出先の子どもの高熱っ!自然治癒力で治す方法
みんなが楽しみにしている長期休暇。
新しいレジャースポットへ行ったり、奮発して遠出の旅行なんかもいいですよね。
ウチの長期休暇の楽しみといえば、離れてくらす両親を訪ね、東京へ帰省する事。
帰省中はほぼ毎日予定を入れて、毎日が日曜日状態。
そんな中、毎回体調をくずす娘・・・。
そんな時我が家では薬になるべく頼らない、自身の免疫力で回復させる「自然療法」を好みます。
自然派&時にワイルドな我が家です。
子どもの体調不良を『自然治癒力』で治すケア方法をご紹介します。
突然の発熱
楽しいはずの東京帰省。7歳の娘は三日目で発熱。
「なんか、頭いたい・・・。」
娘が寝付く前に発した一言で気がつく私。
「あっ、またやってしまった・・」
娘の発熱に気がついてあげれなかった管理者の私。
久しぶりの帰省。
親子で楽しみにしていた東京。
いろんな所で遊ぶ予定も組んで、チケット手配もバッチリ。
久しぶりに会う友達との予定も合わせ済み。
しかし、それらがくずれ去ってしまった旦那さんの実家、帰省三日目の事でした。
長期休暇では毎回帰省をするので、今後の対策の為に原因を探ることにしました。
原因を探る(1):「過密スケジュール」をなくす
帰省する度に体調をくずす娘の原因を自分なりに探ってみました。
併せて、ちょっと変わった我が家流のケア方法もお話します。
・「過密スケジュール」をなくし休暇日を挟む
どうしても短い滞在期間だと「あれもしたい」「これもしたい」と過密スケジュールになりがち。
行き先が子どもが行きたがってたレジャー施設であっても、体調をくずしては元も子もありません。
慣れない環境へ行く子どもの心ケアを考慮し、休暇日を挟む。
実際、某有名なレジャー施設へ解熱剤を娘に飲ませながら行ったこともありました。
・割安だからといってチケット買っておかない
(体調をくずして行けなかったら逆に損になる)
原因を探る(2):「環境の違い」を理解する
・「環境の違い」を理解する
娘が生まれ育った環境は緑豊かな田舎でした。
おいしい空気、おいしい水、マイナスイオン、どこを向いても自然が溢れる風景。
ビルはなく、通る車は指折り数えられる程でした。
一方、東京では見たことない数の人・人・人。
変な味のする水道水。
吸った事のない量の排気ガス。
見えるのはグレーの風景。
「自然環境の多い場所で育った人間の体」と、「コンクリートの建物に囲まれ都会的な環境で育った人間の体」は、吸う空気一つにしても違うので「仕組み」自体が違うと思います。
さらに小さな体がそれらに適応するには、幼すぎたのかもしれません。
楽しい!と思っていても知らぬ間に、体調につんつんヒビが入っていた事でしょう。
原因を探る(3):「食」を見直す
「食べ物こそが、その人の体を作る。」
そのポリシーを掲げ、家ではわりと自然食な我が家。
自分達で野菜を作ったり、玄米を取り入れたり、お出汁は煮干を使ったり、飲み水は湧き水を汲んできて飲用したり。
日常はそんな食生活の中、東京で待ち受けるお菓子やジュースの嵐。
孫の喜ぶ顔が見たいと、愛情たっぷり入りのお菓子&ジュースを断れるハズもなく、ありがたくいただいてしまう。
そこで嬉しそうにいただく子どもの笑顔は、何ともいえず楽しそう。
けれど、発熱の要因は慣れない食事と糖分の過剰摂取もあると感じています。
○そこから学んだ事
・ありがたくいただいた物は、その場で全部消費しない。
・食べたがるけど気になる食材は、味見をさせる。
・子どもの「大丈夫」は当てにせず、大人が子どもの体調を管理する。
41℃の高熱。その時のケア方法とは・・・
過密スケジュール、環境の変化、暴飲暴食・・・
まず始めにした事は、私の気持ちの切り替え。
・私はお出かけや楽しみは一切省いて、娘の体調管理を優先。
・お出かけできない娘の応援をする。
・家の中でも必要以上に動かず、常に一緒にいて最善をつくす。
現状の状態は熱が38.7C程。
元気ありはありますが、食欲なし、水分摂取問題なし。
ママそばにいてくれる安心感もあってか、ひたすら寝てくれた娘。
○私が行った準備
・自宅ではないので、いざという時の為に近くの小児科や病院を調べておく。
・薬屋や自然食品のお店を調べておく。
・自分の居場所の住所や電話番号、自分の連絡先をメモしておく。
・買える時に多めに食材を買っておく。
・保険証を用意しておく。
○私が行ったケア
・市販の薬は飲まさず、時間はかかっても免疫力で治癒。
・食欲がなければムリには食べさせない。
・食べれるなら梅肉エキスと甘麹を少量摂取。
・水分は常に枕元へ。
・熱かったら→布団を薄くする。おでこに濡れタオル。タオルがなかったら、水切りした豆腐と小麦粉とおろし生姜を混ぜて薄く延ばし、ガーゼに包んでおでこにのせる豆腐の熱取り。
・脇と足の付け根を冷やす。
・寒がったら→布団を多くする
自分の家じゃない時には、動けるときに食材を多めに購入したり、相手がいたらお願い事を早めに伝えておくと、お互いに気持ちが楽になると思います。
そして2日目の夜、最後の解毒なのか一気に高熱になり41℃まで上がってしまいました。
体が震えだす娘。目は閉じたままだけど、話かけには反応は出来ていました。
お義母さんと相談し、※こども医療電話相談を行いました。
その結果、今すぐに病院へ行く必要はないけれど、翌朝には自分達で病院へ行ったほうが良いでしょう、といった判断でした。
その結果を踏まえ私が取った行動は
“市販の解熱剤を飲ませる”でした。
(電話相談口で、症状を細かく伝えて飲ませても大丈夫か聞きました。)
市販薬をあまり好まない我が家で薬が登場するのは、今までの我が子を見てきてこれは飲ませた方が良いかな、と思う時だけ。
投与後、再び娘の体調を観察し、
・明日に病院へ行くのか。
・今すぐ連れて行くのか。
・まったく行かなくて良いのか。
冷静に判断をし直してみようと考えてみました。
※こども医療電話相談
救急車を呼ぶか、病院に行くか迷った時に相談できる電話窓口。全国的に窓口がある。
翌朝にはお出かけができるまでに回復。
高熱事件では、解熱剤が効き始めると震えが止まり、話もできる様になって、すぐにスゥーとまた寝てくれました。
そのまま寝かせるのが適切だろうと判断し、私もやっと落ち着いて休み、翌朝まで様子をみる事にしました。
朝には、なんとみんなが驚く完全復活!?
下熱も一時的な物ではないかを判断する為、午前中は家で過ごし、何もなく体調もよければ、お出かけしてみようという事になりました。
そして、何事も無かったかの様に1日楽しくお出かけができたんです。
高熱撃退の勝因は、自分の免疫力と、少しのお薬が手伝って上手に解毒ができた為なのではと思います。
数日ぶりの食事は、擦りリンゴと野菜たっぷりの薄味スープ。内側からもケアしてあげないと、ふりだしに戻るになりかねません。
子どもの体の特徴を理解しておく責任
「一番身近で我が子を見てる、一番の主治医が自分だ」と思っておく事が大切だと思います。
病院判断だけに頼らず、自分で学んで実行する。
始めは病状で判断なんて、医者じゃないから分からない~って思うけれど、慣れてくると子どもの体調が見て取れるようになります。それには、必ず「我が子を守る為に自ら学ぶ」といった決意が必要です。
病院へ行った方が楽チンですが、本当にそれが必要な薬かどうか、副作用はどんなものかを学んで行くと、子どもの体調を知れて結構楽しく、体の仕組みを学べます。
出かけ時に持参する自然のお薬を紹介します
いままでの娘の体調を踏まえて、遠出する時に持参しているのがこの二つ。
・梅肉エキス
・玄米甘麹
我が家では定番の自然からできたお薬。
甘麹はみなさんよく知っているかと思いますが、その玄米バージョン。
馴染みがあまりないかもしれませんが、青い梅をすってひたすら煮詰めて凝縮させた「梅肉エキス」
瓶ごと持って行くのでかさばりそうですが、色んなお薬を持ち合わる事を考えれば、たいした荷物ではありません。
そして自然からできているお薬なので、副作用もなく、なにより子どもの体の免疫力を上げて治してくれます。
日ごろから飲みなれたお茶や、お水なんかも持って行くと良いですね。
どうでしたでしょうか。
あくまで、私の見解なので同じケアをしても個人差があります。
正解、不正解の判断が難しい分野ではありますが、何より我が子を思う親心は、みなさん同じなのではないでしょうか。
薬が悪いわけではありません。
適材適所で使用することは大切だと思っています。
ですが、薬に頼らず自身の治癒力を高めることで、より健康な子どもに育ってくれたらと思います。