子どもが友だちと遊んでいたら、遊んでいたおもちゃをとられたり、場所を奪われてしまったり。
親からすると「なんで、こんなことされているのに怒らないの!」と逆にこっちが怒りたくなることってありますよね。

そんな時、親は子どもの気持ちを代弁するべきなのでしょうか?

まず、自分の子どもの反応を伺ってみよう!


画像出典:PhotoACより
1~2歳の子どもは、まだ人間関係を構築できるほど発達しておらず、仮に他の子どもにおもちゃをとられたとしても、理解していない可能性があります。

2歳ぐらいの子どもの場合、そもそも自分の手元にあったおもちゃや自分がいた場所に対して「自分のものだ」と所有感を感じているか、どうかすらわかりません。

もしかしたら、当の本人はお友だちにおもちゃや場所をとられたことにすら、気づいていないのかも……!

親から見た価値観では「イジワルされた!」と腹が立ちますが、肝心の子どもが気づいていないのなら、方って置いてあげても良いかもしれません。

ただし、子どもの方が嫌そうな顔をしていたり、悲しそうな顔をしていたら、その時は親が前に出て子どもの気持ちをイジワルした子どもに代弁してあげる必要があるでしょう。

子どもの気持ちを代弁する時は、どうすれば良いの?

アナタのお子さんのおもちゃや場所を取ってイジワルした子どもは、実はイジワルしたことに気づいていないかもしれません。

子どもの社会性は”教えられないと育たない”のです!
だからイジワルした子どももイジワルした事に気づいていないのかもしれません。

だから、イジワルした子どものためにも「そんなことしたら悲しいんじゃないかな?」「そんなことしたら悔しいんじゃないかな?」とアナタがイジワルされた子どもの言葉を代弁してあげて、子どもの気持ちを教えてあげてくださいね。

子どもは相手の気持ちも、自分の気持ちも小さいうちはわからない!

私たちは、当たり前ですがすでに大人だから、他の人に物をとられたら「とられた、ムカつく!」とかイジワルされたら「なんでこんなことするの!」と憤ったりすることがありますが、子どもはそれにすら気づきません。

そして、それはイジワルした子どもの方もそうなのです。だから、親や大人である私たちは子どもたちに社会性を教えるためにも、子どもの気持ちを代弁して教えてあげる必要があるのです!

そうすることで少しずつ子どもたちは相手の気持ちや自分の気持ちを理解し。人間として成長していくのです。

[参考1]『質問スペシャル2017(1)』|すくすく子育て

子ども同士のケンカでハラハラ!
小さいとはいえ、我が子がケンカして友だちを泣かせたら、どう対処して良いのか、わからなくなってしまいますよね。

今回は小さな子ども同士のケンカに対する対処法をご紹介します。

2~3歳から子どもは人間関係を身につけるようになる!


画像出典:PhotoACより
2~3歳ごろになると、子どもも「社会性」を身につけるようになるので、相手を見てどう反応するか人間関係を学ぶようになります。

その中で”特定の子どもにだけ”ケンカをふっかけるように見えることがありますよね?
これはまさしく、子どもが相手の子どもを見て態度を変えているからに他なりません。

それでは、そんな時に子どもに対して親がどう対処すればよいのかというと、それは「共感する」ということに他なりません。

ケンカをしても、まずはゆっくり話を聞いてあげること

子どもがケンカをしてしまった、相手を泣かせてしまった。
そんな時は、子どもも感情が高ぶってしまっていて、なかなか話を聞いてくれません。

一旦、相手の子どもから離れてから、子どもの気持ちが落ち着いたころを見計らって、少しタイミングをずらし子どもの話を聞いてあげましょう。

その時に大切なことは「どうして、●●しちゃったの?」「そういうことしたら、ママだめだと思うけど、どうしてかわかるかな?」と子どもの話を聞いてあげ、相手の気持ちを考えさせるということです。

まず共感することで、子どもは少しずつ相手の気持ちを理解するようになります。

感情のぶつかり合いを通じて、子どもたちはお互いの気持、感情を理解していく

子どもたちは、いろいろな事を失敗しながら勉強していきます。

それは人間関係においてもそうです。ケンカしたり、泣いたり、泣かされたり、お互いに笑い合ったりしながら、子どもたちは「相手はこんな風に考えているんだ」と実感し、お互いの感情を理解していきます。

まだ上手に言葉にできない年齢の小さな子どもたちは「泣く」ということしかできません。

しかし、その泣くという気持ちの中に隠された、子どもの気持ちを親が汲み取って「●●したかったのかな?」と気持ちを解説してあげることで、子どもたちは自分の感情を知って、自分の感情を満たすために、どう接すれば良いかが分かっていきますよ!

[参考1]『子どものトラブル どうしよう!』|すくすく子育て

例えば、転んで痛かったはずなのに「痛くない!」と言ったり、寒いはずなのに「寒くない!」と子どもたちって、勝手に強がることってありますよね。

特に2歳ぐらいの小さな子は、ちょっとした変化がどんな影響を及ぼすかわからないから、ママたちからすると、変な強がりはやめて欲しいのに!

強がって反対な事を言う子どもに対して、どう対応すれば良いのでしょうか?

反対の事を言うのはイヤイヤ期だからかも?


画像出典:PhotoACより
子どもの中には「素直になりたくない」という気持ちがあります。
大人でもそうですが、自分というものを確立してくると、自分の気持ちを素直に表したくなることがあるのです。

特に2歳ぐらいの子どもが強がって、反対なことを言うのは”イヤイヤ期”のせいかもしれません。

イヤイヤ期の言動で、子どもたちからするとママを困らせてやろうとか、自分の痛みや寒さ、暑さなどに気づいていないわけではないのでママとしては必要以上に心配にならない方が良いかも?

おむつやおもらしの時の「出ていない!」の時には、どうすれば良いの?

2歳ぐらいの子どもの強がりで困るのは、おしっこなどが出ているのに「出てない!」と言い張ることです。
親からすれば「いや、それ完全に出てるでしょ!」と怒りたくなるし。不衛生だから、さっさと着替えさせたいのに、言うことを聞いてくれないことも、

そんな時は、子どもの言葉を聞き流して「お着替えしようね?」と実力行使で物事を進めていきましょう。

ケガをした時や寒い時、暑い時も同じで、強がって反対のことを言ってはいても痛いものは痛いし。寒いものは寒いし、暑いもの暑いのです。
子どもは親に逆らいたいだけだから、気にせず実力行使でケガの治療をしたり、子どもの体温調節をしてあげてください。

イヤイヤ期は、ちょっとしたことでも親に反抗したくなるのです!

「魔のイヤイヤ期」と呼ばれるように、2~3歳ぐらいの子どもたちは、どんなことでもイヤイヤします。
なかにはイヤイヤしていることにすら、イヤイヤをする子どももいるぐらいで、お母さんとしては小さい子どもが明らかに強がっている時は「あぁ、イヤイヤ期なのね」と考えると、少しは安心するかもしれません。

ただし、強がりではなく。本当に何か異常があるにも関わらず、本人がソレに気づけない時はなにかの病気の可能性もあります。
イヤイヤ期であったとしても強がりではなく、本当に「異常に気づいていない」時は迷わず医療機関を受診してくださいね。

[参考1]『質問スペシャル2017(1)』|すくすく子育て

弟や妹が生まれるまでは大人しかったのに、下の子が生まれると急に乱暴になったり、赤ちゃん返りをしてしまうことがあります。

ただでさえ初めての子育てで余裕がないのに、赤ちゃん返りする子どもに対してどう対処すれば良いのか、わかりませんよね?

でも、この経験が子どもの”感情をコントロールする”という事につながって行くことになります。

下の子ができて乱暴になるのは子どもが混乱しているから


画像出典:PhotoACより
子どもたちにとって「弟(妹)」が出来るということは、子どもたちにとっても未知の体験です。
弟や妹が出来ることにより、これまでの生活が一変します!

さらに子ども目線で考えると、いっしんに受けてきたパパとママからの愛情が子どもからすると、減ったように感じてしまうのですから溜まったもんじゃありません。

そういった子どもが感じるストレスがフラストレーションとなり、乱暴になったり、言葉遣いが荒くなったり、逆に甘えん坊になったりしてしまっているのです。

ただ、今は乱暴や甘えが強く出ているかもしれませんが、当の本人もこの状態は辛いのです。

だから、少しずつお兄ちゃん、お姉ちゃんたちは「どうすれば楽な気持ちで過ごせるだろうか」と無意識に考えて、自分の感情をコントロールが出来るようになり。少しずつ立派な兄、姉に成長していきます。

「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」というカテゴリーから外してあげて!

子どもからすれば、ある日突然、自分は「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」としての振る舞いを親から求められるようになります。

大人で言えば、平社員だったのが、いきなり部下を使う立場になれ!と言われているようなものです。
当然混乱するし、上の子になったとしても、まだまだ小さな子どもなんです。

だから、まずは「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」というカテゴリーを外して「1人子ども」として尊重してあげてください。

「お兄(姉)ちゃんだから我慢して」ではなく「次は●●くんの番だから、もう少し待ってね」と1人の人間として尊重してあげれば、自然と子どものフラストレーションも収まっていきますよ。

下の子ができても、まだまだ子ども! 大変かもしれないけど尊重してあげよう♪

下の子ができて、急に「お兄ちゃんとして振る舞いなさい!」と言われて、そうカンタンに振る舞えるものではありません!

だって、お兄ちゃん、お姉ちゃんで有る前に1人のまだまだ小さい子どもなんですから。
でも、ママがバックアップして1人人間として尊重し、子どもの成長を応援してあげれば下の子を導いてくれるステキなお子さんになられますよ♪

[参考1]『子どものトラブル どうしよう!』|すくすく子育て

新型コロナウイルスのせいで、私たちの生活は一変しました。
タダでさえ、子育てって大変なのに、コロナのせいで大変さは倍以上に!

そんな今だからこそ、子どもへの要求を下げてみませんか?

「いい子に育てる」から「元気な子に育てる」へ


画像出典:PhotoACより
今までの子育ては、どれだけ「いい子に育てるか」が競われているような状態でした。
確かに、学校の成績は悪いよりも良いほうが良いし。運動や人間関係だって良いに越したことはありませんでした。

でも、その当たり前の生活が崩れてしまい。わたしたちの生活は改めて「何が正解か」がわからなくなりつつあります。

そして、子育てにおいて手洗い、うがいがプラスされ。さらにソーシャルディスタンスだ、なんだかなだとママたちの負担が増えることが増えて来ています。

そんな大変さを一度忘れて、とにかく「子どもたちが元気で生きてくれくれば良い」という子育てにシフトしてみませんか?

「いい子に育って欲しい」という子どもへの欲求水準を下げて「元気に育ってくれれば良い」と思えれば、ママたちの精神的な負担も少しかもしれませんが、軽くなるかもしれませんよ?

完璧を求めずに「まあ、いっか」のゆるさを生活の中に

コロナのせいで、ママたちがやらなければいけないことが増えてしまいました。
でも、今までの生活を続けながら、さらにコロナ禍に合わせた生活なんて、とてもじゃないですがすべてを完璧にこなすことなんて出来ません!

私たちは人間です。神様みたいになんでもかんでも完璧には出来ないのです。
特にコロナで大変な今だからこそ、ちょっとしたことを「まぁ、いっか」で済ませてみることも大切かもしれません。

今日はご飯を残してしまったけど、手洗いを頑張ったし、まぁ、いっか。
冷凍食品を使ってしまったけれど、最近仕事で忙しかったし、まぁ、いっか。

そうやって自分を追い詰めすぎないためにも少しずつ「まぁ、いっか」を増やしていってみてはいかがでしょうか?

「まぁ、いっか」で出来た余暇にアナタのためだけの時間を!

24時間365日、ずーっとママなんで出来ません。それに常に100点満点のママになんてなれるワケがありません。

なぜなら私たちは人間なのですから、時には失敗だってするし、怒りが爆発してしまうことだってあります!

その失敗や感情の爆発をなるべく抑えるためにも、ルーズなところは「まぁ、いっか」とルーズになってください。

そして「まぁ、いっか」で空いた余暇には、アナタだけの時間を楽しみましょう。
人生において自分のための時間を持つことは必要不可欠です。

実は自分のための時間を過ごし自己実現欲求を満たすことは、生活にハリを与え、明日への活力を生むすべての源となります。

アナタだって人間だし、パパだって、子どもだって人間です。
コロナ禍で大変な今ぐらい100点満点の子育ては一旦おやすみして、負担の少なく子育てを心がけてみませんか?

[参考1]『すくすく子育て 増刊号 2020(1)』|すくすく子育て

夏場になっても、全くその勢力を衰えさせることのない、新型コロナウイルス。
子どものこと、自分たちの生活のことコロナのせいで今まで以上に先が見えなくなってしまった不安で、アナタも疲れていませんか?

アナタの心の疲のサインは、どのようなものがあるのでしょうか。

アナタの心の疲れは、大丈夫?


画像出典:PhotoACより
人間の心は、本当に疲れてしまうと何もアクションが取れなくなってしまいます。

・相談する気力が起きない
・外出する気が出ない
・周りの人に自分の気持ちを話せない

アクションを起こすことが、すでに億劫になっているのなら、アナタの心は随分と疲れてしまっているのかもしれません。

そうして、アクションを起こすことが出来ない人は、本当にこのコロナ禍の中で、よく頑張って来たんだと想います。

そして、だからこそ周りの人に助けを求めて、自分のケア「セルフケア」をしっかりと行って、心の疲れを取ってくださいね。

世間ではGOTOキャンペーンが始まったり、子どもたちの夏休みが目前に迫ったり――と、一見すると、世の中は元の日常へと戻りつつあるように感じてしまいます。

そして、その中で「周りに取り残されてしまっているのではないか」と不安に想っているママたちもいっぱいいます。

そういう時には無理せず、教育支援センターなどの力も借りて、不安な気持ちを打ち明けられる時間を作りましょう。

コロナ禍の中でもポジティブな面に心を向けてみて!

今までの生活が一変したコロナ禍で、難しいことかもしれませんが、ポジティブなことにも目を向けてみてください。

・家族の会話が増えた
・パパが子どもと触れ合う時間が出来た
・オンラインで新しい世界が広がった など

決して「悪い事だけ」ではなかったはずです。

今までの生活の中であったポジティブな面に目を向ける、それだけのことですが心の疲れが少しは取れるはず。

ただし、ポジティブなことを考えることすら出来ない、という状況はかなりアナタの心の疲れが溜まっている状態です。

そんな時こそ、しっかりセルフケアをして、頑張りすぎずに、ありのままの自分を優しくしてあげてくださいね。

子どもに関する相談先は必ずあります!

長い、長い自粛生活を頑張ったけれど、コロナとの戦いはまだまだ終わりが見えません。
そして、ママたちは過程の中でパパや子どもたちの”支援者”として、頑張りすぎていませんでしたか?

この状況でずーっとパパや子どもたちを応援してばかりもいられません。
時には自分のことにも目を向けて、しっかりとお休みを取れるときは、休みをとって自分自身を癒やしてあげてくださいね。

・保健センター
・子育て包括支援センター など

また上記の機関はアナタの子育てや心の悩み相談を聞いてくれるかもしれませんよ。

[参考1]『新型コロナウイルスとこれからの子育て(5)時間がたってからの疲れにも気をつけて』|すくすく子育て

コロナ禍でなくっても、子育てって大変です!
子どもの意味不明な行動に「なんで、こんなことをするの?」と頭を抱えるママやパパがほとんどなのではないでしょうか?

でも、そんなストレスも「ある考え方」に変えるだけで、少し気持ちがラクになるかもしれません。

子どもが楽しんでいるという事実をストレートに受け入れてみて!


画像出典:PhotoACより

例えば、いつまでもぴょんぴょんとジャンプしてまわったり、ずーっと走り回ったり。
「どうして、こんなことをいつまでもするの!」と腹立たしく思ってしまいますが、その苛立ちの根本的な原因は「子どものことを100%理解したい」という気持ちです。

親からすると理解出来ない子どもの行動は「不安の種」でしかありません。

だって、アナタは子どものことを理解したいと想っているのに、子どもの行動はいつも謎で理解し難いものなのですから、その考え方のギャップでストレスが生じてしまうのは、ある種当然のことと言えるでしょう。

しかし、ここで発想を変えてみて「ありのままの子どもの行動を受け止める」ようにしてみてください。

「ありのままの子どもの行動を受け止める」って、どうすれば良いの?

「ありのまま」と言っても、何をどうやって受け入れれば良いのかわかりませんよね?

例えば、いつまでもジャンプしているのなら「この子の中でジャンプするのがブームなのね!」と子どもの楽しそうな行動を受け止めてあげる。

走り回っている子どもだったら「走り回ることが、楽しいんだな」と行動をまっすぐ受け止めてあげる。

そして、これらの行動は理由をいちいち考えるのではなく。
「●●をするのが楽しんだ」「●●をするのが、この子の足しになっているんだ」と事実を、まず受け入れることで考え方が少しずつラクになっていきますよ!

子どもは、そもそも1人で遊ぶ力を持っている

子どもを一人で遊ばせていると、罪悪感を覚えることってありますよね?
でも、子どもって自分が退屈しないように、1人で遊ぶ力を持っています。

実は、意外に思われるかもしれませんが、1人でも案外楽しく遊べてしまうものなのです。

だから、1人で走り回って楽しそうにしている時は「走るのが楽しいなら邪魔しちゃ悪いな」とありのままの子どもを受け止めて、逆に1人遊びを応援してあげるのも大切なんです。

また「子どもと一緒に遊ばなきゃ!」とまじめに考えすぎてしまうこともあるかもしれませんが、子どもと遊ぶのに疲れて、家事もなにもかもできなくなってしまっては本末転倒です。

例えば「これからママと1時間だけ遊びましょう!」と時間を区切って、遊ぶ時間にメリハリを付けてみる、などママの都合を優先することでも子どもも「待つ」ことを覚えるかもしれませんよ?

大人になると、何でも理解できる気になってしまいますが、子どもよりも長年連れ添っているパパの気持ちも理解出来ないことがあるし。自分の気持ちだって理解出来ないときがありますよね。

ましてや生まれたばかりで、何もかも新鮮で楽しくってしょうがない子どもの気持ちを100%理解するのなんて、まず不可能。

だから逆に理解しようとするのではなく「子どものありのままを受け止める」こと。

たったこれだけのことかもしれませんが、考え方をシフトするだけで随分と子育てがラクになるかもしれませんよ?

[参考1]『新型コロナウイルスとこれからの子育て(4)子育てがラクになるには?』|すくすく子育て

新型コロナウイルス感染症のせいで、子どもはもちろん、親たちだって自由に趣味やちょっとしたお出かけがしにくくなってしまいました。

親とは言え、アナタも1人の人間です。好きだったことをずーっと我慢することが平気なはずがありません。

でも、そんな時子どもと一緒に趣味を共有したりすることで、子どもは意外な成長を見せるかもしれませんよ?

子どもは、好きなことから色々覚えて、学んでいきます!


画像出典:PhotoACより

電車が好きな子どもは電車の名前や駅の名前から、漢字や機械の仕組みなどを学んで行きます。
お歌が好きな子どもは歌詞を覚えて言葉を学び、歌のメロディからリズム感を学んで行きます。

子どもは「好きなもの」から、いろんなことを吸収し、学び、成長していきます。

だから、コロナ禍でなかなか外に出れなかったとしても、好きなことから色々と1人で学んで行っているから、安心してくださいね。

そして、それがパパやママと同じ好きなものだったら、子どもはお互いにストレスなく成長できると思いませんか?

「子どもに親が好きなものに付き合わせる」というのは、ちょっと違うように思うかもしれません。
でも、パパやママが好きなものに子どもも興味を持ち、その興味がきっかけとなって、いろんなことを1人で学び始めるかもしれませんよ?

たまには子どもにあわせてもらう。子どもも親もお互いにストレス発散を!

コロナ禍の中で、子どもと接する時間は増えています。
でも、親だって人間です。たまには1人になりたい時だってあるし。好きなことに時間を使いたい時だってありますよね?

そんな時に、子どもに自分が好きなものに付き合ってもらうことで、親のストレスを発散することが出来ます。

それに自分の子どもと好きなものが共有できることは、きっと楽しいことですよ!

お互いに好きなものを共有することで、自然と親子のコミュニケーションも増えていくし。アナタが子どものように目を輝かせて夢中になる姿を子どもも魅力的に感じます。

そして、この状況がいつまで続くかわからない今だからこそ、子どもに親が好きなものに付き合ってもらうということは、お互いにとって必要なことなのかもしれません。

こんな大変な状況だからこそ、頑張りすぎなくって良いんじゃないですか?

コロナ渦じゃない子育てだって、大変でしたよね?
だからこそ、コロナ渦での子育てが大変なのは、当たり前だし。頑張りすぎなくっても良いのではないでしょうか?

この状況で不安にならない人はいません。
この状況で上手に子育て出来ている人なんて、ほとんどいないかもしれません。

こんな状況だからこそ、親も子どもも頑張り過ぎず。少しは子どもに甘えて、親が好きなものにお付き合いしてもらっても、良いのではないでしょうか?

[参考1]『新型コロナウイルスとこれからの子育て(8)たまには子どもにつきあってもらっては?』|すくすく子育て

新型コロナウイルスの影響により、わたしたちの生活は一変しました。
しかし、子育ての環境は、今までの常識が通じなくなるような変化はありません。

そして、だからこそ大切になってくるのは「ママも自分の疲れに目を向ける」ということ。

子どものためにもママの健康が一番!


画像出典:PhotoACより
例えば、ママがボロボロで泣きそうな状態で子育てしているのを見て、子どもは「嬉しい」と想うでしょうか?

子どもにとって、1番良い環境はママがいつも通りに健康でニコニコと暮らしていること。

ついつい「子どものため!」と頑張りすぎてしまうママが多いですが、子どもの心と身体の健康のためには、まずママが積極的に自分をケアすることが重要です。

特に新型コロナウイルスの感染拡大は誰のせいでもありません。
強いて言うなら感染症のせいであり。子どもがコロナのせいで不自由な生活をしていることに、ママやパパたちには一切の責任はありません。

だから、必要以上に責任感を感じて自分を責めてしまう必要はありませんよ。

ママとして、頑張りすぎていませんか?

人間、自分のことが一番わかっていないもの。
特にママたちは常に自分よりも子どもや家族を優先してしまうから、自分の疲れに無自覚なことが多いですが、ケアされることで「あぁ、自分って、こんなにも疲れていたんだ」と気づく方がほんとうに沢山います。

子育てって大変だし、特にコロナのご時世でママの負担は高まっています。

だからこそ「私は頑張りすぎていないかな?」と時折、自分の胸に手を当ててみて、注意して頑張りすぎないようにして欲しいのです。

家族、友だちと専門家に相談してアナタの疲れを減らして!

誰かに自分の話を聞いてもらう。それが電話やオンラインという形であったとしても「誰かに話しを聞いてもらえる」という安心感は、アナタの疲れをきっと解してくれることでしょう。

家族や友だちに相談するだけでなく、そこに「専門家」も加えて、いろんな声をあげるようにしてください。
子どもがいる家庭は、どうしても社会的な弱者になってしまいがちです。

しかし、自粛が開けた今「保健センター」や「子育て包括支援センター」などに相談しやすくなっています。
直接それぞれのセンターに足を運ぶのが怖い場合は、電話やオンラインでも受け付けています。

家族や友だちに相談できないことは、専門家にも相談してアナタの疲れを少しでも良いから軽減させてくださいね。

[参考1]『新型コロナウイルスとこれからの子育て(6)ママたちは自分の疲れに目を向けて』|すくすく子育て

インターネットで、気になるキーワードを入れれば、いろんな情報が簡単に手に入ります。

しかし、新型コロナウイルス感染症に関する情報は調べれど、調べれど、玉石混交の情報ばかりで、一体どこに真実があるのか、わかりません。

そして、こんなご時世だからこそ「情報」ではなく「人」と関わることが重要になってきます。

不安だ、助けて欲しい。そんな時こそ「人」の力が重要です!


画像出典:PhotoACより

コロナのことを調べる、その不安な気持ちを解消することができるのは、やっぱり情報ではなく、人です。

今は対面こそ難しいですが、自治体の多くは電話相談などを行っており、サポートの芽は決して潰えたわけではありません。

気乗りしないかもしれませんが、試しに自治体に電話だけでもしてみませんか?

そして、電話やオンラインでの面談であったとしても、人間は相手の言えない感情を気遣うことができる生き物です。

親としての不安や何をして良いのかわからないという言えない気持ちも、相手に感じ取ってもらえるだけで、随分と楽になることってありますよね?

だから、あえてインターネットで情報を探すのではなく、電話やオンラインでのサポートをしてくれる「人」を探して、生身の人間にアナタの話を聞いてもらうことから、はじめてみてはいかがでしょうか?

アナタがつらい時に助けを求めることは、悪いことじゃない!

責任感の強い方のなかには「自分でなんとかしなければ」と考えすぎて、自分を苦しめてしまう人が少なくありません。

特に「自己責任」時代の現代は、そんな方が多いのかもしれませんね。

でも、アナタが誰かに助けてもらおうと思うことは、決して悪いことではありません。

それに「子どもにためにサポートを受けよう」と思うことって、そんなに悪いことでしょうか?
子どものためにも、アナタの身体だけでなく、心だって元気でいて欲しいのです。

だから、アナタだけでなく、子どものためにも誰かサポートをしてくれる人を探してみてください。
そういったアナタの悩みに寄り添ってくれる人がきっといます。

「相談できるかもしれないと思って電話しました」「頼らせてくれてありがとう」「話を聞いてくれてありがとう」と、感謝の気持ちを伝えれば、きっとアナタを支援してくれる輪は広がっていきますよ!

私たちの中には回復していく力がある!きっと、この状況も乗り越えられる

人類史の中では、さまざまな絶望的な出来事がありました。
新型コロナウイルス以前には、ペストで多くの人が亡くなった時代もありました。

しかし、私たちには必ず回復していく力が備わっています。

いつまで続くかわからない不安の中でも、必ず先の希望が見えてくる時がある。

悪いことに目を向けるな、というのはとても難しいことです。
でも、悪い事ばかりではなく。少しずつ戻ってきたもの、良くなってきたことも必ずあります。

難しいことかもしれませんが、子どもや家族、他の誰かとも一緒にポジティブな現実に目を向けていきましょう。

それがアナタにも、子どもにも活かせる経験にきっとなるハズだから。

[参考1]『新型コロナウイルスとこれからの子育て(7)「情報」ではなく「人」を探して』|すくすく子育て