ランドセルどれ選ぶ?素材編
最近では、種類もメーカーも沢山ありますよね。どれを選んだらいいのか迷いますよね。
今回は、素材について詳しくご紹介していきます。
ランドセルの選び方
ランドセルは小学校の6年間、ほぼ毎日使うものなので、耐久性が大切です。
肩ベルトの金具部分の強度などもしっかりと確かめましょう。また夕刻時の下校を考えると、反射材の有無も要チェック!そして、背中にフィットしているとより軽く感じるので一度子どもに試着することをお勧めします。
値段は安いものだと1万円以下から、高価なものでは10万円以上と大きな幅があります。この価格差は、主に素材の違いによるところが大きくなります。このため、素材選びは予算に大きくかかわる重要な項目です。
ランドセルの素材
●牛革・・・天然皮革のランドセルとして、昔から愛用されているのが、牛革製です。
使い込むほどに、天然皮革独特の風合いが増すのが特徴で、月日と共に適度に型崩れして身体にも馴染んでいきます。手縫いが多いのでしっかりとした作りで、乱暴に扱っても壊れにくいのが特徴です。
お手入れは、柔らかい布で乾拭きをするほか、水から保護するために定期的に専用クリームやオイルを塗布しておく必要があります。たとえ防水加工が施されていても、革はもともと水に弱いので、湿気を含むと傷みやすくなります。牛革の美しさを保つなら、お手入れも大切です。
●クラリーノ(人工皮革)・・・化学繊維で作られているクラリーノは、軽量で機能性が高く、手入れも簡単なので扱いやすいのが特徴です。多くのランドセルメーカーが採用しており、ランドセルの素材としては主流になっています。クラリーノには4段階のランクがあります。クラリーノソフト、クラリーノF、クラリーノレミニカ、クラリーノタフロックです。クラリーノは傷がつきやすい傾向がありますが、F以上のランクなら6年間使える強度が十分に備わっているとされます。レミニカ以上になると傷への耐性が強く丈夫ですが、そのぶん重くなります。
●コードバン・・・天然皮革のランドセルの中でも、馬のお尻の革であるコードバンを素材としたものは最高級品です。1頭の馬からはランドセルのかぶせ1、2枚分ほどしか取れない希少な革で、ランドセルとしても10万円以上する商品が多いようです。
コードバンは、馬の革でも細密な繊維構造となっている部分で、牛革の3倍から4倍の強度があります。そのため傷にも強く、光沢が美しく、風合いが豊かなところが魅力です。
まとめ
購入の際には使う本人である子どもの好みに加え、大人目線の機能性も重視したいところですよね。高学年になっても違和感なく使えるのがメリットでしょう。
ただ、天然皮革は水に弱く、定期的なお手入れも必要になります。子ども自身がお手入れをするのは、少し難しいかもしれませんね。牛革、コードバン、クラリーノでは、それぞれに長所と短所があります。何を重視して選ぶか、お子さんともよく話し合って納得のいくランドセル選びをしてみてください。