出た際にすぐに病院へ行くことができるからです。

スケジュールは以下の通りです。
6時…授乳
10時…離乳食と授乳
14時…授乳
18時…授乳
22時…授乳

必ず手作りにこだわる必要はない

市販のベビーフードに抵抗があったり、手作りでなければならないと考えているママは多いのではないでしょうか。時代は変わってきているとはいえ、まだ「手作りするのが愛情」「手作りする方が優れている」と信じて疑わない人もいますし、SNSに投稿されている離乳食は手作りばかりです。しかし、必ずしもそうでなければいけないわけではありません。市販に頼る人もいれば手作りをする人もいる、子どもに対する愛情は同じなのだから、どちらが優れているわけでもないのです。むしろ夏場に手作りの離乳食を与えるのには雑菌などのリスクがありますし、何を食べてはいけないのか自分で調べなければならないのは、24時間365日赤ちゃんのお世話をしているママにとってとても負担がかかることです。しかし、一方で市販のベビーフードは開封すればすぐに与えることができるうえ、何が入っているか一目瞭然なのでアレルギーの心配も大幅に減ります。このように、必ずしも離乳食は手作りでなくても良いのです。

離乳食についてのママのリアルな気持ち

肩の力を抜いてできるだけ楽しもう

赤ちゃんにとって初めての食事である離乳食は、ママにとっては「育児」の大変な一面でもあります。
これからすっと続いていく食生活の始まりは、手作りであっても市販のベビーフードであっても何の問題もありません。「よし!今日は作るぞ」と手作りの日のあれば「今日は作る気力がないからベビーフードにしよう」となる日もあるでしょう。肩の力を抜いて離乳食を楽しむようにしてくださいね。

ワセリンとは

ワセリンとは石油から抽出された油脂を利用しており、白色から淡い黄色の非常にシンプルな無味無臭の保湿剤です。ワセリン、白色ワセリン(医療用医薬品または第3類医薬品)、プロペト(ワセリンをさらに精製したもの)、サンホワイト(精製度の高いワセリン)など多くの種類があり乾燥状態によって使い分けることも可能です。

赤ちゃんが産まれると自分のことは後回しになりがちでスキンケアは適当だ…と答える

 

ママは多いのではないでしょうか。産後肌質が変化することもあり、自分に合ったケア方法が分からない、自分の肌に時間をかけられないという声はよく聞きます。

そこで今回は赤ちゃんにも使え、ママのお肌の乾燥も改善する「ワセリン」について紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

赤ちゃんとママが一緒に使える

おむつかぶれや湿疹など肌トラブルが多い赤ちゃんに使用できるワセリンは、お風呂上りやおむつ交換の後など肌が清潔であることを確認したうえで塗布することで、肌を乾燥やほこりなどから保護してくれます。量が少なすぎると摩擦によって肌が悪化してしまう可能性があるので指にたっぷりとり、指と肌が直接触れないように塗布してくださいね。あくまでも保湿剤なので肌に潤いを与える役目はありません。

ママが使用する際はワセリンの前に化粧水などを使用することが必須になります。また、日差しが強い日中は日焼け止めを塗布してから使用してください。べたつきが気になる場合は乾いたタオルで軽くおさえるのがおすすめですよ。

ワセリン愛用者の声を紹介します

いかがでしたでしょうか?顔からかかとまでケアできるワセリンは、小さいもので1つ300円ほどで購入することができます。また、上記で紹介した使用方法以外にも花粉対策として鼻に塗布したり、リップスクラブとして使用できたり、香水を適量混ぜ込むと練り香水にもなりますし、クレンジングや角栓ケアなどにも使用することができます。様々な活用方法がありますが用法容量を必ず守り、自身の肌に合った使用法を見つけてくださいね。

あくまでも保湿がメイン

今回は、赤ちゃんからママまで誰が使っても安心で安全のワセリンについて詳しく紹介しました。

肌に合わない方や季節によっては使用しないという方もいますので、赤くなるヒリヒリするなどの症状が出た場合は直ちに使用を中断してくださいね。また、ワセリンに薬効成分はなく炎症を抑える作用はありません。あくまでも「保湿」することがメインですので、アトピーなどの症状に使用する場合は医師に相談しましょう。

「産後うつ」と言う言葉を聞いた事はありますか?

妊娠出産育児を機に発症することがあり、多くのママが苦しんでいる「うつ病」のことを指します。誰にでも起こりうることや高頻度で発症する可能性が分かっており、ママのメンタルケアが大切になります。また、うつ病でなどで妊娠中から分娩後1年以内で自殺した女性は、東京23区だけでも10年間で63人も存在し「母親だから」「それくらいやって当然」など何気ないように思える言葉が引き金になる場合もあります。

そこで今回は、パパに知ってほしい産後うつをはじめママの気持ちについて詳しく紹介します。
初めてパパになる方はもちろん、ママも気持ちが知りたいと考えている方もぜひ参考にしてみてくださいね。

育児が大変だと理解してくれないのは本当に辛く悲しい

初めての育児であれば知らないことはたくさんあります。
しかし育児に待ったはなしで「これでいいのか」「間違ってはいないか」と日々不安になりながら、睡眠も食事も満足にとれず、湯船にもゆっくり浸かれない非常にストレスフルな状態で何とか毎日やり過ごしています。そもそも産後の身体はボロボロで、後陣痛と言われる激痛に耐えながら育児はスタートし、寝不足でイライラしたりホルモンバランスのせいで情緒不安定になったり抜け毛や肌荒れのなか、そんなことはお構いなしと言わんばかりに泣き続ける我が子に自分の血である母乳を分け与え、オムツを交換し泣き止むまで抱っこし続けなければなりません。

そして、その辛さを理解してくれないパパや周囲に落ち込み、自分で何とかしようと頑張りすぎた結果、産後うつになるケースがあるのです。

ママは変わったのではなく変わらなければいけなかった

「子どもが産まれてから変わった」と言う言葉をパパの口から聞いたことがありますが、上記を読んでいただければ分かるように、ママは変わらなければいけなかったことが良くわかると思います。

胎盤と言う内臓が剥がれ、骨盤はグラグラな状態のなか、数時間おきに授乳しオムツを交換し抱っこし続ける24時間体制を一人でこなしているのだから、むしろ変わらなければやっていけないのです。

当たり前ですが、ママが変わったのならパパも変わらなければいけませんよ。

ママの気持ちは…

ここからは産後うつについてのママの気持ちを紹介します。

最後に

パパはママのヒーローでいてください。どんな些細な話でもきちんと聞いて「大変だよね」「いつもありがとう」と声をかけ、ママがゆっくり眠れるように時間を作ってあげてください。

小さく儚げな命を24時間365日年中無休で守ることは思っている以上に大変なものですし、初めての育児であれば当然、ママにも知らないことがたくさんあります。お互いに支え合い、協力しながら育児を楽しんでいけると良いですね。

毎日一生懸命働いてくれているパパには、お家にいる時くらいゆっくりさせてあげたいと思ってはいるけど、自分一人ではやっぱしんどいし、なにより育児は一緒にしたい。

そのためにはどうしたら良いのだろう…と考えているママはいませんか?
ママにまかせっきりで悪いと思ってはいるけど、何をどうしたら良いのか分からない…と考えているパパはいませんか?

今回はそんなパパやママに「パパができる育児」について詳しく紹介したいと思います。

パパができる育児

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まずは言葉にする

お仕事で帰宅が遅くなりがちなパパが子どもと触れ合えるのは休日だけだというのでは、育児に参加したくてもなかなか難しいのではないかと思います。

何をしたら良いのか分からない、子どものお世話って大変だと戸惑ってしまうのも仕方のない事です。しかし、一方でママは産まれた瞬間からずっと育児で365日24時間体制です。
もちろん育児にお給料やボーナスは発生しませんし、お仕事と育児を何とか両立させているスーパーママもいます。そんな中、パパに少しでも育児に参加してほしいと思うのは当然ですよね。

まず一番初めに忙しいパパができることは言葉です。
「ありがとう」
「いつもお疲れ様」
と労いの言葉をママに送ることです。

子どもが死なないように必死で育児をしているママにとって、その言葉は短いながらも愛や優しさを感じることができ「また明日も頑張ろう」と思える活力になります。

ママの気持ちに余裕ができると育児にも良い影響がありますよ。

間接育児で参加

育児と言うと、おむつを交換したり公園で遊んだりと、直接的に子どもに関するものをイメージしがちですが、普段しないパパが突然それらをやるのは思っている以上にハードルが高くうまくいかないことがあります。

まずはお家の中にある仕事の中でできることからしてみましょう。
これらはもちろん掃除洗濯などの家事も含みます。簡単に言い換えると家事全般をパパがサポートしてママを楽にしてあげることで、間接的に育児に参加しているということです。

ママの「してほしい事」をやるのが正解

中には「家事をすることがストレス発散になるから子どもの相手をしてほしい」と言うママもたくさんいるので、家事全般をすることが間接育児にならない場合もあります。

結局はママのしてほしい事をやるのが正解であり、それがそのご家庭の間接育児になるのです。

最後に

パパのできる育児について詳しく紹介しました。

ご家庭によってまたママによって「やってほしい事」は様々ですので、時間を設けてゆっくり話し合ってみるのも良いですね。

「安定期」とは一般的に妊娠5ヶ月(16週目)以降のことを指します。また、妊娠初期のつわりや不安定な体調などの症状が比較的落ち着いてくる時期のことを表した表した言葉で、医学的用語ではありません。

お腹のふくらみが目立つようになり妊婦さんらしい体形になっていき、妊娠12週頃に比べて流産の可能性が低くなります。ただし安定期と言っても切迫早産や切迫流産などのリスクが全くないわけではなく、引き続き体調には気を付けて過ごすことが大切です。

安定期の過ごし方

つわりが落ち着き母体の調子も良いこの時期は、妊娠初期にはできなかったことができるようになるなど比較的ゆとりがある時期です。そんな安定期の過ごし方について詳しく紹介します。

母親学級や両親学級などに参加

ママやパパに妊娠から出産、育児まで基本的な知識を教えてくれるのが母親学級や両親学級です。
絶対に参加しなければいけないものではないですが、不安が解消できたり同じ妊婦さんの友達ができたりとメリットはたくさんあります。立ち合い分娩を実施している病院では、パパが参加して妊娠中の体の重みや出産時の呼吸法、赤ちゃんが産まれるまでの流れなどを体験できることもあるので、父親としての知識を持ちママに対し協力的になれるのも良い点です。

基本的には平日の昼間に開催されていることが多い母親学級や両親学級ですが、お仕事で参加できない方のために夜間や休日に実施している病院もあります。それぞれ出産する病院に問い合わせて参加してみてくださいね。

身体のメンテナンス

出産後ママは自分の時間を作ることが容易ではありません。いつも赤ちゃんのお世話に追われ自分のことは後回しになりがちですので、安定期に入り体調が良いこの時期に虫歯の治療や髪の毛のカットなど身体のメンテナンスをしましょう。

子連れではいけないような場所

身体のメンテナンスと同じように、子どもが産まれると連れていけないような場所に行くのも良いですね。特に平日の昼間に混雑しないような映画館やお買い物などがおすすめです。

軽い運動

妊娠中は、体調の変化によって運動不足になりやすく体調が良い日に近くの公園にウォーキングに出かける方もいます。出産や育児は体力勝負なので安定期に入ったこの時期に運動し体力をつけておくと、安心かもしれません。

最後に

妊娠初期から辛いつわりや体調の変化に耐えてきたママにとって「安定期」は安心できるひとつの要素です。様々なリスクから解放され心身ともに少しゆとりがあり、できなかったことができるようになる時期ですが、油断は禁物ですよ。

パートナーに対して「分かってはいるけどイライラしてしまう」「どうしても許せない」ことって誰にでもありますよね。
そして、他人はどんなことでイライラしているのか気になる…なんて方も多いはず。

そこで今回はみんなのイライラについてや、どのようにそんな気持ちを消化しているのかについて詳しく紹介します。「どうしたら良いの?」と悩んでいる方はぜひ参考にしみてくださいね。

みんなどんなことでイライラする?

さっそくですが、パートナーに対しイライラした方の声を紹介します。

パートナーに対するイライラについて調べてみると沢山でてきますし「分かる!」「うちと同じだ」と感じた方も多いのではないでしょうか。特に家事や育児についての不満が目につき、それが原因で離婚したという方もいました。

子どもがいない専業主婦であれば家事についてパートナーが手を貸す必要は必ずしもあるとは思いませんが、共働きや子育てに関してはそうはいきませんし、心に余裕をもって話し合いをすること重要であることは分かっていても、なぜ一から全部言わないと動いてくれないの?とイライラしてしまうこともあるかと思います。

パートナーと冷静に話し合うことはとても大切なことですが、ここからはイライラしてしまった時の消化方法について詳しく紹介します。

イライラは細分化すべし!

まずは何に対してイライラしているかを考え理由を明確に出してみましょう。さらに理由を細分化してみましょう。

例えば
「育児をしてくれない」イライラは細分化すると、
「うんちの時は気が付かないふりをして交換してくれないからだ」と言った感じです。

最後にすべて出した理由の共通点をみつけ出し、それを解消しましょう。

先ほどの例で例えるとイライラの原因は「育児をしてくれない」ことで、さらには「うんちの時は気が付かないふりをして交換してくれない」ということが分かりました。
なのでこれを解消するにはパートナーに「うんちをしたおむつの簡単な交換方法を教える」や「うんちは私が交換するからおしっこはパートナーに交換してもらう」などがあげられます。

最後に

生涯を共にすると誓ったパートナーに対するイライラした気持ちは、どうにか消化したいと感じている方は多くいます。難しい問題ではありますが、大切なことですのでこれを機に話し合うことができる良いですね。

「なかなか眠ってくれない」「うまく寝かしつけができない」など、子育ての悩みについて常に上位に入っている「寝かしつけ」ですが、なにかコツはあるのでしょうか?

今回はそんな寝かしつけやそのコツ、生活リズムについてまで詳しく紹介します。気になる方は是非参考にしてみてくださいね。

まずは生活リズムを整える

子どもの「寝かしつけ」をうまくするにあたり重要な「生活リズム」は、毎朝同じ時間に起きカーテンを開け朝日を浴び、日中は活動的に過ごすことが大切です。
また年齢によってお昼寝の時間に違いはありますが、遅くても16時までに起こすようにし夜の寝かしつけに響かないようにしましょう。7時起床朝ごはん、12時お昼ご飯お昼寝、19時半就寝を軸とし、これを基準に買い物などの予定や追加のお昼寝、お風呂などを取り入れるようにするとリズムが整いやすくなりますよ。

しかし、これらは働いているママには難しいことかもしれません。その場合は「ご飯の後にお風呂」「21時までに寝室に連れていく」など、ご家庭に合った時間で生活リズムを作っていくと良いでしょう。

真っ暗な部屋で今日1日を振り返る

子どもにとってママの声はとても安心するので、寝室に入り電気を消した後ゆっくりと一日を振り返るのも良いですよ。
日常会話より話すスピードを落とし少しだけ低い声でヒソヒソと話すようにすると、心地よく感じ早く眠りについてくれるようです。また、子ども自身がお話しできる年齢であれば、楽しかったことや嬉しかったことなどその日あったことを話すことでコミュニケーションにもなります。

ついつい怒ってしまった日の夜は、なぜそれがいけなかったのか、どうすればよかったかなどを共有する時間に充てるのも良いですね。

あまり構わない

「早く寝なさい」「目をつぶって」など、常に声をかけたり背中をトントンしたりすることが逆効果になっている可能性もあります。真っ暗な寝室で「ママは寝るね!おやすみ」と声をかけ、子どもの隣で静かに目を閉じている行為が子どもの眠気を誘うこともあり「寝かしつけ」に有効と言われています。

今回は寝かしつけのコツや生活リズムについて紹介しました。
子どもの寝かしつけは生活リズムを整えることが大切ですが、改善することは難しいので時間をかけて行いましょう。また、寝かしつけの時間はついイライラしがちですが、パパやママにとっても子どもにとっても大切なコミュニケーションのひとつなので、きる限り穏やかな気持ちで行うようにすると良いですね。

ぜひ参考にしてみてください。

産まれたばかりの赤ちゃんを抱える新米ママは、毎日が試行錯誤の繰り返しですね。
「読み聞かせが良いとは知っているけど、何が良いのか分からない」「この時期に読み聞かせをして意味はあるの?」と悩んでいるママも多いのではないでしょうか。

そこで今回は0歳から読み聞かせができるおすすめの絵本について詳しく紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

イラスト重視のカラフルな絵本

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商品名、あかあかくろくろ
出版社、学研プラス
作者、柏原晃夫

こちらは、白色や黒色を中心にしながら赤色をポイントにした赤ちゃんの「気になる」をうまくとらえた絵本です。
その他にも、りんごや長ぐつ雪だるまなどモノの名前にも触れています。ママが声を出して読み聞かせることで赤ちゃんも喜んでくれること間違いなしですよ。

シリーズラインナップは、しましまぐるぐる、ぶんぶんきいろ、けろけろみどり、みかんオレンジ、などがあります。

ワクワクがいっぱいの仕掛け絵本

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小学館
¥858 (2024/04/25 23:20:44時点 Amazon調べ-詳細)

作品名、とびだす!うごく!どうぶつ
出版社、小学館
作者、塚原信郎

こちらの絵本は、たくさんの動物たちが飛び出してくるワクワクがいっぱいの仕掛け絵本です。
ポケットに忍ばせ置けるほどの手のひらサイズの小さな絵本なので、電車やバスなど赤ちゃんが泣きだしたら困ってしまう場面などに大活躍します。また、赤ちゃんが持てるようになると指先の運動にもなりますよ。

シリーズラインナップはとびだす!うごく! たべもの、とびだす!うごく! うみのいきもの、などがあります。

オノマトペが多くリズムが良い絵本

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作品名、どんどこももんちゃん
出版社、童心社
作者、とよたかずひこ

こちらは、第7回絵本にっぽん賞を受賞し「どんどこどんどこ」とリズム感が心地よい絵本です。
赤ちゃんも思わず夢中になると話題のこの絵本は、モノから生まれる音や心情を表す音、動物の鳴き声といったオノマトペがたくさん書かれており、ママもつい楽しくなってしまうこと間違いなしですよ。

シリーズラインナップは、こちょこちょ ももんちゃん、すりすり ももんちゃん、かくれんぼももんちゃん、ももんちゃん あーん、などがあります。

読み聞かせのコツは?

絵本を読むのが上手いかどうかはあまり関係ありません。
読み聞かせで大事なのはパパやママがリラックスして楽しそうに読んであげることです。文章をそのまま流し読みするのではなく、絵を見せながら「美味しそうだね」「パクパク」など赤ちゃんに語りながら進めると良いでしょう。
また、普段の会話よりもずっとゆっくりのペースを心がけはっきり発音する、言葉が少ないページは間をとって絵を楽しむ時間にするなど、時間をかけて読み聞かせをしてみてください。

以上、0歳の赤ちゃんにおすすめの絵本3選を紹介しました。
新生児の頃は特に大変で絵本絵を読み聞かせる余裕なんてないと感じているママも多く、それがストレスに繋がる可能性もあるので、ママの心に余裕があるときで大丈夫ですよ。

赤ちゃんを抱っこしながら、または一緒に寝転びながら声を出して読んでみてくださいね。