夫婦関係は聴き方で劇的に変わる!~聴き方の学びのすすめ~

突然ですが質問です!

「あなたはお話しの聴き方を学んだことはありますか?」

 

小さい頃から聴き方を教えてもらったと言えば…

「先生がお話ししている時は、お口にチャック!!」

くらいではないでしょうか。

小学校の教室で、40人くらいの児童が集まって体育座りをしながら、担任の先生からそんなお話しを聴いた記憶がありませんか。

「先生のお話しは静かに聴きましょう!」

これはよく言われましたよね?
え?私だけ?(笑)

 

自分も相手も大切にする聴き方

 

初めまして!親子の時間研究所の研究員に就任させていただきました、村尾リエと申します。

私は現在、お話しの聴き方『傾聴(けいちょう)』をお伝えする講師をしています。

話し方教室というのはみなさん耳にされたこともあるかと思いますが、『聴き方』を学んだ経験がある方はまだまだ少ないのではないかなと思います。

 

人間関係、コミュニケーションに必ずついてくるのが『お話を聴く』ということ。

親子関係、夫婦関係、ママ友関係、会社内のコミュニケーション…

どこに行ってもついてきますよね。

 

私がなぜ、親子の時間研究所をご覧いただいているあなたに『聴き方を伝えたい!』と思ったかというと、私自身が聴き方を学び、聴き方を変えたことにより人生が変わった一人だからなのです。

その中で、何より一番変わったことが【夫婦関係】でした。

 

私がお伝えしている『聴き方』は、もちろん人のお話の聴き方なのですが、人のお話を聴くには
『自分と自分との関係がよいことが大切だよ』
ということをお伝えしています。

自分と自分との関係?
なんのこっちゃ?
ですよね。

 

コラムの中で少しずつお話していきますが、人の話をちゃんと聴きたいなら、まずは自分の心の声を聴くことが大切になってくるんですね。

これが自分と自分との関係をよくする基本だと考えています。
そして、自分と自分との関係がよくなるとそれは周りに伝播します。

以前の私はこれが全く出来ていませんでした。

現在はこれがずいぶん出来るようになって来ています。
まだまだ発展途上中ですけど(笑)

 

すれ違う夫婦関係

 

あなたはきっと、お子さんにたくさんの時間を使っていらっしゃる毎日だと思います。
お子さんとは愛情あふれる、良い関係が築けていることでしょう。

 

では、夫婦関係はいかがですか?

・結婚して子どもを授かり幸せだとは思ってはいるけれど、なんとなくパートナーとの関係がうまくいっていない。

・子どもが生まれてからというもの、子どもに手がかかり、夫婦の関係性にまで頭が回っていない。

・年月が経つに連れて新婚当初の感覚とは変わって来て、パートナーに優しく出来ていない。

など。

これをお読みいただいているあなたは「あ!それうちだわ」と、思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

でも心では、少しでも夫といい関係でいたい!と思っていませんか?

夫婦でお互いにお互いを思い合って、穏やかに暮らせる関係になりたいと思いませんか?

 

聴き方を変えると、今より少しでも関係が良くなると思うと「やってみようかな?」と思いますよね。

その方法をこちらのコラムでお届けしたいと思います。

 

私の体験。上手くいかなかった夫との関係

 

私は現在結婚して24年目。今は夫との関係はとても良好と言えます。

今は…がポイントなんですけどね。

 

以前は辛く、うまくいかない夫婦関係でした。

あまりにうまくいかなくなってしまい、2年間夫と別居をしました。

そして2年後に別居を解消し、また夫と一緒に暮らす選択をしました。

また一緒に暮らし始めてから、もうすぐ3年が経過します。

 

この別居中に学んだことが『傾聴(けいちょう)』いわゆる『聴き方』だったのです。

聴き方が変わると、夫婦関係や自分と自分との関係(これ後々重要になります!)が劇的に変わりました。

 

現在の私は穏やかな夫婦関係になり、毎日を楽に暮らしています。

どう変わったか、なにをどんな風にしてきたかはこの10回のコラムの中で書いていくことにしますね。

 

息子が産まれて幸せになるはずが

 

私の出身地は大阪です。
大阪には結婚するまで住んでいて、奈良県出身の夫と結婚し、新婚当初は夫の実家のそばに住みました。

それから、京都、埼玉、岡山、香川、広島と…夫の転勤で転々とし、現在は埼玉県在住です。

子どもは1人。
現在大学3年生の息子がいます。

息子が生まれたのは京都で、1歳になってすぐに初の関東への転勤がありました。
ずっと関西で育った私は、関東に慣れられるのか?初めての関東への転勤は不安いっぱい。

息子は1歳になったばかりで、出産後にせっかくできたママ友ともさよなら。

夫も初の関東勤務。
しかも、ずっと会社の内部勤務だったのに初の営業職。

お互いにとてもストレスを抱えていました。そんな中での度重なるケンカ。

4月に関東に来て、7月にはケンカのはずみで私が骨折し入院。

 

夫とは、うまくやっていく自信がない…離婚しようかな…
だけど、息子はまだ1歳…
この子の父親を私の都合で奪ってもいいのか…
入院中のベッドの中で本当に悩みました。
結局まだその時には離婚の勇気がなかったのです。

 

その後、私は勤めに出るようになり、息子は保育園に通うようになりました。

しかし、小学校の入学まであと1年のタイミングで岡山に転勤…

そこからは、約1年ごとに引っ越しをすることとなりました。

 

私は、転居に伴うストレスに不安な日々を過ごしておりました。
これ以上の変化に夫婦関係が耐えられるのか…

 

ですが、私たち家族にとって、この転勤が「絆」を深めるものとなりました。

 

不安定な転勤生活が夫婦を結ぶ団結力に

 

色んなところに赴任すると、夫も息子も私もそれぞれが新しい生活になります。

周りはどこに行っても全然知らない人。
不安でしかたない状況が始まります。

毎年の転勤があった時には、なんとなくケンカも少なかったような…
新しい状況に慣れるために、ケンカなどしている余裕すらなくなっていたのかもしれません。

夫婦が共に、不安で余裕のない状況に置かれていると、自然と家族が一致団結したのです!

 

その後、息子が小3の時に、初めて関東に転勤になった時に住んでいた、埼玉県に再び転勤で引っ越してきました。

それから現在まで埼玉県に住んでいます。もう12年ですね。
埼玉に家を建て、定住し安心感があったのもつかの間…

 

危機を乗り切ったはずの私と夫ですが、いつの間にか歯車がずれ始めてきました…

 

ここから別居に向かう道のりはまた次回!

 

 

 

プロフィール

傾聴講師・カラーセラピスト

彩-irodori-  村尾リエ

 

傾聴(聴き方)をお伝えする講師、カラーセラピスト養成講座の開講などで活動。

傾聴(聴き方)の講演・研修や、夫婦間の聴き方に焦点をあてた講演も開催。

傾聴やカラーセラピーを主体とした個人カウンセリングも「ちゃんと聴いてもらえて楽になる!」と人気。

オフィシャルHP 彩-irodori-

 

 

 

 

 

 

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