「●歳までに~」という言葉は目安に考えて!
大人と同じく、子どももそれぞれ個性があります。
けど、親になるとついつい「この子は他の子に比べて」と他の子と比べてしまいまよね……。
今回はそんな親が抱く子育ての悩みについてNHKのすくすく子育ての[参考記事]『子育ての正解が知りたい②〜子育ての原則って〜』を参考に、どう子育てしていくべきなのかを考えてみたいと思います。
子どもの成長速度は違うから。何歳で●●しないと行けないという「正解」はないのかも?
画像出典:PhotoACより
子育て中についつい考えてしまう「この子は他の子に比べて、成長が遅いのかも」という不安。
確かに育児書などにも「何歳までに~」という記述もありますが、あくまでそれは”目安”であり、正解とは異なります。
大人と同じく、いえ大人以上に子どもは千差万別。同じ親から生まれた兄弟ですら、ココまで大きく違うのに他の子とまったく同じに育つワケがありません。
だから、そこまでお子さんの成長速度を気にしなくっても良いのではないでしょうか?
また「これは今のうちに覚えて欲しい」という事柄があるのなら、無理やりに教えるのではなく。その子が「覚えたい!」という気持ちになるように気持ちを誘導することの方が大事ですよ!
何歳で、どうなっていればいいという疑問に対する専門家の回答
『何歳でどうなっていればいいの?』というママからの質問に対して、専門家の大日向雅美さんと汐見稔幸さんは、次のように回答されていました。
[大日向雅美さん]
わからないことは育児本を参考にしてOK。でもいくら本に書いてあることでも、子どもが興味を示さないことは無理してやらなくて大丈夫です。子どもがいい笑顔になって、それを見たママも幸せになれるようなことをしてあげてください。[汐見稔幸さん]
何歳でどうなっていれば正解というはっきりした目安があるわけではありません。たとえば早くから文字の読み書きができるようになっても、その後に国語が好きになったり得意になるとは限らないことを自分の子育てで経験的に実感しています。
子育ての専門家であり、そして親でもあるお二人の言葉は、子育ての真に迫るものがあるのかもしれません。
確かに子育て本や育児本に書かれていることは参考になりますが、結局のところ子どもが親にやって欲しいと考えていることに興味を持てるかどうかが大切ですよね。
また低年齢の頃に他の子よりも得意だったり、出来ていたことでも成長してからは、普通のレベルになっていたり、逆に興味を失ってしまってその子にとっては、低年齢の頃に出来ていたことがキライなことになってしまっていることも……!
あくまで「●歳までに~」という定義は目安です。絶対的な基準ではありません。
だから、年齢に比べて「出来ていない」ことよりも、逆に「今出来ていること」を大切にしてあげた方が、ママからすると心の負担が軽くなるかも?
子どもの数だけ正解があるのかも。焦らずゆっくり行きましょう!
人間は知らずしらずのうちに自分と他人を比べて、勝手にショックを受けたり、勝手に良い気になってしまったりします。
そして、それは子育てという基準が難しい事柄でも同じみたいです。
自分の子どもは、世界でオンリーワンのかけがえのない存在です。でも、ついつい他の家のお子さんと比べてしまい「うちの子は大丈夫かしら……」と不安になってしまいますよね。
でも、他の子と比べはじめたらキリがありません!
もちろん、ある程度の年齢で出来ていた方が良いことがあるのは事実です。でも、他の子より少し出来ない程度なら、そこまで深く思い悩む必要はないのかもしれませんよ。