子ども虐待って何?児童虐待を知って防ぐ方法
子育てをしていると、子どもが言うことを聞いてくれなくてイライラすることがありませんか?
つい叩いたり、怒鳴ったりしたくなることがありますよね。それを「しつけ」と言い訳してませんか?
実は、私もその1人です。
大人が「しつけ」という理由で行うことも、子どもにとっては著しい苦痛や、子どもの成長に悪影響を及ぼす場合は虐待にあたります。
児童虐待について知って、防ぐ方法をお話したいと思います。
虐待とは
虐待とは、身体的虐待、性的虐待、心理的虐待、ネグレクトの4種類あります。
子どもの虐待は、それぞれ単独で発生することもありますが、人間関係、ストレス、暴力と暴言や脅し、性的暴行と暴力や脅しなどが、複雑に絡まりあって起こる場合もあります。
私の体験やママ友のお話を参考にして、ついつい子どもにしてしまいがちな虐待行為にあたりそうな事例をまとめました。
1.身体的虐待
殴る、蹴る、叩く、投げ落とす、激しく揺さぶる、やけどを負わせる、おぼれさせるなど。
事例
子どもが同世代のお友達に手をあげることに何回も注意してもやめてくれなくて、家に帰ってあなたがお友達にやったことをやってやると脅し、何度も子どもを叩く、蹴るなどの暴行を加えてしまいました。
我を忘れてしまい一歩間違えれば、大事になっていたかもしれません。
2.心理的虐待
言葉によるおどし、無視、兄弟間での差別扱い、子どもの前で配偶者に対して暴力をふるう(DV)など。
事例1
子どもが言うことを聞いてくれないので、5秒数えるうちに言うことを聞かなかったらおしりを叩くよと脅してしまいました。
事例2
子どもの前で夫婦喧嘩をして、喧嘩をきいていた子どもが耐え切れなくなり泣いてしまいました。
3.性的虐待
子どもへの性的行為、性的行為を見せる、ポルノ画像や被写体を見せるなど。
事例
お風呂上がりの後裸で走り回る兄弟がいて、服を着ないで全裸で走り回ったら、「全裸写真、Instagramで拡散するぞ」と言ってしまいました。
4.ネグレクト
家に閉じ込める、食事を与えない、ひどく不潔にする、自動車の中に放置する、重い病気になっても病院に連れて行かない。
事例1
ご飯を吐き出すので腹が立ち、一回しか食事を与えませんでした。
事例2
寝ているからという理由で、子どもを車の中に放置して買い物に行ってしまいました。
みなさんは思い当たるふしはありませんか?
私は恥ずかしいながら思い当たるふしがたくさんあります。誰も子どもに虐待をしようと思って好んでやっているのではありません。
親なら誰も子どもには幸せになって欲しいと思うものです。
しかし、子育てをしていると、どうしてもイライラしてしまうのも事実です。
イライラが爆発してしまうその前に
虐待行為になる前に、今すぐできる対処法を考えてみましょう。
我が家では例えばこんな方法で対処しています。
イライラを落ち着かせる方法
1.数を数えます。
気分を落ち着かせるために数を数えることもイライラを落ち着かせる方法の1つです。
2.窓を開けて風にあたります。
窓をあけて風に当たる、場所を変えるなどして気分転換を図りイライラを落ち着かせます。
3.深呼吸をします。
イライラしているとどうしても呼吸が早くなる、浅くなります。深呼吸をして気持ちを落ち着かせましょう。
それでもイライラがおさまらなければSOSを出しましょう。
子育てに不安を感じたら、誰かに相談しましょう。思いつめる前に育児の相談をすることで悩みが軽減される、解決の糸口がつかめることもあります。
SOSを出さなければ子どもの虐待はどんどんエスカレートしてしまうかもしれません。
具体的に相談できる施設は
児童虐待の相談は、子ども家庭センター、すこやかテレフォン、市役所、区役所などで相談できます。
ちなみに私は何度も家庭センターに電話をしています。1年に1度家庭センターに足を運び子育ての相談をしています。家庭センターなどに行くことは恥ずかしいことではありません。
SOSを出さないで子どもを苦しめてしまうことの方が、私はいけないことだと思います。行ってみると意外と解決の糸口が見つかります。就学の相談、発達の相談などにのってくれます。
オレンジリボンは虐待を防止する啓発活動です。
またDV(ドメスティックバイオレンス)と同様に自治体では子どもの虐待を防止するための、啓発活動を行っています。
オレンジリボンキャンペーンとは、「子どもの虐待防止」のシンボルとして「オレンジリボン」を広める市民運動です。「オレンジリボン」には、子どもの虐待の現状を広く知らせ、子どもの虐待を防止し、虐待を受けた子どもが幸福になれるようにという気持ちが込められています。
子育ての悩みを1人で抱え込むのはとても大変なことです。まずは誰かに相談しましょう。
児童虐待を知って相談することで、悩んだらSOSを出して子どもを虐待から守りましょう。