自分を無視しない~穏やかな夫婦関係を保つコツ!その2 自分への傾聴~

こんにちは!

親子の時間研究所の研究員『傾聴(けいちょう)』をお伝えしている村尾リエです。

いつもお読みいただきありがとうございます。

 

前回のコラム「違いを責めない」からは別居解消後、私自身が 「穏やかな夫婦関係を保つために今も続けていること」をご紹介させていただいております。

 

実践された読者様はいらっしゃいますか?

感じたことがありましたらまた教えてくださいね。

私が今実践していることなので、少し意識すると試していただけるものではないかなと思って書いています。

私にとって『傾聴』との出会いは、人生の中でもとても大きなものでした。

『傾聴』の学びがあったからこそ、現在の穏やかな夫婦関係があると言っても過言ではないと思っています。

その中から、今回もひとつお話しさせていただきますね。

 

自分の気持ちを認めて

今回のテーマは、「自分を無視しない」ということです。

 

無視=存在価値を認めないこと。またあるものをないがごとくみなすこと。

 

辞書で調べるとこうあります。

 

 

別居前の私は、夫を怒らせないために自分を無視していました。

自分の気持ちという存在があるのに認めていませんでした。ないがごとくみなしていました。

辞書の通りですね…

 

2回目 夫婦が別居へ向かう時~傾聴に出会う前の夫婦関係~にも書きましたが、外食に行った時に注文したものがなかなか出て来ないと私が先にイライラしてみるとか、他にも夫が車の運転をしている時に割り込まれたりすると私は何とも思ってなくても、私が先に「なんやねん!あの車!」と怒ってみるとか。

本当は私、料理が出てくるのが少々遅くても、車が割り込んで来ても、そんなには腹も立たないんですよね。

それなのに夫が怒り出す前に、怒鳴りだす前に、そうならないようにと自分の気持ちを無視して先にイライラして見せていました。

そうすることにより、夫は「まぁまぁ」と私をなだめる役になることを知っていたので。

夫が怒ることが未然に防げるんですよね。

 

この態度どう思われますか?

完全に自分の気持ちを無視していますよね。

 

 

自分の心の声を聴くこと

私は人の話をちゃんと聴きたくて『傾聴』を学び始めたのですが、その中で衝撃の事実を知ることになりました。それは…

 

「自分自身の心の声が聴ける人が、他人の心の声を聴ける人」

「自分への傾聴が出来る人が、他人への傾聴が出来る人」

だということでした。

 

「人の話をちゃんと聴く方法を知りたくて、『傾聴』を学びたいと思ったのに、まずは自分の心の声を聴くこと???」

 

初めはなぜそんなことを言われるの?と本当にわかりませんでした。

 

だけど『傾聴』の学びを深めていくと、それがなぜ大切なのかがだんだん理解出来てきました。

(なぜ自分の心の声を聴くことが大切なのかは、コラムでは書ききれない部分なので割愛させていただきます。またお伝えできる機会があるといいなと思います。)

 

自分の感情に目を向ける、耳を傾けることが、自分への傾聴になります。

 

大切なのは【自分の心の声を聴くこと】ですね。

 

あなたが自分を扱うように相手はあなたを扱います

心の声ってどうやって聴くの?と思われたあなたに質問です。

 

今あなたはどんな気持ちでいますか?

 

嬉しいと感じていますか?

悲しいと感じていますか?

腹が立つと感じていますか?

幸せを感じていますか?

 

あなたの気持ちをよーく感じてみてください。

頭で考えるのではなく、心で感じてみてください。

その答えがあなたの心の声です。

 

 

あなたにはあなたの気持ちがあります。あなたの思いがあります。

 

 

他人のご機嫌ばかりうかがっていませんか?

他人に尽くすことばかりをやっていませんか?

他人に自分のことを決めさせていませんか?

他人に合わせてばかりで自分を抑えていませんか?

 

こんな風に他人を優先して生きていると、自分の心の声はわかりません…

というよりも、以前の私は自分の心の声を聴こうとすらしていませんでした。

自分を無視していたのですね。

 

 

そして、私が自分を無視しないことを意識するようになった頃に、こんな言葉に出会いました。

 

「他人は、あなたが自分を扱うようにあなたを扱います」

 

これで今までの夫との関係性が腑に落ちました。

 

私は自分を無視して、自分を大切に扱っていませんでした。

 

私が自分を大切に扱わないのであれば、他人(夫)も私を大切にはしない。

私が自分を大切にすればするほど、他人(夫)も私を大切にしてくれる。

 

ということなのです。

 

自分の気持ちを伝えること

私は、自分を無視して自分が思ってもいない行動をとってきました。

そんな状態なのですから、夫から大切にされなくても仕方がないですよね。

 

今は、夫に大切にされたいし、夫と穏やかな夫婦関係でいたいので、自分を無視することはなくなりました。

ちゃんと自分の気持ちを聴きながら、気持ちを確認しながら伝えます。

 

前回のコラムにも書きましたが、違いがあるのが当たり前なので、夫と意見が違う事もたくさんあります。

そんな時も、「私はこう思う」という思いを無視しないで夫に伝えることが出来ています。伝え方はもちろん工夫していますけどね!

 

これが穏やかな夫婦関係を保つために、私が実践していることのふたつめです。

あと3つ、私が学んだ『傾聴』をベースに実践していることがありますので、それをまた次回もお届けいたしますね。

 

あなたがあなたでいられますように。

 

 

 

プロフィール

傾聴講師・カラーセラピスト

彩-irodori-  村尾リエ

傾聴(聴き方)をお伝えする講師、カラーセラピスト養成講座の開講などで活動。

傾聴(聴き方)の講演・研修や、夫婦間の聴き方に焦点をあてた講演も開催。

傾聴やカラーセラピーを主体とした個人カウンセリングも「ちゃんと聴いてもらえて楽になる!」と人気。

オフィシャルHP 彩-irodori-

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