産後に気分が落ち込む原因
出産後に子どもも生まれて、本当に幸せなはずなのになぜか気持ちが落ちこんでしまう……。
その気持の落ち込みは、決してアナタだけではありませんよ。
実は「マタニティブルーズ」と言われる、産後によく現れる症状で、その原因はアナタではなく、脳から分泌されるホルモンにあるんです!
産後の気分の落ち込み「マタニティブルーズ」
画像出典:PhotoACより
出産後に、わけもなく泣きたくなる。気持ちが落ち込む――と言った「マタニティブルーズ」と言われるこれらの症状の原因は「女性ホルモンの減少」にあります。
妊娠中のママの身体には、赤ちゃんを育てるために女性ホルモンが通常の5000倍(!)以上も分泌されています。
そして、出産をするとこの女性ホルモンの分泌量が一気に下がります。
そう、この女性ホルモンの変化が身体だけでなく、心に影響を与えているのが産後の気分の落ち込みの原因なのです!
ちなみにマタニティブルーズの症状としては、次のようなものが挙げられます。
- ・わけもなく泣きたくなる
- ・不安感が強くなる
- ・物忘れがひどくなる
これらの症状は緩やかにですが、減少していきます。
ただし、このマタニティブルーズが引き金となって「産後うつ」になってしまう可能性も十分あるので、あまりにも気分の落ち込みや不安が強く。日常生活にも支障をきたしてしまう場合は、専門家に受診するようにしましょう。
産後の気分の落ち込みを解決するには?
マタニティブルーズを乗り越えるために大切なことは「子育てはうまくいかないもの」と考えることが大事です!
出産前の理想の育児と現状とのギャップに驚くことばかりかもしれません。
そして気持ちが落ち込んでしまうかもしれませんが、実はその「子育てがうまくいかない状態」正常なんです。
また産後は心の変化だけでなく、身体の変化も大きく。疲れもストレスも溜まりやすくなっています。
育児の間にも、自分の時間を作るように心がけたり、趣味や好きなことに没頭する時間を5分でも良いからもつと気分転換になって、気持ちの落ち込みを予防することが出来ますよ。
子育ての中の気分転換
- ・ストレッチやヨガ
- ・好きな映画を見る
- ・好きな音楽を聞く
- ・なるべく深呼吸をする など……
産後の気分の落ち込みがひどいときには、まず相談を!
育児中は、どうしても孤独になりがち。
その育児中に感じる孤独感も、マタニティブルーズの原因となることがあります。
そんなときに保険センターや幼稚園、保育園、子育て支援センターなどに相談してみませんか?
大事なのは1人で悩まないこと。
子育ては長期戦です。仲間を見つけて、仲間を増やしてみんなで一緒に子育てを乗り越えていきましょうね!