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2018年10月25日

《連載コラム》別居が気づかせてくれたこと~傾聴(けいちょう)との出会い~

こんにちは!

親子の時間研究所の研究員『傾聴(けいちょう)』をお伝えしている村尾リエです。

 

いつもお読みいただきありがとうございます。

 

このコラムは親子の時間研究所のコラムの中でも、一風変わったコラムになっていると感じております。

私がなぜコラムを書かせていただこうと思ったかと申しますと、私と同じように悩んで苦しんでいらっしゃる方が、サイトをご覧いただいている方の中にもいらっしゃるのでは?と思ったからです。

私の経験ほどではなくても、夫婦関係を少しでも良くしたいと思っていらっしゃる方は、たくさんいらっしゃるのかなと…

そんなあなたに、私が学んで楽に生きられるようになった傾聴が、なにかのヒントになればいいなと思っています。

 

別れの朝

夫が家を出る朝がやってきました。

 

朝、夫と挨拶をしたのですが…その時の夫の顔は今でも忘れられません。

寂しいような、悲しいような、申し訳ないような…

なんとも言えない顔でした。

 

私はなんとなく、しっかり向き合ってしまうと泣いてしまいそうなので、ちょっと無理して意地を張って普通にしようと思っていたような気がします。

 

私はその頃、別居を見据えて時給のいい派遣の仕事をしていました。

夫が家を出る日は仕事がある日。挨拶をして、すぐに仕事に向かいました。

 

「今日帰ったら夫は居ないんだよね」

と同僚に話しつつ、なんとなく落ち着かない1日が過ぎました。

 

仕事が終わり、自転車をこぎながら、

帰ったらどんな気持ちになるんだろう…

これからどうなっていくんだろう…

なにも考えられないような、考えたくないような、複雑な心境のまま帰路につきました。

 

自宅に着き、自転車を停め、おそるおそる玄関のカギを開けて入ってみると…

すぐ目の前にある夫の部屋の中はガラーンとしていて…

畳の上に直接両開きの扉の本棚を置いていたのですが、その本棚の跡がくっきりとありました。

「あ…これで別々の生活になるんだ…」

寂しさももちろんありましたが、正直ホッとした感覚の方が大きかったです…

 

途切れなかった家族

高校1年の息子と二人暮らしが始まる。

まだまだ食べ盛りだし、とにかく生活をしなければならない。

この子は絶対守る!ということだけを心に決めて、息子と二人の生活がスタートしました。

 

別居中は、私は用事以外さほど夫と連絡をとることもなかったのですが、夫と息子は共通の趣味のサッカー観戦にはよく行っていました。

 

それでも近況報告で、月に一度くらいは家族で食事をしていました。

月に一度の数時間の家族の時間は、決してイヤなものではありませんでした。

お互いにたまにしか会わないと、いいところしか見せませんしね。

今改めて考えると、きっとそれが別居解消に繋がった気がしています。

全く会っていなければ、戻ることにはなっていなかったかもしれません。

 

そして、別居解消のきっかけになったことがもうひとつありました。

私が生活のために契約社員として、若者の就職支援の事務の仕事を始めたのです。

ですが、職場の人間関係や無理が影響し、結局退職をせざるを得ない状況になってしまいました…

本当に、その時の精神的ダメージはとても大きかった…

 

そんな私がどうしようもなく辛い時、ちゃんと相談に乗ってくれたのは夫でした。

あんなに怖いと思っていた夫が、話しを聴いてくれて的確なアドバイスをくれるのです。

やっぱり20数年の結婚生活で私を見て来てくれたこと、ちゃんと相談したい時に時間を作ってくれたこと、ほんの小さなこと全てに感謝するようになっていました。

別居して距離を置いてみて、改めて気づくことがあるんだと、その時実感しました。

 

引き寄せられ出会う

若者の就職支援の仕事に携わったことにより、得たものもたくさんありました。

初めはうつむき加減で通って来ていた若者が、仕事をすることで前を向き、笑顔が増え、成長していく姿を目の当たりにしていました。

事務方ではありましたが若者と関わる機会も多く、人を支援すること、人の話しを聴くことの大切さをそこで味わいました。

 

その仕事を退職後カラーセラピーに出会い、そこから私が傾聴にたどり着く一歩になったと思っています。

 

カラーセラピーは色と心の繋がりがとても面白く、トレーナーの資格を取り、カラーセラピストさんを育てる養成講座の開講をするようにまでなりました。

その講座の中でお伝えしていたのが「カラーセラピストのお仕事は、お話を【傾聴(けいちょう)】することです」ということでした。

「そう教えているけれど、私【傾聴】できてる?」という疑問がわいてきて…
カラーセラピーがきっかけで、【傾聴】をきちんと学びたいと思ったのです。

 

この【傾聴】との出会いこそが、私達夫婦が穏やかな関係に戻るために必要なものだったと思っています。

 

わたし一人ではない

別居する時には、先には離婚が待っているんだろうと思っていました。

何年か別居して、きっとお互いそれぞれの人生を歩むことになるのではないかなと。

 

別居してお互いが一人になると、冷静に関係性を考える時間が増えます。

自分がこれからどう生きていきたいか。

自分がこれから誰と一緒に生きていきたいか。

自分自身に、とても向き合う時になりました。

 

別居中は本当にたくさんの人に支えていただきました。

心の支えになってくれた友達、寂しいだろうと遊びや飲みに誘ってくれる友達も。

支えてくれた友達のおかげで今の私がいます。本当に感謝しています。

 

そして…もうすぐ別居して2年になるなぁという頃に、夫に驚きのあるひとことを言われたのです…

 

それはまた次回、お話しますね!

 

 

プロフィール

傾聴講師・カラーセラピスト

彩-irodori-  村尾リエ

 

傾聴(聴き方)をお伝えする講師、カラーセラピスト養成講座の開講などで活動。

傾聴(聴き方)の講演・研修や、夫婦間の聴き方に焦点をあてた講演も開催。

傾聴やカラーセラピーを主体とした個人カウンセリングも「ちゃんと聴いてもらえて楽になる!」と人気。

HP:http://www.irodori-rie.com

 

 

 

村尾 リエ

傾聴講師・カラーセラピスト

彩-irodori-

傾聴(聴き方)をお伝えする講師、カラーセラピスト養成講座の開講などで活動。

傾聴(聴き方)の講演・研修や、夫婦間の聴き方に焦点をあてた講演も開催。

傾聴やカラーセラピーを主体とした個人カウンセリングも「ちゃんと聴いてもらえて楽になる!」と人気。


 

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